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腐男子の危機!
変な距離!
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「もう若干暑いね、夏が近づいてきてるからかな?」
「季節って、すぐに変わるよね。」
普通男子高校生はあまりしなさそうな会話をしながらコンビニへと向かった。
なかなか遠いな…
そんなことを思っていた時、
星藍くんがくるりとこっちを向いた。
「叶夢くんさ、付き合ってる人いるの?」
「ふぇっ!?」
唐突な質問に俺は変な声を出した。
みるみる顔が赤く染まる。
「いきなりすぎた?ごめん…!初対面なのにこんな話普通しないよね!ごめんっ!」
俺の顔色につられたのか星藍くんの顔も赤くなっている。
「いやいや、そんなそんな!少しびっくりしただけだから!」
今日のモヤモヤの核にどストレートに刺さったこの質問。
もしや…バレた?俺無意識にそういう目をしてたのか!?
いや、そんなわけないよな…。
変な動悸を繰り返す心臓、
ここは落ち着くために質問を質問で返そう
「星藍くんは?いないの?」
チラリと星藍くんを見る。
「あいにく、俺の好みの子がいなくてね…。」
困ったように笑う星藍くんだが、この顔もカッコイイ!
クシャッとした笑顔
思わず少し見とれてしまう。
この顔を肉食系のゲイに見せたらすぐに襲われるだろうな…。
良かったな…俺みたいなド草食系ゲイにあたって…。
でもっ………またノンケかっ、
どうして俺はこうノンケばかり…。
「俺さ、兄弟でこういう話するの夢だったから叶夢くんと、できて嬉しいんだよね」
「物好きだなぁ、兄弟で恋バナなんて。」
「そう?結構憧れだったんだよ。」
真顔で言ってくる星藍くんに俺は思わず吹き出した。
星藍くんと話しているととても楽しい。
しかも、ホールド感があるから安心して話せる。
もしかしたら俺の趣味もわかってくれるかも?って思うくらいだ。
なんか仲良くなれそうな気がする。
そう思った。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ただいま~」
「おかえりー!遅かったわね?」
「話しながら帰ってきたからかな。」
「仲良くしてくれて嬉しいわ!さ、もう夕食すんだし、お風呂入ってきなさい、」
え、なんのための…。
そう言おうとしたがやめた。
まあ、意図としては俺と星藍くんの仲を深めるための散歩だったから買ってきたコレはただの口実だ。
ずるっこいな。
でも、今回の散歩でノンケだって分かっちゃったけど、
いつもみたいなガッカリはない。
風呂からあがると雑談をしばらくした。
あっという間に時間が過ぎ、11:00をまわっている。
俺達は星藍くん達を玄関まで見送った。
「星藍くん、これからもよろしくね。」
「うん。叶夢くん!よろしくね!」
ブルーな気分はどこへ行ったのだろうかと言うくらい、今の俺はあたたかな気分だった
「季節って、すぐに変わるよね。」
普通男子高校生はあまりしなさそうな会話をしながらコンビニへと向かった。
なかなか遠いな…
そんなことを思っていた時、
星藍くんがくるりとこっちを向いた。
「叶夢くんさ、付き合ってる人いるの?」
「ふぇっ!?」
唐突な質問に俺は変な声を出した。
みるみる顔が赤く染まる。
「いきなりすぎた?ごめん…!初対面なのにこんな話普通しないよね!ごめんっ!」
俺の顔色につられたのか星藍くんの顔も赤くなっている。
「いやいや、そんなそんな!少しびっくりしただけだから!」
今日のモヤモヤの核にどストレートに刺さったこの質問。
もしや…バレた?俺無意識にそういう目をしてたのか!?
いや、そんなわけないよな…。
変な動悸を繰り返す心臓、
ここは落ち着くために質問を質問で返そう
「星藍くんは?いないの?」
チラリと星藍くんを見る。
「あいにく、俺の好みの子がいなくてね…。」
困ったように笑う星藍くんだが、この顔もカッコイイ!
クシャッとした笑顔
思わず少し見とれてしまう。
この顔を肉食系のゲイに見せたらすぐに襲われるだろうな…。
良かったな…俺みたいなド草食系ゲイにあたって…。
でもっ………またノンケかっ、
どうして俺はこうノンケばかり…。
「俺さ、兄弟でこういう話するの夢だったから叶夢くんと、できて嬉しいんだよね」
「物好きだなぁ、兄弟で恋バナなんて。」
「そう?結構憧れだったんだよ。」
真顔で言ってくる星藍くんに俺は思わず吹き出した。
星藍くんと話しているととても楽しい。
しかも、ホールド感があるから安心して話せる。
もしかしたら俺の趣味もわかってくれるかも?って思うくらいだ。
なんか仲良くなれそうな気がする。
そう思った。
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「ただいま~」
「おかえりー!遅かったわね?」
「話しながら帰ってきたからかな。」
「仲良くしてくれて嬉しいわ!さ、もう夕食すんだし、お風呂入ってきなさい、」
え、なんのための…。
そう言おうとしたがやめた。
まあ、意図としては俺と星藍くんの仲を深めるための散歩だったから買ってきたコレはただの口実だ。
ずるっこいな。
でも、今回の散歩でノンケだって分かっちゃったけど、
いつもみたいなガッカリはない。
風呂からあがると雑談をしばらくした。
あっという間に時間が過ぎ、11:00をまわっている。
俺達は星藍くん達を玄関まで見送った。
「星藍くん、これからもよろしくね。」
「うん。叶夢くん!よろしくね!」
ブルーな気分はどこへ行ったのだろうかと言うくらい、今の俺はあたたかな気分だった
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