6 / 15
一章 幼少期成長編
第三話 騒がしくなった我が家
しおりを挟む
「俺の左腕が宙に舞った」
俺はそう思っていた。でも、違かった…
今の俺の状態では、そこまでしか視界に入らなかっただけだった。
俺の左上半身は、俺の本体から切り離されていた。父親の手招きによって。
「ギャアーー!!!ヤベェ!やらかした! エリシア!やっちゃったよ!」
え?……え? 父様めっちゃ驚くやん。
薄れる意識と視界の中に慌てふためく父様の姿。 めっちゃウケる。
それより…
「キャーーー!!!あなた!何やってるの!えっと~どうしよっ!あなた!」
視界に母様の姿も見えた…
なんだろう…慌てている姿がめっちゃ…
いや、言わないでおこう。
あーあ、俺。死ぬのかな。
『二回目の死亡。』
俺、どうなっちゃうのかな。
もう、蘇れないのかな…
もう、この世界と両親には会えないのかな…
あ…もう意識が…
「おっと、それはまだですよ。しっかりしてください。じゃないとかましますよ?」
聞き覚えのある声…
懐かしい…落ち着く…
そして…恐怖
俺は、声のした方を向く。
「あ、今日はピンクなんだな」
眼福アザっす。
「え?きゃあぁー!」
あ、やべ。
「見ましたね…私の見ましたね…」
「いやぁ~、ミテナイヨ…」
ダメだこりゃ…
「このぉ…変態ぃ!!!!」
そう、セリアである。彼女は今、顔を真っ赤にして怒っている。可愛いな。
「おい…ちょ、まて!またか!またやるのか!やめろ!ばか!あぁぁ!!!」
壊れた体に思いっきり殺意のこもった平手打ちが入る。
「がはぁ!ゲホッゲホッ!」
何だこの身体が落ちる感じ…
クソッ…重い…
「おい!エリシア!なんかもどった!」
ん?…この声は…
「きゃあ!本物?ねぇ、本物?」
俺に偽物ってあんのかよ…
身体が軽い。俺は、上半身を起こした。
目を開く。
俺の体はなんか…デコられてた。
おでこになんか、白い三角ついてるし。
足には、白い足袋みたいの履かされてるし。
体には白い服着させられてるし。
おい…
「勝手に殺すなァァァ!!」
「うぎょょょ!!」
「いやぁぁぁ!!」
なんて叫び方だこの人たち。
父の方なんか、もはやキャラ崩壊だろ。
てか、なんで俺戻って来てるんだろう。
「父様、母様。ありがとうございます。二人が何かやってくれたのでしょう?」
二人は見合わせたあと、こっちを見て。
「いいや」
「何もしてないわ」
真顔で言われた。
なんか、もう。分けわかんねー。
そう思っていたら。
「セリアちゃんが来たと同時にギルが蘇ったのよ?」
「そうだな。うん。確かにセリアが来た瞬間に息を吹き返したな。」
……
おい。これはどういう状況だ。
二人の見つめる先を見ると顔をまだ、赤く腫らした暴力女神が立っていた。
俺はそう思っていた。でも、違かった…
今の俺の状態では、そこまでしか視界に入らなかっただけだった。
俺の左上半身は、俺の本体から切り離されていた。父親の手招きによって。
「ギャアーー!!!ヤベェ!やらかした! エリシア!やっちゃったよ!」
え?……え? 父様めっちゃ驚くやん。
薄れる意識と視界の中に慌てふためく父様の姿。 めっちゃウケる。
それより…
「キャーーー!!!あなた!何やってるの!えっと~どうしよっ!あなた!」
視界に母様の姿も見えた…
なんだろう…慌てている姿がめっちゃ…
いや、言わないでおこう。
あーあ、俺。死ぬのかな。
『二回目の死亡。』
俺、どうなっちゃうのかな。
もう、蘇れないのかな…
もう、この世界と両親には会えないのかな…
あ…もう意識が…
「おっと、それはまだですよ。しっかりしてください。じゃないとかましますよ?」
聞き覚えのある声…
懐かしい…落ち着く…
そして…恐怖
俺は、声のした方を向く。
「あ、今日はピンクなんだな」
眼福アザっす。
「え?きゃあぁー!」
あ、やべ。
「見ましたね…私の見ましたね…」
「いやぁ~、ミテナイヨ…」
ダメだこりゃ…
「このぉ…変態ぃ!!!!」
