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102 やったね、完成!
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【ヘイゼン師匠の箒(元ミラクル箒)】
師匠とは、誰よりも優雅に自由自在に飛ばなければならない存在であり、それこそが師匠たるものの真骨頂である。
魔粉の加工が終わっただろうとやって来たところ、完成したと見せられたのがこれである。
はたしてどこから突っ込んだらいいのだろうか。
師匠の箒に変わっておめでとうございます、と言ったらいいのか、それともついに個人名までもがついてしまったことに頭を抱えたらいいのか、悩むところである。
「やはりヒジリ、原因はお前だったな」
「……そう、です、ね」
淡々と告げるヘイゼンに、聖はがくりと首を垂れる。
認めたくはないが、認めなくてはならない現実がそこにはあった。
主夫という職業がおかしいのか、それとも聖という存在が問題なのかは考えたくないが。
「それで師匠。その箒はいい感じなのか?」
「ああ、それはな。面白いくらい魔力の通りがいい」
箒に手を滑らせ満足げに薄く微笑する。
その様子から、どうやらそれなりの品質だったのだろうと推測する。
「……まあ、師匠が気に入ったのならよかったんですけど。それで魔粉は出来たんですか?」
「ああ、それは問題ない。……まさか食べられるとは思わなかったがな」
そんなことを言われても。
「でも師匠、美味かっただろ?」
「それは否定しない」
どうやらこちらも満足にたる味だったようだ。
「さて、作成するか。手順はわかるか?」
「……最後の仕上げ以外は」
ではそこまでやってみろ、と言われたので、ヘイゼンが用意してくれた魔土の上で、魔石を砂に変えていく。そして、魔力水を言われた分量振りかける。
そして、問題はここからである。
「春樹、何の形にしたらいいかな? 普通に絨毯でいい?」
「そうだな。……あ、いやちょっとまて、畳とかはどうだ?」
「畳……、大きさは?」
「んー、寝転がることを想定すると、……6畳ぐらい欲しい」
「大きくない!?」
「いや、ほら、どうせなら最大6畳で、サイズは自由自在とかできたりしないかなーと?」
「……ええ……」
結構無茶なことを言われた。
そもそもそんなことが出来るとは聞いていないので、くるりとヘイゼンに助けを求めるように顔を向ける。
だが。
「間違っても僕に答えを求めるな」
「……」
拒否された。どうしろと。
「そもそもお前の魔力が入ったものは普通とは違うものになる可能性が高い。だから好きなようにやってみるのが一番早い」
「……じゃあ、そうします」
「聖、たのんだ!」
「ああ、うん」
丸投げ感が半端ないが、とりあえず畳を思い浮かべて魔力を流し、形を作っていく。
「……随分大きいな」
ヘイゼンがぽつりと呟く。
それはそうだろう、なにせ6畳だ。ここがそれなりに広さのある場所でよかったと思いながら、形を完成させる。
ここまでは特に問題なく終わった。
「終わりました、師匠」
「ああ、本来ならこのあと魔粉に魔力を流しつつ振りかければ完成だが……」
そこで一旦言葉を止めたヘイゼンは、畳型のそれを見て眉を寄せる。
「魔粉からこの型に対して魔力を上手く流せれば完成する。もちろん均一に、だ」
「……無理やり流すってことですか?」
「まあ、そうだが。魔粉の認識をこれに染め変えるというか、……やってみた方が早い」
「わかりました」
よくわからないが、とりあえずやってみる。
必要な魔粉は一掴み。それに魔力を流して、振りかけたのだが。
「うわっ」
びっくりするぐらい魔粉が跳ね飛ばされた。
「なんだ今の? 綺麗に避けてるぞ、畳を」
「うん、なんかすっごい抵抗があった。これですか師匠?」
「ああ、おそらくそれだな。できそうか?」
「……ちょっとわかんないです」
さすがにこれは結構きついかもしれないと、聖は思う。
まあ、一度目で成功するとは思っていなかったのでもう一度、今度は気合を入れて振りかける。
「――っ」
「聖?」
先ほどよりは無理やり魔力を押し通したからか、多少は魔粉がかかっている。
けれどやはり抵抗は強いし、なにより均一にというのがこの状況では難しい。
「……手が足りないよ、手が」
そう、もう一人くらい誰かいれば上手くいきそうな気がするのだが、こればかりは春樹に頼むわけにもいかない。
恐らく己の魔力で完成させなければいけないのだろうと、何となく思ってしまう。
――なんて、そんなことを考えたのが悪かったのだろう。
聖の考えを読んだかのように、脳内アナウンスが流れた。
≫土魔法派生スキル『主夫の小間使いLV1』を習得しました!
