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神殿2(リキュア国)
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案内された書斎はそこまで広くはなく、割と小ぢんまりと言ったほうがしっくりくる感じ。
余計なものを置いていない、本当に仕事をする部屋だと伺える。
少し小さめだが、3人掛けソファ席がテーブルを挟んで対面にあって、どれも素朴な木で出来た落ち着いたものだ。
他の家具にしても、豪華さは感じられない。
質素倹約でも掲げているのだろうか??
と思いながらも、勧められるままにソファへ腰を下ろす。
キョロっとしているのがバレたらしい・・神殿長がクスっと笑っている。
サジャ「そんなに珍しいですか??」
と聞かれてしまった。
ルナ「・・いえ、珍しいというか・・言い方は失礼ですが、もっと豪華にしているものかと思って・・勝手な想像ですね、すみません。」
つい本音を言ってしまった。
サジャは軽く笑って、
サジャ「いえいえ、本当のことですからね。この国では神殿にあまり重きを置いていないというか、もちろん多くの民は礼拝に訪れたり、相談に来たり、怪我の治療に来たり・・他にも。
しかし、王室や貴族はそうではないのです。
ここだけの話というには、国民に誰もが周知していることです・・王室や貴族は自分たちが贅沢を出来たらそれでいいという考えです。
しかし、中には神々へ日々感謝し、礼拝や寄付をして下さる貴族の方もいらっしゃいます。
そのような方々に支えられてどうにか運営しているに過ぎないため、最低限の佇まいを維持するので精一杯でして・・
お恥ずかしいですが、それが事実なのです。」
と現状を話してくれた。
私とルイ、ジーンの3人はそれを聞いて驚いた。
だって・・アール国では、神殿は王室と同じくらいの立場にあったし、そりゃどっちの権力が上だのと争いもあったと聞いたけれど、
私のことをキッカケにお互い手を結んだと聞いた。
”愛し子を守る同盟”らしい。
陛下から知らされて、とっても恥ずかしい思いをしたけれど、そのおかげで私は安心してアール国民として暮らしていけていたんだと思う。
いまサジャ様から聞いた話では、むしろ神殿なんて足蹴にしているくらいの存在じゃないか・・
神様たちの存在を否定しているかのようだわ。
ルナ「そんなのって・・もはや神様たちの存在を否定しているじゃないですかっ・・」
と呟いた。
サジャ「・・不快な気持ちにさせてしまい申し訳ありません。
ですが、いまの状態が常でして・・
しかし私たち神殿に仕える者は、神々の存在を信じ日々祈りを捧げ、人々へ寄り添っております。
この先、神殿を維持出来るかどうかはわかりませんが、神殿が無くなったとしても私たちの思いも行いも変わりません。
そのような時に、愛し子様に来ていただけたことは本当に心強いです。
どうか、私たちの神殿でも祈りを捧げていただけませんか?」
サジャの言葉とても誠実で、嘘など無いと感じられる、だからこそ私に出来ることは少ないけれど、出来ることはやりたいと思った・・
ルナ「サジャ様、どうか頭を上げてください、あなたの気持ちはしっかり伝わっています。
私が祈ることで何かが変わるのなら・・是非、祈らせてもらいます。
民を支え、民に支えられる神殿のためなら。」
その言葉を聞いて、サジャは涙を流した。
・・・
サジャ「愛し子様・・いえ、ルナティカ様・・ありがとうございますっ本当にっっ」
神殿長として、沢山の責任を負っているであろう彼が、そしてその彼に付いて神へ仕え、民を支えていく彼らが不幸であってはいけないと思う。
あとで祭壇へ行こう。
もしかしたら・・いやどうかな??
