301 / 357
※貴方色に染められて・5
しおりを挟む
「だがな。そんな明るい未来の話をする前に、俺の不安を吹き飛ばしてくれないか」
「どうすればいいんですか?」
オルキデアの腕の中から顔を上げると、濃い紫色の両目が細められたところだった。
「俺を慰めてくれないか?」
「慰め……ですか?」
どこか期待する様な表情を浮かべるオルキデアに対して、アリーシャは顎に手を当てて考え込む。
(慰めるって……どうすればいいんだろう?)
アリーシャが「う~ん」と考えていると、夫は小さく笑ったのだった。
「あまり難しく考えなくていい。いつもやっていることでいいさ」
「いつもやっていること……」
アリーシャは肩から落ちかけていた掛布を肩に掛け直すと膝立ちになって、オルキデアの腕の中から首に腕を回して抱きつく。
そうして子供を安心させるように、何度も背中を撫でたのだった。
すると、オルキデアは不服そうに口を尖らせた。
「それだけか?」
「それだけって?」
アリーシャが首を傾げると、オルキデアは自らの唇を指差す。
それが何を意味しているのか気づいたアリーシャは、顔を赤くして何度も首を振ったが、それでもオルキデアは自身の唇を指し続けた。
やがて、オルキデアが眉を下げて寂しそうな顔をしたので、アリーシャは垂れてくる髪を耳に掛けると覚悟を決めた。
オルキデアの両肩を掴む手に力を入れると、夫の艶やかな唇にそっと口づけたのだった。
「……っ!」
最初は控え目にそっと口づけていただけだったが、オルキデアに後頭部を押さえて、深く口づける形になった。
「んっ……!」
アリーシャの口の中にオルキデアが舌を入れると、お互いに舌を絡ませ合う。
時折、口を離して、互いに大きく息を吸うと、また舌を絡ませ合う。
そのまま、オルキデアに身を委ねていると、不意に身体が大きく跳ねてしまう。
オルキデアがアリーシャの蜜口を弄り出したのだった。
「ああっ……!」
口を離すと、声が漏れてしまう。まださっきの衝撃が残っていたからか、すぐに快感を覚える。
「っ……!」
絶え間なく、オルキデアの指がアリーシャの蜜口に触れてくる。
オルキデアの身体に縋りつくようにして、アリーシャは衝撃に耐えていた。
「んっ……!」
オルキデアが蜜口を弄る度に、外からの雨音しか聞こえない室内には、水音とアリーシャの声が響き渡る。
「まだ達するには早いぞ」
「達するって……ああっ!」
蜜口の中に指を入れられて、アリーシャは嬌声を上げてしまう。
すると、オルキデアに口づけられて、唇を吸われたのだった。
「……っん! んんっ!」
唇を塞がれながら、蜜壷の中を擦られて、アリーシャの目に涙が溜まる。
声を上げようにも口を封じられ、左右に身動ぐことしか出来なかった。
息苦しくなった頃、ようやくオルキデアは唇を離してくれたのだった。
「……っ!」
口が解放されたかと思うと、今度は胸の頂を吸われる。先程から蜜壷を弄られて気持ち良くなっていたところに、頂を吸われたことで、アリーシャの頭の中が惚けてしまった。
頭の中が真っ白になって、何も考えられなくなったのだった。
「ああっ……! イヤァ……!」
順繰りに頂を吸われ、蜜壷の中の気持ち良いところを何度も擦られる。
オルキデアが蜜壷の中を弄る度に、水音とアリーシャの嬌声が室内に響き渡ったのだった。
「アリーシャ。俺を慰めてくれないか」
オルキデアが甘い声で囁く様に言ったので、アリーシャは何度も首を縦に振る。
「俺を奥深くまで慰めてくれ。もっと深くまで」
アリーシャの肩から掛布が落ちると、オルキデアはベッド脇に捨てる。
蜜壷を弄られながら、アリーシャはベッドに押し倒されたのだった。
「どうすればいいんですか?」
オルキデアの腕の中から顔を上げると、濃い紫色の両目が細められたところだった。
「俺を慰めてくれないか?」
「慰め……ですか?」
どこか期待する様な表情を浮かべるオルキデアに対して、アリーシャは顎に手を当てて考え込む。
(慰めるって……どうすればいいんだろう?)
