48 / 59
二章 贖罪を求める少女と十二の担い手たち~霊魔大祭編~
消えた人類
しおりを挟む
「少し見ていくか」と、クロエは俺に対して声を掛けながら、目の前に見える建物の一つへと入っていく。
中はぼんやりと薄暗く、天井から吊るされた、照明器具の灯りが切れかけているようで、パチパチと音を立てながら、幾度も点灯を繰り返していた。
甘ったるい匂いを放つ煙草の煙が、室内のあらゆる場所に充満している。傷んだ壁には、黄ばんだ汚れが深く染み込んでおり、天井付近の一部が腐りかけてしまっていた。
床に落ちたまま放置されていたのは、大量の潰れた短い葉巻。吸い終えた客が、そのまま残していったのだろう。床の所々に黒ずんだ焼け跡のようなものが浮き出ている。
店の奥には小太りの男が一人おり、机の前に座りながら、何やら書類整理でもしているようだった。
「・・・・・・おや、客ですかい?」
物音に反応して顔を上げた店の男は、淀んだ焦点の合わない両目で、中に入ってきた俺たちの姿を確認する。
あからさまに歓迎はしてないようであり、男は置いてあった葉巻の先端に火をつけると、客である俺たちの事などお構い無しに、その吸い口部分から発せられる煙を味わい始めた。
口元から吐かれた白い煙が宙へと浮かび上がり、室内に流れる雲のように、様々な形を描き出す。
先ほどから失礼な態度を取り続けている店の男に対して、クロエは文句も言わずにゆっくりと近づいていき、その目の前の机に積まれていた、紙の山へと視線を向けた。
その真下には隠されるようにして、卓上の黒い算盤型の機械が設置されており、誰も触れていないにも拘わらず、大量に嵌め込まれた珠が、上下に向かって高速で移動を続けていた。
「おい貴様。この場所で管理されている、閉鎖世界の一つを見学していきたいのだが・・・・・・構わないな?」
「へえ、問題ありません。――――このリストにあるものの中から、どれでもお好きなものを選んでくだせえ」
クロエの言葉に反応した店の男は、机の上に積まれていた書類の中から、何枚かを見繕って、それを俺たちの前に向けて差し出してくる。
その全てに軽く目を通し終えたクロエは、「これはひどいな・・・・・・」と、半ば呆れた様子で呟きながら、中にあった一枚を吟味してから抜き取って、のんびりと葉巻をふかしながら待っていた、目の前の男に対して突き返した。
「これを頼む。――――料金の方はいくらだ?」
「二人分で魔法金貨六枚でさあ。――――しかしあんたらも物好きですねえ。今更こんな絞りカスみたいな世界に、金を払ってまで覗きに行こうとするなんて、ね・・・・・・クククッ」
とても商売人とは思えない、下品な口振りで答えを返しながら、男は書類の真下に埋もれていた、算盤型の機械の上に自らの片手を乗せる。
するとそれまで自動で上下に動いていたはずの、機械に嵌め込まれていた大量の珠が、一斉にとある位置でピタリと、その動きを完全に停止させた。
「そこに見えてる扉が、今回の目的となる世界に繋がる直通ゲートでさあ。――――じゃ、あとは好き勝手にしておくんなせえ」
投げやりな態度で男が示すその先には、木製の汚れた扉がひとつあるだけ。
俺が通行料を支払うと同時に受け取った、小さな呼び鈴を鳴らすことで、これから向かう異世界のどの場所にいても、帰還するために必要となる転移の扉が、自動で出現するらしい。
“リセの機嫌を直すための、プレゼントを選びに来た”――――という、当初の目的からは、かなり逸脱してしまっているが・・・・・・それでも単純に、俺は沸き上がる自らの好奇心を、内心抑えきれずにいた。
「学べ小僧。今のお前が見て聞いて、そして得た経験の全てが、後にきっと、役立つ日が来るはずだ」
クロエは真横にいた俺に対して、後を付いてくるように促しながら、開ききった転移の扉の向こう側へと、真っ直ぐに歩いて進んでいく。
魔法世界を例外とすれば、俺にとってはアブネクトに続いて二度目となる、異世界へ向けての出発だ。
微かな高揚感を頭の中で実感しながら、俺はクロエの後に続いて、正面に佇む転移の扉の先に足を踏み入れる。
中を通過する際にお馴染みとなった、眩しさを感じない、明るい光の洪水に包まれながら、俺たち二人が辿り着いた場所。
そこには俺にとっては馴染みのある、高いビル群に四方を囲まれた、都会の街の光景そのものが広がっていた。
「これは・・・・・・地球にある光景と、ほとんど似たようなものじゃないか」
「そう判断するには、少しばかり早すぎるんじゃないか、小僧?――――周りの景色に自分の目を凝らして、しっかりと意識をしながら観察してみろ。
何かこの世界特有の変わったものが、分かりやすい視覚的な情報として見えてくる筈だ」
クロエから受けた指摘通りに、俺は目の前に広がる異世界の街の光景へと、改めて自分の意識を向け直す。
