神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします

夜明シスカ

文字の大きさ
99 / 153

相談と決定

しおりを挟む

うーーん、やっぱりスッキリしない目覚め・・

ルナ「もう絶対神様たちのせいなんだけど・・」

と呟いても、聞き取ってくれているかはわからない。

コンコンとノックがした。
ルナ「はーい」
カタリと音を立てて入ってきたのは専属侍女のジーン。
ジーン「ルナ様おはようございます、本日はの目覚めはどうですか?」

ルナ「・・最悪とまではいかないけど、良くはないの。微妙に疲れてる感じ・・」

と伝えると、
ジーン「まぁ?夢見でも悪かったですか?朝ですけど、朝食後に一旦足湯とマッサージだけでもしましょう?
お気に入りのハーブの香油も使ったらきっとスッキリしますよ?」

と返された。
・・・私の気分があがることを把握してくれているのは流石ね。

うん、考えてもスッキリするわけではないから、着替える前に少しゆっくりしようかな。
そう結論づけて「よろしくね」と答える。
ソレに対してジーンもニコリと笑ってくれた。

ふぅ・・切り替えて今日のことを考えなきゃなぁ、でもせっかくだから皆の意見を聞いてからにしたいな。
うん、そうしよう。

そうしてジーンに一旦軽いワンピースに着替えさせられて、髪もさっと緩い三つ編みに整えられてから扉の外で待つルイと3人で食堂へ向かった。

ルナ「みんなおはよう~今日も体調が悪い人はいない??」

挨拶をしながら、使用人たちの体調にも気を配る・・些細な変化から大事になることは良くあることだからね。
特に旅の最中には気をつけておかないと。
まぁ・・最悪は、神頼みしちゃうけど(苦笑)

”おはようございますルナ様、全員何事もなく好調です!”
とハイエンが先に報告してくれる。

うちでは、その日の朝に自分で今日の体調や体温などを紙に記入して執事へ渡しておくようにしている。
それをチェックしてハイエンかポルトが一度に私へと報告する形にすれば、手間が省けるからね。

ルナ「ふふっ皆元気で良かった♪そうだ、あとでみんなと話したいことがあるから、招集するからそのつもりでいてね~」

”承知しました!!”
いつものみんなの返事に安心する。



さてと、今日の朝食は~
キノコスープに青菜とフルーツのサラダ、丸パンにフルーツジャム、それに薄切りハム。
美味しそうっっっ
さすが料理人ズ!!最高よ!!

料理人ズが仲間になってからというもの、毎日こうやって素敵な食事が食べられることに本当に感謝している。

その前が酷かったわけではないのよ。

でも、やっぱり料理人だけあって同じ食材でも日々調理方法が変わって、全く違う料理に変身するのだから凄い!!の一言なの。

彼らにももっと、喜ぶような何かをしてあげたいと常々思っているのだけど・・

料理人が喜ぶことって、食材か調理器具か料理道具か・・・うん、わからないから本人たちに聞いたほうがよさそうだ。

そんなことを考えながら、朝食を堪能した後は一旦部屋へ戻ってジーンによるリラックスタイムに癒される。

終わると、着替えさせられて玄関ホールへと向かう。
ルイが事前に声をかけていたらしく、もうみんなが集まっていた。

ルナ「うわわっもう集まってくれてたの!?やだ、遅くなってしまってごめんなさいっ」

ペコリと謝ると、みんなは”はいっ”と返事をしてくれる。

主従関係だろうと悪いと思ったら謝ると決めている。
それはみんなにも最初に説明してあることだ。

ルナ「ルイ、招集ありがとう。」
ルイ「どういたしまして!(ニカっ)」



ルナ「さてと、実はみんなの意見も聞きたくて集まってもらったの。
・・昨日の今日だけどユメイルの神殿へ行こうと思ってね・・みんなはどう思う?」
それは、ルドリア王子が昨日口にしたことであった。
”せめて神殿だけでも” と。

世に愛し子が生まれるのは、いつとは決まっていない・・本当に神々の気まぐれのような確率で、むしろ存在していない年数のほうが長い。

だからこそ、今世の愛し子が世界を旅すると通達が回った時、各国の城以上に神殿と教会がざわついたのだ。

記録として残っている歴代の愛し子様は、大変大人しく過ごされることを望む方ばかりだったようで、世界各国を回るなど提案も出来ないほどだったらしい。

だからこそ、今回はかなりの衝撃だったみたいだけど・・(笑)
歓迎はされても邪険にされるなど有り得ないと言われていた・・いたんだよ。
いらんことするとこあったなぁ(遠い目)

まぁ、置いておいて・・

みんなの意見としてはどうなんだろう?

