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ヴィランの幕引き
27.呪い
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花の香りがした。
初めて少し遠くへ行くぼくに、心配性の兄は何度も何度も持ち物を確認して、怪我しないように注意して、最後におまじないをかけてくれた。
もう魔法も使えないから、本当に効力のないもの。ひどく爛れた火傷が隠れるように魔力でできた花がその顔に咲き誇っていて、柔らかな寝台から身を起こした少年はまるで、すぐにでも花を散らして死んでしまいそう。
「知らない人にあってもついていくんじゃないぞ。怖いことがあったら公爵に助けを求めるんだ」
「もう、わかってる」
「セリオンは賢いからなぁ」
カーテンが柔らかく風に舞って、二人を覆い隠す。わらった兄は痛みなんて感じていないみたいで、その美しさに見惚れて一瞬、この世界がたった二人きりで出来ているみたいな錯覚に陥った。
「怪我しませんようにの呪いだ」
頬に柔らかな唇が触れた。それはいつもされるキスとは違う、なんだかとても神聖なもののような気がして、ぼくは結局この後転んでしまったのだったっけ。
穏やかな夢から覚めて、嘘を暴かれ、世界に呪いを振り撒いた兄。
ぼくだけは知っていた。知っている。
彼の呪いはかつて、魔法を使えない彼の使う、優しい呪いだったこと。
「兄さん?」
誰かの魔法に守られていた。精神が蝕まれ、頭がぐらつく。べっとりとしたドーム型の何かに囲まれていると思えば、防御膜に張り付いた泥のようなもの。
……嫌な魔力だ。呼吸するたびに肺が腐り、骨が腐り、すぐにでもぐちゃぐちゃになって溶け落ちる。ルースの魔力が周囲の泥を払い除ける。どうやら魔力の効果はルースに効かないようで、防御膜が潰れぼくが死に絶えないように立ち回っていたのだろう。
「ッごめんセリオン、アーノルド様が……僕じゃ抑えられない、君は逃げて王家に伝達を!」
けれど泥に直接触れれば効果はある。顔の半分が腐りかけたルースがまた、ぼくにたかろうとする泥を払って退路を確保していた。
兄弟の目玉がぼとりと落ちる。聖女は気にもせず踏みつけ大剣を振るった。
(ぼくが邪魔なんだ……)
ルースの力は実のところ無限ではなく、しばらく“ため”を作らなければ大技を使えない。それなのにぼくに集った泥を弾くのに力を使わなければならないから、決定打を与える魔法が撃てないのだ。
分かっている。邪魔だ。
逃げて王家に報告し、ルースを自由に戦わせなきゃいけない。聖女の魔力で己を縫って動いているが、もう保たないだろう。大技を使ったルースは自分を生かす魔力も使えず、恐らくもう。
死体が動いている。
己の死を理解し、死体を無理やり繋ぎ止め、襲いくる痛みに手を緩めずぼくを守り、怪物を完全に封じ込めて。立派だ。本当に。
それなのにぼくは、遠くで倒れ伏す男の亡骸にしか目がいかなかった。
腸がはみ出ていた。
黒く変色し、ウジが湧く。
膝だけがおかしな形に曲がって片方は潰れている。腕は見る影もない。吐き気がした。
皮膚が破れて壊れ、血液や体液、脂肪のような何かが爛れて溶け落ちていた。
火傷の部分を境に頭蓋骨が見えている。やがてそれも朽ちて消えるだろう。
まだらに腐り果てたそれは、まるで死体の腐っていく姿をひとつにまとめたみたい。
「なんで、」
「セリオン! そっちを──」
「何でいつも」
何でいつも兄はこんな目に遭うのだろう。
理不尽じゃないか、不条理じゃないか。何でどうして、いつもいつもいつもいつもあの人が貧乏籤ばかり引く。何であの人が嘘を吐かなければならない。何か悪いことをしたのか、罪を犯したのか。
何でいつもこの手から、失わなくちゃいけない?
