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協力者
しおりを挟む神殿では、ここに居る間の仕事として・・ということで空いた時間には自ら祭壇前に居座り、きっちり30分刻祈りを捧げることにしている。
私が祈ってるいる間、後ろの自由席にはその刻の祈りを捧げる担当の神官がいる。
同じ神々への祈る場、誰がいようと私は気にしないのだけど・・
神官たちはそうではないようで、この場に入ってくると一瞬びっくりされる(苦笑)
もちろん、神殿の全ての神官たちに事情を説明してあるため、皆さんわかっているはずだろうけど・・
普段居ない存在で尚且つ、自分たちの崇める神々の寵愛を受ける存在となると、やっぱり緊張するんだろうな。
私が同じ立場であったなら・・間違いなく緊張するだろうなぁ?
だから、私はただ微笑んで気にしないでおく。
神殿とコンポートの話し合いが済んでホッとしたのも束の間・・王宮が何やら動くかもしれないとの情報がもたらされた。
そんな情報、機密であり不確かでした・・とは言えない・・
一体どこからの情報かというと、
以前水の神が調べて発覚した、”愛し子様崇拝同盟”・・あちらの会員の皆様・・何やら有能だったようで、城へ軽々侵入しての諜報活動をしていたと。
行動にでた理由が、神様から愛し子様の危機だと聞いて、自分たちの出来ることをやろう!と立ち上がったらいし。
それを聞いた私たち・・”は???” って反応は正しいよね?
わざわざ会長がやってきてくれて、話をしてくれた。
神殿に来たときには神官たちもびっくりしたらしいが、水の神が現れて身元を証明してくれたのだと。
いや、心底有難い・・本当に・・だけどお城へ侵入することがどれだけ危険か、そんなの子どもでも知っている。
それなのに彼らはやってのけた・・私事なのに申し訳ないっ
”みなさんが無事で居てくれてよかった・・でもこの先、リキュア王室の企みや関係者に捕まったりしませんように”
自分で言うのも何だけれど、こんな小娘1人の為に危険を冒して動いてくれたなんて、感謝してもし足りないというもの。
もちろん、その祈りはしっかりと神々へ届くのだ。
”愛し子様崇拝同盟” 名称が長いし恥ずかしすぎる・・、私が嫌がった結果ルイとジーンが考えてくれた新たな名称”ユニオン「リル」”
特別な意味という意味はないのだけど、同盟=ユニオン リル=この世界で現存する花の中で最も愛し子の色に近い色を持つとされる花。パールホワイトと青紫の花弁を持つ花 それを象徴にしたということ。
名称の理由を聞いた彼らは、感動して快く改名してくれたという。
「リル」の皆さんからの報告だと、王室では愛し子を攫って城へ強制招待しようとしているらしい。王様が考えるにしてはずさん過ぎませんか??と思ったのは、私だけではないはず。
だって、周りのみんなも呆れた顔してたもん。
そして、その計画を知った後に少し城でうろついたらしい(なにしてんのよ)、その際に偶然王子たちが話してる現場に出くわし、内容を聞けたとのこと。
曰く、何やら王室どころかこの国の王族と貴族では考え方の違う派閥があるとのこと、王子たちは皆しっかりしていて、こちらも偶然聞いたという王様の企みを危険視していたとのこと。
なるほど~と言っているところに、1人の神官がこちらへ来た。
何かを手にしてる・・??
神官「愛し子様!お話中失礼します、こちらを城の遣いというものから預かりました。」
????
え?いまその話聞いたばっかりなのに??皆さんの動くの早くないですか!?
と驚きつつも、それだけ切羽詰まってるのだろうかと不安にもなる。
両隣のルイとジーンの手を強く握ってしまう・・
2人は安心させるように微笑みながら、手を握り返してくれた。
これだけでもホッとする・・
届けられたのは封書?手紙かな?
内容は、先程「リル」から聞いた内容と同じく、王子側から正式に城へ招待し、茶会のような気軽な場で実際に話しをしたいということだった。
茶会の場には、王子3人とそれぞれの婚約者も同席させるということも添えられていた。
謁見のような場は実はあまりしっかりと話が出来ない・・茶会のような砕けた場のほうがまだ・・
爵位は低くてもしっかりと令嬢であるルナティカもそれは知っている。
そして、懸念していた”王子たちとの無理やり婚約”というのが回避されそうな感じがした。
だって、それぞれ己の婚約者を同席させるということはだよ?自分には既に婚約者がいるので貴女とは縁を結べません、と暗に言ってるということだよ。
だからこそ、この招待を受けることにした。
「リル」のメンバーで、諜報活動全般を担え尚且つ暗部に居たことがある者がいるらしく、味方は多いほうがいいということで、その者と数名が知られないように同行してくれることになった。
ルナティカは安心したが、ルイとジーンは彼らにルナティカの身辺を任せられるほどの力量があるのか不安があったため、主人の知らないところで接触しお互いの素性とちょっとした手合わせをして信頼を築くのだった。
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