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101 小さな何かが働いている
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喫茶店の中は、木を基調とした居心地のいい空間だった。
グレイスが何やら話があるというので奥の個室に案内してもらう。
「いつもの3人分お願い」
「了解」
そして、そのままグレイスがオーダー。メニューを見る間も止める間もなかった。
「……えーと、グレイス?」
「私のおすすめ。これは奢るから食べて」
「え、いや、でも」
「いいのよ、無理言ったし。素直に奢られて?」
「まあ……」
「それなら……」
遠慮なく、と頷く。
まあ、そもそもメニューを見たところでどうせ何が何だかわからない確率の方が高かったので、正直ありがたい。
そんなことを話していると、さっそく料理がやって来た。
「んーと、簡単に言うとバニラアイスの黒蜜がけと黒糖ドーナツよ」
「「いただきます」」
「はい、どうぞ」
すぐさま実食。まずはアイスの黒蜜がけ。
見た目は元の世界と同じなのだが、その美味しさが違った。
「うわ、すごいさっぱりしたアイス!」
「この黒蜜のコクがすごい合うな!」
「そうでしょう? 美味しいのよ! こっちも食べてみて!」
勧められるままに黒糖ドーナツを一口。
これまた美味いのは言うまでもない。
「あー、美味しい……」
「美味いな、いくらでもいける!」
「そうなのよ! あ、追い黒糖もいけるわよ?」
そう言ってグレイスがテーブルに備え付けてあった、小さなポット型の器を「少し」といいながら傾ける。
さらさらと黒糖がドーナツへとかかり、ふわりとした甘い黒糖独特の香りが広がる。
「俺もかけよう」
「あ、僕も」
「かける時に『少し』か『たくさん』て言ってからかけるようにしてね」
何やらグレイスが少し不思議なことを言ったが、まあいいかとその通りにしてさらさらとかけ、食べる。
さらにおいしくなった。
これは黒糖を追加でかけるべき食べ物である。
「あれ? そういえば小麦粉ってあるの?」
「小麦粉? ……この辺りにはないと思うけど……」
「え? じゃあこのドーナツって何からできてるの?」
あまりの美味しさに、ついつい食べるほうに夢中になってしまったが、ドーナツがあるということは小麦粉があるはずである。
だからこその問いなのだが、どうやらこれは違うらしい。
グレイスはちょっと考えるように視線を宙に彷徨わせる。
「……確か、パンを粉に加工したものを使ってるはずだけど……」
「パンを粉にしたって、それパン粉だろ?」
「そうなんだけど、そのはずよ?」
「聖?」
「……んー……」
パン粉、と聞いて聖は考える。
そう言われてみれば、作れなくもないのかもしれない。ひょっとしたら少しなにかが違うのかもしれないし。
「いけるような気も……」
「マジか!?」
「うん、今度やってみるね」
上手くいくかはわからないけど、というと春樹が嬉しそうに頷いた。まあ、お菓子の種類が増えるに越したことはないのだろう。
さて頑張ってみようかな、と思っていると、ふと何か小さな音が聞こえた気がしてそちらに顔を向ける。
「どうした?」
「いや、なんか聞こえた気がして……」
なんだろうと視線を彷徨わせ、ふと黒糖の入った入れ物が目についた。何となくそれを手に取り、上についている蓋を開けるとグレイスが小さく声を上げた。
「あ」
「……。……」
覗き込むと、何かと目があった。
ぺこり。
ぺこり。
無言でふたを閉める。
なにこれ。
「聖?」
「……」
訝しげな春樹に、そのまま渡す。
首を傾げるが、促されるまま蓋を開け中を覗きこむと、やはり無言で頭を下げ、そして閉めた。
「「……グレイス?」」
「あー、うん。そっかそういう反応よねー」
苦笑するグレイスには、もちろん驚きの色はない。その当たり前のことだと言わんばかりの様子に、何度目になるかわからないが異世界常識に驚くことしかできない。
なにせ蓋を開けた中にいたのは、見間違いでなければ羽のついた小さな何か。それが黒糖の塊を削っていた。何故だ。
「小妖精族の人たちなんだけど、なんていうか小さかったり細かかったりする作業専門で働いてるの。この黒糖も削りたてが一番香りも味もいいから、このお店ではものすごく重宝してるのよ」
「そう、なんだ……」
「……へえ……」
言っていることはわかるのだが、やはり驚きが勝っている。まさか直に削っているとはさすがに思わない。
「すごいな、異世界」
「ほんとにね」
「そのうち慣れるわよ」
あっけらかんとグレイスは言うが、慣れる日は本当に来るのだろうか。というか果たして慣れていいのだろうか。なんか、慣れちゃいけいない気がしないでもない。
「うん、まあ、それは成り行きに任せるよ」
「ふふ、それがいいと思うわ」
「それはともかくとして。グレイス、話したいことってなんだ?」
「そう言えばそうだね、話って?」
改めて話すようなことなんてあったかな? と思いながらグレイスが口を開くのを待つ。
「えーとね」
ちょっと口ごもったように一瞬だけ目を伏せるも、すぐさま覚悟を決めたように顔を上げた。
「話っていうのは、楓のことなんだけど」
誰だっただろうかと一瞬だけ考えて、すぐさまそれが『カエデ様』でありグレイスの転生前の親友の名前だと思い出す。
「結論から言うと、あの子転生したみたいなの」
「「は?」」
ちょっと言っている意味がまるで分からない。
「いや、だって落ち人で、かなり昔の……」
「そう。落ち人として天寿を全うして、そして現代に転生したそうよ」
「いやいや、ちょっとまて。どうやって知った?」
「なんていうか、ヘイゼン教授のところに私宛のメッセージみたいのがあって……」
なんでもそこでよくわからない現象が起こり、本人と少しだけ会話したらしい。
正直、聞いている聖と春樹にはまるで理解できない。
「そもそもどうやって転生? もしかして異世界的には普通?」
「そんなわけないじゃない。特殊なスキルを持ってて、それを使って神様的な? 人と交渉した結果らしいわよ」
「「へえ……」」
はっきり言って、もはやすごいな異世界、との感想しか出てこない。
どんだけすごいスキルがあれば神様的な人と交渉とか出来るのだろうか。
まあ、もし神様的な人に会えるのならば、小一時間は確実に問い詰めたいことが山盛りではあるが。
「まあ、だからどこにいるのかはわからないんだけど、会うかもしれないから言っておこうと思って」
「……確率は流石に低いと思うけど……」
なにせ広い世界である。
ずっとデウニッツにいるのならばグレイスに会いに来るだろうから遭遇することもあるだろうが、移動するのでそれはないだろうと軽く考える。
だが、グレイスは首を振る。
「……ちょっと特殊な生まれって言ってたから、何かあると思うのよね」
「何かって言われてもな」
「そうじゃなくて、ヘイゼン教授からも言われたのよ。こういう場合気が付いたら巻き込まれてるのが落ち人だって」
「「……ええ……」」
「絶対面倒なことになってると思うのよ、あの子の場合。だから会いに来るって言ってたけど、すんなり来れるとは思えないのよね……」
何かやらかすと思う、と言われ思わず沈黙。
それはあれだろうか。
その面倒な何かとやらに巻き込まれる可能性大だということだろうか。
そんなわけないと否定したい気持ちでいっぱいなのだが、うっかりアルデリート魔王国に飛ばされた前科があるだけに否定できない。
「まあ、何もないかもしれないけど。……ないといいんだけど」
「……無いに越したことはないけど、そんときはそんときで仕方ないだろ」
「……そうだね」
どこか何かを期待したような諦めたような、そんな微妙な表情で言い切る春樹に、聖も頷く。こちらは完全に諦めの表情で。
まあ、所詮起きるかもしれない未来のことなど実際その時にならなければわからないので、考えるだけ無駄である。
なので、頭を振って気持ちを切り替える。
「うん、その時はその時で!」
「だよな!」
「そうそう。――でも、グレイスよかったね」
「え?」
その不意を突かれたような、きょとんとした顔に、聖は笑う。
「だって、時間はかかったけど会えるんでしょ?」
「……うん」
「どんな奴か興味はあるよな」
「確かにね。会えたら紹介してね」
