虹の魔術師~元最強の異世界出戻り冒険録~

ニシヒデ

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3章、水の都の踊り子

3、水上都市シーリン③

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 「(まさかの隣……!?)」



 予想外の事態に驚く。
 か、可愛い!!そして、めちゃくちゃ距離が近い。笑顔が眩しすぎて、直視することができなかった。



 「さっき通りで、あたしの踊りを見ていってくれた人だよね?たっくさんお金をくれた人だから、覚えてる。同じ宿だったんだー!
 あなたのお陰で、今日は久しぶりに豪華な夕食を食べれそうなの!
 ――じゃ、そういうことで。あたしかなり急いでるから。まったね~!!」
 
 

 少女は一方的に話をしたあと、すぐに宿の外へ出て行こうとする。――って、ちょっと待てい!
 俺は咄嗟に、目の前にいるその子の肩を、後ろから掴んで引き留めた。


 「え、なに?あなたも、あたしと一緒にご飯食べに行きたいの?」

 「違う違う!いやまぁ、腹は減っているけどさ。そうじゃなくて。――こっちは大事な用があるんだよ」

 「大事な用?うーん……あたしはないけど?」



 そっちの事情は聞いとらん!
 こっちは手ぶらじゃ戻れないんだ。何としても返してもらう必要がある。



 「あ、あのさ……」
 
 「なんなのよ?歯切れが悪いわね!!」

 「ヒッジョーに申し訳ないんだけどさ。さっき俺が君にあげたお金、やっぱり返してくれない?」

 「えっ?」



 少女は、一瞬だけ口を開けてポカンとしていた。
 が、特に悩んだりする素振りもなく、すぐに答えを返してくる。



 「うん、ムリ!!」

 「そこをなんとか!ある意味、魔物よりおっかない俺の仲間が、すぐそこにある部屋の中で帰りを待っているんです!!」

 「それは大変ね!でもそれ、あたしは別に関係ないでしょ?」

 「ウグッ!?ま、まぁそれは確かにその通りなんだけど。
 ――頼むよぉ!人助けすると思ってさ!!」



 なりふり構ってはいられない。泣きついてくる俺の姿は、さぞ間抜けに見えていることだろう。全て自身が蒔いた種。それでも簡単には引き下がれない事情があるのだ。
 
 

 「ウ~……ウウゥ!せーっかく、まとまった額のお金が入ってきたと思ったのにぃ!
 人助け……人助けかぁ……。一度は自分で決めたことだし。でも、それでも……ウッ!うわああああああん!!」
 


 建物全体に響き渡るような大声だった。
 その子は、恨みがましい目つきで俺のことを見る。それから半泣きの状態でポツリと言った。



 「………てくれるなら」

 「えっ?」

 「ご飯っ!!……今からご馳走してくれるなら、返してあげる」

 「えーっと……マジっすか?」

 

 俺が言うのもなんだが、信じられん。
 何か心境の変化でもあったのだろうか?



 「なによ!悪い?ウゥ……グスンッ。だって困ってるんでしょう?なら仕方がないじゃない!
 それに、いくらなんでも受け取った金額が『多過ぎるかな?』とは思っていたし……」

 「ありがとう!恩に着るよ!――お詫びに靴でも舐めようか?」

 「そんなのいらない!ほらっ、そうと決まれば早く行くわよ!
 こっちは朝から何も食べていなくて、お腹がペコペコなんだから!!」
 


 彼女の伸ばした細い手が、俺の腕を強く引っ張る。
 距離感を感じさせない、その態度にドキリとした。栗色の長い髪が、俺の頬の上を僅かにくすぐる。



 「ちょっ、ちょい待って!!行くなら、せめて俺の仲間に一言声を掛けてから――」
 
 「えっ?」



 その時。バーンッ!と、俺の後ろ側にある扉が勢いよく開かれた。
 中から、ムスッとした表情のリーゼが顔を覗かせる。



 「さっきから部屋の前で何を騒いで……エドワーズ。誰?そこにいる女……」

 「いやね。これはねー?違うんですよ、リーゼさん」

 「うわぁー……!スッゴく、綺麗な女の子!!」



 傍から見れば、仲良く手を繋いでいる二人組。リーゼの目が据わっている。弁明をしようにも、恐怖で上手く言葉が出てこない。
 


 「この子があなたの仲間なの?『魔物よりおっかない』って言ってたのに、全然大したことなさそうじゃない!!」

 「魔物より……おっかない?私のことを、そんな風に言ってたの?」

 「うんうん!」

 「ヒィィィィィイ!?」
 
 

 頼むから、空気を読んでくれ!そんな俺の願いは届かずに、少女は悪気のない様子で話を続ける。
 リーゼの拳が握られた。いつものお仕置きコースである。あっ、これはもう完全に終わったな……。



 ――グルルルルルルゥ!!