まずは街にある建造物――――見上げるほどの高さがあるビルや建物。それらは正直言ってしまえば、日本の都市部に存在するものと大して変わらない。
いや、まったく同じものであると、そう断言できてしまうだろう。
次にそれらの建造物の真下に広がる、舗装された街の通り道――――ご丁寧に白いラインで、中央に車線のようなものまで引かれている。
コンクリートのような材質の固さのある地面は、もはや道路としての役割を果たすには、充分過ぎる程の機能を有していた。
しかしそれ以外のものに注視しながら目を向けて見れば――――ポツポツと少しずつではあるが、この場所が異世界であると判断できる、その材料が浮き彫りとなってきた。
まずは文字。別に優れた語学力がある訳ではないのだが、俺は直感的に頭の中で理解する。
試しにクロエから事前に教わっていた、異世界の文字を読み解くことが可能となる、翻訳魔法を使用してみたのだが・・・・・・どうやら正解だったらしい。
――――“第八 人類居住都市 コリベア”
巨大なスクリーンに、大きく映し出されていた文字の意味。俺たちが今いるこの街の名前は、コリベアという異世界の都市であるようだ。
続いて俺が違和感を覚えたのは、道路の脇に植えられていた、街路樹に関してだ。
鮮やかな色をした、緑の葉を茂らせた木々。それ自体には特に、問題があるというわけではない。しかし――――、
(何だ?・・・・・・何かがおかしい)
目の前の光景に不思議な違和感を覚えた俺は、それらの実物を実際に手で触って確認してみる。
見た目の割には抵抗の少ない、なだらかな質感をしており、まるで人工物の模型に、触れているかのような感触だった。
「まさか・・・・・・ここにあるもの全てが、作り物だっていうのか?」
街の一角――――どころの話ではない。それこそ俺の視界に入り込む全ての緑が、見た目だけ本物そっくりに作られた、ハリボテのものだったのだ。
例え街の景観を向上させるのが目的だとしても・・・・・・これほどの規模でのものとなれば、それに必要となるコストの量も、決して馬鹿にはならないだろう。
「驚くのはここからだぞ、小僧。――――まずはあの偽物の木々を、根本から支えている茶色い土壌。あれも人の手で作られた、本物そっくりの偽物だ。
そしてこの街で売られている食料品などの、人間に消費される事を前提として存在するもの全てがな。それと・・・・・・どうした小僧。まだ気付かんのか?」
「・・・・・・?いったい何のことを言って――――っ!?」
クロエの放ったその言葉を聞いて、俺はようやく頭の中で理解する。人間に消費される事を前提として存在する、偽物の光景に彩られた異世界の街並み。
ここに来てからある程度の時間は経っており、普通ならこの街に住んでいる人間の一人や二人、見かけてもおかしくない筈なのだが――――、
「この街に住んでいた人たちは、いったい何処へ消えてしまったんだ?」
都市を構成するために必要不可欠な、人類という最も重要なパーツの一部が、この世界から跡形もなく消失してしまっていたのだ。
中はぼんやりと薄暗く、天井から吊るされた、照明器具の灯りが切れかけているようで、パチパチと音を立てながら、幾度も点灯を繰り返していた。
甘ったるい匂いを放つ煙草の煙が、室内のあらゆる場所に充満している。傷んだ壁には、黄ばんだ汚れが深く染み込んでおり、天井付近の一部が腐りかけてしまっていた。
床に落ちたまま放置されていたのは、大量の潰れた短い葉巻。吸い終えた客が、そのまま残していったのだろう。床の所々に黒ずんだ焼け跡のようなものが浮き出ている。
店の奥には小太りの男が一人おり、机の前に座りながら、何やら書類整理でもしているようだった。
「・・・・・・おや、客ですかい?」
物音に反応して顔を上げた店の男は、淀んだ焦点の合わない両目で、中に入ってきた俺たちの姿を確認する。
あからさまに歓迎はしてないようであり、男は置いてあった葉巻の先端に火をつけると、客である俺たちの事などお構い無しに、その吸い口部分から発せられる煙を味わい始めた。
口元から吐かれた白い煙が宙へと浮かび上がり、室内に流れる雲のように、様々な形を描き出す。
先ほどから失礼な態度を取り続けている店の男に対して、クロエは文句も言わずにゆっくりと近づいていき、その目の前の机に積まれていた、紙の山へと視線を向けた。
その真下には隠されるようにして、卓上の黒い算盤型の機械が設置されており、誰も触れていないにも拘わらず、大量に嵌め込まれた珠が、上下に向かって高速で移動を続けていた。
「おい貴様。この場所で管理されている、閉鎖世界の一つを見学していきたいのだが・・・・・・構わないな?」
「へえ、問題ありません。――――このリストにあるものの中から、どれでもお好きなものを選んでくだせえ」
クロエの言葉に反応した店の男は、机の上に積まれていた書類の中から、何枚かを見繕って、それを俺たちの前に向けて差し出してくる。