その言葉に、グレイスは嬉しそうに、幸せそうに微笑んだ。
「………うん、必ず紹介するね、私の親友を」
グレイスが何やら話があるというので奥の個室に案内してもらう。
「いつもの3人分お願い」
「了解」
そして、そのままグレイスがオーダー。メニューを見る間も止める間もなかった。
「……えーと、グレイス?」
「私のおすすめ。これは奢るから食べて」
「え、いや、でも」
「いいのよ、無理言ったし。素直に奢られて?」
「まあ……」
「それなら……」
遠慮なく、と頷く。
まあ、そもそもメニューを見たところでどうせ何が何だかわからない確率の方が高かったので、正直ありがたい。
そんなことを話していると、さっそく料理がやって来た。
「んーと、簡単に言うとバニラアイスの黒蜜がけと黒糖ドーナツよ」
「「いただきます」」
「はい、どうぞ」
すぐさま実食。まずはアイスの黒蜜がけ。
見た目は元の世界と同じなのだが、その美味しさが違った。
「うわ、すごいさっぱりしたアイス!」
「この黒蜜のコクがすごい合うな!」
「そうでしょう? 美味しいのよ! こっちも食べてみて!」
勧められるままに黒糖ドーナツを一口。
これまた美味いのは言うまでもない。
「あー、美味しい……」
「美味いな、いくらでもいける!」
「そうなのよ! あ、追い黒糖もいけるわよ?」
そう言ってグレイスがテーブルに備え付けてあった、小さなポット型の器を「少し」といいながら傾ける。
さらさらと黒糖がドーナツへとかかり、ふわりとした甘い黒糖独特の香りが広がる。
「俺もかけよう」
「あ、僕も」
「かける時に『少し』か『たくさん』て言ってからかけるようにしてね」
何やらグレイスが少し不思議なことを言ったが、まあいいかとその通りにしてさらさらとかけ、食べる。
さらにおいしくなった。
これは黒糖を追加でかけるべき食べ物である。
「あれ? そういえば小麦粉ってあるの?」
「小麦粉? ……この辺りにはないと思うけど……」
「え? じゃあこのドーナツって何からできてるの?」
あまりの美味しさに、ついつい食べるほうに夢中になってしまったが、ドーナツがあるということは小麦粉があるはずである。
だからこその問いなのだが、どうやらこれは違うらしい。
グレイスはちょっと考えるように視線を宙に彷徨わせる。
「……確か、パンを粉に加工したものを使ってるはずだけど……」
「パンを粉にしたって、それパン粉だろ?」
「そうなんだけど、そのはずよ?」
「聖?」
「……んー……」
パン粉、と聞いて聖は考える。
そう言われてみれば、作れなくもないのかもしれない。ひょっとしたら少しなにかが違うのかもしれないし。
「いけるような気も……」
「マジか!?」
「うん、今度やってみるね」
上手くいくかはわからないけど、というと春樹が嬉しそうに頷いた。まあ、お菓子の種類が増えるに越したことはないのだろう。
さて頑張ってみようかな、と思っていると、ふと何か小さな音が聞こえた気がしてそちらに顔を向ける。
「どうした?」
「いや、なんか聞こえた気がして……」
なんだろうと視線を彷徨わせ、ふと黒糖の入った入れ物が目についた。何となくそれを手に取り、上についている蓋を開けるとグレイスが小さく声を上げた。
「あ」
「……。……」
覗き込むと、何かと目があった。
ぺこり。
ぺこり。
無言でふたを閉める。
なにこれ。
「聖?」
「……」
訝しげな春樹に、そのまま渡す。
首を傾げるが、促されるまま蓋を開け中を覗きこむと、やはり無言で頭を下げ、そして閉めた。
「「……グレイス?」」
「あー、うん。そっかそういう反応よねー」
苦笑するグレイスには、もちろん驚きの色はない。その当たり前のことだと言わんばかりの様子に、何度目になるかわからないが異世界常識に驚くことしかできない。
なにせ蓋を開けた中にいたのは、見間違いでなければ羽のついた小さな何か。それが黒糖の塊を削っていた。何故だ。
「小妖精族の人たちなんだけど、なんていうか小さかったり細かかったりする作業専門で働いてるの。この黒糖も削りたてが一番香りも味もいいから、このお店ではものすごく重宝してるのよ」
「そう、なんだ……」
「……へえ……」