そう、セリアである。彼女は今、顔を真っ赤にして怒っている。可愛いな。
「おい…ちょ、まて!またか!またやるのか!やめろ!ばか!あぁぁ!!!」
壊れた体に思いっきり殺意のこもった平手打ちが入る。
「がはぁ!ゲホッゲホッ!」
何だこの身体が落ちる感じ…
クソッ…重い…
「おい!エリシア!なんかもどった!」
ん?…この声は…
「きゃあ!本物?ねぇ、本物?」
俺に偽物ってあんのかよ…
身体が軽い。俺は、上半身を起こした。
目を開く。
俺の体はなんか…デコられてた。
おでこになんか、白い三角ついてるし。
足には、白い足袋みたいの履かされてるし。
体には白い服着させられてるし。
おい…
「勝手に殺すなァァァ!!」
「うぎょょょ!!」
「いやぁぁぁ!!」
なんて叫び方だこの人たち。
父の方なんか、もはやキャラ崩壊だろ。
てか、なんで俺戻って来てるんだろう。
「父様、母様。ありがとうございます。二人が何かやってくれたのでしょう?」
二人は見合わせたあと、こっちを見て。
「いいや」
「何もしてないわ」
真顔で言われた。
なんか、もう。分けわかんねー。
そう思っていたら。
「セリアちゃんが来たと同時にギルが蘇ったのよ?」
「そうだな。うん。確かにセリアが来た瞬間に息を吹き返したな。」
……
おい。これはどういう状況だ。
二人の見つめる先を見ると顔をまだ、赤く腫らした暴力女神が立っていた。
0
あなたにおすすめの小説
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
冷遇王妃はときめかない
あんど もあ
ファンタジー
幼いころから婚約していた彼と結婚して王妃になった私。
だが、陛下は側妃だけを溺愛し、私は白い結婚のまま離宮へ追いやられる…って何てラッキー! 国の事は陛下と側妃様に任せて、私はこのまま離宮で何の責任も無い楽な生活を!…と思っていたのに…。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
転生したら王族だった
みみっく
ファンタジー
異世界に転生した若い男の子レイニーは、王族として生まれ変わり、強力なスキルや魔法を持つ。彼の最大の願望は、人間界で種族を問わずに平和に暮らすこと。前世では得られなかった魔法やスキル、さらに不思議な力が宿るアイテムに強い興味を抱き大喜びの日々を送っていた。
レイニーは異種族の友人たちと出会い、共に育つことで異種族との絆を深めていく。しかし……
断腸の思いで王家に差し出した孫娘が婚約破棄されて帰ってきた
兎屋亀吉
恋愛
ある日王家主催のパーティに行くといって出かけた孫娘のエリカが泣きながら帰ってきた。買ったばかりのドレスは真っ赤なワインで汚され、左頬は腫れていた。話を聞くと王子に婚約を破棄され、取り巻きたちに酷いことをされたという。許せん。戦じゃ。この命燃え尽きようとも、必ずや王家を滅ぼしてみせようぞ。
99歳で亡くなり異世界に転生した老人は7歳の子供に生まれ変わり、召喚魔法でドラゴンや前世の世界の物を召喚して世界を変える
ハーフのクロエ
ファンタジー
夫が病気で長期入院したので夫が途中まで書いていた小説を私なりに書き直して完結まで投稿しますので応援よろしくお願いいたします。
主人公は建築会社を55歳で取り締まり役常務をしていたが惜しげもなく早期退職し田舎で大好きな農業をしていた。99歳で亡くなった老人は前世の記憶を持ったまま7歳の少年マリュウスとして異世界の僻地の男爵家に生まれ変わる。10歳の鑑定の儀で、火、水、風、土、木の5大魔法ではなく、この世界で初めての召喚魔法を授かる。最初に召喚出来たのは弱いスライム、モグラ魔獣でマリウスはガッカリしたが優しい家族に見守られ次第に色んな魔獣や地球の、物などを召喚出来るようになり、僻地の男爵家を発展させ気が付けば大陸一豊かで最強の小さい王国を起こしていた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる