290 / 357
※爪の間・3
しおりを挟む
「あっ……!」
「お前の尻は撫でやすいな」
そう言っては、繰り返し尻を撫でてくる。背中に当たるシャワーの湯と、オルキデアの手で尻がむず痒くなってくる。
「あの、やめ……いやっ!」
尻を撫でていた手が離れたかと思うと、今度は秘所にある花芯に触れられる。最初こそ撫でられたかと思うと、指の数を増やして弄り出したのだった。
「や、やめて、くださっ……いやっ!」
触れた指先は蜜口も弄り出し、指が中に入ってくる。膣内の感じるところを弄られて、アリーシャは声を上げてしまう。
「いやっ、そこ、ああっ……!」
どうにかして指から逃れられないかと身動いでいると、浴室の壁に背をぶつけてしまう。その瞬間、更に指が奥に入ってきたような錯覚を覚えて、嬌声を上げてしまったのだった。
「あああっ……!」
オルキデアの腕を掴むと、鍛えられた腕に爪を立てる。
それがきっかけになったのかは分からないが、オルキデアは壁に片手をつくと、アリーシャの蜜口から指を抜いてくれた。
「んあっ……!」
蜜口から垂れた愛液は、アリーシャの太腿を伝って浴室の床へと落ちていった。
何をするんですか。とアリーシャが口を開こうとすると、オルキデアは指についた愛液を舐めているところだった。
まるで蜂蜜を舐めるかのように、アリーシャの愛液を舐めており、どう声を掛けたらいいかわからなかった。
アリーシャが眺めていると、ようやく舐め終わったのか、オルキデアは一度シャワーで指先を洗うと、浴室用の椅子を用意してくれた。
「ここに座れ」
言われた通りに椅子に座ると、オルキデアは棚から爪用ブラシを持ち出す。
アリーシャの部屋の浴室にあったものと色違いの爪用ブラシを持ったオルキデアは、アリーシャの目の前に膝を突くと手を取る。
ブラシの細い毛先を、アリーシャの爪の間に入れたのだった。
いつもと違い、何も話さず、無言で爪用ブラシで、アリーシャの爪の間の砂を落としてくれるオルキデアの姿を見ていると、だんだん不安になってくる。
(もしかして、さっき爪を立てたの、怒ってる……?)
急に花芯と蜜口に触れられたので、つい爪を立ててしまったが、普通なら怒られてもおかしくない。
特に今回は爪の間に入った砂を気にするアリーシャの為に、やってくれているのだ。
感謝されるならまだしも、アリーシャに爪を立てられて、怒ってしまったのだろうか。
(あ、謝った方がいいよね……)
こういう時、オルキデアの元に来るまで友人はおらず、人ともあまり関わったことのないアリーシャには、どうしたらいいのか分からない。
ただ、オルキデアの様子がどこか不機嫌そうに見えるので、「何か」はしなければならないと思った。でも、その「何か」が分からない。
分からないからこそ、アリーシャには謝ることしか出来なかった。
「あの、さっきは……」
「力加減はどうだ? 痛くないか?」
アリーシャが口を開いたところで、オルキデアが顔を上げた。
「自分の指先を洗うように洗っているが、力加減が分からなくてな。これくらいでいいか? 痛ければ言ってくれ」
「大丈夫です。ありがとうございます……」
急に濃い紫色の瞳に見つめられて、アリーシャは顔が赤面していくのを感じていた。なんとか頷くと、オルキデアは安心したようだった。
「結構、爪の奥の方に砂が入っていてな。ブラシを入れても、なかなか取れないんだ。もう少し、力を入れてもいいだろうか」
「はい。大丈夫です……」
アリーシャが答えると、オルキデアは小さく微笑んだ。
そして、爪の間を擦るブラシの力が強くなったのだった。
「お前の尻は撫でやすいな」
そう言っては、繰り返し尻を撫でてくる。背中に当たるシャワーの湯と、オルキデアの手で尻がむず痒くなってくる。
「あの、やめ……いやっ!」
尻を撫でていた手が離れたかと思うと、今度は秘所にある花芯に触れられる。最初こそ撫でられたかと思うと、指の数を増やして弄り出したのだった。
「や、やめて、くださっ……いやっ!」
触れた指先は蜜口も弄り出し、指が中に入ってくる。膣内の感じるところを弄られて、アリーシャは声を上げてしまう。
「いやっ、そこ、ああっ……!」
どうにかして指から逃れられないかと身動いでいると、浴室の壁に背をぶつけてしまう。その瞬間、更に指が奥に入ってきたような錯覚を覚えて、嬌声を上げてしまったのだった。
「あああっ……!」
オルキデアの腕を掴むと、鍛えられた腕に爪を立てる。
それがきっかけになったのかは分からないが、オルキデアは壁に片手をつくと、アリーシャの蜜口から指を抜いてくれた。
「んあっ……!」
蜜口から垂れた愛液は、アリーシャの太腿を伝って浴室の床へと落ちていった。
何をするんですか。とアリーシャが口を開こうとすると、オルキデアは指についた愛液を舐めているところだった。
まるで蜂蜜を舐めるかのように、アリーシャの愛液を舐めており、どう声を掛けたらいいかわからなかった。
アリーシャが眺めていると、ようやく舐め終わったのか、オルキデアは一度シャワーで指先を洗うと、浴室用の椅子を用意してくれた。
「ここに座れ」
言われた通りに椅子に座ると、オルキデアは棚から爪用ブラシを持ち出す。
アリーシャの部屋の浴室にあったものと色違いの爪用ブラシを持ったオルキデアは、アリーシャの目の前に膝を突くと手を取る。
ブラシの細い毛先を、アリーシャの爪の間に入れたのだった。
いつもと違い、何も話さず、無言で爪用ブラシで、アリーシャの爪の間の砂を落としてくれるオルキデアの姿を見ていると、だんだん不安になってくる。
(もしかして、さっき爪を立てたの、怒ってる……?)