 どこからか、獣の唸り声のような音が聞こえてくる。俺ではなく、正面に立っているリーゼのものでもない。
 俺の腕を握り締めていた力が弱まった。すぐ隣では、栗色の髪の少女がヘナヘナと膝から崩れ落ちている。



 「も……もうダメ……!!」

 「あっ!」

 「ちょ!急に何事?」



 パタリと倒れたその身体から、先ほどと同じ音が発せられる。どうやらそれは、少女の腹の方から聞こえてくるものらしい。
 動き出す様子はまったく無かった。リーゼと顔を見合わせる。背後の室内から、美味そうな料理の匂いが漂ってきた。
 腹が鳴る。つまり、それが意味することは。

 

 「とりあえず、いちから説明をさせてもらえませんでしょうか?」

 「………ハァ」
 


 リーゼが大きな溜め息をついた。
 ああ、どうにかこの場は、首の皮一枚で繋がったらしい。一気に疲れたな。
 俺はこのあと、事態をどうやって穏便に済ませるかについて考えながら天を仰いだ。

 

 そして現在。俺たち三人は、ひとつのテーブルを一緒に囲って座っている。
 山と並べられた、リーゼ手作りの料理の皿。それらを幸せそうな表情で頬張っている少女の名前はティアという。
 歳は、俺やリーゼと同じ十四。水上都市には昨日の夜着いたばかりで、知り合いはいないらしい。
 


 「パクパク、ムシャムシャ……何よこれ!どれもこれもスッゴく美味しいじゃない!!」



 あの細身の一体どこに入るのだろう?先ほどから口と手の動きが止まらない。次々と消えていく目の前の料理。その行き先は、全てティアの胃袋の中だ。



 「さっきから、スゴい食欲……!」

 「ヒョウでふネ」



 リーゼは、目を見開いてその様子を眺めていた。俺の方は、うまく声を出すことができない。
 結局、あのあとリーゼからキツいお仕置きを受けてしまったのだ。ティアに渡した金は返ってきたが、リーゼの悪口を言ってしまった事実は変わらない。
 平手打ち一発。そのせいで俺の頬の一部は赤く腫れ上がり、何とも愉快な面になっている。
 


 「ン~!美味しー!!
 ――ねえ?リーゼ。このテーブルに置いてある料理、ホントーに全部好きなだけ食べてもいいの?」

 「うん。別にいいけど……。取り置き用の物と合わせて、数人分の量は作っておいた筈。それを一人で――」



 リーゼが言い終わる前に、ティアは物凄い速度で巨大なピザ生地をペロリと平らげてしまう。ここまでくると驚きを通り越して呆れるな。
 


 「モグモグ、ゴックン!で?あなたたち二人は、この場所へ何をしにきたの?」

 「ファにって……」

 「旅の途中で、寄っただけ?」

 「旅!それってつまり……冒険ね!!」



 ティアが、興奮した様子で椅子の上からバッと立ち上がる。



 「まちがっフェは、いないかな」

 「この宿にいるってことは、冒険者なんでしょ?あたしには分かるわ!
 だって二人とも、それっぽい匂いがプンプンするもの!!」

 「(一体どんな匂いだよ……?)」

 

 出会った時の印象とは違い、なんと言うか馬鹿っぽい感じの子だ。
 今の口ぶりから察するに、ティアも俺たちと同じ冒険者なのだろうか?確かにこの宿は冒険者ギルドからの斡旋先だ。泊まっている者が同業者であるという考えに結びつくのも納得がいく。
 


 「前衛なの?後衛なの?当てて見せるわ!
 エドワーズはバカっぽいから前衛ね。リーゼは賢そうに見えるから、多分後衛。――どう?合ってるでしょ?」



 どういう理屈だ。



 「大体合ってるけど、少し違う。私とエドワーズは同じ魔術師。前衛、後衛に関係なく立ち回れる……なんて言うんだっけ?
 ――確か……『超近接型魔法戦闘技法ゼロ・アーツ』?」

 「魔術師……!!」



 リーゼの言葉を聞いたティアが、目を輝かせながらもう一度口にする。
 ――魔術師!!



 「あたしは剣士なの!」

 「フォうか。で、それがどうした?」
 
 「『それがどうした?』じゃないわよ!エドワーズ。これはとんでもないことなの。まさに運命の出会いだったのよ!!」



 ティアが何を言っているのか、さっぱり理解できない。それはリーゼの方も同様だった。
 


 「どういうこと?」

 「さあ?」



 俺とリーゼは、揃って首を傾げる。
 テーブルの向かい側から身を乗り出してきたティアが、こちらに向かってピシリと指を突きつけた。



 「リーゼ、エドワーズ。あなたたち二人とも、今日からあたしの仲間になりなさい!!」
 
 「それは……なぁ?ちょっとムリだろ」

 「私もそう思う」

 「うんうん!じゃ、これからよろしくねー……って、ハア!?なんでよ?」



 俺たちに断られると思っていなかったのか。
 「予想外」といった反応をしながら、ティアが叫ぶ。



 「なんでって言われても……。なんで俺たちなんだ?メンバー募集のチラシなら、冒険者ギルドの方に沢山あるだろ」

 「あたしね、最強の冒険者パーティーを目指しているの。つまり普通じゃないってことね。わかる?」

 「スマン。まったく意味が分からない」

 「別に分からなくてもいいわ。とにかくね、直感でビビっときたのよ!!こんなことは生まれて初めて。だから――」

 

 話の途中で、ティアの目の前に丸い皿が一つ置かれる。その上には、こんがりと焼けたフルーツのタルトがのせられていた。
 


 「デザートのタルト。食べるでしょ?」

 「もちろん食べるわ!!」

 「(ナイスだ!リーゼ!)」
 

 
 ティアの意識を食べ物に向けさせる作戦だ。面倒なことにならない内に、今日はこのまま帰ってもらうことにしよう。
 長い髪の隙間から、ピョコンと三角形の何かが二つ飛び出る。続けてズボンの隙間から大きな尻尾が生えてきた。ケモ耳と尻尾。そんな特徴を持っている種族は、この世界に一つしか存在しない。



 「エドワーズ。ティアってまさか……」
 
 「ああ。これは、どこからどう見ても――」

 「ンン~!このタルト、スッゴくおいしー!!
 ――あれっ?二人とも、どうかした?」
 
 

 口元をクリームだらけにしている目の前の少女。ティアの正体は、人族の領域内に決している筈のない獣人だったのだ。
 




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