「……」
「聖? どうかしたのか?」
訝しむ春樹を前に、とりあえず詳細を確認する。
【主夫の小間使い LV1】
主夫たるもの、己の手足の如く働くものを作ってこそ一人前である。
現在の枠:1体
本当に誰が考えてるんだろうかこの謎スキル。
習得してしまったものは仕方がないので、春樹とヘイゼンに伝えると2人揃って微妙な顔をされた。
いたたまれない気持ちになるのは何故だろうか。
とりあえず考えないことにして、作れるというので1体作成してみる。
光の球が現れたと思ったら、ぽんと割れ、中からそれが現れた。
「……」
「――っ」
「春樹。笑いたければ笑うといいよ」
「あははははははははっ!」
春樹は、本当に容赦なくそれを指さして爆笑し始めた。気持ちはわからないでもないし、他人事なら聖とて笑っただろう。けれど、残念ながら当事者なので笑えない。
ちなみにヘイゼンは見たことのないものを目にした顔で、それをじっと見ている。
「……これはなんだ」
「そうですね、僕らの世界では土偶といいますね」
そう、それはずんぐりむっくりな体型の、誰もが一度は写真で見たことがあるだろう土偶と呼ばれるものである。なぜこれなのか。
しかも、聖の膝くらいの高さがあるので、結構大きい。
「そうか、それでどう使うものだ?」
「どうって言いますか……」
むしろこっちが聞きたいのだが、と思いながらその土偶を見ると、心得たと言わんばかりに頷き、畳型の土の向こう側へと向かう。
というか、動いたことが驚きである。
「あー、笑った笑った。で、あいつなんか向こうで待機してるけど、ひょっとして手伝ってくれるんじゃないのか?」
「……ほんと笑ったよね」
涙を拭ってようやく笑いが収まったらしい春樹の言葉に、土偶をじっと見ると、頷かれる。
どうやらその通りらしい。
なので一度やってみようと、先ほどと同じように魔粉に魔力を流して振りかける。
「え」
すると驚くぐらいすんなりと魔力が通り、そして均一に広がっていく。思わず土偶を見ると、そこからも魔力が流れているのがわかる。
そう、まるで己がもう1人いるような感覚だった。
「ヒジリ、もういい」
「あ、はい」
気が付けば畳型の土だったものが輝いており、箒のときとは違いゆっくりとその形が色づいていく。
そうして光が収まるころには、聖と春樹には見慣れた緑色の畳がそこにはあった。
成功である。
「出来た!」
「畳だな!」
「……ふむ、本当に出来るか」
さっそく触ってみるが、本当に畳の手触りであり、匂いまで畳である。もちろん魔力は何のひっかかりもなく流れ、そして問題なく浮いた。
「うん、大丈夫だね。飛ぶ!」
「だな。あ、サイズは?」
「んー、小さく小さく……あ、出来るね」
「さすが聖!」
本当に出来た。
最低サイズは1畳である。
いいものが出来た、とヘイゼンを振り返ると、何やら考えるように顎に手をやり畳をじっと見ていた。
「えっと師匠。……作りますか?」
「そうだな。材料はまだある」
一度作れたならば次はすぐに作れる、と言われ作成すると、本当にすぐ出来上がり、作った本人が一番びっくりするという状態になった。
そして、出来上がったものに魔力を流して何かを確認しているヘイゼンを見ながら、聖はちょっとぼんやりする。
「疲れたか?」
「ちょっとね」
魔力は問題ないのだが、精神的に疲れた。
と、そこに横からコップが差し出され、ありがたく受け取ろうとして、止まった。
コップは春樹とは逆側にあった。
「……ど、土偶が」
「……さすが小間使い」
なんと土偶が飲み物が入ったコップを用意していた。
いったいどこから持ってきたんだろうかとは思うも、喉が渇いていたので飲む。
炭酸水のレモの実果汁入りだった。
どうやら聖のアイテムボックスから勝手に出して用意したようだ。
「すごいな小間使いスキル、ていうか土偶」
「ほんとにね」
これはご飯の用意とかが楽になりそうだな、なんて思いながらちょっと休憩するのだった。
師匠とは、誰よりも優雅に自由自在に飛ばなければならない存在であり、それこそが師匠たるものの真骨頂である。
魔粉の加工が終わっただろうとやって来たところ、完成したと見せられたのがこれである。
はたしてどこから突っ込んだらいいのだろうか。
師匠の箒に変わっておめでとうございます、と言ったらいいのか、それともついに個人名までもがついてしまったことに頭を抱えたらいいのか、悩むところである。
「やはりヒジリ、原因はお前だったな」
「……そう、です、ね」
淡々と告げるヘイゼンに、聖はがくりと首を垂れる。
認めたくはないが、認めなくてはならない現実がそこにはあった。
主夫という職業がおかしいのか、それとも聖という存在が問題なのかは考えたくないが。
「それで師匠。その箒はいい感じなのか?」
「ああ、それはな。面白いくらい魔力の通りがいい」
箒に手を滑らせ満足げに薄く微笑する。
その様子から、どうやらそれなりの品質だったのだろうと推測する。
「……まあ、師匠が気に入ったのならよかったんですけど。それで魔粉は出来たんですか?」
「ああ、それは問題ない。……まさか食べられるとは思わなかったがな」
そんなことを言われても。
「でも師匠、美味かっただろ?」
「それは否定しない」
どうやらこちらも満足にたる味だったようだ。
「さて、作成するか。手順はわかるか?」
「……最後の仕上げ以外は」
ではそこまでやってみろ、と言われたので、ヘイゼンが用意してくれた魔土の上で、魔石を砂に変えていく。そして、魔力水を言われた分量振りかける。
そして、問題はここからである。
「春樹、何の形にしたらいいかな? 普通に絨毯でいい?」
「そうだな。……あ、いやちょっとまて、畳とかはどうだ?」
「畳……、大きさは?」
「んー、寝転がることを想定すると、……6畳ぐらい欲しい」
「大きくない!?」
「いや、ほら、どうせなら最大6畳で、サイズは自由自在とかできたりしないかなーと?」
「……ええ……」
結構無茶なことを言われた。
そもそもそんなことが出来るとは聞いていないので、くるりとヘイゼンに助けを求めるように顔を向ける。
だが。
「間違っても僕に答えを求めるな」
「……」
拒否された。どうしろと。
「そもそもお前の魔力が入ったものは普通とは違うものになる可能性が高い。だから好きなようにやってみるのが一番早い」
「……じゃあ、そうします」
「聖、たのんだ!」
「ああ、うん」
丸投げ感が半端ないが、とりあえず畳を思い浮かべて魔力を流し、形を作っていく。
「……随分大きいな」
ヘイゼンがぽつりと呟く。
それはそうだろう、なにせ6畳だ。ここがそれなりに広さのある場所でよかったと思いながら、形を完成させる。
ここまでは特に問題なく終わった。
「終わりました、師匠」
「ああ、本来ならこのあと魔粉に魔力を流しつつ振りかければ完成だが……」
そこで一旦言葉を止めたヘイゼンは、畳型のそれを見て眉を寄せる。
「魔粉からこの型に対して魔力を上手く流せれば完成する。もちろん均一に、だ」
「……無理やり流すってことですか?」
「まあ、そうだが。魔粉の認識をこれに染め変えるというか、……やってみた方が早い」
「わかりました」
よくわからないが、とりあえずやってみる。
必要な魔粉は一掴み。それに魔力を流して、振りかけたのだが。
「うわっ」
びっくりするぐらい魔粉が跳ね飛ばされた。
「なんだ今の? 綺麗に避けてるぞ、畳を」
「うん、なんかすっごい抵抗があった。これですか師匠?」
「ああ、おそらくそれだな。できそうか?」
「……ちょっとわかんないです」
さすがにこれは結構きついかもしれないと、聖は思う。
まあ、一度目で成功するとは思っていなかったのでもう一度、今度は気合を入れて振りかける。
「――っ」
「聖?」
先ほどよりは無理やり魔力を押し通したからか、多少は魔粉がかかっている。
けれどやはり抵抗は強いし、なにより均一にというのがこの状況では難しい。
「……手が足りないよ、手が」
そう、もう一人くらい誰かいれば上手くいきそうな気がするのだが、こればかりは春樹に頼むわけにもいかない。
恐らく己の魔力で完成させなければいけないのだろうと、何となく思ってしまう。
――なんて、そんなことを考えたのが悪かったのだろう。
聖の考えを読んだかのように、脳内アナウンスが流れた。
≫土魔法派生スキル『主夫の小間使いLV1』を習得しました!
