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ヴィランの幕引き
28.盆の暮れ
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夕暮れに蝉時雨。俺は放課後のバス停で目を開けた。
「んん……?」
季節は夏も終わりかけ、のはずだが温暖化で今日も暑い。半袖のポロシャツには汗が染みているし、クーラーもない演習室でレポートを書いていればボロのPCはすぐオシャカになる。
大学にくっついてるバス停には、最近ベンチが出来た。人員削減の煽りを受けてバスの本数が減ったので、待ち時間にということだろう。
簡素でぼろっちいベンチ。どうやら俺は眠っていたらしい。
「なんか、凄い夢を見てたような……」
自分で言っておきながら、ゲームの始まりみたいだ。ちょっと笑ってしまう。大学に持ってきているカバンの中にはいくつか本と、ごちゃごちゃしたプリントが入っていた。あ、懐かしい。この恋愛小説、ウケてるシナリオの資料に買ったら時代考証が無さすぎて読めたもんじゃなかったんだ。
……懐かしい?
「いや、最近買ったんだよな? 何で……」
「◼️◼️!?」
「おわ」
思わず肩を跳ねさせる。後ろの、本校舎から駆け寄ってくる男前を振り返って驚かせるなよ、と文句をつける。
男も半袖だった。太陽みたいな男にとっても夏は暑いらしく片手にはスポドリを持ってきていて、結露で少し濡れている。
「驚かせんなよって、お前なぁー。こっちこそ驚いたわ。こんな時間何してんだよ」
今日は二限までだろと痛いところを突かれる。
「……ちょっと……秘密的な」
「え、なになに新作? キミヒカも順調だし、この調子で新しいやつ作っちゃう??」
「いや、俺あんま器用じゃないし、キミヒカのグッズ展開とか雑になりそうだし、落ち着いたら次のも書くけど……」
「ふーん、まぁ良いけど! じゃあ何してんだよ」
しまった誤魔化しておけばよかった。この友人は俺の秘密主義を最近(ようやく!)理解してくれたようで、キミヒカのためだと一言告げれば何も突っ込まなくなるのに。
バスはまだ来ない。隣に座った友人を恨みがましく睨みつけても、あっけらかんとした顔で笑うだけ。あいも変わらず、太陽のような男だ。
その眩しさがどうしてか今日は、強い。目が眩みそうになる。
「レポート書いてたんだよ……! 思ったより内容が複雑で、AIに書かせたら参考文献も間違ってたし! 悪いか」
「おっ前ほんと要領悪いなー」
「黙れ。あと今どきレポート提出に手書き必須な授業は滅びろ」
観念して残った理由を告げれば、呆れ果てたような友人。お前こそ何で残ってたんだと切り返すと講習があったと返される。はいはいご立派な理由で。レポートを溜めていた俺が悪いのは重々承知なんだけれど。
蝉の声がやけに耳を突き刺していた。車を持っている人たちが帰る声。エンジン音に、スマホの通知。やけに煩くて煩雑で、もう早く帰ってしまいたかった。
帰ったらどうしようか。風呂も入らずベッドに寝っ転がって、ああでも冷風機はつけておきたい。友人宅の、もはや意味をなしていないボロ扇風機とは違うのだ。
「ま、教授も意地が悪いよなぁ~。お前特に気に入られてるからさ、めちゃくちゃ嫌がらせされてんだよ」
「レポートの書き直しを命じられて三回目の俺に任せろ」
「何をだよ。お前、焦って事故とか起こすなよ~」
「ふっ……」
それで。帰って、何をしようか。
平常通りに、普通の顔をして隣に座る友人を見上げる。バスはまだ来なかった。今日は暑い日で、風鈴の音がよく似合うような。二人で流しそうめんをして、そうめんが流れる前にキットが大破して大変なことになったこともある。
俺が入院してからは、温度も何もなかった。ただ毎日苦しくて、痛くて暑かった。吐きそうな程。何度死を願ったか……。その度に友人は泣いた。その涙だけが、俺の体を冷まして、覚ましていたよすがだった。
「もう遅いだろ」
「、……何が?」
「事故」
起こしちゃったんだから。
雨の日だった。少なくともこんな、鮮やかな夕暮れが支配する夏なんかじゃない。
友人は咄嗟に隠したみたいだったけど、ビジネスバッグの中には大学教員の名札が入っているらしい。お前、ちゃんと就職したんだな。
笑顔を作ったまま固まった男は、相変わらずバカなので何が起こったかわからないらしい。ワンポイントだけあるポロシャツも、ズボンも、どこか大人びた服装は、知っている彼がするようなものではなかった。
そんなことも忘れてしまったくらい、時間が経っているのだろうか。
「教授目指すんだったらさ、あれだ。手書きレポートはやめろよ」
「……第一声がそれかよ……」
幽霊を成仏させるには、もう貴方は死にましたよと告げることが大事だとどこかで聞いた。それならば、死んだと自覚させなければ? なんて。
立ち上がる。懐かしい体だった。ろくに筋肉もついていなくてひょろっとした、目立つのは嫌いでおとなしい隠キャくんって感じの。ちょっとイキってパーマ当てたりピアスつけたりなんかしてみて。
友人はいつまでも、奇跡みたいに若々しかったけれど、それでも顔つきは精悍になって大人びていて、俺たち身長は変わらないけれど、並んだらきっと教授に付き従うゼミ生みたいに見えてじうんだろうなぁ。
「置いていってごめん。気を付けてなくてごめん。死にたいなんて言ってごめん。起きたらお前が隣にいて、心配してくるの、ちょっとだけ面白かった」
「……面白がってんじゃねー……」
「んひ。ごめんってば」
「どんだけ……お前の葬式、死ぬほど人少なかったんだからな……」
そりゃ、大学生の人脈に大量の人に見送られて大往生なんて期待すんなよ。言いたかったけれど、友人の目から溢れた雫が可哀想だったので言わなかった。
頭を掻く。大の男を泣かせてしまった。
死んだら終わりとばかり思っていたから、会えて嬉しいと言いたかったのに。
「もしかしたらこれは、俺の夢なのかもしれん。都合の良い、お前が大人になったらって妄想」
「あん時もう二十超えてた」
「バカに例え話をしてもバカは例え話につっかかるなぁ」
良いから聞け。もう少しでバス来ちゃうんだから。
夏風が通り過ぎた。爽やかな、盆の終わりを告げる風だった。俺の髪はもう風に煽られることはないけれど。
茜色の夕暮れが、友人の顔を染めて世界を染めている。その大きな目に、笑った俺が映っている。
「俺、お前のこと大好きだ。一緒にいてくれてありがとう! 超楽しかったぜ!」
「◼️◼️、」
え、何だよ。聞き取れない。人の名前くらいちゃんと言え。
ああでも、良いのかもしれない、もう聞き取れなくて。だって必要ないのだから。
俺はもう、その名に反応する事はないのだし。
どうかお前だけが大事に持っていってくれ。忘れないで。
「次、いつ会える!?」
帰る時間だ。強い光が道路を照らし、ロータリーにいつも、家に帰るために使っているバスが到着した。
そこには誰も乗っていない。乗っていてはいけない。視界の端に炎が見えた。
「もう会えない!」
あえてからりと笑ってやれば、男はその唇をかみしめて。保湿してんのか、もう歳だもんなぁ。
人間の死は二回あるという。一度目は命が失われた時で、二度目は忘られた時。使い古された言説が、どうしてかいまは本物のように見えていた。
いや事実、本物なのだ。だって俺が当事者なんだし。
「俺ずっと死にたかったんだよ。ほんとはさ、ずっとそうだったんだ」
バスの扉が開く。
「でもお前に殺されるのは嫌なんだ。スッゲー嫌だ」
ステップを踏んで乗り込めば、追いかけようとするからすぐに閉じた。あーあー、もうちょっと話させてくれよ。
それでもどうしてか声は届くらしい。
「だから覚えててくれ! 名前、俺はもう忘れちゃったから、お前だけでも覚えてて!」
発車の合図。ガタンと大きく揺れたバスは、ゆっくりと動き始めた。
何事かを叫んで追いかけてくる友人に手を振った。
「俺を忘れないで。生きてくれよ、じゃあな!」
夕暮れの光が赤く冴えて、いつの間にか炎に変わる。これが送り火というやつか? 俺もやっぱり日本人だったんだなぁ。
次の盆にはもう帰ってやれない。炎に巻かれながら、俺は自分の姿が“アーノルド”に変わるのをただ享受していた。
「んん……?」
季節は夏も終わりかけ、のはずだが温暖化で今日も暑い。半袖のポロシャツには汗が染みているし、クーラーもない演習室でレポートを書いていればボロのPCはすぐオシャカになる。
大学にくっついてるバス停には、最近ベンチが出来た。人員削減の煽りを受けてバスの本数が減ったので、待ち時間にということだろう。
簡素でぼろっちいベンチ。どうやら俺は眠っていたらしい。
「なんか、凄い夢を見てたような……」
自分で言っておきながら、ゲームの始まりみたいだ。ちょっと笑ってしまう。大学に持ってきているカバンの中にはいくつか本と、ごちゃごちゃしたプリントが入っていた。あ、懐かしい。この恋愛小説、ウケてるシナリオの資料に買ったら時代考証が無さすぎて読めたもんじゃなかったんだ。
……懐かしい?
「いや、最近買ったんだよな? 何で……」
「◼️◼️!?」
「おわ」
思わず肩を跳ねさせる。後ろの、本校舎から駆け寄ってくる男前を振り返って驚かせるなよ、と文句をつける。
男も半袖だった。太陽みたいな男にとっても夏は暑いらしく片手にはスポドリを持ってきていて、結露で少し濡れている。
「驚かせんなよって、お前なぁー。こっちこそ驚いたわ。こんな時間何してんだよ」
今日は二限までだろと痛いところを突かれる。
「……ちょっと……秘密的な」
「え、なになに新作? キミヒカも順調だし、この調子で新しいやつ作っちゃう??」
「いや、俺あんま器用じゃないし、キミヒカのグッズ展開とか雑になりそうだし、落ち着いたら次のも書くけど……」
「ふーん、まぁ良いけど! じゃあ何してんだよ」
しまった誤魔化しておけばよかった。この友人は俺の秘密主義を最近(ようやく!)理解してくれたようで、キミヒカのためだと一言告げれば何も突っ込まなくなるのに。
バスはまだ来ない。隣に座った友人を恨みがましく睨みつけても、あっけらかんとした顔で笑うだけ。あいも変わらず、太陽のような男だ。
その眩しさがどうしてか今日は、強い。目が眩みそうになる。
「レポート書いてたんだよ……! 思ったより内容が複雑で、AIに書かせたら参考文献も間違ってたし! 悪いか」
「おっ前ほんと要領悪いなー」
「黙れ。あと今どきレポート提出に手書き必須な授業は滅びろ」
観念して残った理由を告げれば、呆れ果てたような友人。お前こそ何で残ってたんだと切り返すと講習があったと返される。はいはいご立派な理由で。レポートを溜めていた俺が悪いのは重々承知なんだけれど。
蝉の声がやけに耳を突き刺していた。車を持っている人たちが帰る声。エンジン音に、スマホの通知。やけに煩くて煩雑で、もう早く帰ってしまいたかった。
帰ったらどうしようか。風呂も入らずベッドに寝っ転がって、ああでも冷風機はつけておきたい。友人宅の、もはや意味をなしていないボロ扇風機とは違うのだ。
「ま、教授も意地が悪いよなぁ~。お前特に気に入られてるからさ、めちゃくちゃ嫌がらせされてんだよ」
「レポートの書き直しを命じられて三回目の俺に任せろ」
「何をだよ。お前、焦って事故とか起こすなよ~」
「ふっ……」
それで。帰って、何をしようか。
平常通りに、普通の顔をして隣に座る友人を見上げる。バスはまだ来なかった。今日は暑い日で、風鈴の音がよく似合うような。二人で流しそうめんをして、そうめんが流れる前にキットが大破して大変なことになったこともある。
俺が入院してからは、温度も何もなかった。ただ毎日苦しくて、痛くて暑かった。吐きそうな程。何度死を願ったか……。その度に友人は泣いた。その涙だけが、俺の体を冷まして、覚ましていたよすがだった。
「もう遅いだろ」
「、……何が?」
「事故」
起こしちゃったんだから。
雨の日だった。少なくともこんな、鮮やかな夕暮れが支配する夏なんかじゃない。
友人は咄嗟に隠したみたいだったけど、ビジネスバッグの中には大学教員の名札が入っているらしい。お前、ちゃんと就職したんだな。
笑顔を作ったまま固まった男は、相変わらずバカなので何が起こったかわからないらしい。ワンポイントだけあるポロシャツも、ズボンも、どこか大人びた服装は、知っている彼がするようなものではなかった。
そんなことも忘れてしまったくらい、時間が経っているのだろうか。
「教授目指すんだったらさ、あれだ。手書きレポートはやめろよ」
「……第一声がそれかよ……」
幽霊を成仏させるには、もう貴方は死にましたよと告げることが大事だとどこかで聞いた。それならば、死んだと自覚させなければ? なんて。
立ち上がる。懐かしい体だった。ろくに筋肉もついていなくてひょろっとした、目立つのは嫌いでおとなしい隠キャくんって感じの。ちょっとイキってパーマ当てたりピアスつけたりなんかしてみて。
友人はいつまでも、奇跡みたいに若々しかったけれど、それでも顔つきは精悍になって大人びていて、俺たち身長は変わらないけれど、並んだらきっと教授に付き従うゼミ生みたいに見えてじうんだろうなぁ。
「置いていってごめん。気を付けてなくてごめん。死にたいなんて言ってごめん。起きたらお前が隣にいて、心配してくるの、ちょっとだけ面白かった」
「……面白がってんじゃねー……」
「んひ。ごめんってば」
「どんだけ……お前の葬式、死ぬほど人少なかったんだからな……」
そりゃ、大学生の人脈に大量の人に見送られて大往生なんて期待すんなよ。言いたかったけれど、友人の目から溢れた雫が可哀想だったので言わなかった。
頭を掻く。大の男を泣かせてしまった。
死んだら終わりとばかり思っていたから、会えて嬉しいと言いたかったのに。
「もしかしたらこれは、俺の夢なのかもしれん。都合の良い、お前が大人になったらって妄想」
「あん時もう二十超えてた」
「バカに例え話をしてもバカは例え話につっかかるなぁ」
良いから聞け。もう少しでバス来ちゃうんだから。
夏風が通り過ぎた。爽やかな、盆の終わりを告げる風だった。俺の髪はもう風に煽られることはないけれど。
茜色の夕暮れが、友人の顔を染めて世界を染めている。その大きな目に、笑った俺が映っている。
「俺、お前のこと大好きだ。一緒にいてくれてありがとう! 超楽しかったぜ!」
「◼️◼️、」
え、何だよ。聞き取れない。人の名前くらいちゃんと言え。
ああでも、良いのかもしれない、もう聞き取れなくて。だって必要ないのだから。
俺はもう、その名に反応する事はないのだし。
どうかお前だけが大事に持っていってくれ。忘れないで。
「次、いつ会える!?」
帰る時間だ。強い光が道路を照らし、ロータリーにいつも、家に帰るために使っているバスが到着した。
そこには誰も乗っていない。乗っていてはいけない。視界の端に炎が見えた。
「もう会えない!」
あえてからりと笑ってやれば、男はその唇をかみしめて。保湿してんのか、もう歳だもんなぁ。
人間の死は二回あるという。一度目は命が失われた時で、二度目は忘られた時。使い古された言説が、どうしてかいまは本物のように見えていた。
いや事実、本物なのだ。だって俺が当事者なんだし。
「俺ずっと死にたかったんだよ。ほんとはさ、ずっとそうだったんだ」
バスの扉が開く。
「でもお前に殺されるのは嫌なんだ。スッゲー嫌だ」
ステップを踏んで乗り込めば、追いかけようとするからすぐに閉じた。あーあー、もうちょっと話させてくれよ。
それでもどうしてか声は届くらしい。
「だから覚えててくれ! 名前、俺はもう忘れちゃったから、お前だけでも覚えてて!」
発車の合図。ガタンと大きく揺れたバスは、ゆっくりと動き始めた。
何事かを叫んで追いかけてくる友人に手を振った。
「俺を忘れないで。生きてくれよ、じゃあな!」
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