神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします

夜明シスカ

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手紙〜旅の報告〜

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場所は変わって、ますます秋が深まるシトラス領地。

街路樹には色づいた葉が揺れ、道端に積もる落ち葉で遊ぶ子どもたちが微笑ましい。

今日も忙しなく始まる朝、それぞれの予定を確認しつつ、家族揃っての朝食を済ませてお茶を飲みゆっくりするひととき。

チラっと窓の外を見ると、領内と違わない色づく木々と落ち葉の景色広がる広大な庭。

少し物悲しくなってしまう・・そんな季節なのはわかっている。

みんな言わないだけで、いつも心には旅に出た家族のことを思わない日は無いのだ。

執事「お揃いのところ失礼いたします、旦那様・・お手紙が届いております。お嬢様からでございますよ。」

ガタタッ!!!
執事の言葉に全員慌てて立ちあがる。

父「ふぅ・・すまない、取り乱してしまったよ・・」
母「仕方ないわよ、ねぇ早く開けて読んでくださる?」
アローゼ
「とーさまぁ?はやく~」
父「む・・わかってるさ。ちょっと待ってくれよ・・」

慎重に開けて中身を読む。



ーーーーー

親愛なるお父様、お母様、アローゼ 


秋も深まる季節になりましたね。
シトラスはとても美しい秋景色が見られるんだろうなぁと思いながら、この手紙を書いています。

家族みんな元気でしょうか?
使用人のみんなも健在ですか??
領民のみんなも元気かなぁ・・

私は元気です。

旅立ちから早5か月刻経とうとしていますが、お手紙まちまちになってしまっていますね・・お約束守ってなくて申し訳ありません。

リキュアでのことは、報告した通りです。
お父様からスパイスの件でお手紙をいただいてから、あの後すぐにリキュアを後にしました。

そこからは、ユメイルへ向かい途中トライフル町を経由したのですが・・
まぁトライフルでは最低な目に合いまして、寄らずに通過してユメイルへと入国しました。

とても可愛らしい首都で、気候も安定してましたし国民も優しい方ばかりでした。

ユメイル・・・何かあったと思うのですが、あまり覚えていなくて・・すみません。
シトラスに帰ったら思い出していると思うので、また詳しくお話しますね。


現在、この手紙を書いているのはクレイ国です。

風土は似ていないですが、街中でも誰も話しかけてきたり絡んでくる人もいなくて、快適に散策することが出来ました。
素敵な佇まいのカフェにも入れたんです!
露天を巡ったり、お店にも気軽に入れて・・皆さん絶対気づいてるのに、普通に接客してくれてとても楽しかったです。

クレイ国での散策中に、どこかシトラスにいる感覚を思い出してしまって・・ちょっとホームシックになってしまいました(笑)


いまは旅の仲間が増えて、総勢28人と騎獣3体とペット1匹という結構な大所帯です(笑)

仲間も色々な事情を抱えていますが、みんな一緒に付いていく!という意思があり、ルイとジーンのお眼鏡にも叶った者たちです。

シトラスへ戻った際には紹介しますね!
ちょっとびっくりするような人たちもいますけど・・それはまた後ほど。

みんないつも私に寄り添ってくれて、お互いに支え合って、一緒に泣いて一緒に笑い合える素敵な仲間達です・・
お父様、お母様、アローゼ、屋敷のみんなもきっと気に入ると思います(笑)

ベリル先生と前侯爵様もお元気でしょうか??

私はこちらでも、日々語学やマナーの復習を怠っていません。
むしろ、仲間達が自分たちも学びたいです!!と言い出したので、全員参加で毎日研鑽を積んでおります。
いまでは私含め、旅仲間全員が各国の言語の読み書き習得済み・マナー・礼儀習得済みなんですよ!
もう褒めて下さい(笑)
ベリル先生に教わっていたから、私も教えることが出来たので本当に先生とそれを許してくれた前侯爵様には感謝しかありません。

クレイで見つけた素敵なお土産を送りましたので、家のほうとベリル先生のお宅のほうへと分けて下さいね♪

さて、もう少し書こうかと思いましたが、こうやって綴ることで少しずつ私も冷静になることが出来ました。

クレイ国にはあと数日滞在してから、移動することにしています。

また新しい発見があったら報告します!

そうだ、国王様と神殿長様にもよろしくお伝えください。


いつもシトラスのみんなのことを思っています。


ルナティカ・シトラス より


ーーーーー


父「そうか・・元気か・・よかった。」
母「あの子は強い子ですからね、大丈夫ですよ」
アローゼ
「ねーさま、すごい~ぼくもがんばらないとっ!!きょうもたくさんがんばります!」
母「ふふっそうね、でもね、アローゼのペースでね。疲れちゃうわよ?ね?」
アローゼ
「かーさま・・はぁい。ぼくはぼく。ねーさまにほめてもらうんだ~」
父「あぁ、ルナティカもアローゼも良く頑張っているよ。よし、今日は父様と一緒に港のほうへ行こうか?」
アローゼ
「え!いいのー?!いきたーーい!けんがくぅ♪」
母「よかったわねぇ~じゃぁ、お弁当持っていったら?お船の上で食べたらどうかしら?」
父「おぉ~それはいいアイディアだな!貴重な経験だ。よし、フラウィ!!料理長に弁当の用意を頼んで貰えるか?」

執事(フラウィ)
「かしこまりました。お嬢様お元気そうでようございましたね!では、一旦失礼させていただきます。」

父「よし、じゃぁ準備するか!アローゼ、動きやすい服装にしてもらってくれよ~父様も着替えてくるよ。
ポピー、今日は確かベリル先生とお茶とか言ってたな?ルナティカのこと心配していたし、この手紙のこと伝えてあげてくれ。
あと、先日収穫した果樹園のほうからのお裾分けが多かったから、あちらへのお土産として持っていって欲しい。」

母「えぇ、わかったわ。任せておいて!あなたはアローゼのこと頼みましたよ!あの子まだ興味があるところに勝手に行っちゃうから・・目が離せないのよ~」

父「わかってるよ。手を離したりしないし、ずっと一緒にいるから。君はお茶会楽しんでおいで(ニコ)」

母「ふふっありがと。じゃぁまた夕食時にね。いってらっしゃい」
父「あぁ、魚介でも仕入れてくるかな~いってくるよ!」



そんな他愛もない日常に、旅に出た娘からの手紙というスパイス・・

今日はいつもより温かさが広がったシトラス家でした。


ーーーーー

明日はまたルナティカ達の旅ですよ。









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