ルイとジーンを顔を見合わせて、微笑んだ。
2人も頷いてくれた。
私の選択は間違っていないと思う。
そっと、部屋の入口に佇むアキナに目をやると、彼もまた少し涙目になっていた。
”この神殿は、失くしちゃいけない”
ーーーーー
神殿編、もう少し続きます。
作者少し風邪気味でありますが、皆様も体調にはお気をつけて。
鼻詰まりが凄いっ
余計なものを置いていない、本当に仕事をする部屋だと伺える。
少し小さめだが、3人掛けソファ席がテーブルを挟んで対面にあって、どれも素朴な木で出来た落ち着いたものだ。
他の家具にしても、豪華さは感じられない。
質素倹約でも掲げているのだろうか??
と思いながらも、勧められるままにソファへ腰を下ろす。
キョロっとしているのがバレたらしい・・神殿長がクスっと笑っている。
サジャ「そんなに珍しいですか??」
と聞かれてしまった。
ルナ「・・いえ、珍しいというか・・言い方は失礼ですが、もっと豪華にしているものかと思って・・勝手な想像ですね、すみません。」
つい本音を言ってしまった。
サジャは軽く笑って、
サジャ「いえいえ、本当のことですからね。この国では神殿にあまり重きを置いていないというか、もちろん多くの民は礼拝に訪れたり、相談に来たり、怪我の治療に来たり・・他にも。
しかし、王室や貴族はそうではないのです。
ここだけの話というには、国民に誰もが周知していることです・・王室や貴族は自分たちが贅沢を出来たらそれでいいという考えです。
しかし、中には神々へ日々感謝し、礼拝や寄付をして下さる貴族の方もいらっしゃいます。
そのような方々に支えられてどうにか運営しているに過ぎないため、最低限の佇まいを維持するので精一杯でして・・
お恥ずかしいですが、それが事実なのです。」
と現状を話してくれた。
私とルイ、ジーンの3人はそれを聞いて驚いた。
だって・・アール国では、神殿は王室と同じくらいの立場にあったし、そりゃどっちの権力が上だのと争いもあったと聞いたけれど、
私のことをキッカケにお互い手を結んだと聞いた。
”愛し子を守る同盟”らしい。
陛下から知らされて、とっても恥ずかしい思いをしたけれど、そのおかげで私は安心してアール国民として暮らしていけていたんだと思う。
いまサジャ様から聞いた話では、むしろ神殿なんて足蹴にしているくらいの存在じゃないか・・
神様たちの存在を否定しているかのようだわ。
ルナ「そんなのって・・もはや神様たちの存在を否定しているじゃないですかっ・・」
と呟いた。
サジャ「・・不快な気持ちにさせてしまい申し訳ありません。
ですが、いまの状態が常でして・・
しかし私たち神殿に仕える者は、神々の存在を信じ日々祈りを捧げ、人々へ寄り添っております。
この先、神殿を維持出来るかどうかはわかりませんが、神殿が無くなったとしても私たちの思いも行いも変わりません。
そのような時に、愛し子様に来ていただけたことは本当に心強いです。
どうか、私たちの神殿でも祈りを捧げていただけませんか?」
サジャの言葉とても誠実で、嘘など無いと感じられる、だからこそ私に出来ることは少ないけれど、出来ることはやりたいと思った・・
ルナ「サジャ様、どうか頭を上げてください、あなたの気持ちはしっかり伝わっています。
私が祈ることで何かが変わるのなら・・是非、祈らせてもらいます。
民を支え、民に支えられる神殿のためなら。」
その言葉を聞いて、サジャは涙を流した。
・・・
サジャ「愛し子様・・いえ、ルナティカ様・・ありがとうございますっ本当にっっ」
神殿長として、沢山の責任を負っているであろう彼が、そしてその彼に付いて神へ仕え、民を支えていく彼らが不幸であってはいけないと思う。
あとで祭壇へ行こう。
もしかしたら・・いやどうかな??
ルイとジーンを顔を見合わせて、微笑んだ。
2人も頷いてくれた。
私の選択は間違っていないと思う。
そっと、部屋の入口に佇むアキナに目をやると、彼もまた少し涙目になっていた。
”この神殿は、失くしちゃいけない”
ーーーーー
神殿編、もう少し続きます。
作者少し風邪気味でありますが、皆様も体調にはお気をつけて。
鼻詰まりが凄いっ
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