言っていることはわかるのだが、やはり驚きが勝っている。まさか直に削っているとはさすがに思わない。
「すごいな、異世界」
「ほんとにね」
「そのうち慣れるわよ」
あっけらかんとグレイスは言うが、慣れる日は本当に来るのだろうか。というか果たして慣れていいのだろうか。なんか、慣れちゃいけいない気がしないでもない。
「うん、まあ、それは成り行きに任せるよ」
「ふふ、それがいいと思うわ」
「それはともかくとして。グレイス、話したいことってなんだ?」
「そう言えばそうだね、話って?」
改めて話すようなことなんてあったかな? と思いながらグレイスが口を開くのを待つ。
「えーとね」
ちょっと口ごもったように一瞬だけ目を伏せるも、すぐさま覚悟を決めたように顔を上げた。
「話っていうのは、楓のことなんだけど」
誰だっただろうかと一瞬だけ考えて、すぐさまそれが『カエデ様』でありグレイスの転生前の親友の名前だと思い出す。
「結論から言うと、あの子転生したみたいなの」
「「は?」」
ちょっと言っている意味がまるで分からない。
「いや、だって落ち人で、かなり昔の……」
「そう。落ち人として天寿を全うして、そして現代に転生したそうよ」
「いやいや、ちょっとまて。どうやって知った?」
「なんていうか、ヘイゼン教授のところに私宛のメッセージみたいのがあって……」
なんでもそこでよくわからない現象が起こり、本人と少しだけ会話したらしい。
正直、聞いている聖と春樹にはまるで理解できない。
「そもそもどうやって転生? もしかして異世界的には普通?」
「そんなわけないじゃない。特殊なスキルを持ってて、それを使って神様的な? 人と交渉した結果らしいわよ」
「「へえ……」」
はっきり言って、もはやすごいな異世界、との感想しか出てこない。
どんだけすごいスキルがあれば神様的な人と交渉とか出来るのだろうか。
まあ、もし神様的な人に会えるのならば、小一時間は確実に問い詰めたいことが山盛りではあるが。
「まあ、だからどこにいるのかはわからないんだけど、会うかもしれないから言っておこうと思って」
「……確率は流石に低いと思うけど……」
なにせ広い世界である。
ずっとデウニッツにいるのならばグレイスに会いに来るだろうから遭遇することもあるだろうが、移動するのでそれはないだろうと軽く考える。
だが、グレイスは首を振る。
「……ちょっと特殊な生まれって言ってたから、何かあると思うのよね」
「何かって言われてもな」
「そうじゃなくて、ヘイゼン教授からも言われたのよ。こういう場合気が付いたら巻き込まれてるのが落ち人だって」
「「……ええ……」」
「絶対面倒なことになってると思うのよ、あの子の場合。だから会いに来るって言ってたけど、すんなり来れるとは思えないのよね……」
何かやらかすと思う、と言われ思わず沈黙。
それはあれだろうか。
その面倒な何かとやらに巻き込まれる可能性大だということだろうか。
そんなわけないと否定したい気持ちでいっぱいなのだが、うっかりアルデリート魔王国に飛ばされた前科があるだけに否定できない。
「まあ、何もないかもしれないけど。……ないといいんだけど」
「……無いに越したことはないけど、そんときはそんときで仕方ないだろ」
「……そうだね」
どこか何かを期待したような諦めたような、そんな微妙な表情で言い切る春樹に、聖も頷く。こちらは完全に諦めの表情で。
まあ、所詮起きるかもしれない未来のことなど実際その時にならなければわからないので、考えるだけ無駄である。
なので、頭を振って気持ちを切り替える。
「うん、その時はその時で!」
「だよな!」
「そうそう。――でも、グレイスよかったね」
「え?」
その不意を突かれたような、きょとんとした顔に、聖は笑う。
「だって、時間はかかったけど会えるんでしょ?」
「……うん」
「どんな奴か興味はあるよな」
「確かにね。会えたら紹介してね」
その言葉に、グレイスは嬉しそうに、幸せそうに微笑んだ。
「………うん、必ず紹介するね、私の親友を」
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