時間が戻った令嬢は新しい婚約者が出来ました。

屋月 トム伽

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第一章 ブラッドフォード編

たまには侍女も語りたい

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今日は1日バタバタしている。

アレクセイ様は、よくブラッドフォード邸に来るらしいけど、レオンハルト様はたまにしか来ないらしい。


忙しいのにメイド達は、ウキウキしている。

邸で仲良くなったメイドのアンに聞くと、王子二人は、容姿がいいから目の保養になるらしい。
それにレオンハルト様は婚約者もいなく、メイド達は夢見てるらしい。

私達、使用人が目に止まるわけないのに。

「オズワルド様も格好いいし、メイドが頭を下げるだけで微笑み返してくれる方だから、期待してたメイド達もいるけど、いきなり婚約者が出来て連れてきたから、次はレオンハルト殿下を狙っているのかしらね。身の程知らずよねー。」

それで、リディア様と一緒にきた、しかもいきなり侍女になった私にツンとするメイドがいたのね。と納得してしまった。

「アンはオズワルド様を狙ってなかったの?」
「あんな方絶対無理よ。見るだけで充分だわ。」

確かに、オズワルド様は目の保養になるくらい男前だわ。
旦那様(リディアの父親)が心配していたけど、全く女の影はないし、リディア様に一筋に見えるわね。

二人で歩いているところを見ても、オズワルド様はリディア様を愛おしそうに見ていたもの。
リディア様を傷つけたら旦那様に手紙を出そうと思いましたが、心配はいらなかったですね。

さて、今日もリディア様の支度にせいを出しましょう。

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