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相談と決定
しおりを挟むうーーん、やっぱりスッキリしない目覚め・・
ルナ「もう絶対神様たちのせいなんだけど・・」
と呟いても、聞き取ってくれているかはわからない。
コンコンとノックがした。
ルナ「はーい」
カタリと音を立てて入ってきたのは専属侍女のジーン。
ジーン「ルナ様おはようございます、本日はの目覚めはどうですか?」
ルナ「・・最悪とまではいかないけど、良くはないの。微妙に疲れてる感じ・・」
と伝えると、
ジーン「まぁ?夢見でも悪かったですか?朝ですけど、朝食後に一旦足湯とマッサージだけでもしましょう?
お気に入りのハーブの香油も使ったらきっとスッキリしますよ?」
と返された。
・・・私の気分があがることを把握してくれているのは流石ね。
うん、考えてもスッキリするわけではないから、着替える前に少しゆっくりしようかな。
そう結論づけて「よろしくね」と答える。
ソレに対してジーンもニコリと笑ってくれた。
ふぅ・・切り替えて今日のことを考えなきゃなぁ、でもせっかくだから皆の意見を聞いてからにしたいな。
うん、そうしよう。
そうしてジーンに一旦軽いワンピースに着替えさせられて、髪もさっと緩い三つ編みに整えられてから扉の外で待つルイと3人で食堂へ向かった。
ルナ「みんなおはよう~今日も体調が悪い人はいない??」
挨拶をしながら、使用人たちの体調にも気を配る・・些細な変化から大事になることは良くあることだからね。
特に旅の最中には気をつけておかないと。
まぁ・・最悪は、神頼みしちゃうけど(苦笑)
”おはようございますルナ様、全員何事もなく好調です!”
とハイエンが先に報告してくれる。
うちでは、その日の朝に自分で今日の体調や体温などを紙に記入して執事へ渡しておくようにしている。
それをチェックしてハイエンかポルトが一度に私へと報告する形にすれば、手間が省けるからね。
ルナ「ふふっ皆元気で良かった♪そうだ、あとでみんなと話したいことがあるから、招集するからそのつもりでいてね~」
”承知しました!!”
いつものみんなの返事に安心する。
さてと、今日の朝食は~
キノコスープに青菜とフルーツのサラダ、丸パンにフルーツジャム、それに薄切りハム。
美味しそうっっっ
さすが料理人ズ!!最高よ!!
料理人ズが仲間になってからというもの、毎日こうやって素敵な食事が食べられることに本当に感謝している。
その前が酷かったわけではないのよ。
でも、やっぱり料理人だけあって同じ食材でも日々調理方法が変わって、全く違う料理に変身するのだから凄い!!の一言なの。
彼らにももっと、喜ぶような何かをしてあげたいと常々思っているのだけど・・
料理人が喜ぶことって、食材か調理器具か料理道具か・・・うん、わからないから本人たちに聞いたほうがよさそうだ。
そんなことを考えながら、朝食を堪能した後は一旦部屋へ戻ってジーンによるリラックスタイムに癒される。
終わると、着替えさせられて玄関ホールへと向かう。
ルイが事前に声をかけていたらしく、もうみんなが集まっていた。
ルナ「うわわっもう集まってくれてたの!?やだ、遅くなってしまってごめんなさいっ」
ペコリと謝ると、みんなは”はいっ”と返事をしてくれる。
主従関係だろうと悪いと思ったら謝ると決めている。
それはみんなにも最初に説明してあることだ。
ルナ「ルイ、招集ありがとう。」
ルイ「どういたしまして!(ニカっ)」
ルナ「さてと、実はみんなの意見も聞きたくて集まってもらったの。
・・昨日の今日だけどユメイルの神殿へ行こうと思ってね・・みんなはどう思う?」
それは、ルドリア王子が昨日口にしたことであった。
”せめて神殿だけでも” と。
世に愛し子が生まれるのは、いつとは決まっていない・・本当に神々の気まぐれのような確率で、むしろ存在していない年数のほうが長い。
だからこそ、今世の愛し子が世界を旅すると通達が回った時、各国の城以上に神殿と教会がざわついたのだ。
記録として残っている歴代の愛し子様は、大変大人しく過ごされることを望む方ばかりだったようで、世界各国を回るなど提案も出来ないほどだったらしい。
だからこそ、今回はかなりの衝撃だったみたいだけど・・(笑)
歓迎はされても邪険にされるなど有り得ないと言われていた・・いたんだよ。
いらんことするとこあったなぁ(遠い目)
まぁ、置いておいて・・
みんなの意見としてはどうなんだろう?
「あの、私的にはあの王子様は信用しても良さそうだと感じました」
「胡散臭い感じはなかったですけど・・」
「結界に弾かれなかったのですし」
「神殿には行ってもいいのでは?」
「なんなら、昨日の王子を呼び出して同行させては?」
「その前に”リル”からは数名付くんですよね?」
「王子だろうが、こちらの守りは鉄壁にしておいて損はないかと」
「うんうん、何があるかはわからない」
「「ルナ様を害する者は敵です!!」」
「それ一択です」
・・・みんなの熱が凄いけれど、思いが嬉しい。
ルナ「もちろん、ルイとジーンは常に一緒だし、ヴァルも同行してもらうよ。テンダとガロは念のため箱庭の護衛リーダーとして残ってね。
それから、リルからは5人お願いするよ・・大きい街中は怖いからね・・(苦笑)」
と告げると、みんなは納得してくれて、お昼前に首都へ行くことになった。
そうだ・・
王子へも同行をお願いする手紙を・・と昨日いただいた鳥形の紙を出して、神殿への訪問とその同伴を頼む旨を記入して飛ばす。
どうか早く付きますように。 とキュっと手を握って祈った。
そう、祈ったのだ・・コレなら絶対にすぐ届くわね。
その数分後には、こちらへ王子がいらした。
声をかけて下さり光栄です!!とやたら爽やかな笑顔で言われても・・
とりあえず、この顔が一緒にいるのだ・・よほどの大馬鹿者でない限りはちょっかいはかけられないだろうと信じたい。
ルナ「おはようございます、急にお呼び立てしてしまいごめんなさい。
要件はお手紙へと書いた通りです、今日はよろしくお願いします。」
そう伝えて、ペコリとお辞儀をすると・・
目を見開かれ、すぐにふわっと微笑まれた。
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