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次の国へ!
しおりを挟む寝過ぎなほど寝て、ただただ楽しいことだけをしたからか、頭痛も治まったし・・心も体もスッキリした。
そんな私のことを見て、みんなが”よかったです”と言ってくれる。
いつものことだけど・・心配かけっちゃったんだよ・・ほんとに反省しかない。
少しシュンとなりながら、でも頭ではちゃんと次へ。
ルナ「さてと!!次は~」
外で鍛錬をしているみんなを眺める。
最近は、みんなが ”戦闘もこなせるようになりたい” という意見が出ていたので、リルを師匠に付けて、職の垣根を越え日々鍛錬するようになった。
もちろん、向き・不向きというものがあるので、まずはリルに適正判断をしてもらってから、方向性別で師匠を分けたということらしい。
私もちょっと参加しようかなーと思ったけど・・全力で止められた。
ルナ「私だって自分の身くらい!!!」と主張したところ、
「「「「「「「「自分たちの居る意味が無くなります!」」」」」」」」
と言われてしまっては・・まぁ、そうだよねと納得した。
なので、私はみんなが鍛錬中はお勉強したり、料理の腕を上げるべく厨房に入ったり、刺繍したりしているのだ。
コレはコレでとても充実しているから良しとする。
ルナ「そういえば、さっき確認したんだけど、次はウキカ国なんだよね??独特な国だったはずだけど・・どんなところだろう??」
と、一緒に居てくれている庭師のモリーに聞いてみた。
モリー「そうですねぇ・・私も良くはわからんのですけど、確かに変わった国だとは聞いておりますなぁ・・・そうだ!
この前ルナ様の寝てらした時にリビングで付いていた護衛のお二人は確かウキカ国出身だったかと思いますよ?お話聞いてみたらいかがでしょう?」
ルナ「え!そうなの!?そっかぁ・・知らなかったなぁ。
私まだまだみんなのこと知らないんだなぁ・・
ここからウキカまでは何日刻かかるのかなぁ~」
モリー「えーっと、1か月刻とか言っておったような・・」
ルナ「・・・え?そんな遠いんだ・・」
そっかぁ・・遠いなぁ・・良い国だとしても、アール国からあまり遠く離れたところには嫁ぎたくないのが本音だ。
やっぱりシトラスが最高で、家族にも領民にも会いたいから・・
はぁ・・・と溜息を吐いていると、ルイとジーンが戻ってきた。
モリーは会釈して庭仕事に戻っていった・・「そろそろ新しい果実が実るんですよ!またスイーツに使ってくださいね」
と嬉しい言葉を残して(笑)
ルイ「お嬢?溜息なんてついてどうしたんだ?」
ジーン「お体の具合でも良くないとか?・・顔色は良さそうですよ?」
あー・・すぐ心配するんだから。
ルナ「あんなに寝たんだから、体調が悪いはずがないでしょう?
ただ、次のウキカ国は遠いなぁ~と思ってね。
・・・
ねぇ、私って・・旦那様探しの旅に出てると思うんだけど。」
ルイ「そうですねぇ~当初の目的はソレでしたね」
ジーン「私もそのように聞いたと記憶してますね」
ルナ「うん~それは間違ってないし、むしろ絶対目的なの。
いままでに見つけられてないんだけど・・次のウキカ国は・・あまりにも遠すぎるなぁって思ってしまって。
だから・・旦那様探しは無しかなぁ。」
ルイ「うん?それはお嬢の勝手にしたらいいだろう? お嬢の好きな相手でいいし、国だってお嬢が決めたらいいし、何だったら・・
アール国に連れ帰るっていうのも有りだと思うぞ。」
ジーンもウンウンと頷いている。
ルナ「え?・・アール国に連れて帰るって・・有りなの??」
「「有りでしょ!!」」
夫婦揃っての返答に勇気づけられる。
ルナ「まだ最後まで旅は終わってないけど・・やっぱり、故郷のアール国よりも居たいなぁって思える国は無いかもって思ってしまって。
今回ウキカ国には行くけど・・その・・あまりにも遠いじゃない?
私・・嫁いでも、シトラスにはみんなに会いに帰りたいし、そこまで遠いところじゃないほうがいいなぁって思ってしまったの。
でも・・それは私の我儘なのかなって・・落ち込んじゃった」
ジーン「ルナ様・・悩むのは当たり前です。
結婚とはそんな簡単なことではありませんから・・でも、ルナ様は愛し子様でから。他の人間に出来ないような要望も、受け入れられるんですよ。
ソレはずるいとか、誰も思いません・・ソレを受け入れるのがこの世界の理ですからね。」
ルイ「そうそう、いまだってお嬢がしんみりしてると、皆も心配するし・・
お嬢は、自分が思ってる程我儘言えてないからな・・そこも分かってないんだよなぁ(苦笑)
もっと思ってることも、やりたいことも、言ってくれよ。
俺達は俺達の出来る範囲でだけど、お嬢の”やりたい”を応援するし、手伝うから、もっとみんなのこと信頼して欲しい・・
ココにいるのは、みんなお嬢のこと第一な人間しか居ないんだから。」
私のことが第一・・
本当ににいいのだろうか・・
もっとやりたいこと
もっと思ってること
みんなに伝えていいのか
ルナ「・・いいんだね。
あのねっ!!私ね、旅は最後まで続けるよ。
私のこと待っていてくれる人たちもいるかもしれないから。
でも、旦那様にしたい相手を見つけられたとしても、アール国に一緒に来てほしい・・
出来たらシトラスで・・のんびり暮らしたいな。
ルイとジーンの新しいお家も建ててあげたい!
皆も付いてきてくれるっていうなら、一緒にシトラスに連れて帰りたい・・
コレが私の望み。
だけど、まだ旅が終わるまでには時間があるから、みんなの意見も大事にしたいの。
みんなで決めていきたいって思う。」
愛し子の優しい我儘に、笑顔になるみんな・・はっとなって、「いつの間にみんな居たの!?恥ずかしいっ」
と少しぷんぷんする姿も可愛らしい(笑)
「「「「「「「「「「「ルナ様の御心に従います」」」」」」」」」」」
と忠誠心の厚さが見てとれるような返答。
どんなよ・・・と思いつつも、嫌がる素振りがなくて少し安心する。
ルイ「な、大丈夫だって言ったろ? ・・落ち着いたところで、明日の朝にウキカ国へ向けて出発するぞ~~各自準備しておくように!
と言っても、あっちに着くまでには1か月刻かかるからな、特に食料はしっかり準備したい。
今日は料理人チームと侍女チームに分かれて買い出し日とする!!」
「「「「「「「「「喜んで!!」」」」」」」」」
返答がちょっとおかしい・・
ルイ「よし、俺は荷物持ちなんで付いていくから、お嬢は留守番で悪いけど・・」
ジーン「私もメイとナナリーに付いてかないと・・」
カガミ「主の側に居ますよ」
エニシ「俺も同じく」
ふんわり微笑んで現れたリルの幼馴染ペア。
ルイ「おぉ、2人とも居てくれるか~助かるっ!お嬢のことよろしく!!」
「「おまかせください!」」
そうして、みんな散らばっていった。
スッとポルトが現れて、
ポルト「ルナ様、こちら今日のオススメのお茶とお菓子のセットでございます。」
最近、メキメキと執事としてのスキルをあげてきているだけある・・
ルナ「ふふっありがとう!ポルトも随分と成長したよね。ハイエンのスパルタが効いてるかなぁ?」
ポルト「いえいえ、まだまだ父の足元にも及びませんが・・ルナ様の執事としてこれからも精進して参ります。
あ、こちらを・・カガミさんとエニシさんもどうぞと料理長からです。
では、失礼いたします。」
綺麗にお辞儀をしてハイエンのところへ戻っていった。
カガミとエニシも笑って会釈していた。
実はポルトとこの2人は結構仲良しなのを知ってる(笑)
良く庭園で一緒に過ごしているのを見かけるんだ~♪
みんなが気の合う仲間と、平和に過ごせていることがとても嬉しい。
ルナ「ねぇ、カガミとエニシはウキカ国出身だってモリーから聞いたのだけど、そうなの?」
「「はい、そうです」」
嬉しそうに返事をくれる顔が・・可愛いというか、綺麗だ。
カガミは鋼色のストレートショートカットヘアと思いきや、後ろだけ長くていつも1つに束ねている。瞳は切れ長の灰色。
エニシは黒い艶髪を肩あたりまで伸ばして、ちょんと後ろで結んでいる。瞳は薄い紅茶色だ。
どちらも、凹凸の少なめな顔だけど配置やパーツが整っていて、綺麗なんだよねぇ。
しつこくないという感じだろうか。
とても爽やかさがあって優しげなのだ。
あまり声も大きくないので、静かにゆっくりしたい時に一緒に居たい存在かなって思う。
ルナ「ウキカ国について聞きたいのだけど、教えてくれるかな?」
「「もちろんんです」」
優しい笑顔はいつだって癒しだ・・2人から聞くウキカの様子を楽しみに、お茶とお菓子を堪能する。
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