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王宮で見えた企み
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はぁー最近、執務が多すぎじゃないか??
地方からの嘆願書の山も全然読み切れていない。
上の兄2人と手分けして3人でやっているはずが、一向に減らないのはなぜだ。
ここ最近、まともに休みすら取れていないため、兄弟で定例の報告し合う茶会も開けずにいる。
とはいえ、あくまでも参加するのは兄弟3人だけ、外部の余計な思惑や、詮索が入らないためだ。
失礼、私はリキュア国第三王子のアモン(17)頼れる兄2人を補佐する時期宰相。
第一王子であるラナン(19)聡明で物事としっかり向き合う人柄、次期国王で王太子。
第二王子のシモン(18)武力に長けているため騎士団や暗部を纏めている現騎士団長。
信頼の置ける臣下であり、現宰相とその周りの者たちと協力関係を築いている。
年子だからか、兄弟にして友人のような何でも言い合える気安い関係なのは良いことだろう。
互いの役割もしっかり弁えて、継承争いなんて話はうちには関係ないほどだ。
臣下もそれを理解していて、王子の派閥などという馬鹿げたものも無い。
皆で力を合わせてこの資源の少ない我が国をどうにか盛り立てようと試行錯誤している。
だが、現状に賛同し協力してくれている臣下の貴族は少ない。
大多数は私達の父である王と共謀し、国から神教を排除し政も民の縋り祈る存在も、王室であるべき!!と宣っているのだ。
同じ血が流れた親であるとは思えない思想・・
自分がどれだけの存在なのかと驕る姿に、子でありながら私達王子3人はアレを引きずり下ろし、この国に正しき政治と神殿の位置を取り戻さねばと画策しているところだ。
しかし、あのような者でも王という位置にいる・・アレの周りは愚王を傀儡とし、己らの欲を満たす政策を良いように囁き実行させているのだ。
アレがそうなってからもう何年だろうか・・私たち王子が幼き頃、まだ母上である王妃が健在の時はああではなかったように思う。
それは・・王妃を寵愛するが故に、王妃の止めることには頷いていたからであろうと、いまならわかる。
まともな思考を持った王妃が亡くなった後、考えることを止めた王は権力に群がるハエのような臣下に食い潰されているようだ。
いまではもう、人であるかも疑わしい王に、たとえ自分の親であろうともう知ったことではない・・いまの国の現状をこのままにしていては国は滅びる・・
民が居てこその国なのだと、知らなぬほど馬鹿ではない。
さて・・どうするか・・
そう悩み、兄達との茶会も出来ない日々・・夜中まで明日のやることを確認しつつ、書類がまだ残っているのを見つつ気分転換に少し厨房へ寄った。
料理長が明日の仕込みを終えたばかりだと、残ったいたビスケットとミルクティーを渡してくれて執務室へ戻る途中・・
通りがかった王のプライベートサロンから薄っすら明りが漏れていた。
まだ居たのか??と思い通り過ぎようとしたところ、聴こえた内容が不穏過ぎた。
王「だからなぁ・・どうやって近づこうか?」
?「そこは私の私兵を街人に変装させて・・」
王「バレては意味がではないか?」
?「商店へは客のフリをするんですよ・・私が商品を依頼すると・・」
王「なるほど・・して、裏の宿へは潜り込めんだろう?」
?「裏組織で影と同じような手の者がおりますよ・・攫うなど容易かと」
王「ほうほう、そうか。愛し子を攫うにはそれくらいせんとなぁ」
?「そうですとも・・城へ招いて王子たちと合わせてしまえば、あの美貌にお互い虜になるのでは?」
王「いいのう~神すらも王室へ取り込むかの・・王室が揺るぎないものになるの」
?「そうですとも、全て陛下のために・・」
王「おぉ~そうか、そう言ってくれるか」
?「もちろんですとも、我らはいかなる時も陛下のために」
王「嬉しいことを言ってくれるな・・愛し子か・・会うのが楽しみじゃな・・」
ニヤリと笑みながら、目は笑っていないだろう声。
というか・・いまの会話はなんだ???
愛し子??まさか、愛し子様がいまリキュアにいらっしゃってるのか??
私たちはそのような情報聞いていないぞ?
・・・
なぜだ?
まさか・・私たちが忙しいのは、わざとそう仕向けられていた??