(駄目だ。違う。心を保つ。平常に……魔力操作ができなかったら、あの日の再来になる)
心を覗かれて、眠って夢を見た。幼い頃の記憶だ。もう何年も前になる。誰も兄を傷つけない世界。
誰もが兄を愛していて、ぼくもあの人を傷つけない。大切に大切に、お菓子の城を建てて……ああ、この夢が嫌いなのは、そういうことか。
精神がおかしくなりそうだ。ぼくに熱湯をかけた母はきっと、こんな状態だった。
そうだ、その時も兄さんが助けてくれた。おかげで火傷を負って、蔑まれて生きて。ぼくは兄さんに甘えて公爵になって欲しかった。他国はそれを認めず兄さんはいつも国の愚かさの代表として語られた。ぼくは兄さんの嘘に甘えてそれに気が付かなくて。
この魔力は腐食の魔神。魔法を使えなくなったのは誰のため。膨大な魔力は天秤を釣り合うために使われていた。
ああ、そうか。
「貧乏くじは、ぼく自身か」
「セリオン、落ち着いて──」
優しい記憶を思い出せない。きっと兄は何度も何度もぼくを愛おしいと笑ってくれて、慰めてくれたのに、深い自己嫌悪がそれを覆っていく。
立ち上がった。泥も何もかも全てが煩わしい。
これが偉大なる魔力そのものだというのなら、分析して力にすればいい。なんて簡単な話だろう。
そんなことに辿り着くまでどうしてこんなにかかった!
「ごめんねルース。君もぼくのせいで死んだんだ」
「違うよセリオン、僕の兄弟。何を」
「だから決めたんだよ」
泥の前で頽れた、もう人間ともいえないような肉塊を抱き上げる。ぼとりと落ちた塊は頭だろうか。
持ち上げて観察してみる。頭蓋骨のような塊が見えたので、頭なのだろう。
首元に冷たい剣がひたりと触れる。
見上げれば、ルースが強い意志の宿る目でぼくを睨みつけていた。泥はいいの、と笑おうとして、彼の体が完全に腐り落ちたことに気がつく。
ああもう、避ける意味すら無いのだ。
聖女の魔力だけでできた体は泥の腐食に耐えうるが、もはや大技すら放つ力も残っていない。逃げるのが遅かったから……。
緩慢な動きで、怪物は人里に降りようとする。自動的にたくさんの魂を求めている。自分にないから。
「ルース。兄さんはいつも正しい。ぼくの記憶を消したのは、兄さんの意思なんでしょ」
「……そうだよ。アーノルド様はきっと、君がそうなると知ってたんだろうね」
「ああなんだ、もう何をやるか知ってるんだ? 流石はぼくの兄弟だ」
「君の精神はおかしくなってる。腐食のせいだ、君のせいじゃない。だから思い直して」
そうじゃないと首を飛ばさなきゃいけなくなる?
嘘をつけ。ルースだって望んでいるくせに。
ルースは兄さんの意思に従う。それに良識的で、ただしく善良だ。首元に当てられた剣は聖女のものではない。正しくは、人を殺せるように組んだもの。
「思えば、兄さんの弟は、ルースだけで良かったんだろうね」
優秀で善良で従順な可愛い弟。きっと兄はルースとさえ先に出会っていれば、ぼくになんて目もくれなかったのだろう。きっと彼はぼくの何倍もぼろぼろの兄を歓迎するし、会えて嬉しいだなんていくらでも言ってくれるから。
どんどん腐っていく屍肉が勿体無い。かき抱けば震える剣先がさらに首に食い込んだ。
「でもぼく、欲しかったんだよ」
だからもう因果は書き換えない。
夢に堕ちていく。浸かっていく。一瞬、本当に刹那迷ったルースが剣を振るうより先に魔法は発動した。
「やめてセリオン! こんなの──人の理に反してる!」
叫ぶルースは腕から魔力が解かれ粒子のように消えてゆく。大丈夫だよ、ぜったいにまた会えるからね。でも魔力が邪魔だから、一度魂だけにさせて。
「罰するなら罰せばいい。その前にぼくが理に罰を課す」
だっておかしいじゃないか。優しい兄さんがこんな肉塊になる理が正しいはずもなく、善良なルースが死体に堕ちてでも戦わざるを得ない理に罪がないだなんて。
罪はあるのだ。正しくない罪が。誰も罰せはしないから今日も正しくないままでいる。
だからぼくが、罰を下す。
肉塊を抱え直し、頬のような場所にキスをした。
これがぼくの呪いだ。
初めて少し遠くへ行くぼくに、心配性の兄は何度も何度も持ち物を確認して、怪我しないように注意して、最後におまじないをかけてくれた。
もう魔法も使えないから、本当に効力のないもの。ひどく爛れた火傷が隠れるように魔力でできた花がその顔に咲き誇っていて、柔らかな寝台から身を起こした少年はまるで、すぐにでも花を散らして死んでしまいそう。
「知らない人にあってもついていくんじゃないぞ。怖いことがあったら公爵に助けを求めるんだ」
「もう、わかってる」
「セリオンは賢いからなぁ」
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「怪我しませんようにの呪いだ」
頬に柔らかな唇が触れた。それはいつもされるキスとは違う、なんだかとても神聖なもののような気がして、ぼくは結局この後転んでしまったのだったっけ。
穏やかな夢から覚めて、嘘を暴かれ、世界に呪いを振り撒いた兄。
ぼくだけは知っていた。知っている。
彼の呪いはかつて、魔法を使えない彼の使う、優しい呪いだったこと。
「兄さん?」
誰かの魔法に守られていた。精神が蝕まれ、頭がぐらつく。べっとりとしたドーム型の何かに囲まれていると思えば、防御膜に張り付いた泥のようなもの。
……嫌な魔力だ。呼吸するたびに肺が腐り、骨が腐り、すぐにでもぐちゃぐちゃになって溶け落ちる。ルースの魔力が周囲の泥を払い除ける。どうやら魔力の効果はルースに効かないようで、防御膜が潰れぼくが死に絶えないように立ち回っていたのだろう。
「ッごめんセリオン、アーノルド様が……僕じゃ抑えられない、君は逃げて王家に伝達を!」
けれど泥に直接触れれば効果はある。顔の半分が腐りかけたルースがまた、ぼくにたかろうとする泥を払って退路を確保していた。
兄弟の目玉がぼとりと落ちる。聖女は気にもせず踏みつけ大剣を振るった。
(ぼくが邪魔なんだ……)
ルースの力は実のところ無限ではなく、しばらく“ため”を作らなければ大技を使えない。それなのにぼくに集った泥を弾くのに力を使わなければならないから、決定打を与える魔法が撃てないのだ。
分かっている。邪魔だ。
逃げて王家に報告し、ルースを自由に戦わせなきゃいけない。聖女の魔力で己を縫って動いているが、もう保たないだろう。大技を使ったルースは自分を生かす魔力も使えず、恐らくもう。
死体が動いている。
己の死を理解し、死体を無理やり繋ぎ止め、襲いくる痛みに手を緩めずぼくを守り、怪物を完全に封じ込めて。立派だ。本当に。
それなのにぼくは、遠くで倒れ伏す男の亡骸にしか目がいかなかった。
腸がはみ出ていた。
黒く変色し、ウジが湧く。
膝だけがおかしな形に曲がって片方は潰れている。腕は見る影もない。吐き気がした。
皮膚が破れて壊れ、血液や体液、脂肪のような何かが爛れて溶け落ちていた。
火傷の部分を境に頭蓋骨が見えている。やがてそれも朽ちて消えるだろう。
まだらに腐り果てたそれは、まるで死体の腐っていく姿をひとつにまとめたみたい。
「なんで、」
「セリオン! そっちを──」
「何でいつも」
何でいつも兄はこんな目に遭うのだろう。
理不尽じゃないか、不条理じゃないか。何でどうして、いつもいつもいつもいつもあの人が貧乏籤ばかり引く。何であの人が嘘を吐かなければならない。何か悪いことをしたのか、罪を犯したのか。
何でいつもこの手から、失わなくちゃいけない?
(駄目だ。違う。心を保つ。平常に……魔力操作ができなかったら、あの日の再来になる)
心を覗かれて、眠って夢を見た。幼い頃の記憶だ。もう何年も前になる。誰も兄を傷つけない世界。
誰もが兄を愛していて、ぼくもあの人を傷つけない。大切に大切に、お菓子の城を建てて……ああ、この夢が嫌いなのは、そういうことか。
精神がおかしくなりそうだ。ぼくに熱湯をかけた母はきっと、こんな状態だった。
そうだ、その時も兄さんが助けてくれた。おかげで火傷を負って、蔑まれて生きて。ぼくは兄さんに甘えて公爵になって欲しかった。他国はそれを認めず兄さんはいつも国の愚かさの代表として語られた。ぼくは兄さんの嘘に甘えてそれに気が付かなくて。
この魔力は腐食の魔神。魔法を使えなくなったのは誰のため。膨大な魔力は天秤を釣り合うために使われていた。
ああ、そうか。
「貧乏くじは、ぼく自身か」
「セリオン、落ち着いて──」
優しい記憶を思い出せない。きっと兄は何度も何度もぼくを愛おしいと笑ってくれて、慰めてくれたのに、深い自己嫌悪がそれを覆っていく。
立ち上がった。泥も何もかも全てが煩わしい。
これが偉大なる魔力そのものだというのなら、分析して力にすればいい。なんて簡単な話だろう。
そんなことに辿り着くまでどうしてこんなにかかった!
「ごめんねルース。君もぼくのせいで死んだんだ」
「違うよセリオン、僕の兄弟。何を」
「だから決めたんだよ」
泥の前で頽れた、もう人間ともいえないような肉塊を抱き上げる。ぼとりと落ちた塊は頭だろうか。
持ち上げて観察してみる。頭蓋骨のような塊が見えたので、頭なのだろう。
首元に冷たい剣がひたりと触れる。
見上げれば、ルースが強い意志の宿る目でぼくを睨みつけていた。泥はいいの、と笑おうとして、彼の体が完全に腐り落ちたことに気がつく。
ああもう、避ける意味すら無いのだ。
聖女の魔力だけでできた体は泥の腐食に耐えうるが、もはや大技すら放つ力も残っていない。逃げるのが遅かったから……。
緩慢な動きで、怪物は人里に降りようとする。自動的にたくさんの魂を求めている。自分にないから。
「ルース。兄さんはいつも正しい。ぼくの記憶を消したのは、兄さんの意思なんでしょ」
「……そうだよ。アーノルド様はきっと、君がそうなると知ってたんだろうね」
「ああなんだ、もう何をやるか知ってるんだ? 流石はぼくの兄弟だ」
「君の精神はおかしくなってる。腐食のせいだ、君のせいじゃない。だから思い直して」
そうじゃないと首を飛ばさなきゃいけなくなる?
嘘をつけ。ルースだって望んでいるくせに。
ルースは兄さんの意思に従う。それに良識的で、ただしく善良だ。首元に当てられた剣は聖女のものではない。正しくは、人を殺せるように組んだもの。
「思えば、兄さんの弟は、ルースだけで良かったんだろうね」
優秀で善良で従順な可愛い弟。きっと兄はルースとさえ先に出会っていれば、ぼくになんて目もくれなかったのだろう。きっと彼はぼくの何倍もぼろぼろの兄を歓迎するし、会えて嬉しいだなんていくらでも言ってくれるから。
どんどん腐っていく屍肉が勿体無い。かき抱けば震える剣先がさらに首に食い込んだ。
「でもぼく、欲しかったんだよ」
だからもう因果は書き換えない。
夢に堕ちていく。浸かっていく。一瞬、本当に刹那迷ったルースが剣を振るうより先に魔法は発動した。
「やめてセリオン! こんなの──人の理に反してる!」
叫ぶルースは腕から魔力が解かれ粒子のように消えてゆく。大丈夫だよ、ぜったいにまた会えるからね。でも魔力が邪魔だから、一度魂だけにさせて。
「罰するなら罰せばいい。その前にぼくが理に罰を課す」
だっておかしいじゃないか。優しい兄さんがこんな肉塊になる理が正しいはずもなく、善良なルースが死体に堕ちてでも戦わざるを得ない理に罪がないだなんて。
罪はあるのだ。正しくない罪が。誰も罰せはしないから今日も正しくないままでいる。
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