愛し方を知らない氷帝の愛し方

永江寧々

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番外編

ありがとう

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 夜、二人はたまにテラスから階段をかけて思い出の場所まで上がっていく。
 最初は怖かった高さも何度か上がっているうちに慣れていった。
 アルフローレンスが魔法で展望台のような場所を最上階に作ってそこに二人で立って景色を眺める。
 さすがに望遠鏡までは氷では作れないと言うアルフローレンスがなんでもしてやりたいと思っている愛を感じられることがミュゲットは嬉しかった。
 
「ふふっ」
「どうした、急に笑いだして」
「あなたとフローラリアで会った日のことを思い出してたの」
「どっちの日だ」
「攻め込んできた日」

 ミュゲットにとっては懐かしくも忌々しい思い出であるだろう日のことを思い出して笑うのが意外でアルフローレンスは不思議そうにその笑顔を見る。

「私はあなたのことを覚えていなかったし、あの瞬間の私はあなたが嫌いだった」
「そうだな」
「でもあなたは私を覚えてて、私を迎えに来てくれた。やり方はあまりにも乱暴だったけど」
「ああ」

 今は愛を囁き合う仲だとしても嫌いだったと言われるのは少し辛い。
 それでもミュゲットが笑うのには理由がある。

「私が覚えていなかったからあなたは私に真実を話そうとはしなかった。でも、覚えてる? あなたが私に会ってしたこと」
「キスか?」
「そう。今思い出してもあなたって信じられない人よね」
「ようやくお前に会えたんだ。覚えていなくとも焦がれていたお前に会えたことで感情の昂りがとまらなかった」
「それで舌まで入れようとしたの?」
「血を舐めとっただけだ」
「嘘つくの?」
「嘘ではない。事実、舌は入らなかった」

 屁理屈だと指摘することはできるが、したところで相手の口には勝てない。
 イヴリンも負けるし、ジェラルドも負ける。
 どんな話し合いでもカッとなることなく冷静に話し続けるアルフローレンスに言い負かされるのはもう慣れた。
 言いたいことはあっても負けるのでは意味がないと諦めるようにもなった。
 それが正しくもあるのだと知ったから。

「睨む相手にキスするって変よね」
「睨んでいようと恨んでいようとお前はお前だ」
「愛した女?」
「あのときはまだ愛してはいなかった」
「そうなの?」
「お前が余と会ったのは五歳だぞ。さすがに五歳の幼子に愛を感じるほどの異常者ではない。ただ、お前が余の希望となっていただけだ」
「いつ愛したの?」

 思い出すように首を傾げて空を見上げるアルフローレンスの頭の中には再会した日からの光景が映像のように流れていた。
 噂通り妖精のように美しい成長を遂げていたミュゲットを見て愛おしいと思った。
 だがそれと同時に寂しさもあった。あれから十年以上の時が流れていようとも面影ぐらいは残っているはず。それでもミュゲットは何一つ思い出すことはなかったのだ。
 だが失望はなかった。ミュゲットを傍に置いておくことができるという喜びがあったから。

「わからん。お前に会った瞬間に愛おしさは感じていた。お前と過ごしているだけで満足していたしな……」

 眉を寄せながら吐き出す言葉の愛おしさにミュゲットはたまらず手を握る。
 見下ろす相手と目が合うと額にキスが降ってくるのも今や当たり前となった。

「お前の折れぬ心が好きだった。強くあろうとするところも全てな」
「フランがいなきゃとっくに折れてた。あなたに媚びを売る娼婦になってたかも」
「かもしれぬな」

 守らなければならない者がいるから折れずにいられただけ。
 事実、フランに追い出されてからミュゲットの心は少し脆くなっていた。
 両親を失い、家族がフランだけになったミュゲットにとって唯一の支えが消えてしまったのだ。
 それからは自分の居場所を探すのに必死だった。アルフローレンスにまで捨てられたら生きていく場所がないと。
 
