俺とバカ共の異世界攻略記

ツノノコ

文字の大きさ
12 / 15
一章 幼少期成長編

繋ぎ 試験が始まるまで

しおりを挟む
半強制的にサインをさせられ、ナブリさんの説明を聞いていた。

そう、「ナブリさん」の説明である。
試験とか、これからどうなっていくとかそんなんじゃなくて。うん。ナブリさんの説明だった。
なんか…聞きたくない情報だった…この世界の知りたくない一面を知ったような気分になった…だってさ~ナブリさん…

……

『マスコットキャラクター』
だって…

……

ま、まぁ、聞きたくない話しなんて、この位にしておいて…(これ以上もう…自分の口から説明したくない…)
まだ、楽しげに自己紹介的な拷問を続けているナブリさんに俺はこの現状についての疑問を聞いた。何個かの質問だ。内容はこう。

【試験とは、一体何をすればいいのか】
【この試験はなんの為なのか】
【何をすれば元の場所に戻れるのか】
【ナブリさんに恋人はいるのか】
4つ目の質問は素朴だが、大変重要だ。
どっかの夢の国しかりどこぞの谷しかり恋人がついてくる。だからナブリさんにもいるのかなーっておもて聞いてみたん。

まず、一つ目の質問の答えは
「殺せ。目の前にいる敵を残さず」
これだった。
俺に質問の余地もなく次の質問に答えた。
なんか、人工知能みたい。

二つ目の質問の答えは
「生き残る為に」
そのままの意味なのだろうが、俺には何かあるようでならない。

三つ目の質問の答えは
「試験を、知識を超えろ」
知識を超える…は?
難しいからスルーしよう。
それより…さっきからナブリさんの答えが固い気がする。自分の意思で答えてるんじゃなくて、なんか…う~ん…

四つ目の答えは…聞けなかった…なんでかって?それは…
「準備が整いました。これより試験を開始します。健闘を祈ります」

…何もない荒野?
飛ばされた?なんで…あ、そっか…

そう…始まったんだ
「異世界への転生」あれから七年、安全な家に護られ、外の世界を知らずに七年。

そう…始まったんだ
外の世界には普通に存在するというモノとの遭遇。初めての恐怖。

そう…そうだ…始まったんだ…
命をかけた争いが。闘争が。略奪が。


始まったんだ!
『試験』という肩書きの醜い…

「殺し合いが」

荒野に一人。あのヤクザモドキもいない。
この荒野が始まりか。生き残る術さえ知らず使えず。武器の類もない。母の言葉は『想像と創造』 理解不能。目の前には…


目の前には身の丈三メートルを超えそうで超えない、いや、超えてるかも…ん?知らん。

まぁ、巨大な…『蛇』
細く深い眼で俺をみる。
襲ってこないのはコールがないからだろう。
あぁ、コールだ。

「           Start         」

コール

しやがった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

三十年後に届いた白い手紙

RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。 彼は最後まで、何も語らなかった。 その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。 戴冠舞踏会の夜。 公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。 それは復讐でも、告発でもない。 三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、 「渡されなかった約束」のための手紙だった。 沈黙のまま命を捨てた男と、 三十年、ただ待ち続けた女。 そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。 これは、 遅れて届いた手紙が、 人生と運命を静かに書き換えていく物語。

冷遇王妃はときめかない

あんど もあ
ファンタジー
幼いころから婚約していた彼と結婚して王妃になった私。 だが、陛下は側妃だけを溺愛し、私は白い結婚のまま離宮へ追いやられる…って何てラッキー! 国の事は陛下と側妃様に任せて、私はこのまま離宮で何の責任も無い楽な生活を!…と思っていたのに…。

異世界転生~チート魔法でスローライフ

玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。 43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。 その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」 大型連休を利用して、 穴場スポットへやってきた! テントを建て、BBQコンロに テーブル等用意して……。 近くの川まで散歩しに来たら、 何やら動物か?の気配が…… 木の影からこっそり覗くとそこには…… キラキラと光注ぐように発光した 「え!オオカミ!」 3メートルはありそうな巨大なオオカミが!! 急いでテントまで戻ってくると 「え!ここどこだ??」 都会の生活に疲れた主人公が、 異世界へ転生して 冒険者になって 魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。 恋愛は多分ありません。 基本スローライフを目指してます(笑) ※挿絵有りますが、自作です。 無断転載はしてません。 イラストは、あくまで私のイメージです ※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが 少し趣向を変えて、 若干ですが恋愛有りになります。 ※カクヨム、なろうでも公開しています

断罪後のモブ令息、誰にも気づかれずに出奔する

まる
ファンタジー
断罪後のモブ令息が誰にも気づかれないよう出奔して幸せを探す話

転生したら王族だった

みみっく
ファンタジー
異世界に転生した若い男の子レイニーは、王族として生まれ変わり、強力なスキルや魔法を持つ。彼の最大の願望は、人間界で種族を問わずに平和に暮らすこと。前世では得られなかった魔法やスキル、さらに不思議な力が宿るアイテムに強い興味を抱き大喜びの日々を送っていた。 レイニーは異種族の友人たちと出会い、共に育つことで異種族との絆を深めていく。しかし……

悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる

竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。 評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。 身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。

断腸の思いで王家に差し出した孫娘が婚約破棄されて帰ってきた

兎屋亀吉
恋愛
ある日王家主催のパーティに行くといって出かけた孫娘のエリカが泣きながら帰ってきた。買ったばかりのドレスは真っ赤なワインで汚され、左頬は腫れていた。話を聞くと王子に婚約を破棄され、取り巻きたちに酷いことをされたという。許せん。戦じゃ。この命燃え尽きようとも、必ずや王家を滅ぼしてみせようぞ。

転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです

NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた

処理中です...