神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします

夜明シスカ

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王子との対話

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ルドリア
「はっ・・ぐっ・・も、申し訳ありません。一瞬我を忘れておりました。」

ルドリア王子は早い段階で覚醒してくださったようだ。
後ろのお二人は・・まだね。

とりあえず、時間が勿体ないので王子とお話しようと思う。

そして、一旦侍女の淹れてくれたお茶を飲む・・・ほんとにわかってるっ
私が落ち着かないだろうと気を利かせて爽やかなハーブティーを濃いめに淹れてくれたんだ。
あとで褒めまくってお礼も言わなきゃ。



ルナ「ルドリア様、とりあえずおかけになって下さい、お話するのはそれからです。」

と、未だ着席していなかった彼に座るよう促す。

ルドリア
「あ・・そうですね・・御前失礼いたします。」

着席と同時にスッと温かい湯気を立てたお茶が出される。

音も出さずにさり気ない仕事・・スカウトしてみるか??等と余計なことを考えてしまう。
いまはとにかく・・

ルドリア
「愛し子様・・この度はユメイル首都へお越し下さいまして、誠に感謝します。

そして、トライフル町でのこと、大変申し訳ございませんでした。

あの者は代表を追われることとなったことは勿論ですが、国の恥さらしということで国で一番厳しい監獄へと送りました。
二度と俗世へ戻ることはございません。
トライフル町は現在、町民から選ばれた新たな人物が代表となりました・・今後、神々と愛し子様への認識を更に深め、人と人との繋がりを大事にし、町民皆で町を支えていくとの報告があがっています。
今朝、こちらへ来る前に首都神殿へ行き、神々へも此度の謝罪と報告をして参りました。

・・神々からは厳しい言葉もいただきましたが、これから先の変化を見守ると温かいお言葉も賜りました。

そこで、不躾ながらも願わくば・・ユメイル首都神殿だけでも足をお運びくださいませんでしょうか。どうか・・」

そう伝えると、再度立ち上がって床へ膝をついて敬礼した。

その微かな動きに後ろで固まっていた従者2人が覚醒して、そのまま同じ体制で主にならう。


チラリとルイとジーンを見やると、2人は満足そうな笑顔をしているし、後ろに立つ3人を見ると、無表情1人に残り2人は苦笑している状況・・

ガロはちょっと思うところ有りって感じかな・・
そりゃ、恋人のメイに嫌な思いさせてるわけだし、トライフルはねぇ・・わからなくもない。
でも、それとこれとは切り離して考えるべきなのはわかっている。


うん、ここは仲間ではなく愛し子として立つべき状況。

ルナ「ルドリア王子、どうか頭をお上げ下さい。後ろのお二人もそろそろソファへどうぞ・・
先程のお話ですけど、私なりに思うところもありはするのです。
ですが・・アレはアレ、コレはコレだと思います・・ですから、ユメイル首都へ訪問いたします。
神殿には勿論のことですが、ご希望があれば城へも行く心づもりはあります。
滞在期間は決めておりません・・
またいつ何があるかわかりませんので、そこはお約束出来ないこと承知おきください。」


望まれているのに、いま伝えられる最善の答えはこの程度・・
それでも私の中では大分譲歩したのだ、コレでゴネられたら私達はユメイルへは寄らずに他国を目指すだけ。

どう思うだろうか?
愛し子であってもこんな小娘の提案・・飲んでくれたなら、それ相応の扱いをしようと思っているのだけど。




しばし言われたことを考えていたのか?
王子が動き、座ったままではあるけどガバっと頭を下げた。

ルドリア
「愛し子様っ!!寛大な御心に感謝します。
こちらに居られる皆様全員が同じ憤りを感じられたと思います・・それなのに、このような判断をしていただけたことが奇跡です。

我らユメイルは、いつでも皆様を歓迎いたします!!

訪れはこちら、紙の鳥でございますが宛先を書くと飛んで届けますので、私宛に飛ばしてお教えいただければ準備いたします。
逆に、必要のない迎えなど些細なことでもご連絡ください。
今日は突然の訪問で戸惑わせてしまい、申し訳ございませんでした。

そろそろお暇させていただきます・・ご連絡お待ちしております。」

どこか名残惜しそうにしつつも、引く時は引く姿を見せてくれた。

”合格ね”
それが愛し子一行の感想。

私は私だけの意見では前に進まない・・仲間みんなの意見が一致しない限り、動かないつもりでいたのだ。

だけど、みんなは「アレだけ示していただけたら合格ですよ~」と笑って言ってくれたのだ。
特にメイは故郷のトライフルで残念すぎると怒っていたので、せめてユメイルは・・と心残りがあったみたいで今回はホッとしたみたい(笑)


でも・・
ルナ「とりあえず、今日はもうこのまま此処でいつもの野営同様ゆっくりしようと思うの・・いいかな?」

「もちろんんです!!」
と返事をくれるみんなが頼もしい。

私はさすがに少し疲れて、珍しく寝室で休むと伝えて引っ込んだ。



夢で神様たちと話した。


「ルナよ、大人顔負けの対応であったぞ、感心感心。」
「ねぇ・・あまり無理はしないで・・」
「アイツは嫌な気がしなかったな」
「可愛いルナ・・嫌な時は逃げていいから」
「私達ともお茶しよう~」
「それは良い案だ!」
etc..

なんか色々話したから、寝た気がしない上にあんまり覚えてないっていう・・
意味あった???
きっと無いな・・後で呼び出して問いただなきゃ。
沈みゆく夕陽を見てぼーーーとしながら、またベッドへ突っ伏した。


そんな主の姿をルイとジーンが心配そうに様子を見ていたのには気づかず・・

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