なんということだ・・これは・・早急に兄上たちと話をしないと、大変なことでは済まされないぞ!!
地方からの嘆願書の山も全然読み切れていない。
上の兄2人と手分けして3人でやっているはずが、一向に減らないのはなぜだ。
ここ最近、まともに休みすら取れていないため、兄弟で定例の報告し合う茶会も開けずにいる。
とはいえ、あくまでも参加するのは兄弟3人だけ、外部の余計な思惑や、詮索が入らないためだ。
失礼、私はリキュア国第三王子のアモン(17)頼れる兄2人を補佐する時期宰相。
第一王子であるラナン(19)聡明で物事としっかり向き合う人柄、次期国王で王太子。
第二王子のシモン(18)武力に長けているため騎士団や暗部を纏めている現騎士団長。
信頼の置ける臣下であり、現宰相とその周りの者たちと協力関係を築いている。
年子だからか、兄弟にして友人のような何でも言い合える気安い関係なのは良いことだろう。
互いの役割もしっかり弁えて、継承争いなんて話はうちには関係ないほどだ。
臣下もそれを理解していて、王子の派閥などという馬鹿げたものも無い。
皆で力を合わせてこの資源の少ない我が国をどうにか盛り立てようと試行錯誤している。
だが、現状に賛同し協力してくれている臣下の貴族は少ない。
大多数は私達の父である王と共謀し、国から神教を排除し政も民の縋り祈る存在も、王室であるべき!!と宣っているのだ。
同じ血が流れた親であるとは思えない思想・・
自分がどれだけの存在なのかと驕る姿に、子でありながら私達王子3人はアレを引きずり下ろし、この国に正しき政治と神殿の位置を取り戻さねばと画策しているところだ。
しかし、あのような者でも王という位置にいる・・アレの周りは愚王を傀儡とし、己らの欲を満たす政策を良いように囁き実行させているのだ。
アレがそうなってからもう何年だろうか・・私たち王子が幼き頃、まだ母上である王妃が健在の時はああではなかったように思う。
それは・・王妃を寵愛するが故に、王妃の止めることには頷いていたからであろうと、いまならわかる。
まともな思考を持った王妃が亡くなった後、考えることを止めた王は権力に群がるハエのような臣下に食い潰されているようだ。
いまではもう、人であるかも疑わしい王に、たとえ自分の親であろうともう知ったことではない・・いまの国の現状をこのままにしていては国は滅びる・・
民が居てこその国なのだと、知らなぬほど馬鹿ではない。
さて・・どうするか・・
そう悩み、兄達との茶会も出来ない日々・・夜中まで明日のやることを確認しつつ、書類がまだ残っているのを見つつ気分転換に少し厨房へ寄った。
料理長が明日の仕込みを終えたばかりだと、残ったいたビスケットとミルクティーを渡してくれて執務室へ戻る途中・・
通りがかった王のプライベートサロンから薄っすら明りが漏れていた。
まだ居たのか??と思い通り過ぎようとしたところ、聴こえた内容が不穏過ぎた。
王「だからなぁ・・どうやって近づこうか?」
?「そこは私の私兵を街人に変装させて・・」
王「バレては意味がではないか?」
?「商店へは客のフリをするんですよ・・私が商品を依頼すると・・」
王「なるほど・・して、裏の宿へは潜り込めんだろう?」
?「裏組織で影と同じような手の者がおりますよ・・攫うなど容易かと」
王「ほうほう、そうか。愛し子を攫うにはそれくらいせんとなぁ」
?「そうですとも・・城へ招いて王子たちと合わせてしまえば、あの美貌にお互い虜になるのでは?」
王「いいのう~神すらも王室へ取り込むかの・・王室が揺るぎないものになるの」
?「そうですとも、全て陛下のために・・」
王「おぉ~そうか、そう言ってくれるか」
?「もちろんですとも、我らはいかなる時も陛下のために」
王「嬉しいことを言ってくれるな・・愛し子か・・会うのが楽しみじゃな・・」
ニヤリと笑みながら、目は笑っていないだろう声。
というか・・いまの会話はなんだ???
愛し子??まさか、愛し子様がいまリキュアにいらっしゃってるのか??
私たちはそのような情報聞いていないぞ?
・・・
なぜだ?
まさか・・私たちが忙しいのは、わざとそう仕向けられていた??
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