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リキュア王室(愛し子様からの手紙)
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愛し子様御一行がリキュア地方巡りへ行かれてから数日、
アモン「陛下、ルナ様からお手紙が届いております。
いますぐ確認したほうがよろしいかと。」
と、可愛らしい薄いブルーの封筒を渡された。
愛し子様らしい色だなぁと思いつつ、ただの手紙にしては膨らみ方がただ事じゃなさそうだと感じられた・・何かあったのかもしれないと心配になりつつも、
そういえば常にあの側近2人が付いているし、なんならいつでも神々を呼べると言っていた事を思い出して、杞憂だと思い直す。
ラナン「というか、アモン。確かに国王になったがいままで通り兄様と呼んでくれと言っただろう?
兄は寂しいぞ・・」
アモン「しかし、他の臣下に示しがつきません!・・せめて兄弟その配偶者だけの時限定にしてください。」
ラナン「仕方ないな・・お前を困らせたいわけじゃないからな!
譲歩しようじゃないか、シモンにもちゃんと伝えておいてくれよ?
さて・・コレに目を通すか。」
そうして愛し子様からの報告書並の手紙に目を通していくと、段々と冷や汗が出てくる。
アモン「ラナン兄様?どうかされたんですか?
随分と顔色が悪いですが・・」
と、心配してこちらを覗き込んでくるがソレに答えられないくらい・・ソレどころじゃなくなっている。
コレは不味い・・
ラナン「アモン、弟ではなく現宰相としてのお前に話す。
落ち着いて聞け・・愛し子様御一行からの報告で、ゼダの町が消滅したとのことだ。」
・・・・
????
アモン「はい??消滅??」
ラナン「あぁ・・どうしてそこに至ったかも詳細を記されているが、とにかく結果的にはゼダという町はもうこの世に無い。
それが事実だということだ。」
アモン「え・・いや、消滅って・・消えた??!!
そんな・・ラナン兄様、いったい何があったというのです??
僕にも教えて下さい!!」
ラナン「あぁ、もちろんだ。
しかし、俺達だけではなくコレは臣下も知っておいたほうが事だと思う。
急ではあるが、いまから各要人、貴族を王城へ招集してこの事実を公表しなければならない。
リキュアではあの父のせいでこれまで神々と愛し子様を軽んじている節があるからな・・
これから先も同じような運命を辿るところが無いとは言い切れないんだ・・
いまからでも周知することで回避出来るならせねば・・
リキュアの人口はごっそり減ることになるぞ。
急でくれ!!」
アモン「っっ!!わかりました。
いまから召集令をかけます。
・・早くても1時間刻はかかると思われますので、陛下もそれまでにご支度お願いします。」
ラナン「あぁ。心得ている。
・・アモン無理を言ってすまないっ」
アモン「・・ラナン兄様、僕たち兄弟で良かったですね!どんなことがあっても、兄弟で支え合っていけます!幸い賢く素敵な伴侶もおります!みんなで乗り越えると決めたでしょう?」
ラナン「そうだったな・・ありがとう、では後ほどな。」
その言葉に頷き、陛下の部屋を去った。
アモンはまず上の兄、シモンへ招集の話を回し、その後各家へ伝達をする。
もちろん、王妃や自分たちの婚約者もだが、ちょうど3人とも王宮に居たため、すぐに伝えられた。
賢い3人は騒がず、陛下からのお言葉を聞けばわかるから!とだけ言うとそれぞれ出来ることをやりつつ、謁見の間へと向っていった。
出来る伴侶がいると、こんなに頼もしいのかと思ってしまう。
でも、それに胡座をかかず僕も精進しなきゃ・・
そうこうして1時間刻ほど過ぎた頃、リキュア王室謁見の間では貴族要人全てが揃っており、いったい何事か??と怪訝な顔をしている。
それはそうだ・・急過ぎたからな。
しかし、コレを聞けば緊急案件じゃないなどとは言えないだろう。
いまもまだ冷や汗が止まらないのとどうにか誤魔化してこの場にいるというのに・・
どう切り出したものか・・と悩みながらもありのままを伝えるしかないのは分かっているが衝撃が凄いと分かっているから、慎重にならずにいられない。
アモン「陛下、ルナ様からお手紙が届いております。
いますぐ確認したほうがよろしいかと。」
と、可愛らしい薄いブルーの封筒を渡された。
愛し子様らしい色だなぁと思いつつ、ただの手紙にしては膨らみ方がただ事じゃなさそうだと感じられた・・何かあったのかもしれないと心配になりつつも、
そういえば常にあの側近2人が付いているし、なんならいつでも神々を呼べると言っていた事を思い出して、杞憂だと思い直す。
ラナン「というか、アモン。確かに国王になったがいままで通り兄様と呼んでくれと言っただろう?
