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クレイの街
しおりを挟む「「「「「「「では私達は買い出し行ってきます~」」」」」」」
ルイ「おう!みんなも気をつけて~何かあったら・・わかってるな?」
「「「「「「「「もちろんです!」」」」」」」」
ヴァル「取り込み中だとかそういうの考えなくていいので、危ないと思ったり対処出来そうになかったらすぐ伝えて下さいね~」
ジーン「そうそう、まぁ、そんな無茶する人はうちの仲間にはいないと思うけどね?」(ニコ)
ルナ「ふふっみんな、ほんとに気をつけてねっ何かあったら私泣いちゃうよ??」
コテンと首を傾けて告げる姿に、胸を撃ち抜かれない人間はいない!!!
「「「「「「「泣かせませんから!!!」」」」」」」
そう言うと、手を振って方方に散って行った。
買い出しや散策といっても、基本的には二人一組で動くことが鉄則になっている。
1人に何かあった場合、もう1人が連絡を取れるから。
・・・仲間が傷つくのは嫌。
みんなを見送ってから、私達も動き出す。
初めて来る地にキョロキョロしつつ、目についた露天やお店に寄っていく。
周りでは相変わらず、
「うわっ・・」
「え!いっ愛し子様っ」
「ふわ~綺麗すぎっ」
「嘘だろっ本物・・・」
「あのお色は・・尊い」
「ちょ・・髪キレー肌も・・やばっ」
「おい、邪魔しちゃ駄目だぜ」
「そうだったな・・」
「そうそうあくまでも見て愛でるだけ!」
「ルールは守るべし!!」
「「「「「「「「「「「「「それな!!!」」」」」」」」」」」」」
「あの尊さは害したらいかん」
「あ、あの店入るのかぁ・・あとで行こうかな」
「む・・もちろん愛し子様が出た後に決まってるだろ」
「だよなぁ・・邪魔しちゃいかん」
「あ!笑ってる~可愛らしい~」
「女性から見てもほんと綺麗よねぇ」
「あれはもう女神!!」
「天使!!!」
「あ、俺さ!愛し子様が寄った店リスト作ろうと思ってんだ~」
「なんだその尊い情報!!くれ!」
「欲しい!!!」
「慌てんな!ちゃんと新聞屋に持ち込むからよ、チェックしろよ~」
「まじか、それは有難い!」
「あの笑顔をみて害そうなんて思ったやつ外道だな・・」
「誰だよそれ・・」
「ゼダだろ?」
「あーそんなの居たわね」
「神をも恐れぬ町ってな」
「消えたけどな(笑)」
「違いない」
「「「「「「「「「「「「最低だよな」」」」」」」」」」」」
「つーことで、俺等はしっかり見守るだけ!」
「わかってる~」
「じゃ、店情報楽しみにしてんな~」
「おうよ!」
そうして大人しく愛し子様御一行を見守っていた街人達は散らばっていった。
そんなことも知らずに、ルナティカは稀に見るほど平和に街歩きが出来ていることにとても嬉しそうである。
ルイ「お嬢、今日は平和ですね~あ、この店入ります?おっけーです。」
ルナ「ふふっそうだよね~平和!私すごい楽しい!あ、ありがと~」
ジーン「ルナ様、コレ好きそう~、あ、こっちのは私が欲しい「どれって?俺が買うよ」え?」
ルイがジーンの欲しがるものをヒョイッと横から取ってさっさと会計を済ませてしまう(笑)
さすが出来る夫は違う(笑)
ジーンは呆気にとられてるけど・・
ヴァル「ジーン、口開きっぱなしだぞ(笑)ルイも一言いえよ~(笑)おもしろ・・」
ルナ「ふふっ、奥さんの欲しいものは全部買ってあげたいんだよね?(笑)」
ルイ「そゆこと~♪あ、でも一言いうべきだったな・・ごめんっ!帰ったら渡すな(ニカ)」
もうそのやり取りに笑うしかない。
平和だなぁ・・街中を歩いていても誰も話しかけてこないって、こんなに普通に買い物出来たのはいつぶりかな・・
シトラス領での日々を思い出す。
あそこでは私が居ることが当たり前すぎて、みんな普通に接してくれていたから・・・あの生活がすごく尊いことだとは思わなかった。
あー・・ちょっと泣きそう。
箱庭に戻ったら、実家へ手紙を書こう・・コンポートのみんなにも。
ちょっとしんみりした私に気づいて、ヴァルが声をかけてきた。
ヴァル「ルナ様・・何か気を落とされることがありますか?」
ルナ「ううん・・なんかね、実家に居た頃を思い出したの。煩わしいものがない普通の生活ってとても尊いものだったんだなーって実感してね。ちょっとしんみりしちゃった(苦笑)」
ヴァル「そうですね・・普段はあまり気づかないですけど、こうやって旅してたりすると、ふとした時に気付かされることって沢山あると思います。」
ルナ「ヴァルは、ご家族とか思い出したりしないの?」
ヴァル「んー・・俺の家族は兄弟が多くて・・なので、両親の負担を減らすためと将来の為に、それぞれが10歳には家を出てますね。俺もその頃にコンポート商店に雑用で雇ってもらったんですよ。あまりにも忙しすぎて、もはや家族のことなんて思い出してる暇もなければ、連絡取ることもなくて・・もはや思い出すこともないくらいですねぇ(笑)」
ルナ「そうなんだ・・そういうこともあるんだね~」
ヴァルは嘘をつかないから、本心だろう。
ヴァル「だからかなぁ~実家よりも、むしろコンポートのほうが実家みたいに感じますし、あちらでの仲間のほうが家族って思えました。
いまはみんなで旅するのが楽しくて、これから定住先見つけてもいいなぁって思ってますよ。」
ルナ「そっか・・いつかね、ヴァルにもシトラスを見せたいなぁ・・私の大事な場所。」
ヴァル「・・・いつでもお供しますよ」
じっと視線を合わせて話をしてくれるヴァルに、少し緊張してきた。
ルナ「えっと、そうだね!じゃぁ旅が終わったら、シトラスに行くからそれまでずっと居て欲しいな・・?」
まだまだ先のこと、何があるかもわからない旅だけど、これからも一緒に居られる確約が欲しいと思ってしまった・・
ヴァル「ははっずっと一緒ですよ、一緒にいましょう」(ニカ)
そう言ってくれるヴァルは、いつもの太陽のような笑顔で安心させてくれる。
わかってるのかわかってないのか・・そんなのはいまはいいのだ。
少しでも私の心を落ち着ける材料になるから。
ルイ「おーい、お嬢~カフェ行きたいって言ってなかったか?あっちの店いい感じじゃないですか??結構お嬢好みだと思うけど」
ジーン「わぁ~本当!ルナ様、あの佇まい絶対好きなやつですよ~」
珍しくジーンが目を輝かせている・・なんで??
チラっと示された方向を見ると、おぉぉぉ!アレは・・私の好きなやつ・・そして・・なるほど、ジーンも好きな雰囲気ね(ニヤリ)
ツツツっとルイのほうへ寄ってから耳打ちする。
ルナ「あそこ、ジーンもドンピシャで好みの店だよ!行こう!」
ルイ「ですよね??なんかはしゃぎようが~って思った(笑)いきましょか(笑)」
ヴァル「ルナ様、段差があるので手を」
ルナ「ん?え・・ありがと(照)」
ヴァル「ふふっいいですよ」
ヴァルって平民だから、エスコートとかしないと思ってた・・急な態度に焦ってしまう。
その様子をルイとジーンは温かい目で見守りつつ・・
2人でコソコソと話すのだった。
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