その全てに軽く目を通し終えたクロエは、「これはひどいな・・・・・・」と、半ば呆れた様子で呟きながら、中にあった一枚を吟味してから抜き取って、のんびりと葉巻をふかしながら待っていた、目の前の男に対して突き返した。
「これを頼む。――――料金の方はいくらだ?」
「二人分で魔法金貨六枚でさあ。――――しかしあんたらも物好きですねえ。今更こんな絞りカスみたいな世界に、金を払ってまで覗きに行こうとするなんて、ね・・・・・・クククッ」
とても商売人とは思えない、下品な口振りで答えを返しながら、男は書類の真下に埋もれていた、算盤型の機械の上に自らの片手を乗せる。
するとそれまで自動で上下に動いていたはずの、機械に嵌め込まれていた大量の珠が、一斉にとある位置でピタリと、その動きを完全に停止させた。
「そこに見えてる扉が、今回の目的となる世界に繋がる直通ゲートでさあ。――――じゃ、あとは好き勝手にしておくんなせえ」
投げやりな態度で男が示すその先には、木製の汚れた扉がひとつあるだけ。
俺が通行料を支払うと同時に受け取った、小さな呼び鈴を鳴らすことで、これから向かう異世界のどの場所にいても、帰還するために必要となる転移の扉が、自動で出現するらしい。
“リセの機嫌を直すための、プレゼントを選びに来た”――――という、当初の目的からは、かなり逸脱してしまっているが・・・・・・それでも単純に、俺は沸き上がる自らの好奇心を、内心抑えきれずにいた。
「学べ小僧。今のお前が見て聞いて、そして得た経験の全てが、後にきっと、役立つ日が来るはずだ」
クロエは真横にいた俺に対して、後を付いてくるように促しながら、開ききった転移の扉の向こう側へと、真っ直ぐに歩いて進んでいく。
魔法世界を例外とすれば、俺にとってはアブネクトに続いて二度目となる、異世界へ向けての出発だ。
微かな高揚感を頭の中で実感しながら、俺はクロエの後に続いて、正面に佇む転移の扉の先に足を踏み入れる。
中を通過する際にお馴染みとなった、眩しさを感じない、明るい光の洪水に包まれながら、俺たち二人が辿り着いた場所。
そこには俺にとっては馴染みのある、高いビル群に四方を囲まれた、都会の街の光景そのものが広がっていた。
「これは・・・・・・地球にある光景と、ほとんど似たようなものじゃないか」
「そう判断するには、少しばかり早すぎるんじゃないか、小僧?――――周りの景色に自分の目を凝らして、しっかりと意識をしながら観察してみろ。
何かこの世界特有の変わったものが、分かりやすい視覚的な情報として見えてくる筈だ」
クロエから受けた指摘通りに、俺は目の前に広がる異世界の街の光景へと、改めて自分の意識を向け直す。
まずは街にある建造物――――見上げるほどの高さがあるビルや建物。それらは正直言ってしまえば、日本の都市部に存在するものと大して変わらない。
いや、まったく同じものであると、そう断言できてしまうだろう。
次にそれらの建造物の真下に広がる、舗装された街の通り道――――ご丁寧に白いラインで、中央に車線のようなものまで引かれている。
コンクリートのような材質の固さのある地面は、もはや道路としての役割を果たすには、充分過ぎる程の機能を有していた。
しかしそれ以外のものに注視しながら目を向けて見れば――――ポツポツと少しずつではあるが、この場所が異世界であると判断できる、その材料が浮き彫りとなってきた。
まずは文字。別に優れた語学力がある訳ではないのだが、俺は直感的に頭の中で理解する。
試しにクロエから事前に教わっていた、異世界の文字を読み解くことが可能となる、翻訳魔法を使用してみたのだが・・・・・・どうやら正解だったらしい。
――――“第八 人類居住都市 コリベア”
巨大なスクリーンに、大きく映し出されていた文字の意味。俺たちが今いるこの街の名前は、コリベアという異世界の都市であるようだ。
続いて俺が違和感を覚えたのは、道路の脇に植えられていた、街路樹に関してだ。
鮮やかな色をした、緑の葉を茂らせた木々。それ自体には特に、問題があるというわけではない。しかし――――、
(何だ?・・・・・・何かがおかしい)
目の前の光景に不思議な違和感を覚えた俺は、それらの実物を実際に手で触って確認してみる。
見た目の割には抵抗の少ない、なだらかな質感をしており、まるで人工物の模型に、触れているかのような感触だった。
「まさか・・・・・・ここにあるもの全てが、作り物だっていうのか?」
街の一角――――どころの話ではない。それこそ俺の視界に入り込む全ての緑が、見た目だけ本物そっくりに作られた、ハリボテのものだったのだ。
例え街の景観を向上させるのが目的だとしても・・・・・・これほどの規模でのものとなれば、それに必要となるコストの量も、決して馬鹿にはならないだろう。
「驚くのはここからだぞ、小僧。――――まずはあの偽物の木々を、根本から支えている茶色い土壌。あれも人の手で作られた、本物そっくりの偽物だ。