兄は寂しいぞ・・」
アモン「しかし、他の臣下に示しがつきません!・・せめて兄弟その配偶者だけの時限定にしてください。」
ラナン「仕方ないな・・お前を困らせたいわけじゃないからな!
譲歩しようじゃないか、シモンにもちゃんと伝えておいてくれよ?
さて・・コレに目を通すか。」
そうして愛し子様からの報告書並の手紙に目を通していくと、段々と冷や汗が出てくる。
アモン「ラナン兄様?どうかされたんですか?
随分と顔色が悪いですが・・」
と、心配してこちらを覗き込んでくるがソレに答えられないくらい・・ソレどころじゃなくなっている。
コレは不味い・・
ラナン「アモン、弟ではなく現宰相としてのお前に話す。
落ち着いて聞け・・愛し子様御一行からの報告で、ゼダの町が消滅したとのことだ。」
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アモン「はい??消滅??」
ラナン「あぁ・・どうしてそこに至ったかも詳細を記されているが、とにかく結果的にはゼダという町はもうこの世に無い。
それが事実だということだ。」
アモン「え・・いや、消滅って・・消えた??!!
そんな・・ラナン兄様、いったい何があったというのです??
僕にも教えて下さい!!」
ラナン「あぁ、もちろんだ。
しかし、俺達だけではなくコレは臣下も知っておいたほうが事だと思う。
急ではあるが、いまから各要人、貴族を王城へ招集してこの事実を公表しなければならない。
リキュアではあの父のせいでこれまで神々と愛し子様を軽んじている節があるからな・・
これから先も同じような運命を辿るところが無いとは言い切れないんだ・・
いまからでも周知することで回避出来るならせねば・・
リキュアの人口はごっそり減ることになるぞ。
急でくれ!!」
アモン「っっ!!わかりました。
いまから召集令をかけます。
・・早くても1時間刻はかかると思われますので、陛下もそれまでにご支度お願いします。」
ラナン「あぁ。心得ている。
・・アモン無理を言ってすまないっ」
アモン「・・ラナン兄様、僕たち兄弟で良かったですね!どんなことがあっても、兄弟で支え合っていけます!幸い賢く素敵な伴侶もおります!みんなで乗り越えると決めたでしょう?」
ラナン「そうだったな・・ありがとう、では後ほどな。」
その言葉に頷き、陛下の部屋を去った。
アモンはまず上の兄、シモンへ招集の話を回し、その後各家へ伝達をする。
もちろん、王妃や自分たちの婚約者もだが、ちょうど3人とも王宮に居たため、すぐに伝えられた。
賢い3人は騒がず、陛下からのお言葉を聞けばわかるから!とだけ言うとそれぞれ出来ることをやりつつ、謁見の間へと向っていった。
出来る伴侶がいると、こんなに頼もしいのかと思ってしまう。
でも、それに胡座をかかず僕も精進しなきゃ・・
そうこうして1時間刻ほど過ぎた頃、リキュア王室謁見の間では貴族要人全てが揃っており、いったい何事か??と怪訝な顔をしている。
それはそうだ・・急過ぎたからな。
しかし、コレを聞けば緊急案件じゃないなどとは言えないだろう。
いまもまだ冷や汗が止まらないのとどうにか誤魔化してこの場にいるというのに・・
どう切り出したものか・・と悩みながらもありのままを伝えるしかないのは分かっているが衝撃が凄いと分かっているから、慎重にならずにいられない。
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