「あの、私的にはあの王子様は信用しても良さそうだと感じました」
「胡散臭い感じはなかったですけど・・」
「結界に弾かれなかったのですし」
「神殿には行ってもいいのでは?」
「なんなら、昨日の王子を呼び出して同行させては?」
「その前に”リル”からは数名付くんですよね?」
「王子だろうが、こちらの守りは鉄壁にしておいて損はないかと」
「うんうん、何があるかはわからない」
「「ルナ様を害する者は敵です!!」」
「それ一択です」

・・・みんなの熱が凄いけれど、思いが嬉しい。

ルナ「もちろん、ルイとジーンは常に一緒だし、ヴァルも同行してもらうよ。テンダとガロは念のため箱庭の護衛リーダーとして残ってね。
それから、リルからは5人お願いするよ・・大きい街中は怖いからね・・(苦笑)」

と告げると、みんなは納得してくれて、お昼前に首都へ行くことになった。

そうだ・・
王子へも同行をお願いする手紙を・・と昨日いただいた鳥形の紙を出して、神殿への訪問とその同伴を頼む旨を記入して飛ばす。

どうか早く付きますように。 とキュっと手を握って祈った。

そう、祈ったのだ・・コレなら絶対にすぐ届くわね。



その数分後には、こちらへ王子がいらした。
声をかけて下さり光栄です!!とやたら爽やかな笑顔で言われても・・

とりあえず、この顔が一緒にいるのだ・・よほどの大馬鹿者でない限りはちょっかいはかけられないだろうと信じたい。

ルナ「おはようございます、急にお呼び立てしてしまいごめんなさい。
要件はお手紙へと書いた通りです、今日はよろしくお願いします。」

そう伝えて、ペコリとお辞儀をすると・・
目を見開かれ、すぐにふわっと微笑まれた。

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

「『お前に書く手紙などない』と言った婚約者へ、私は7年間手紙を書き続けた——ただし、届け先は別の人でした」

歩人
ファンタジー
辺境伯令嬢リゼットは、婚約者に7年間手紙を書き続けた。返事は一度もなかった。 「お前に書く手紙などない。顔も覚えていない」——婚約破棄。しかしリゼットは 泣かなかった。手紙の本当の届け先は、最初から別にあったから。前世の情報分析 能力で辺境の異変を読み解き、暗号として織り込んだ7年分の手紙。それを受け取り 続けていたのは第一王子。リゼットは誰にも知られず、王国を守っていた。 婚約破棄の翌朝、王子からの手紙が届く。「7年間、ありがとう。迎えに行く」

多分悪役令嬢ですが、うっかりヒーローを餌付けして執着されています

結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
【美味しそう……? こ、これは誰にもあげませんから!】 23歳、ブラック企業で働いている社畜OLの私。この日も帰宅は深夜過ぎ。泥のように眠りに着き、目覚めれば綺羅びやかな部屋にいた。しかも私は意地悪な貴族令嬢のようで使用人たちはビクビクしている。ひょっとして私って……悪役令嬢? テンプレ通りなら、将来破滅してしまうかも! そこで、細くても長く生きるために、目立たず空気のように生きようと決めた。それなのに、ひょんな出来事からヒーロー? に執着される羽目に……。 お願いですから、私に構わないで下さい! ※ 他サイトでも投稿中

幼女はリペア(修復魔法)で無双……しない

しろこねこ
ファンタジー
田舎の小さな村・セデル村に生まれた貧乏貴族のリナ5歳はある日魔法にめざめる。それは貧乏村にとって最強の魔法、リペア、修復の魔法だった。ちょっと説明がつかないでたらめチートな魔法でリナは覇王を目指……さない。だって平凡が1番だもん。騙され上手な父ヘンリーと脳筋な兄カイル、スーパー執事のゴフじいさんと乙女なおかんマール婆さんとの平和で凹凸な日々の話。

田舎娘、追放後に開いた小さな薬草店が国家レベルで大騒ぎになるほど大繁盛

タマ マコト
ファンタジー
【大好評につき21〜40話執筆決定!!】 田舎娘ミントは、王都の名門ローズ家で地味な使用人薬師として働いていたが、令嬢ローズマリーの嫉妬により濡れ衣を着せられ、理不尽に追放されてしまう。雨の中ひとり王都を去ったミントは、亡き祖母が残した田舎の小屋に戻り、そこで薬草店を開くことを決意。森で倒れていた謎の青年サフランを救ったことで、彼女の薬の“異常な効き目”が静かに広まりはじめ、村の小さな店《グリーンノート》へ、変化の風が吹き込み始める――。

「貧相な小娘」と罵った第一王子へ。番(つがい)は貴方ではなく、国王陛下(お父様)でした

しえろ あい
恋愛
「お父様、わたくし、あの方と目が合った瞬間、分かってしまったのです」 十六歳のデビュタントの夜、ルーセント侯爵令嬢フェリシアを待っていたのは、残酷な罵倒だった。第一王子カシウスは、可憐な白いドレスを纏った彼女を「貧相な小娘」と呼び、己の番(つがい)であることを真っ向から否定する。 会場に響く冷笑と、愛用の刺繍に込めた自信さえ打ち砕くような屈辱。しかし、絶望の淵に立たされた彼女を見つめていたのは、王子ではなく、圧倒的な威厳を放つ「ある男」だった。 魂を焦がすような熱い視線が重なり、静まり返る謁見の間。この出会いが、王室を揺るがす大事件の幕開けになるとは、まだ誰も知らない。自身の価値を否定された少女が、真実の愛によって世界で最も幸福な王妃へと駆け上がる、逆転溺愛ストーリー。 ※小説家になろう様にも投稿しています※

モブ転生とはこんなもの

詩森さよ(さよ吉)
恋愛
あたしはナナ。貧乏伯爵令嬢で転生者です。 乙女ゲームのプロローグで死んじゃうモブに転生したけど、奇跡的に助かったおかげで現在元気で幸せです。 今ゲームのラスト近くの婚約破棄の現場にいるんだけど、なんだか様子がおかしいの。 いったいどうしたらいいのかしら……。 現在筆者の時間的かつ体力的に感想などを受け付けない設定にしております。 どうぞよろしくお願いいたします。 他サイトでも公開しています。

最弱白竜ですが、なぜか学園最強の銀竜に番認定されました

めめめ
恋愛
竜の血を引く者だけが貴族になれるこの世界で、白竜は最も格の低い竜の証。 白竜の男爵令嬢リーゼロッテは、特待生として国内最高峰の王立竜騎学園に入学する。待っていたのは上位貴族からの蔑みと、学園を支配する四人の御曹司「四竜」。 その筆頭、銀竜公爵家の嫡男ルシアンに初日から啖呵を切ったリーゼは、いじめと嫉妬の嵐に巻き込まれていく。 それでも彼女は媚びない、逃げない、折れない。 やがてルシアンはリーゼから目が離せなくなり―― 白竜の少女が、学園と王国の運命を変える。 身分差×竜×学園ラブファンタジー、開幕。

【完結】追放された生活錬金術師は好きなようにブランド運営します!

加藤伊織
ファンタジー
(全151話予定)世界からは魔法が消えていっており、錬金術師も賢者の石や金を作ることは不可能になっている。そんな中で、生活に必要な細々とした物を作る生活錬金術は「小さな錬金術」と呼ばれていた。 カモミールは師であるロクサーヌから勧められて「小さな錬金術」の道を歩み、ロクサーヌと共に化粧品のブランドを立ち上げて成功していた。しかし、ロクサーヌの突然の死により、その息子で兄弟子であるガストンから住み込んで働いていた家を追い出される。 落ち込みはしたが幼馴染みのヴァージルや友人のタマラに励まされ、独立して工房を持つことにしたカモミールだったが、師と共に運営してきたブランドは名義がガストンに引き継がれており、全て一から出直しという状況に。 そんな中、格安で見つけた恐ろしく古い工房を買い取ることができ、カモミールはその工房で新たなスタートを切ることにした。 器具付き・格安・ただし狭くてボロい……そんな訳あり物件だったが、更におまけが付いていた。据えられた錬金釜が1000年の時を経て精霊となり、人の姿を取ってカモミールの前に現れたのだ。 失われた栄光の過去を懐かしみ、賢者の石やホムンクルスの作成に挑ませようとする錬金釜の精霊・テオ。それに対して全く興味が無い日常指向のカモミール。 過保護な幼馴染みも隣に引っ越してきて、予想外に騒がしい日常が彼女を待っていた。 これは、ポーションも作れないし冒険もしない、ささやかな錬金術師の物語である。 彼女は化粧品や石けんを作り、「ささやかな小市民」でいたつもりなのだが、品質の良い化粧品を作る彼女を周囲が放っておく訳はなく――。 毎日15:10に1話ずつ更新です。 この作品は小説家になろう様・カクヨム様・ノベルアッププラス様にも掲載しています。

処理中です...