そしてこの街で売られている食料品などの、人間に消費される事を前提として存在するもの全てがな。それと・・・・・・どうした小僧。まだ気付かんのか?」
「・・・・・・?いったい何のことを言って――――っ!?」
クロエの放ったその言葉を聞いて、俺はようやく頭の中で理解する。人間に消費される事を前提として存在する、偽物の光景に彩られた異世界の街並み。
ここに来てからある程度の時間は経っており、普通ならこの街に住んでいる人間の一人や二人、見かけてもおかしくない筈なのだが――――、
「この街に住んでいた人たちは、いったい何処へ消えてしまったんだ?」
都市を構成するために必要不可欠な、人類という最も重要なパーツの一部が、この世界から跡形もなく消失してしまっていたのだ。
0
あなたにおすすめの小説
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜
KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞
ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。
諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。
そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。
捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。
腕には、守るべきメイドの少女。
眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。
―――それは、ただの不運な落下のはずだった。
崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。
その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。
死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。
だが、その力の代償は、あまりにも大きい。
彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”――
つまり平和で自堕落な生活そのものだった。
これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、
守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、
いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。
―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます
難波一
ファンタジー
"『第18回ファンタジー小説大賞【奨励賞】受賞!』"
ブラック企業勤めのサラリーマン、橘隆也(たちばな・りゅうや)、28歳。
社畜生活に疲れ果て、ある日ついに階段から足を滑らせてあっさりゲームオーバー……
……と思いきや、目覚めたらなんと、伝説の存在・“真祖竜”として異世界に転生していた!?
ところがその竜社会、価値観がヤバすぎた。
「努力は未熟の証、夢は竜の尊厳を損なう」
「強者たるもの怠惰であれ」がスローガンの“七大怠惰戒律”を掲げる、まさかのぐうたら最強種族!
「何それ意味わかんない。強く生まれたからこそ、努力してもっと強くなるのが楽しいんじゃん。」
かくして、生まれながらにして世界最強クラスのポテンシャルを持つ幼竜・アルドラクスは、
竜社会の常識をぶっちぎりで踏み倒し、独学で魔法と技術を学び、人間の姿へと変身。
「世界を見たい。自分の力がどこまで通じるか、試してみたい——」
人間のふりをして旅に出た彼は、貴族の令嬢や竜の少女、巨大な犬といった仲間たちと出会い、
やがて“魔王”と呼ばれる世界級の脅威や、世界の秘密に巻き込まれていくことになる。
——これは、“怠惰が美徳”な最強種族に生まれてしまった元社畜が、
「自分らしく、全力で生きる」ことを選んだ物語。
世界を知り、仲間と出会い、規格外の強さで冒険と成長を繰り広げる、
最強幼竜の“成り上がり×異端×ほのぼの冒険ファンタジー”開幕!
※小説家になろう様にも掲載しています。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
毎日19時に更新予定です。
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる