超高級会員制レンタルクラブ・『普通男子を愛でる会。』

Q矢(Q.➽)

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83 三田もやっぱりマニアック(※R18描写あり)

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しつっこく撫でられて、薄布越しにくっきりと浮き上がる勃起。その先端辺りを三田が指で優しく擦る。先走りで薄い布の一部に染みが広がっていく。

「あ、あっ…。」

「感じる?ゆっくんも男の子だもんね。」

揶揄うように言われて、かあっと顔が熱くなる。

「あ、たりまえじゃん…。」

恥ずかしい。でももっと気持ち良くして欲しくて、もどかしくて。腰を揺らしてしまう。そんなぬるい刺激じゃなくて…もっと…。

「揺れてるね、わざと?やらしいなぁ…。」

「ぁ…、」

三田の手が下着の中に滑り込んで俺のペニスを掴んだ。

「は、あっ、」

「…ゆっくん、硬いね。」

俺の手より大きい三田の手にぎゅっ、と握られて、硬度を確認されてる俺。しっとりした熱い手の感触は気持ち良いけど。先っぽを撫でる指はたまんないけど。でも、もっと…。

「…う…、なぁ、ン…。」

「……ん?」

抗議しようとしたら、右手で俺のペニスを弄びながら、左手で俺の後頭部を引き寄せてキスをする三田。いきなり貪られるみたいなディープキス。唇を食まれて、歯列を舐められて、舌を絡められて、しまいには唾液を啜られながら、下は下着の中でペニスが上下に扱かれた。
突然の上下からの刺激に混乱する。き、気持ち良いけど、急過ぎてなんか、なんか…怖い。

「ゆっくん、すごいよ。まだ少ししか扱いてないのに、ガッチガチ。」

唇を離して、俺の耳元で囁く三田の息も荒い。興奮してるんだ、こんな恥ずかしい俺を見て。

「ッんン!!!」

ビクビクっ、と痙攣しながら三田の手で白濁を放たれる。その時には既に下着はズレていて、ペニスは半分出ていたから、俺の精液はぼとぼとっと三田の掛け布団の上に散って汚してしまった。
なのに、三田はペニスを握ったまま離してくれなくて、そのままきゅっと残りの残滓を押し出すように搾った。堪らず喘ぐ。

「ぁあん…っ、」

「ゆっくん、ゆっくん、可愛い…可愛い。」

唇から溢れ出て、顎に伝った俺の唾液を舌で舐め取る三田の声は、甘い。でも俺はたった一度の射精で脱力してしまい、精液に汚れた下着のまま抱きしめられて、息を整える事もままならなかった。

自慰でイくのと、全然違う…。

「ゆっくん、下着気持ち悪いよね。脱がせるよ。」

フワフワした気分でいたら何時の間にか下着を脱がされて、下半身が肌寒くなってからハタと気づく。

「えっ、俺のぱんつ…。」

「後で洗っとくね。」

「い、いやいやいや、」

ザーメン塗れのパンツを三田に洗わせる訳にいくか!と、焦ったところで太腿に当たる何かに気づいた。

「……。」

「……あは。」

三田の猛ったペニスが俺の素足の太腿に擦り付けられている…。
そうだよな、三田だって興奮してんだもんな。俺だけ気持ち良くなってちゃ駄目だよな。ごくり、と唾を飲む。

「…あの、俺…、」

「ん?」

ちゅ、ちゅっと頬にキスを降らせてくる三田を押し留めて、俺は真剣な顔で言った。

「その…あっくんのも、さ…。」

手で、と言おうとしたら、三田が目を丸くして、それから何故か真面目な顔になった。
…あれ?もしかして余計なお世話…?
とちょっと後悔し始めたら、三田が口を開いた。

「え、良いの?じゃあ、うつ伏せになって四つん這いになってくれる?」

「え、なんで?」

「俺の事も気持ち良くしてくれるつもりで言ってくれてるんだろ?」

「ぁ、うん、まあ…?」

「じゃあお願い。四つん這いでお尻見せて?」

何故だ。四つん這いで尻って、俺、下半身すっぽんぽんなんですけど?

「お願い。大丈夫、いきなり挿入れたりしないからさ。」

困り顔で眉を下げて、お願いモードで言う三田に負けて、信じて体を預ける事に。

言われた通りに四つん這いになって尻を突き上げた格好二なる。は、恥ずかしい…。穴があったら入りたいってこういう場面では。いや、多分俺はゆくゆくは穴に挿入れられる方だろうけどな?(自爆)

そんなくだらない事を考えながらそのままの姿勢で待ってみるが、何故か何時迄経っても三田に動きが無い。

「…?」

首だけ捻って後ろを見てみたら、三田が俺の姿を見ながら自分のチンポ扱いてた。

「……。」

「え、何それ…見返り美人?挑発的過ぎる…可愛いよ、ゆっくん…!」 

「………。」

何かハァハァ聞こえると思ったら…。

「…ウッ、イく!!」

「……っ、」

三田は、俺の尻に盛大にブッ掛けてイッた。
なんなら、そのままの姿勢を維持させられて、俺の尻穴を汚した三田の精液が、陰嚢や太腿を垂れ滴るさまを鑑賞したがらもっかい自慰して、今度はイく時に仰向けになってと言われて乳首に掛けられた。
マニアック過ぎない?

事後、三田のシャツと薄い掛け布団をドラム型洗濯機にお任せして、シャワーで体を洗ってくれながら三田が上機嫌で言った。

「あ~、やっぱり本物は違うね!」

「……そう?」

…慣れないなりに頑張って手や口で、と思った俺の覚悟を返して欲しい。
俺には未だ三田がよくわかりません。

因みに俺の汚れたパンツは三田にさっさと洗われた。無念。





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