「……」
「聖? どうかしたのか?」
訝しむ春樹を前に、とりあえず詳細を確認する。
【主夫の小間使い LV1】
主夫たるもの、己の手足の如く働くものを作ってこそ一人前である。
現在の枠:1体
本当に誰が考えてるんだろうかこの謎スキル。
習得してしまったものは仕方がないので、春樹とヘイゼンに伝えると2人揃って微妙な顔をされた。
いたたまれない気持ちになるのは何故だろうか。
とりあえず考えないことにして、作れるというので1体作成してみる。
光の球が現れたと思ったら、ぽんと割れ、中からそれが現れた。
「……」
「――っ」
「春樹。笑いたければ笑うといいよ」
「あははははははははっ!」
春樹は、本当に容赦なくそれを指さして爆笑し始めた。気持ちはわからないでもないし、他人事なら聖とて笑っただろう。けれど、残念ながら当事者なので笑えない。
ちなみにヘイゼンは見たことのないものを目にした顔で、それをじっと見ている。
「……これはなんだ」
「そうですね、僕らの世界では土偶といいますね」
そう、それはずんぐりむっくりな体型の、誰もが一度は写真で見たことがあるだろう土偶と呼ばれるものである。なぜこれなのか。
しかも、聖の膝くらいの高さがあるので、結構大きい。
「そうか、それでどう使うものだ?」
「どうって言いますか……」
むしろこっちが聞きたいのだが、と思いながらその土偶を見ると、心得たと言わんばかりに頷き、畳型の土の向こう側へと向かう。
というか、動いたことが驚きである。
「あー、笑った笑った。で、あいつなんか向こうで待機してるけど、ひょっとして手伝ってくれるんじゃないのか?」
「……ほんと笑ったよね」
涙を拭ってようやく笑いが収まったらしい春樹の言葉に、土偶をじっと見ると、頷かれる。
どうやらその通りらしい。
なので一度やってみようと、先ほどと同じように魔粉に魔力を流して振りかける。
「え」
すると驚くぐらいすんなりと魔力が通り、そして均一に広がっていく。思わず土偶を見ると、そこからも魔力が流れているのがわかる。
そう、まるで己がもう1人いるような感覚だった。
「ヒジリ、もういい」
「あ、はい」
気が付けば畳型の土だったものが輝いており、箒のときとは違いゆっくりとその形が色づいていく。
そうして光が収まるころには、聖と春樹には見慣れた緑色の畳がそこにはあった。
成功である。
「出来た!」
「畳だな!」
「……ふむ、本当に出来るか」
さっそく触ってみるが、本当に畳の手触りであり、匂いまで畳である。もちろん魔力は何のひっかかりもなく流れ、そして問題なく浮いた。
「うん、大丈夫だね。飛ぶ!」
「だな。あ、サイズは?」
「んー、小さく小さく……あ、出来るね」
「さすが聖!」
本当に出来た。
最低サイズは1畳である。
いいものが出来た、とヘイゼンを振り返ると、何やら考えるように顎に手をやり畳をじっと見ていた。
「えっと師匠。……作りますか?」
「そうだな。材料はまだある」
一度作れたならば次はすぐに作れる、と言われ作成すると、本当にすぐ出来上がり、作った本人が一番びっくりするという状態になった。
そして、出来上がったものに魔力を流して何かを確認しているヘイゼンを見ながら、聖はちょっとぼんやりする。
「疲れたか?」
「ちょっとね」
魔力は問題ないのだが、精神的に疲れた。
と、そこに横からコップが差し出され、ありがたく受け取ろうとして、止まった。
コップは春樹とは逆側にあった。
「……ど、土偶が」
「……さすが小間使い」
なんと土偶が飲み物が入ったコップを用意していた。
いったいどこから持ってきたんだろうかとは思うも、喉が渇いていたので飲む。
炭酸水のレモの実果汁入りだった。
どうやら聖のアイテムボックスから勝手に出して用意したようだ。
「すごいな小間使いスキル、ていうか土偶」
「ほんとにね」
これはご飯の用意とかが楽になりそうだな、なんて思いながらちょっと休憩するのだった。
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