「媚びる女になっても愛してくれた?」
「ああ」

 即答にミュゲットが驚く。

「媚びる女は嫌いでしょ?」
「お前が何を思って媚びようとお前が余の光であったことは変わらぬ。愚妹に捨てられ、生きる理由も居場所もなくしたお前が余に媚びることでしか生きられぬと考えたのなら余はそれを受け止めただろう。余の望みはお前が傍にいることだったからな」

 それも立派な愛の言葉。
 子供が産まれて十年以上が経っても愛情は微塵も薄れることなく続いている。
 それはミュゲットも同じ。
 アルフローレンスは言った。自分が愛しているほど愛してくれとは言わないと。だが、ミュゲットは歪んだ愛情しかもらえなかった相手を相手がくれる愛情以上の愛情で包みたいと
思っていた。今も変わらず思っているのだが、そうできているかと言えばそうではない。
 いつだって相手の愛情のほうが大きいと感じる。
 驚くほど変わったアルフローレンスはいつだって愛情をもって驚かせてくれる。
 自分も同じことをしたいと思うのに先読みする相手に邪魔されてしまう。
 顔に出ていると指摘されるのだ。
 ミュゲットはいつも『何か感じても何も言わないで』と頼むのにアルフローレンスは『知っていながら驚くことはできん』と返すためサプライズの成功がない。

「たぶん……再会した瞬間にお前を愛していた」
「私、睨んだのよ? あなたの唇も噛んだし」
「ハハッ、そうだったな」

 舌の感触が気持ち悪くて唇を噛むことで阻止した。
 捕虜として捉えた女は誰もが媚びてきたのにミュゲットだけはそうしなかった。どんな痛い目に遭おうとも。
 懐かしいと笑うアルフローレンスの笑顔にミュゲットもつられて笑う。

「ようやくお前を手に入れられた喜びで抑えが効かなかったのだ」
「獣ね」
「男は狼だと言われているらしい」

 まだあの本を読んでいるのかと額を押さえながら首を振るミュゲットの口元が緩む。

「でも全てあなたが自分で考えて動いた結果なのよね」
「ああ」
「私にとってもあなたにとってもあの一年間は幸せで、怖いものだったと思う」
「そうだな」

 濃厚と言えば聞こえはいいが、互いに抱いた恐怖や苦痛、幸せや喜びが入り混じる感情の乱れが激しい一年だった。
 世間知らずな王女と愛を知らない皇帝が紡いだ物語としては怒涛すぎるものだったと何度も話している。

「でも私は今すごく幸せ。この幸せがずーっと更新され続けてるの」
「余のおかげだな」
「そこは余も同じだ、でいいんじゃない?」
「お前を幸せにできるのは余の愛だけだろう?」
「すごい自信ね」」

 自信過剰なのは変わらない。
 でもその通りだとミュゲットは頷く。

「誕生日おめでとう。生まれてきてくれてありがとう、私の愛する人」

 もう何度こうしてミュゲットに祝われただろう。
 毎年一語一句変わらず伝えてくれる言葉は飽きるほど聞いてきたのに、毎年この言葉を待っている。

「余はもうすっかり歳を取った」
「私も同じ。あなたに出会ったときはまだ五歳だったし、再会したときは十六歳だった。私もう三十代になってる」
「歳を取るはずだ」
「こっち見ながら言わないでよ」

 最近結構な時間を鏡の中の自分との睨めっこに使っている。
 十代の頃は鏡などほとんど見なかった。
 フローラリアっぽくない顔が好きじゃなかったし、この肌の白さも好きになれなかったから。
 だが三十代に突入してから何度も鏡を見るようになった。
 歳を重ねる度に色気を増していくアルフローレンスと違って自分はただ歳を取っているようなだけがすると少し不安になっている。

「お前はあの頃から変わらん」
「それはさすがに──」
「余を真っ直ぐ映す瞳も、笑顔も、言葉も──全て余の心を動かす」

 今日は特別な日。だから自分がアルフローレンスを喜ばせたいと思っていたのに、結局はこうして自分が喜ぶ言葉をかけてくれる相手にミュゲットははにかむ。

「こんな台詞は陳腐かもしれないけど、もう一度生まれ変わってもまたあなたの妻になりたい」
「言っただろう。どの世界でもお前を愛さぬ余はいない。どこにいようと余が見つけ出して見せると」

 その言葉がたとえ今世だけの物だとしてもミュゲットは嬉しかった。

「余は嘘はつかぬぞ」

 見透かしたように言葉を続けるアルフローレンスに笑いながら頷くミュゲットは彼なら本当に見つけ出しそうだと思っていた。
 次の人生はどんな風になっているのか想像もつかない。大陸ではなく世界の端と端にいるかもしれないし、どちらかが手の届かない存在になっているかもしれない。身分の差、歳の差など困難が立ちはだかっているかもしれない。
 それでも彼はきっと見つけ出してくれる。そして手を取って

「また余の妻になってくれ」

 そう告げるのだろう。
 憎くて憎くて仕方なかった相手はいつの間にか最愛の人となり、強くて脆いどうしようもない男の妻となった。

【運命を変える男の名はアルフローレンス】

 本当に運命を変えてくれた。

「あなたが私の運命を変えてくれたのよね」
「いや、これこそ運命なのだ」
「これ?」
「幼いお前に出会った日から今日まで、これまでが全て運命だったというわけだ。変えたのではない」

 憎しみも苦しみも悲しみも辛さも愛も全てがこうなる運命だったとアルフローレンスは言う。

「あなたが私を叩いたり首を絞めたりしたのも運命?」
「……お前はそういうところがあるな」
「違うの?」
「……」

 全ての思い出が懐かしいと思えるようになったといえど、愛する女の頬を叩き、怯える女の首を絞めながら抱いた日のことは懐かしいと笑うことはできない。
 それも運命の中にある一つだと言ってしまうのは簡単だが、それで済ませられることではないと今ようやく考えた。

「お前を傷つけずに手に入れる方法を知らなかった。恐怖での支配こそお前を傍に置いておく唯一の方法だと思っていたのだ」
「今は?」
「今は違う。愛することがどういうことなのか知った。お前に暴力を振るったのはあれらが最後だ」
「そうね。乱暴には抱くけど」
「あれはお前が悪い。余を煽るからだ」
「煽ってない。あなたが勝手に馬みたいに鼻息荒くしてただけじゃない」
「余を馬に例えたな?」
「あなたの白馬はお利口だもの。大好きよ」

 ミュゲットはいつも例え話で使ったものを大好きだと言う。そう言えばアルフローレンスが大人しくなることを知っているから。
 それはアルフローレンスもわかっている。反論することもできるが、ミュゲットが例えに挙げるものは全てミュゲットが愛用している物ばかり。
 野生動物の鑑賞に行く際に乗る白馬も、馬車を牽引する白馬もミュゲットのお気に入り。
 だからアルフローレンスは大きく反論はしない。馬に例えられたことは不愉快だとしても。

「あなたは長生きしてね」
「年老いた余が見たいのか?」
「一緒に歳を取りたいだけ。私が寿命を迎えるまで生きててくれればそれでいい。だってあなた、私を残しては逝けないでしょ?」
「愚問だな」
「だから長生きしてね」
「年寄りになるまで生きるつもりか?」
「だって、あなたと夫婦になったんだもの。一緒に過ごす時間も思い出も多いほうがいいから」

 ミュゲットの小さな手を握りながら見つめるその笑顔にアルフローレンスは時々思いを馳せる。
 もし、フローラリアとグラキエスが同盟を組んでいたらどうなっていたのか。皇子と王女を婚約させるという動きはあっただろうか。
 アルフローレンスが十二歳の頃に生まれたばかりのミュゲットを婚約者とする誓いがあったら自分たちはどうなっていただろうかと。
 だが、すぐに自嘲して終わる。
 あの母親が許すはずがない。夫に殴られてでも反対していただろう。
 それにもしアイザックが不義理なことをして皇帝の怒りを買えばミュゲットまで殺されていた可能性が高い。
 やり方は間違っていたかもしれないが、自分の足で迎えに行き、手に入れたからこそ安心感があった。
 誰も逆らえない場所で囲ったからこそ意味があった。
 出会ってから手に入れるまで長い時間が必要だった。
 それでもアルフローレンスは今が幸せならそれでいいとこの幸せを噛み締める。

「パーパー! マーマー!」

 下から聞こえるイヴリンの声にアルフローレンスが眉間に皺を寄せる。
 誰も上がってこられないようにテラスにかけていた階段を消してあり、魔法が使えるイヴリンでもここまで階段を作ることはできない。
 何より自信がないのだ。割れない階段を作ることが。
 だから下から大声で叫ぶ。

「邪魔が入った」 
「そんなこと言わないの」
「なぜ起きてきたのだ」
「大好きなパパにプレゼント渡したかったのよ、きっと」
「明日でいいだろう」
「そんなこと言わない。そのうち──」
「反抗期に入って口も利かなくなる、か? その反抗期とやらはいつ来るんだ? 待っているのだがな」
「来ないほうがいいでしょ」
「来たほうがお前とゆっくりできる」
「そればっかり」

 子供は可愛くとも妻への愛が勝るアルフローレンスにとってこうして二人きりの時間を邪魔されるのは不愉快でならない。
 降りるまで呼び続けるだろうイヴリンに首を振りながらゆっくりと階段を降りていく。
 離されない手の温もりにミュゲットは目を細める。
 いつだって冷たかった手はもうない。いつ握っても暖かくて安心する。

「ミュゲット」
「ん?」
「もう一度言ってくれ」
 
 立ち止まったミュゲットがアルフローレンスの頬に手を伸ばし、それに合わせてアルフローレンスが顔を近付ける。

「誕生日おめでとう、アル。生まれてきてくれてありがとう」

 満足げに微笑むアルフローレンスがそのままミュゲットにキスをする。

「おねだりできるようになったのね」
「お前に教えてもらった」
「……私、おねだりなんてしたことないけど」
「しているだろう。ベッドの中で熱烈なおねだりを毎夜毎夜な」
「ッ!? してない!」
「録音しておくか?」
「あなたの馬並みの鼻息が録音されてるだけよ」

 ミュゲットのちょっとしたからかいがアルフローレンスに火をつけた。
 横に抱き上げるのではなく肩に担ぐように抱き上げるとそのまま足速に階段を降りていく。

「パパ、ママのことはもう少し丁寧に扱ってあげ──」
「プレゼントを渡しに来てくれたのか?」
「そう、だけど……」

 少し雰囲気が違って見える父親の様子にジェラルドが少し引き気味になる。

「これ、ジェラルドと一緒に何がいいか考えて選んだの!」
「そうか。明日、朝食の席で開けてもよいか?」
「いいけど……パパどしたの?」
「ママがもう眠いと言うから寝かせるだけだ」
「もう眠いの?」
「もうってイヴリン、もう夜中だぞ」
「そうだけど、明日はパパの予定も入ってないって言ってたし、パパの誕生日だから夜更かしするのかなって」
「お前たちも寝なさい。父たちも寝る」

 わかったと返事をしてプレゼントを置いていくイヴリンたちが手を振って部屋から出ていった。

「蓄音機を片していなかったのが功を奏したな」
「ね、ねえ、アル? 今日はあなたの誕生日なんだし、ゆっくりと過ごさない?」
「余は売られた喧嘩は買うほうでな。それも完膚なきまでに叩き潰さねば気が済まぬ」
「売ってない売ってない」
「今日は余の誕生日だ。お前も楽しめ」

