13 / 153
エンドレス侯爵夫人
しおりを挟む
王城へ行った日の翌週、約束通りエンドレス侯爵夫人が我が家へ来てくださった。
侯爵夫人は主だって教えることは語学だけど、実はご主人に付いて他国へ行くことも多かったらしく、主要5カ国のマナーも習得済とのことで、良ければそちらも教えましょうか?と申し出てくれたの!!
そ、そんな!いいんですか!?ってなったけど、せっかくの申し出だし有り難くご教授願うことにしました。
初めてお会いした夫人は、お年は50代とのことでまだまだお若いけれどとっても美しくて品のある方だと思った。
無理ない良い姿勢から仕草、話し方まで、素晴らしくて感動したのだけど、何より凄いと思ったのはどれもキビキビとしていなくて、柔らかい印象を抱くということ。
一般的には、所作でもマナーでも完璧な方はどことなくトゲが感じられる方が多い気がする。
でも、夫人のほうからは相手を思いやる雰囲気とかって言ったら分かりやすいかな?もう”優しい”が滲み出てる感じなの。
もうね、最初見た所作に、うちの家族もノックアウト、絶対にこの方に教わりたい!!!ってなったの。
なんならお母様と話して、この際だからとアローゼと侍女たちも参加しての講義となった。
もちろんそれだけの支払うお給金が発生するのだけど、お父様がそこは気にしないでいいから~と太っ腹発言してくれたおかげで、侍女たちも大喜び(笑)
侍女リリ「旦那様、奥様、そして機会を作って下さったお嬢様!本当にありがとうございます。」
侍女メイ「本当ですっ私達のような平民にもこのような作法の講義を受けさせていただけるなんて、夢のようです!」
侍女ミーナ「スキルアップ出来るなんて・・・」
侍女達「「「「「「「本当にありがとうございます!!!」」」」」」
ママ「いいのよ、いつも頑張ってくれて本当にありがとう。
スキルアップしたあなた達も楽しみにしているわ!頑張ってね♪」
そんなやり取りをしてから、お母様とエンドレス夫人とでスケジュールを組んでくれた。
やること沢山だけど、語学はどうしても欲しいスキルだったし・・
”愛し子”である限り、各国の王族や貴族とも関わらなくてはならないはず・・
そう考えると、せめて主要5か国のマナーくらいは習得しておいて損はないと思うんだ。
うん、今後必要だと思えばしっかり学ぼうという姿勢になる。
侍女たちも気合が入っているし、小さなアローゼですら頑張る気満々だから、姉である私が見本にならなきゃね!
その後、少しだけエンドレス夫人と顔合わせのような時間があった。
ルナ「ようこそおいでくださいました!シトラス子爵家が長女ルナティカにございます。
本日から夫人に習う生徒として、以後”先生”と呼ばせていだきたいと思いますので、私のことはルナとお呼びください。
1年間よろしくお願いいたします。」
いまわかる限りの所作を駆使して礼を取る。
そんなルナティカを見て、夫人は柔らかく微笑んでから言葉を発した。
エンドレス夫人
「丁寧な挨拶をどうもありがとう。
私はエンドレス侯爵家から参りました、ベリル・エンドレスと申します。
噂の愛し子様へお初にお目にかかり光栄ですわ。
私のスキルがお役に立てるよう、1年間しっかりとお教えして参ります。
こちらこそ、よろしくお願いいたします。」
挨拶のあとも、ふわりと笑ってくれた夫人はとても優しく誠実そうだと感じられた。
ルナ「では、確かお母様から先程聞いたスケジュールでは週3で来てくださるとか。
通いですと、先生の負担が凄いのではないかと心配なのですが・・
大丈夫なのでしょうか?」
少しおずおずとしながら、先生へ聞いてみる。
だって、先生のお家って結構遠いのよ・・
こちらからだと、馬車で1時間半ほどかかるところなの。
先生は至って健康体に見えるけれど、見えるところだけが大丈夫なら、健康なわけではないのだから。
しかも週3って・・結構な負担だと思う。
そう思っていると、先生が口を開いた。
エンドレス夫人
「そうですね、確かに私の屋敷からですとこちらまではどんなに急いでも1時間半はかかります。
シトラス夫人にも心配されまして、そこで提案していただいのが、1年間こちらの屋敷の近くに住みませんか?と言われたのです。
土地もあるし、別宅にちょうど良いくらいの広さの屋敷があるとおっしゃっていて。
もし気に入ったら、そのままシトラス領での別宅として使ってもいいですし、と。
なのでね、その話をお受けしましたのよ。」
とニコリとされた。
初耳な私はびっくりだよ!!
侯爵夫人は主だって教えることは語学だけど、実はご主人に付いて他国へ行くことも多かったらしく、主要5カ国のマナーも習得済とのことで、良ければそちらも教えましょうか?と申し出てくれたの!!
そ、そんな!いいんですか!?ってなったけど、せっかくの申し出だし有り難くご教授願うことにしました。
初めてお会いした夫人は、お年は50代とのことでまだまだお若いけれどとっても美しくて品のある方だと思った。
無理ない良い姿勢から仕草、話し方まで、素晴らしくて感動したのだけど、何より凄いと思ったのはどれもキビキビとしていなくて、柔らかい印象を抱くということ。
一般的には、所作でもマナーでも完璧な方はどことなくトゲが感じられる方が多い気がする。
でも、夫人のほうからは相手を思いやる雰囲気とかって言ったら分かりやすいかな?もう”優しい”が滲み出てる感じなの。
もうね、最初見た所作に、うちの家族もノックアウト、絶対にこの方に教わりたい!!!ってなったの。
なんならお母様と話して、この際だからとアローゼと侍女たちも参加しての講義となった。
もちろんそれだけの支払うお給金が発生するのだけど、お父様がそこは気にしないでいいから~と太っ腹発言してくれたおかげで、侍女たちも大喜び(笑)
侍女リリ「旦那様、奥様、そして機会を作って下さったお嬢様!本当にありがとうございます。」
侍女メイ「本当ですっ私達のような平民にもこのような作法の講義を受けさせていただけるなんて、夢のようです!」
侍女ミーナ「スキルアップ出来るなんて・・・」
侍女達「「「「「「「本当にありがとうございます!!!」」」」」」
ママ「いいのよ、いつも頑張ってくれて本当にありがとう。
スキルアップしたあなた達も楽しみにしているわ!頑張ってね♪」
そんなやり取りをしてから、お母様とエンドレス夫人とでスケジュールを組んでくれた。
やること沢山だけど、語学はどうしても欲しいスキルだったし・・
”愛し子”である限り、各国の王族や貴族とも関わらなくてはならないはず・・
そう考えると、せめて主要5か国のマナーくらいは習得しておいて損はないと思うんだ。
うん、今後必要だと思えばしっかり学ぼうという姿勢になる。
侍女たちも気合が入っているし、小さなアローゼですら頑張る気満々だから、姉である私が見本にならなきゃね!
その後、少しだけエンドレス夫人と顔合わせのような時間があった。
ルナ「ようこそおいでくださいました!シトラス子爵家が長女ルナティカにございます。
本日から夫人に習う生徒として、以後”先生”と呼ばせていだきたいと思いますので、私のことはルナとお呼びください。
1年間よろしくお願いいたします。」
いまわかる限りの所作を駆使して礼を取る。
そんなルナティカを見て、夫人は柔らかく微笑んでから言葉を発した。
エンドレス夫人
「丁寧な挨拶をどうもありがとう。
私はエンドレス侯爵家から参りました、ベリル・エンドレスと申します。
噂の愛し子様へお初にお目にかかり光栄ですわ。
私のスキルがお役に立てるよう、1年間しっかりとお教えして参ります。
こちらこそ、よろしくお願いいたします。」
挨拶のあとも、ふわりと笑ってくれた夫人はとても優しく誠実そうだと感じられた。
ルナ「では、確かお母様から先程聞いたスケジュールでは週3で来てくださるとか。
通いですと、先生の負担が凄いのではないかと心配なのですが・・
大丈夫なのでしょうか?」
少しおずおずとしながら、先生へ聞いてみる。
だって、先生のお家って結構遠いのよ・・
こちらからだと、馬車で1時間半ほどかかるところなの。
先生は至って健康体に見えるけれど、見えるところだけが大丈夫なら、健康なわけではないのだから。
しかも週3って・・結構な負担だと思う。
そう思っていると、先生が口を開いた。
エンドレス夫人
「そうですね、確かに私の屋敷からですとこちらまではどんなに急いでも1時間半はかかります。
シトラス夫人にも心配されまして、そこで提案していただいのが、1年間こちらの屋敷の近くに住みませんか?と言われたのです。
土地もあるし、別宅にちょうど良いくらいの広さの屋敷があるとおっしゃっていて。
もし気に入ったら、そのままシトラス領での別宅として使ってもいいですし、と。
なのでね、その話をお受けしましたのよ。」
とニコリとされた。
初耳な私はびっくりだよ!!
119
あなたにおすすめの小説
「『お前に書く手紙などない』と言った婚約者へ、私は7年間手紙を書き続けた——ただし、届け先は別の人でした」
歩人
ファンタジー
辺境伯令嬢リゼットは、婚約者に7年間手紙を書き続けた。返事は一度もなかった。
「お前に書く手紙などない。顔も覚えていない」——婚約破棄。しかしリゼットは
泣かなかった。手紙の本当の届け先は、最初から別にあったから。前世の情報分析
能力で辺境の異変を読み解き、暗号として織り込んだ7年分の手紙。それを受け取り
続けていたのは第一王子。リゼットは誰にも知られず、王国を守っていた。
婚約破棄の翌朝、王子からの手紙が届く。「7年間、ありがとう。迎えに行く」
多分悪役令嬢ですが、うっかりヒーローを餌付けして執着されています
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
【美味しそう……? こ、これは誰にもあげませんから!】
23歳、ブラック企業で働いている社畜OLの私。この日も帰宅は深夜過ぎ。泥のように眠りに着き、目覚めれば綺羅びやかな部屋にいた。しかも私は意地悪な貴族令嬢のようで使用人たちはビクビクしている。ひょっとして私って……悪役令嬢? テンプレ通りなら、将来破滅してしまうかも!
そこで、細くても長く生きるために、目立たず空気のように生きようと決めた。それなのに、ひょんな出来事からヒーロー? に執着される羽目に……。
お願いですから、私に構わないで下さい!
※ 他サイトでも投稿中
幼女はリペア(修復魔法)で無双……しない
しろこねこ
ファンタジー
田舎の小さな村・セデル村に生まれた貧乏貴族のリナ5歳はある日魔法にめざめる。それは貧乏村にとって最強の魔法、リペア、修復の魔法だった。ちょっと説明がつかないでたらめチートな魔法でリナは覇王を目指……さない。だって平凡が1番だもん。騙され上手な父ヘンリーと脳筋な兄カイル、スーパー執事のゴフじいさんと乙女なおかんマール婆さんとの平和で凹凸な日々の話。
田舎娘、追放後に開いた小さな薬草店が国家レベルで大騒ぎになるほど大繁盛
タマ マコト
ファンタジー
【大好評につき21〜40話執筆決定!!】
田舎娘ミントは、王都の名門ローズ家で地味な使用人薬師として働いていたが、令嬢ローズマリーの嫉妬により濡れ衣を着せられ、理不尽に追放されてしまう。雨の中ひとり王都を去ったミントは、亡き祖母が残した田舎の小屋に戻り、そこで薬草店を開くことを決意。森で倒れていた謎の青年サフランを救ったことで、彼女の薬の“異常な効き目”が静かに広まりはじめ、村の小さな店《グリーンノート》へ、変化の風が吹き込み始める――。
「貧相な小娘」と罵った第一王子へ。番(つがい)は貴方ではなく、国王陛下(お父様)でした
しえろ あい
恋愛
「お父様、わたくし、あの方と目が合った瞬間、分かってしまったのです」
十六歳のデビュタントの夜、ルーセント侯爵令嬢フェリシアを待っていたのは、残酷な罵倒だった。第一王子カシウスは、可憐な白いドレスを纏った彼女を「貧相な小娘」と呼び、己の番(つがい)であることを真っ向から否定する。
会場に響く冷笑と、愛用の刺繍に込めた自信さえ打ち砕くような屈辱。しかし、絶望の淵に立たされた彼女を見つめていたのは、王子ではなく、圧倒的な威厳を放つ「ある男」だった。
魂を焦がすような熱い視線が重なり、静まり返る謁見の間。この出会いが、王室を揺るがす大事件の幕開けになるとは、まだ誰も知らない。自身の価値を否定された少女が、真実の愛によって世界で最も幸福な王妃へと駆け上がる、逆転溺愛ストーリー。
※小説家になろう様にも投稿しています※
モブ転生とはこんなもの
詩森さよ(さよ吉)
恋愛
あたしはナナ。貧乏伯爵令嬢で転生者です。
乙女ゲームのプロローグで死んじゃうモブに転生したけど、奇跡的に助かったおかげで現在元気で幸せです。
今ゲームのラスト近くの婚約破棄の現場にいるんだけど、なんだか様子がおかしいの。
いったいどうしたらいいのかしら……。
現在筆者の時間的かつ体力的に感想などを受け付けない設定にしております。
どうぞよろしくお願いいたします。
他サイトでも公開しています。
最弱白竜ですが、なぜか学園最強の銀竜に番認定されました
めめめ
恋愛
竜の血を引く者だけが貴族になれるこの世界で、白竜は最も格の低い竜の証。
白竜の男爵令嬢リーゼロッテは、特待生として国内最高峰の王立竜騎学園に入学する。待っていたのは上位貴族からの蔑みと、学園を支配する四人の御曹司「四竜」。
その筆頭、銀竜公爵家の嫡男ルシアンに初日から啖呵を切ったリーゼは、いじめと嫉妬の嵐に巻き込まれていく。
それでも彼女は媚びない、逃げない、折れない。
やがてルシアンはリーゼから目が離せなくなり――
白竜の少女が、学園と王国の運命を変える。
身分差×竜×学園ラブファンタジー、開幕。
アラフォー幼女は異世界で大魔女を目指します
梅丸みかん
ファンタジー
第一章:長期休暇をとったアラフォー独身のミカは、登山へ行くと別の世界へ紛れ込んでしまう。その場所は、森の中にそびえる不思議な塔の一室だった。元の世界には戻れないし、手にしたゼリーを口にすれば、身体はなんと6歳の子どもに――。
ミカが封印の箱を開けると、そこから出てきたのは呪いによって人形にされた大魔女だった。その人形に「大魔女の素質がある」と告げられたミカは、どうせ元の世界に戻れないなら、大魔女を目指すことを決心する。
だが、人形師匠はとんでもなく自由すぎる。ミカは師匠に翻弄されまくるのだった。
第二章:巷で流れる大魔女の遺産の噂。その裏にある帝國の侵略の懸念。ミカは次第にその渦に巻き込まれていく。
第三章:異世界で唯一の友人ルカが消えた。その裏には保護部屋の存在が関わっていることが示唆され、ミカは潜入捜査に挑むことになるのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる