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第一章 襲われがちなアラサー女子
第24話 衝撃の事実を知らされるっ!
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――へんなひと。
瑠奈そう言われた堂島くんは、困惑と申し訳無さが混ざったなんとも言えない顔をしていた。
「えっ、誰? 不審者?!」
堂島くんがいることなど知らない瑠美は当然の反応だ。
いきなり自分の娘が、知らない大男の手を引いて現れたのだから。
こうなっては仕方がないと、私は種明かしをしようと決める。
「瑠美……この人はね堂島くんなの」
「堂島くん……って、ヒモDV男の?!」
「ヒモ……DV……男……?」
不名誉なフレーズが堂島くんの胸に突き刺さる。
堂島くんは瑠美の言葉にショックを受けて固まってしまっていた。
「なんで堂島くんがゆずゆずの家にいんの?! ……なに、どういうことぉぉ? 瑠美わかんない! てか、ゆずゆずの高校の体操着着てんじゃん?! きもっ!」
「……ぐはっ! ……きもい……きもいかぁ……」
瑠美の最後の言葉が堂島くんにトドメを刺してしまったらしい。
堂島くんは床に崩れ落ちる。
完全にカオスな状況になってしまった。
「瑠奈、こっち来なさい! その人に近づいたらだめよ!」
「やー!」
瑠美が瑠奈に手招きするも、瑠奈は堂島くんの手を掴んで離さなかった。
イヤイヤ期の子供特有のやつである。
堂島くんは中腰の状態で幼女に手を繋がれながら、困った顔をしていた。
これには私も思わず苦笑いである。
(ど、どうしよう……)
堂島くんがいることがバレてしまった。
瑠美にちゃんと説明しなければならないと、頭をフル回転させて考える。
「やー、じゃないの。ほら、こっち来なさい!」
「あー、くまさんー!」
しびれを切らした瑠美は、瑠奈を堂島くんから強引に引き剥がす。
抱っこされた瑠奈は、悲しそうに堂島くんに手を伸ばしていた。
瑠美は、キッと堂島くんを家族の敵のように冷たい視線を送っている。
「る、瑠美? 落ち着いて。今から話すから……!」
「ゆずゆず、なんで堂島くんがいるの? 瑠美にもわかるようにちゃんと説明して!」
瑠美は瑠奈を抱っこしながら、ぷりぷりした様子で私に詰め寄ってくる。
こうなってしまったのは私の責任だし、やはり誤解を解くべきだろう。
堂島くんがこのまま不審者扱いされてはあまりに可愛そうだ。
「う、うん。黙っててごめん瑠美……実は……」
私は、昨日あったことを瑠美に説明した。
堂島くんに助けてもらって、堂島くんが怪我をしたこと。
一晩泊めて、隠れててもらったこと。
ハーフパンツの件は……有耶無耶にしながら。
◇◇◇◇
「ふーん、まぁ事情は分かったかな……。まず堂島くん、ゆずゆずを助けてくれてありがとう。不審者扱いしちゃってごめんね」
「あ、ああ」
瑠美は堂島くんにお礼の言葉を述べるが、その視線は相変わらず厳しい。
堂島くんは少し気圧されていた。
「堂島くん、ちょっとゆずゆずと話があるから、席をはずしてくれる?」
「わ、わかった」
瑠美は「何、文句あんの?」とでも言いたげな有無を言わせぬ圧力で堂島くんを制する。
堂島くんはそのままトボトボと、私の部屋に戻っていった。
瑠奈と天翔も母親の様子を察知したのか、そろりそろりと離れていく。
(な、なんかピリピリしてる……?)
瑠美は足を組んで私に向き合う。
「……ゆずゆずさ、どういうつもり?」
「っ」
私は、就活の時の圧迫面接でも感じたことのないような、威圧感に思わずたじろぐ。
珍しく少し怒っている様子の瑠美に、私はゴクリと喉を鳴らした。
◇◇◇◇
瑠美は真面目な様子で、柚月に向かい合っていた。
「ど、どういうつもりというのは……?」
柚月は瑠美の意図がわからず、聞き返す。
瑠美が気にしているのは、柚月が堂島を無警戒に家に泊めたことである。
「ゆずゆず、この間堂島くんに襲われたんだよ? なのにその堂島くんをどうして家に泊めてるの?」
「……ぅ、堂島くんには、その、お世話になったし……昨日はもう遅かったから、流石に歩いて帰ってもらうのも悪いかなぁって……。だからその、不可抗力……みたいな感じで、うちに泊まってもらおうかなって……」
柚月は身振り手振りを駆使し、表情をコロコロ変えながら話し始める。
瑠美は、挙動不審に弁解をする親友を見てなおさら心配になった。
「堂島くんってヒモDV男なんだよ? また襲われると思わなかったの?」
「ひ、ヒモじゃないよ! 人には言えないけど、ちゃんと立派な仕事にも就いてるし、この間はもう襲わないって言ってたから大丈夫かなって……!」
甘い、そしてちょろすぎる、と瑠美は思った。
瑠美は男が囁く甘い言葉など、泡沫のように儚く薄っぺらいものだと知っている。
ただ、男を否定したいわけではなく、どれほど誠実で真面目であっても「結局はヤりたいだけ」の生き物なのだということを知っているだけである。
(哀れゆずゆず……。ここまでヒモに寄生されてたなんて……)
ただ堂島は一度、柚月を襲った前科がある以上、瑠美から見れば、堂島は所詮は性の獣である。
そのことを知らずに、無邪気に堂島を信じてしまっている柚月に、瑠美は憐れみの視線を送っていた。
「そ、そんな目で見ないでよ……! 全然、何かされたとかはないから! い、一応、その、何かあったときのために、肌ケアとか、アロマとかいろいろ準備してたんだけどね、ほんと、嫌になるくらい何もなかったし……!」
柚月はプリプリした様子で言った。
女心の難しいところである。
瑠美も色々経験してきたので気持ちはわかる。
手を伸ばせばすぐに触れられるような距離にいるのに求められないというのは、辛いものがあるから……。
瑠美の脳裏によぎったのは、ベッドの上でお互い背を向け合う、一組の夫婦の記憶。
(……嫌なことを思い出しちゃったなぁ)
瑠美は過去を断ち切るように、ブンブンと頭を振る。
「……本当に何もなかったの? 一緒の部屋で寝てたのにぃ?」
「そう、ほんっとうに何も……! あ……いや、でもさっきは…………ワッ、わッ~~~! なんでもない……! やっぱりなんでもない!」
最後には真っ赤になった顔を両手で隠しながら、足をバタバタさせていた。
(うん、これはなにかあったみたい……!)
瑠美は柚月に何やら進展があったことを察して目を輝かせた。
ゴシップガールの性であろう。
しかし、同時にまずいことになったとも思う。
瑠美が真面目に話をしようと思ったのは、堂島についてとある噂を聞いたからだ。
それを話す前に、一つ確かめなければならないことがある。
「ゆずゆずさ、もしかして……堂島くんのこと好きなの?」
「うぇっ?! ……うーーーーん……好き、すきかぁ……どうかなぁ……」
柚月は瑠美の言葉に一瞬動揺すると、何やら考え込み始めた。
そして……。
「多分…………好き、かも」
柚月は恥ずかしそうに両手で口元を隠しながら、打ち明けた。
それはまるでこちらが恥ずかしくなるような、純粋な少女の恋模様。
瑠美もこれまで数々の「惚れた腫れた」を経験してきたゆえ、柚月のそれは非常に既視感のある光景だった。
(あちゃー……)
同時に、瑠美は既に手遅れであることを悟る。
確かに襲われているところを助けられたら、そりゃあ好きになるだろうなと思う。
しかしこうなればもう、瑠美には言っておかなければならないだろう……。
「……そっか。でもゆずゆず、堂島くんはやめた方がいいと思うよ」
「どうして? ……あ、またどうせヒモだからっていうんでしょ? だから堂島くんはヒモじゃない……」
「ううん、そうじゃなくてね……」
瑠美は柚月の言動を遮るように話し始める。
たしかにヒモDV男だからと言うのもある。
ただ、今回瑠美が聞いた話が本当であれば、それ以上の問題が起こってしまいかねないのだ……。
「瑠美ね……あれから色々堂島くんのこと聞いて回ってたんだけどね」
「う、うん」
瑠美は一つそう、呼吸を置いてから話し始める。
柚月も瑠美ののっぴきならない様子に、耳を傾けた。
そして瑠美が口を開くーー
「……もしかしたら堂島くんーー既婚者かもしれない」
「……え」
柚月は瑠美の言葉を聞いた瞬間、頭が真っ白になるのだった。
瑠奈そう言われた堂島くんは、困惑と申し訳無さが混ざったなんとも言えない顔をしていた。
「えっ、誰? 不審者?!」
堂島くんがいることなど知らない瑠美は当然の反応だ。
いきなり自分の娘が、知らない大男の手を引いて現れたのだから。
こうなっては仕方がないと、私は種明かしをしようと決める。
「瑠美……この人はね堂島くんなの」
「堂島くん……って、ヒモDV男の?!」
「ヒモ……DV……男……?」
不名誉なフレーズが堂島くんの胸に突き刺さる。
堂島くんは瑠美の言葉にショックを受けて固まってしまっていた。
「なんで堂島くんがゆずゆずの家にいんの?! ……なに、どういうことぉぉ? 瑠美わかんない! てか、ゆずゆずの高校の体操着着てんじゃん?! きもっ!」
「……ぐはっ! ……きもい……きもいかぁ……」
瑠美の最後の言葉が堂島くんにトドメを刺してしまったらしい。
堂島くんは床に崩れ落ちる。
完全にカオスな状況になってしまった。
「瑠奈、こっち来なさい! その人に近づいたらだめよ!」
「やー!」
瑠美が瑠奈に手招きするも、瑠奈は堂島くんの手を掴んで離さなかった。
イヤイヤ期の子供特有のやつである。
堂島くんは中腰の状態で幼女に手を繋がれながら、困った顔をしていた。
これには私も思わず苦笑いである。
(ど、どうしよう……)
堂島くんがいることがバレてしまった。
瑠美にちゃんと説明しなければならないと、頭をフル回転させて考える。
「やー、じゃないの。ほら、こっち来なさい!」
「あー、くまさんー!」
しびれを切らした瑠美は、瑠奈を堂島くんから強引に引き剥がす。
抱っこされた瑠奈は、悲しそうに堂島くんに手を伸ばしていた。
瑠美は、キッと堂島くんを家族の敵のように冷たい視線を送っている。
「る、瑠美? 落ち着いて。今から話すから……!」
「ゆずゆず、なんで堂島くんがいるの? 瑠美にもわかるようにちゃんと説明して!」
瑠美は瑠奈を抱っこしながら、ぷりぷりした様子で私に詰め寄ってくる。
こうなってしまったのは私の責任だし、やはり誤解を解くべきだろう。
堂島くんがこのまま不審者扱いされてはあまりに可愛そうだ。
「う、うん。黙っててごめん瑠美……実は……」
私は、昨日あったことを瑠美に説明した。
堂島くんに助けてもらって、堂島くんが怪我をしたこと。
一晩泊めて、隠れててもらったこと。
ハーフパンツの件は……有耶無耶にしながら。
◇◇◇◇
「ふーん、まぁ事情は分かったかな……。まず堂島くん、ゆずゆずを助けてくれてありがとう。不審者扱いしちゃってごめんね」
「あ、ああ」
瑠美は堂島くんにお礼の言葉を述べるが、その視線は相変わらず厳しい。
堂島くんは少し気圧されていた。
「堂島くん、ちょっとゆずゆずと話があるから、席をはずしてくれる?」
「わ、わかった」
瑠美は「何、文句あんの?」とでも言いたげな有無を言わせぬ圧力で堂島くんを制する。
堂島くんはそのままトボトボと、私の部屋に戻っていった。
瑠奈と天翔も母親の様子を察知したのか、そろりそろりと離れていく。
(な、なんかピリピリしてる……?)
瑠美は足を組んで私に向き合う。
「……ゆずゆずさ、どういうつもり?」
「っ」
私は、就活の時の圧迫面接でも感じたことのないような、威圧感に思わずたじろぐ。
珍しく少し怒っている様子の瑠美に、私はゴクリと喉を鳴らした。
◇◇◇◇
瑠美は真面目な様子で、柚月に向かい合っていた。
「ど、どういうつもりというのは……?」
柚月は瑠美の意図がわからず、聞き返す。
瑠美が気にしているのは、柚月が堂島を無警戒に家に泊めたことである。
「ゆずゆず、この間堂島くんに襲われたんだよ? なのにその堂島くんをどうして家に泊めてるの?」
「……ぅ、堂島くんには、その、お世話になったし……昨日はもう遅かったから、流石に歩いて帰ってもらうのも悪いかなぁって……。だからその、不可抗力……みたいな感じで、うちに泊まってもらおうかなって……」
柚月は身振り手振りを駆使し、表情をコロコロ変えながら話し始める。
瑠美は、挙動不審に弁解をする親友を見てなおさら心配になった。
「堂島くんってヒモDV男なんだよ? また襲われると思わなかったの?」
「ひ、ヒモじゃないよ! 人には言えないけど、ちゃんと立派な仕事にも就いてるし、この間はもう襲わないって言ってたから大丈夫かなって……!」
甘い、そしてちょろすぎる、と瑠美は思った。
瑠美は男が囁く甘い言葉など、泡沫のように儚く薄っぺらいものだと知っている。
ただ、男を否定したいわけではなく、どれほど誠実で真面目であっても「結局はヤりたいだけ」の生き物なのだということを知っているだけである。
(哀れゆずゆず……。ここまでヒモに寄生されてたなんて……)
ただ堂島は一度、柚月を襲った前科がある以上、瑠美から見れば、堂島は所詮は性の獣である。
そのことを知らずに、無邪気に堂島を信じてしまっている柚月に、瑠美は憐れみの視線を送っていた。
「そ、そんな目で見ないでよ……! 全然、何かされたとかはないから! い、一応、その、何かあったときのために、肌ケアとか、アロマとかいろいろ準備してたんだけどね、ほんと、嫌になるくらい何もなかったし……!」
柚月はプリプリした様子で言った。
女心の難しいところである。
瑠美も色々経験してきたので気持ちはわかる。
手を伸ばせばすぐに触れられるような距離にいるのに求められないというのは、辛いものがあるから……。
瑠美の脳裏によぎったのは、ベッドの上でお互い背を向け合う、一組の夫婦の記憶。
(……嫌なことを思い出しちゃったなぁ)
瑠美は過去を断ち切るように、ブンブンと頭を振る。
「……本当に何もなかったの? 一緒の部屋で寝てたのにぃ?」
「そう、ほんっとうに何も……! あ……いや、でもさっきは…………ワッ、わッ~~~! なんでもない……! やっぱりなんでもない!」
最後には真っ赤になった顔を両手で隠しながら、足をバタバタさせていた。
(うん、これはなにかあったみたい……!)
瑠美は柚月に何やら進展があったことを察して目を輝かせた。
ゴシップガールの性であろう。
しかし、同時にまずいことになったとも思う。
瑠美が真面目に話をしようと思ったのは、堂島についてとある噂を聞いたからだ。
それを話す前に、一つ確かめなければならないことがある。
「ゆずゆずさ、もしかして……堂島くんのこと好きなの?」
「うぇっ?! ……うーーーーん……好き、すきかぁ……どうかなぁ……」
柚月は瑠美の言葉に一瞬動揺すると、何やら考え込み始めた。
そして……。
「多分…………好き、かも」
柚月は恥ずかしそうに両手で口元を隠しながら、打ち明けた。
それはまるでこちらが恥ずかしくなるような、純粋な少女の恋模様。
瑠美もこれまで数々の「惚れた腫れた」を経験してきたゆえ、柚月のそれは非常に既視感のある光景だった。
(あちゃー……)
同時に、瑠美は既に手遅れであることを悟る。
確かに襲われているところを助けられたら、そりゃあ好きになるだろうなと思う。
しかしこうなればもう、瑠美には言っておかなければならないだろう……。
「……そっか。でもゆずゆず、堂島くんはやめた方がいいと思うよ」
「どうして? ……あ、またどうせヒモだからっていうんでしょ? だから堂島くんはヒモじゃない……」
「ううん、そうじゃなくてね……」
瑠美は柚月の言動を遮るように話し始める。
たしかにヒモDV男だからと言うのもある。
ただ、今回瑠美が聞いた話が本当であれば、それ以上の問題が起こってしまいかねないのだ……。
「瑠美ね……あれから色々堂島くんのこと聞いて回ってたんだけどね」
「う、うん」
瑠美は一つそう、呼吸を置いてから話し始める。
柚月も瑠美ののっぴきならない様子に、耳を傾けた。
そして瑠美が口を開くーー
「……もしかしたら堂島くんーー既婚者かもしれない」
「……え」
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