急に花芯と蜜口に触れられたので、つい爪を立ててしまったが、普通なら怒られてもおかしくない。
特に今回は爪の間に入った砂を気にするアリーシャの為に、やってくれているのだ。
感謝されるならまだしも、アリーシャに爪を立てられて、怒ってしまったのだろうか。
(あ、謝った方がいいよね……)
こういう時、オルキデアの元に来るまで友人はおらず、人ともあまり関わったことのないアリーシャには、どうしたらいいのか分からない。
ただ、オルキデアの様子がどこか不機嫌そうに見えるので、「何か」はしなければならないと思った。でも、その「何か」が分からない。
分からないからこそ、アリーシャには謝ることしか出来なかった。
「あの、さっきは……」
「力加減はどうだ? 痛くないか?」
アリーシャが口を開いたところで、オルキデアが顔を上げた。
「自分の指先を洗うように洗っているが、力加減が分からなくてな。これくらいでいいか? 痛ければ言ってくれ」
「大丈夫です。ありがとうございます……」
急に濃い紫色の瞳に見つめられて、アリーシャは顔が赤面していくのを感じていた。なんとか頷くと、オルキデアは安心したようだった。
「結構、爪の奥の方に砂が入っていてな。ブラシを入れても、なかなか取れないんだ。もう少し、力を入れてもいいだろうか」
「はい。大丈夫です……」
アリーシャが答えると、オルキデアは小さく微笑んだ。
そして、爪の間を擦るブラシの力が強くなったのだった。
1
あなたにおすすめの小説
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
エリート警察官の溺愛は甘く切ない
日下奈緒
恋愛
親が警察官の紗良は、30歳にもなって独身なんてと親に責められる。
両親の勧めで、警察官とお見合いする事になったのだが、それは跡継ぎを産んで欲しいという、政略結婚で⁉
月の後宮~孤高の皇帝の寵姫~
真木
恋愛
新皇帝セルヴィウスが即位の日に閨に引きずり込んだのは、まだ十三歳の皇妹セシルだった。大好きだった兄皇帝の突然の行為に混乱し、心を閉ざすセシル。それから十年後、セシルの心が見えないまま、セルヴィウスはある決断をすることになるのだが……。
あなたがいなくなった後 〜シングルマザーになった途端、義弟から愛され始めました〜
瀬崎由美
恋愛
石橋優香は夫大輝との子供を出産したばかりの二十七歳の専業主婦。三歳歳上の大輝とは大学時代のサークルの先輩後輩で、卒業後に再会したのがキッカケで付き合い始めて結婚した。
まだ生後一か月の息子を手探りで育てて、寝不足の日々。朝、いつもと同じように仕事へと送り出した夫は職場での事故で帰らぬ人となる。乳児を抱えシングルマザーとなってしまった優香のことを支えてくれたのは、夫の弟である宏樹だった。二歳年上で公認会計士である宏樹は優香に変わって葬儀やその他を取り仕切ってくれ、事あるごとに家の様子を見にきて、二人のことを気に掛けてくれていた。
息子の為にと自立を考えた優香は、働きに出ることを考える。それを知った宏樹は自分の経営する会計事務所に勤めることを勧めてくれる。陽太が保育園に入れることができる月齢になって義弟のオフィスで働き始めてしばらく、宏樹の不在時に彼の元カノだと名乗る女性が訪れて来、宏樹へと復縁を迫ってくる。宏樹から断られて逆切れした元カノによって、彼が優香のことをずっと想い続けていたことを暴露されてしまう。
あっさりと認めた宏樹は、「今は兄貴の代役でもいい」そういって、優香の傍にいたいと願った。
夫とは真逆のタイプの宏樹だったが、優しく支えてくれるところは同じで……
夫のことを想い続けるも、義弟のことも完全には拒絶することができない優香。
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる