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神殿の変化
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神殿長の書斎での対面を終えて、忙しい神殿長の代わりにアキナに案内をしてもらうことになった。
どこもかしこも白い・・だけ。
本当に白いだけなのだ・・壁も廊下も天井も外壁も。
布で飾られることもなく、ありそうな置物もなく・・それこそ来た時のように人の気配がしないなんてことは無いけれど。
(あの時は、私を歓迎しようと神殿中の神官が祭壇の場へ集まってくれていたのだそう)
人が居るだけでいいということはない。
人の営みがある場所は、たとえどんな場であろうと、それらしく取り繕ったり飾ろうとするものだと思う。
・・・こんな場所でただ粛々と生活している彼らを憐れむのは違うだろうが、やり切れなさを感じてしまう。
そう思いながら黙って歩いていると、先程見たのと同じ大きな扉の前に着いた。
どうやら、扉は同じだけど立っている場所は違うところらしい・・
促されて入ると、
なるほど
なんてことはない、祭壇の場には祭壇からまっすぐ伸びた先にある扉、中央で十字になる辺りの横に対面して2箇所、祭壇手前横に対面で2箇所と合計5箇所に扉がある造りになっている。
この神殿内で、唯一祭壇の場だけは装飾もしっかり保たれているとのこと。
ここは参拝者など人が来る場所だからだろう。
いまはまだ誰も居ないようだ・・
祭壇前まで向かうと、
アキナ「こちらがこの国唯一の祭壇です。他国には各地に教会があって、それぞれに祭壇もあり神官も配置されていると聞いています・・ですが、リキュアでは先程神殿長がお話されていた通りの現状ですから・・
祈りたい民は首都まで足を運ばなければいけないのです。」
・・なんてことよ。
首都まで来るって、首都からとっても離れた地方は大変じゃない!!
これはいよいよ放っておけないわ。
ルナ「案内の途中ですけど、せっかくですしいま祈ってもいいでしょうか?」
と首を傾げて聞いてみる。
それを見た側近2人は”お嬢(様)あざとかわいい!!!”
決して口に出しては言わない。
言ってはいけないのだ・・拗ねちゃうから。
そんな”可愛い”を真正面から食らって、正気で居られる人がいるわけはなく。
正気を保てないアキナは、コクコクコクと頷いて返答している。
それだけでも立派かと・・
祈りの許可を得たルナティカは、スッと裁断の前へ近寄って跪く。
側近2人も同じくルナティカの少し後ろ両隣で跪く。
2人の行動にアキナは???となるが、何も言わずにいる。
ルナ ”神様、ルナティカ参りました!”
ふと、祭壇の場がふわぁっと光が広がり、もやぁっとシルエットが現れた。
ルナ「神様たちっ!先日ぶりです!!お目見えありがとうございますっ」
と元気よく告げた。
ルナとルイ、ジーンは先日、船上で会っているため驚かないが・・チラっと見えたアキナは一瞬固まったかと思ったら・・走り出した!どこへ????
と思って放っておいたけど。
ルイとジーンは跪いたまま、頭を垂れて動かない。
創造神「ほらほら、そなたらも頭をあげよ。神とは人々を見守る存在、我らの愛し子であるルナと側近であるそなたらは特別じゃ」
ほっほっと独特な笑いをしながら、優しく見下ろされる。
創造神の後方では、他の神様たちが手を振ったり、微笑んでいたり・・なんだか安心する。
家族というような感覚と言えばいいだろうか?
創造神「祈ってくれたのは嬉しいが、何やら問題があるようじゃな?儂らに言いたいことがあろう?話してみるがよいぞ。」
と、先に言われてしまった。
ルナ「実は・・・」
と、先程サジャから聞かされた国からの神殿の扱い、いまの現状を神様たちに話した。
すると、空気がフルフルと震えて、どこかでパラパラと木くず??土くず??が落ちたようだ。
キョロキョロして大丈夫か??と辺りを見てしまう。
私たちの居る場所は何も影響はないなぁ~
んー???
と思いながら、目線を神様たちへ戻すと・・・え?こわっ!!!
創造神様ほか、後ろの神様たちもお顔が・・・ヒィっ
って思っていたら、ギギギギギギィィィィと大きな音がきしんで扉が開いた。
そちらを見ると、あれ?サジャさん??とアキナ・・戻ってきたんだ・・の後ろからバタバタと神官たちも祭壇の場へ雪崩こんできた。
おおおおおおおい!多い多いよぉぉぉ人口過多じゃないかなぁぁぁ
そう思うほどの神殿内の人みんな来たのでは??という人数が入ってきた。
そして、彼は祭壇の光景を見てみんな崩れるように跪いてしまった。
その中で代表して口を開いた人がいる。
サジャ「突然の非礼、大変申し訳ありません!リキュア神殿の神殿長、サジャと申します。神々の皆様の訪れをこちらの神官アキナが報告に参りまして、皆で来た次第であります。」
こんな時に、神殿長じゃないと発言出来ないよねぇ・・そうだよねぇ
緊張するのもわかるっ
私たちも最初のお目見えの時はどうしようかと思ったし!
しかし、いまは別のことで緊張してるけど。
創造神「ちょうど良いところへ参った、我はアリュールの創造神である。後方に控えるはそれぞれの神だ。後ほど紹介しよう、してサジャと言ったな・・
いましがた我ら愛し子からこちらの神殿の現状を聞いたばかりよ。
いま一度問おう、その話は真であるか?」
そう問いかけている間にも、神々の怒気のせいで凍てつく雰囲気と顔が・・神というより魔王みたいになってるのだけど・・
ルナ「もうっ神様たち顔怖いっっ」とボソっと呟くと、
神々はビクッとなり、ルナティカの方向をチラっと見てから慌てて雰囲気と顔を戻すこと数十秒刻のこと。
ルイとジーンは怖がるルナティカを気遣い、そっと片方ずつ手を繋ぎ支えていた。
その2人に対して、神々は感謝すると小さく頷き、2人はそれに対して会釈する。
そんな信頼関係を眺め驚きながらも、どこか神々しいやり取りを神官たちは羨望の眼差しで見ていたとかなんとか・・
気を取り直して、サジャが姿勢よく神々へ向き合い伝える。
サジャ「全て相違なく真にございます」
と。
またもやズザァァッァァアアと物凄い怒気が出たが、思い直したのか一瞬で消え去ったけれど。
ルナティカを怖がらせることを覚えたらしい(笑)
創造神「そうか・・
そなたら、この現状であるにも関わらず我らに対する態度は崇高であるな。
国を、世界を作った儂ら神を凌ごうなどとのう・・怖いもの知らずとはこういうことじゃな。
しかし、現状放っておくわけにもいかんと判断した。
1週間待たれよ、その間に我ら神が少し介入しよう。
そなたらに悪いようにせんのでな。
その間、何があっても我らの愛し子のこと、頼んだぞ。それが対価じゃ」
姿を見たことがない神官のほうが多いのだ、そんな神々が目の前に現れ、神の言葉を聞き、愛し子を託された。
”必ずや守り抜かなれければ” 神が対価にするほど、今世の愛し子は神々に愛されているということ。
逆に、守りきれなかった時はそれ相応の覚悟をしておけということ。
神は一体何をしてくれようとしているのだろうか・・ただの人である私たちには知る由もない。
ルナ「神様たち、話を聞いてくれてありがとうございました!あとでお供え物置きますねっシトラス産の果物もあるので!」
と、ニッコリ笑う顔を見て周りは皆、この笑顔を守るぞ!と意気込む。
神々は側近2人に思念を送る。
神々”常にルナに付くように、そなたら2人にはそれぞれルナの祝福がかかっているが、我らからも加護を与えた、我らの手出し出来ぬところもあるからな。
今後もルナから離れることは許さぬ・・共に寄り添い共に従え”
ルイ ”はっ肝に命じます”
ジーン ”この命に変えても”
ルナの知らないところで、側近2人が最強の加護持ちになっていた。
明日から1週間、この国で何が変わるだろうか・・・
どこもかしこも白い・・だけ。
本当に白いだけなのだ・・壁も廊下も天井も外壁も。
布で飾られることもなく、ありそうな置物もなく・・それこそ来た時のように人の気配がしないなんてことは無いけれど。
(あの時は、私を歓迎しようと神殿中の神官が祭壇の場へ集まってくれていたのだそう)
人が居るだけでいいということはない。
人の営みがある場所は、たとえどんな場であろうと、それらしく取り繕ったり飾ろうとするものだと思う。
・・・こんな場所でただ粛々と生活している彼らを憐れむのは違うだろうが、やり切れなさを感じてしまう。
そう思いながら黙って歩いていると、先程見たのと同じ大きな扉の前に着いた。
どうやら、扉は同じだけど立っている場所は違うところらしい・・
促されて入ると、
なるほど
なんてことはない、祭壇の場には祭壇からまっすぐ伸びた先にある扉、中央で十字になる辺りの横に対面して2箇所、祭壇手前横に対面で2箇所と合計5箇所に扉がある造りになっている。
この神殿内で、唯一祭壇の場だけは装飾もしっかり保たれているとのこと。
ここは参拝者など人が来る場所だからだろう。
いまはまだ誰も居ないようだ・・
祭壇前まで向かうと、
アキナ「こちらがこの国唯一の祭壇です。他国には各地に教会があって、それぞれに祭壇もあり神官も配置されていると聞いています・・ですが、リキュアでは先程神殿長がお話されていた通りの現状ですから・・
祈りたい民は首都まで足を運ばなければいけないのです。」
・・なんてことよ。
首都まで来るって、首都からとっても離れた地方は大変じゃない!!
これはいよいよ放っておけないわ。
ルナ「案内の途中ですけど、せっかくですしいま祈ってもいいでしょうか?」
と首を傾げて聞いてみる。
それを見た側近2人は”お嬢(様)あざとかわいい!!!”
決して口に出しては言わない。
言ってはいけないのだ・・拗ねちゃうから。
そんな”可愛い”を真正面から食らって、正気で居られる人がいるわけはなく。
正気を保てないアキナは、コクコクコクと頷いて返答している。
それだけでも立派かと・・
祈りの許可を得たルナティカは、スッと裁断の前へ近寄って跪く。
側近2人も同じくルナティカの少し後ろ両隣で跪く。
2人の行動にアキナは???となるが、何も言わずにいる。
ルナ ”神様、ルナティカ参りました!”
ふと、祭壇の場がふわぁっと光が広がり、もやぁっとシルエットが現れた。
ルナ「神様たちっ!先日ぶりです!!お目見えありがとうございますっ」
と元気よく告げた。
ルナとルイ、ジーンは先日、船上で会っているため驚かないが・・チラっと見えたアキナは一瞬固まったかと思ったら・・走り出した!どこへ????
と思って放っておいたけど。
ルイとジーンは跪いたまま、頭を垂れて動かない。
創造神「ほらほら、そなたらも頭をあげよ。神とは人々を見守る存在、我らの愛し子であるルナと側近であるそなたらは特別じゃ」
ほっほっと独特な笑いをしながら、優しく見下ろされる。
創造神の後方では、他の神様たちが手を振ったり、微笑んでいたり・・なんだか安心する。
家族というような感覚と言えばいいだろうか?
創造神「祈ってくれたのは嬉しいが、何やら問題があるようじゃな?儂らに言いたいことがあろう?話してみるがよいぞ。」
と、先に言われてしまった。
ルナ「実は・・・」
と、先程サジャから聞かされた国からの神殿の扱い、いまの現状を神様たちに話した。
すると、空気がフルフルと震えて、どこかでパラパラと木くず??土くず??が落ちたようだ。
キョロキョロして大丈夫か??と辺りを見てしまう。
私たちの居る場所は何も影響はないなぁ~
んー???
と思いながら、目線を神様たちへ戻すと・・・え?こわっ!!!
創造神様ほか、後ろの神様たちもお顔が・・・ヒィっ
って思っていたら、ギギギギギギィィィィと大きな音がきしんで扉が開いた。
そちらを見ると、あれ?サジャさん??とアキナ・・戻ってきたんだ・・の後ろからバタバタと神官たちも祭壇の場へ雪崩こんできた。
おおおおおおおい!多い多いよぉぉぉ人口過多じゃないかなぁぁぁ
そう思うほどの神殿内の人みんな来たのでは??という人数が入ってきた。
そして、彼は祭壇の光景を見てみんな崩れるように跪いてしまった。
その中で代表して口を開いた人がいる。
サジャ「突然の非礼、大変申し訳ありません!リキュア神殿の神殿長、サジャと申します。神々の皆様の訪れをこちらの神官アキナが報告に参りまして、皆で来た次第であります。」
こんな時に、神殿長じゃないと発言出来ないよねぇ・・そうだよねぇ
緊張するのもわかるっ
私たちも最初のお目見えの時はどうしようかと思ったし!
しかし、いまは別のことで緊張してるけど。
創造神「ちょうど良いところへ参った、我はアリュールの創造神である。後方に控えるはそれぞれの神だ。後ほど紹介しよう、してサジャと言ったな・・
いましがた我ら愛し子からこちらの神殿の現状を聞いたばかりよ。
いま一度問おう、その話は真であるか?」
そう問いかけている間にも、神々の怒気のせいで凍てつく雰囲気と顔が・・神というより魔王みたいになってるのだけど・・
ルナ「もうっ神様たち顔怖いっっ」とボソっと呟くと、
神々はビクッとなり、ルナティカの方向をチラっと見てから慌てて雰囲気と顔を戻すこと数十秒刻のこと。
ルイとジーンは怖がるルナティカを気遣い、そっと片方ずつ手を繋ぎ支えていた。
その2人に対して、神々は感謝すると小さく頷き、2人はそれに対して会釈する。
そんな信頼関係を眺め驚きながらも、どこか神々しいやり取りを神官たちは羨望の眼差しで見ていたとかなんとか・・
気を取り直して、サジャが姿勢よく神々へ向き合い伝える。
サジャ「全て相違なく真にございます」
と。
またもやズザァァッァァアアと物凄い怒気が出たが、思い直したのか一瞬で消え去ったけれど。
ルナティカを怖がらせることを覚えたらしい(笑)
創造神「そうか・・
そなたら、この現状であるにも関わらず我らに対する態度は崇高であるな。
国を、世界を作った儂ら神を凌ごうなどとのう・・怖いもの知らずとはこういうことじゃな。
しかし、現状放っておくわけにもいかんと判断した。
1週間待たれよ、その間に我ら神が少し介入しよう。
そなたらに悪いようにせんのでな。
その間、何があっても我らの愛し子のこと、頼んだぞ。それが対価じゃ」
姿を見たことがない神官のほうが多いのだ、そんな神々が目の前に現れ、神の言葉を聞き、愛し子を託された。
”必ずや守り抜かなれければ” 神が対価にするほど、今世の愛し子は神々に愛されているということ。
逆に、守りきれなかった時はそれ相応の覚悟をしておけということ。
神は一体何をしてくれようとしているのだろうか・・ただの人である私たちには知る由もない。
ルナ「神様たち、話を聞いてくれてありがとうございました!あとでお供え物置きますねっシトラス産の果物もあるので!」
と、ニッコリ笑う顔を見て周りは皆、この笑顔を守るぞ!と意気込む。
神々は側近2人に思念を送る。
神々”常にルナに付くように、そなたら2人にはそれぞれルナの祝福がかかっているが、我らからも加護を与えた、我らの手出し出来ぬところもあるからな。
今後もルナから離れることは許さぬ・・共に寄り添い共に従え”
ルイ ”はっ肝に命じます”
ジーン ”この命に変えても”
ルナの知らないところで、側近2人が最強の加護持ちになっていた。
明日から1週間、この国で何が変わるだろうか・・・
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