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第一部
流星群と明かされた過去・下【7】
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モニカは息を止めて、マキウスをじっと見つめていたが、やがてマキウスの腕を掴むと、身を委ねた。
そのままマキウスによって、草筵の上に押し倒された。
後ろでまとめていた金の髪が解けて草筵の上に広がった。草と土の匂いが鼻をつき、頬に草が当たってくすぐったかった。
あの秋暮れの日に起こった古傷が想起されて、モニカを不安にさせたが、それでもマキウスを突き飛ばそうとは思わなかった。
好きな人に触れられるというのが、こんなにも甘美に満ちたものだと知らなかった。
身体中がむず痒くて、これまで経験したことがないくらい、胸が激しく高鳴っていた。
辺りは静寂に包まれているので、この鼓動がマキウスに聞こえしまうのではないかと考えて、恥ずかしくなる。
やがて、モニカが息苦しくなってきた頃に、マキウスはそっと顔を離すと、モニカの上に覆い被さってきたのだった。
「まだ男のことはーー私のことは怖いですか?」
どこか怯えている様にも見えるマキウスに、モニカは首を振った。
「マキウス様とお兄ちゃんは平気です」
マキウスはモニカの頬に触れた。
あの秋暮れの日から、他人に自分の頭や顔、身体を触れられるのが苦手だった。
けれどもこの世界に来て、モニカとして、マキウスたちに触れられる内に、だんだん克服してきた。
マキウスに至っては、触られると快感を覚えてしまうくらいに。
マキウスはムッとして眉を寄せた。
「ここで、他の男は聞きたくありませんね」
「他の男って、お兄ちゃんは家族ですよ」
モニカは苦笑した。すると、マキウスは悲しげに微笑んだのだった。
「モニカ、私は男です。そして、貴女を愛しています。……私は貴女が欲しい」
モニカはハッと息を呑んだ。
「私は貴女にとって辛いことや苦しいこと、過去の傷に触れてしまうようなことをしてしまうかもしれません」
マキウスの瞳が熱を帯びたように見えた。
アメシストの様に輝く紫色の瞳に見つめられて、モニカの胸が大きく高鳴る。
「それでも、これからも、私と一緒に居てくれますか?」
モニカは少し逡巡した後に、笑顔で頷いたのだった。
「これからも一緒に居ます。……永遠に」
「モニカ……」
安心した様に、満面の笑みを浮かべたマキウスの後ろを、また一際大きな流星が流れて行った。
美麗なマキウスの笑顔と、煌びやかな流星。
そんな幻想的な光景に、モニカは見惚れてしまう。
モニカにとって、永遠に忘れない光景になったのだった。
「愛しています。マキウス様」
その言葉を合図に、マキウスはモニカの両頬に手を添えた。
そうして、二人はまた口づけを交わした。
先程の静かな口づけとは違い、今度は貪る様に交わし合う。
「んん……!」
モニカが苦しくなって声を漏らすと、マキウスは少しだけ口を離してくれた。モニカが息を吸うと、また口づけを交わす。
マキウスと口づけを交わし合ったのは、今夜が初めてだった。
流星群の下で、互いの傷と罪を曝け出し、口づけをーー想いを交わし合った今夜を忘れることは無いだろう。
これからもずっとーー。
そんなことを考えていると、不意にマキウスが唇を離した。少し名残惜しい気持ちになっていると、マキウスはモニカの胸を指差してきたのだった。
「貴女が男に掴まれたというのは、胸の……確か、この辺りでしたね?」
「はい。そうですが……」
マキウスが指差してきた場所ーー胸の頂付近、を確認するとモニカは頷く。
指差していた指先を、今度はモニカの襟元に向けると、襟元を留めていたボタンを外す。
マキウスの手は止まることなく、そのままドレスのボタンに沿って、下に向かって降りていったのだった。
「マ、マキウス様!?」
モニカはマキウスの腕を掴んで止めようとするが、ボタンを外す手は止まらなかった。
ニコラの授乳の関係で、普段から脱ぎやすい前開きのドレスを着ていたからか、あっという間に全てのボタンが外されたのだった。
そのままマキウスによって、草筵の上に押し倒された。
後ろでまとめていた金の髪が解けて草筵の上に広がった。草と土の匂いが鼻をつき、頬に草が当たってくすぐったかった。
あの秋暮れの日に起こった古傷が想起されて、モニカを不安にさせたが、それでもマキウスを突き飛ばそうとは思わなかった。
好きな人に触れられるというのが、こんなにも甘美に満ちたものだと知らなかった。
身体中がむず痒くて、これまで経験したことがないくらい、胸が激しく高鳴っていた。
辺りは静寂に包まれているので、この鼓動がマキウスに聞こえしまうのではないかと考えて、恥ずかしくなる。
やがて、モニカが息苦しくなってきた頃に、マキウスはそっと顔を離すと、モニカの上に覆い被さってきたのだった。
「まだ男のことはーー私のことは怖いですか?」
どこか怯えている様にも見えるマキウスに、モニカは首を振った。
「マキウス様とお兄ちゃんは平気です」
マキウスはモニカの頬に触れた。
あの秋暮れの日から、他人に自分の頭や顔、身体を触れられるのが苦手だった。
けれどもこの世界に来て、モニカとして、マキウスたちに触れられる内に、だんだん克服してきた。
マキウスに至っては、触られると快感を覚えてしまうくらいに。
マキウスはムッとして眉を寄せた。
「ここで、他の男は聞きたくありませんね」
「他の男って、お兄ちゃんは家族ですよ」
モニカは苦笑した。すると、マキウスは悲しげに微笑んだのだった。
「モニカ、私は男です。そして、貴女を愛しています。……私は貴女が欲しい」
モニカはハッと息を呑んだ。
「私は貴女にとって辛いことや苦しいこと、過去の傷に触れてしまうようなことをしてしまうかもしれません」
マキウスの瞳が熱を帯びたように見えた。
アメシストの様に輝く紫色の瞳に見つめられて、モニカの胸が大きく高鳴る。
「それでも、これからも、私と一緒に居てくれますか?」
モニカは少し逡巡した後に、笑顔で頷いたのだった。
「これからも一緒に居ます。……永遠に」
「モニカ……」
安心した様に、満面の笑みを浮かべたマキウスの後ろを、また一際大きな流星が流れて行った。
美麗なマキウスの笑顔と、煌びやかな流星。
そんな幻想的な光景に、モニカは見惚れてしまう。
モニカにとって、永遠に忘れない光景になったのだった。
「愛しています。マキウス様」
その言葉を合図に、マキウスはモニカの両頬に手を添えた。
そうして、二人はまた口づけを交わした。
先程の静かな口づけとは違い、今度は貪る様に交わし合う。
「んん……!」
モニカが苦しくなって声を漏らすと、マキウスは少しだけ口を離してくれた。モニカが息を吸うと、また口づけを交わす。
マキウスと口づけを交わし合ったのは、今夜が初めてだった。
流星群の下で、互いの傷と罪を曝け出し、口づけをーー想いを交わし合った今夜を忘れることは無いだろう。
これからもずっとーー。
そんなことを考えていると、不意にマキウスが唇を離した。少し名残惜しい気持ちになっていると、マキウスはモニカの胸を指差してきたのだった。
「貴女が男に掴まれたというのは、胸の……確か、この辺りでしたね?」
「はい。そうですが……」
マキウスが指差してきた場所ーー胸の頂付近、を確認するとモニカは頷く。
指差していた指先を、今度はモニカの襟元に向けると、襟元を留めていたボタンを外す。
マキウスの手は止まることなく、そのままドレスのボタンに沿って、下に向かって降りていったのだった。
「マ、マキウス様!?」
モニカはマキウスの腕を掴んで止めようとするが、ボタンを外す手は止まらなかった。
ニコラの授乳の関係で、普段から脱ぎやすい前開きのドレスを着ていたからか、あっという間に全てのボタンが外されたのだった。
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