 眠るどころか一睡もできないまま朝を迎えることが決定したミュゲットだが、顔は笑顔だった。
 挑発的な笑みだろうとなんだろうと相手が笑ってくれるだけで嬉しくなる。
 笑顔一つ浮かべることができなかった男が今では優しい笑顔を見せるようになった。
 もう見慣れた、見飽きたというほど見ているのに一向に飽きることはなく、いつだって喜びを感じている。
 肌を合わせて感じる身体の熱がいつでも思い出させてくれる。冷たかった肌が熱くなっていくのを不思議がっていた頃の自分を。
 真っ直ぐ見つめてくる瞳の奥にある火傷しそうなほど熱い熱を。その熱を欲していた感情を。
 
「アル」

 汗まみれになりながら絡めあっていた指を解いて頬に添えるとミュゲットは氷のような瞳を見つめる。

「ありがとう」

 死ぬまでそう伝えるとミュゲットは決めている。
 彼がこの世界に生まれてきてくれたこと。出会えたこと。救ってくれたこと。愛してくれたこと──その全てに。
 
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みんなの感想(140件)

nico
2022.05.03 nico

アルフローレンス、馬の鼻息とは。ブフッ
何年経とうと、いや歳を重ねるごとに深まる互いへの想い。相変わらずお熱くて(笑)
子供たちもこの両親を見て育ったなら、大恋愛しそうですよね~
イヴリンはともかくジェラルドはどんな恋をするのかな。
このアツアツな二人もう一人くらいベビーはできないかしら?
アルフローレンスがヤキモチを焼くからダメか(笑)

2022.05.03 永江寧々

いつも感想ありがとうございます!励みになります。

誇張した言い方ですよね、馬の鼻息(笑)
これは二十年後も同じことを言い合ってますよ、彼らは。
他国と交流がないので彼らはどうやって恋愛をするんだろうという感じですが、彼らが憧れているのは運命とか自然に任せた恋愛ですね。
ジェラルドは儚げな女性が好きなのではないかなと思うんですよね。微笑みの綺麗な女性に恋するイメージがあります。
今のミュゲットがちょうどエレノアがミュゲットを出産した年齢付近なので難しいことではないですし、産むとしたらそれも運命かなぁと思います。
ジェラルドとイヴリンが溺愛するのは間違いないですね^^

解除
nico
2022.05.02 nico

アイザックもまた初恋に囚われててしまった人だった。
初恋の人、ノーラに自分以外の愛する人がいたことが許せず、愛しているからこそ憎んでしまった。しかし、命の最後の瞬間にまたノーラへの愛を取り戻したのかな。
自国フローリアの女性が娼婦であることを受け入れられず、馴染めなかった、ある意味真っ当な感覚の哀れな人でしたね。

2022.05.02 永江寧々

いつも感想ありがとうございます!励みになります。

ノーラへの愛情は冷めたはずだったのに最後に思い出したのはノーラの笑顔とそれに恋をしたときの気持ちだったのかなと。
娘を抱く異常さ。薬物で儲けようとする異常さ。戦争などしないくせに武器を所有の売買に関わる異常さ。
自分が持つ異常さにアイザックも気付いてはいたのでしょうが、気付いたときには引き返せない場所までいたんだと思います。
だから最後は自分が苦しんで死のうと思っていたのに苦しんで死んだのは妻だったという最後まで苦しんだ人生でしたね。
哀れという言葉がしっくりきます。

解除
nico
2022.05.01 nico

アイザック、ミュゲットをエサにしてアルフローレンスに国を滅ぼされたのか…
まぁ、アイザックは自分で毒飲んで死んだんだけど。バカだなあアイザック。
アルフローレンスの気持ちに付け入ろうとは…
アルフローレンスもね〜
結局、ミュゲット取られたくなかったと…

2022.05.01 永江寧々

いつも感想ありがとうございます!励みになります。

大国でもない力もない国の王が世界を渡り歩く権力者と対等になれる力を手に入れたと思ってしまったんでしょうね。
自分のほうが年上というのもあったでしょうし、何より先代皇帝の息子である彼を支配下に置きたかった。
ミュゲットを欲していると気付いたところで……という感じでしたね。

解除

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