アリーシャが「う~ん」と考えていると、夫は小さく笑ったのだった。
「あまり難しく考えなくていい。いつもやっていることでいいさ」
「いつもやっていること……」
アリーシャは肩から落ちかけていた掛布を肩に掛け直すと膝立ちになって、オルキデアの腕の中から首に腕を回して抱きつく。
そうして子供を安心させるように、何度も背中を撫でたのだった。
すると、オルキデアは不服そうに口を尖らせた。
「それだけか?」
「それだけって?」
アリーシャが首を傾げると、オルキデアは自らの唇を指差す。
それが何を意味しているのか気づいたアリーシャは、顔を赤くして何度も首を振ったが、それでもオルキデアは自身の唇を指し続けた。
やがて、オルキデアが眉を下げて寂しそうな顔をしたので、アリーシャは垂れてくる髪を耳に掛けると覚悟を決めた。
オルキデアの両肩を掴む手に力を入れると、夫の艶やかな唇にそっと口づけたのだった。
「……っ!」
最初は控え目にそっと口づけていただけだったが、オルキデアに後頭部を押さえて、深く口づける形になった。
「んっ……!」
アリーシャの口の中にオルキデアが舌を入れると、お互いに舌を絡ませ合う。
時折、口を離して、互いに大きく息を吸うと、また舌を絡ませ合う。
そのまま、オルキデアに身を委ねていると、不意に身体が大きく跳ねてしまう。
オルキデアがアリーシャの蜜口を弄り出したのだった。
「ああっ……!」
口を離すと、声が漏れてしまう。まださっきの衝撃が残っていたからか、すぐに快感を覚える。
「っ……!」
絶え間なく、オルキデアの指がアリーシャの蜜口に触れてくる。
オルキデアの身体に縋りつくようにして、アリーシャは衝撃に耐えていた。
「んっ……!」
オルキデアが蜜口を弄る度に、外からの雨音しか聞こえない室内には、水音とアリーシャの声が響き渡る。
「まだ達するには早いぞ」
「達するって……ああっ!」
蜜口の中に指を入れられて、アリーシャは嬌声を上げてしまう。
すると、オルキデアに口づけられて、唇を吸われたのだった。
「……っん! んんっ!」
唇を塞がれながら、蜜壷の中を擦られて、アリーシャの目に涙が溜まる。
声を上げようにも口を封じられ、左右に身動ぐことしか出来なかった。
息苦しくなった頃、ようやくオルキデアは唇を離してくれたのだった。
「……っ!」
口が解放されたかと思うと、今度は胸の頂を吸われる。先程から蜜壷を弄られて気持ち良くなっていたところに、頂を吸われたことで、アリーシャの頭の中が惚けてしまった。
頭の中が真っ白になって、何も考えられなくなったのだった。
「ああっ……! イヤァ……!」
順繰りに頂を吸われ、蜜壷の中の気持ち良いところを何度も擦られる。
オルキデアが蜜壷の中を弄る度に、水音とアリーシャの嬌声が室内に響き渡ったのだった。
「アリーシャ。俺を慰めてくれないか」
オルキデアが甘い声で囁く様に言ったので、アリーシャは何度も首を縦に振る。
「俺を奥深くまで慰めてくれ。もっと深くまで」
アリーシャの肩から掛布が落ちると、オルキデアはベッド脇に捨てる。
蜜壷を弄られながら、アリーシャはベッドに押し倒されたのだった。
1
あなたにおすすめの小説
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
エリート警察官の溺愛は甘く切ない
日下奈緒
恋愛
親が警察官の紗良は、30歳にもなって独身なんてと親に責められる。
両親の勧めで、警察官とお見合いする事になったのだが、それは跡継ぎを産んで欲しいという、政略結婚で⁉
月の後宮~孤高の皇帝の寵姫~
真木
恋愛
新皇帝セルヴィウスが即位の日に閨に引きずり込んだのは、まだ十三歳の皇妹セシルだった。大好きだった兄皇帝の突然の行為に混乱し、心を閉ざすセシル。それから十年後、セシルの心が見えないまま、セルヴィウスはある決断をすることになるのだが……。
あなたがいなくなった後 〜シングルマザーになった途端、義弟から愛され始めました〜
瀬崎由美
恋愛
石橋優香は夫大輝との子供を出産したばかりの二十七歳の専業主婦。三歳歳上の大輝とは大学時代のサークルの先輩後輩で、卒業後に再会したのがキッカケで付き合い始めて結婚した。
まだ生後一か月の息子を手探りで育てて、寝不足の日々。朝、いつもと同じように仕事へと送り出した夫は職場での事故で帰らぬ人となる。乳児を抱えシングルマザーとなってしまった優香のことを支えてくれたのは、夫の弟である宏樹だった。二歳年上で公認会計士である宏樹は優香に変わって葬儀やその他を取り仕切ってくれ、事あるごとに家の様子を見にきて、二人のことを気に掛けてくれていた。
息子の為にと自立を考えた優香は、働きに出ることを考える。それを知った宏樹は自分の経営する会計事務所に勤めることを勧めてくれる。陽太が保育園に入れることができる月齢になって義弟のオフィスで働き始めてしばらく、宏樹の不在時に彼の元カノだと名乗る女性が訪れて来、宏樹へと復縁を迫ってくる。宏樹から断られて逆切れした元カノによって、彼が優香のことをずっと想い続けていたことを暴露されてしまう。
あっさりと認めた宏樹は、「今は兄貴の代役でもいい」そういって、優香の傍にいたいと願った。
夫とは真逆のタイプの宏樹だったが、優しく支えてくれるところは同じで……
夫のことを想い続けるも、義弟のことも完全には拒絶することができない優香。
人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている
井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。
それはもう深く愛していた。
変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。
これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。
全3章、1日1章更新、完結済
※特に物語と言う物語はありません
※オチもありません
※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。
※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。
俺と結婚してくれ〜若き御曹司の真実の愛
ラヴ KAZU
恋愛
村藤潤一郎
潤一郎は村藤コーポレーションの社長を就任したばかりの二十五歳。
大学卒業後、海外に留学した。
過去の恋愛にトラウマを抱えていた。
そんな時、気になる女性社員と巡り会う。
八神あやか
村藤コーポレーション社員の四十歳。
過去の恋愛にトラウマを抱えて、男性の言葉を信じられない。
恋人に騙されて借金を払う生活を送っていた。
そんな時、バッグを取られ、怪我をして潤一郎のマンションでお世話になる羽目に......
八神あやかは元恋人に騙されて借金を払う生活を送っていた。そんな矢先あやかの勤める村藤コーポレーション社長村藤潤一郎と巡り会う。ある日あやかはバッグを取られ、怪我をする。あやかを放っておけない潤一郎は自分のマンションへ誘った。あやかは優しい潤一郎に惹かれて行くが、会社が倒産の危機にあり、合併先のお嬢さんと婚約すると知る。潤一郎はあやかへの愛を貫こうとするが、あやかは潤一郎の前から姿を消すのであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる