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6章、北の大地
13、試合当日
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試合当日。場所はファラウブム城、要塞内部に建てられた訓練所。
リーゼとティアは、初めて感じた雰囲気に圧倒された。中はコロシアムさながらの造りとなっている。高い壁が辺りを囲う、円形の巨大建造物。
「人が大勢いるわね!この場所にいるだけで、体がゾクゾクしてくるわ!」
「私とティアは見ているだけでいいけど、エドワーズは違うから。放っておくと、また無茶をするかもしれないし……」
「心配には及びませんよ、リーゼ様。相手はうちのフレアなので、エドワーズ様には万が一にも怪我を負わせるようなことはないはずです」
「フッフーン!逆はどうかしら?言っておくけど、エドワーズは強いわよー。この場所にいる誰よりもね。断言できるわっ!」
「そうなのですか?それは楽しみです。私は、離宮で起きた出来事を直接目にしたわけではありませんから。報告を受けるのと実際に目にするのとでは違いますし。このような感覚は久しぶりです。
……一介の騎士として好奇心が抑えられません」
セシルが見渡す限り、視察用の席は全て埋められていた。その光景は、彼らの向ける関心がそれほど高いものであるということを表している。
王国に仕える高官や貴族たち、軍の主要な関係者。その他、希望する者は例外なく観覧することを認められていた。
リエーナ騎士団を率いる団長の力量は、王国中の誰もが認めるところである。規格外の強さ。その一点においては、老将軍ですら絶対の信頼を寄せるほど。
フレア・シーフライトを正面から相手にして、持ち堪えることは不可能だ。彼女の副官であるセシルですら、五秒がいいところだろう。本気を出せばたったの一振りで決着がつく。
(『ローレン』様がお認めになられた方とはいえ、彼はまだまだ子どもです。ましてや近接戦闘が苦手な魔術師。
これから行われる試合がどう転んでも、結果は分かりきっているはずですが……)
離宮の中で起きた大立ち回り。目撃した者たちから聞いた話はどれも眉唾ものだった。とはいえ、上官であるセシルに対して虚偽の報告をする理由がない。
ソフィアの言葉を疑うなど、もってのほかだ。恐らく何か考えがあってのことだろう。その答えはもうすぐわかる。
「二人をお連れしました。女王陛下」
「ありがとうセシル。ご苦労様です。
――リーゼ、ティア!二人ともよく来てくれました。あなたたちの席は用意してありますよ」
場内の全てを見下ろせる位置。イルシアは、自らの隣にある空いた席の上をポンポンと手で叩いた。
迎えたのは女王だけではない。その姉であるソフィアの姿もある。
「こうして直接話をするのは『地下迷宮』ぶりかしら?」
「あなた、いつもエドワーズに言い寄ってくる人ね!教えてあげる。エドワーズは、リーゼのことを一番に想っているわ。あなたが入り込む隙間はないのよ。だから諦めなさい!」
「ティア、やめて。私は気にしていないから……」
「ダメよ、リーゼ。そんな弱気でどうするの?この子は敵。イルシアのお姉さんだとしても容赦はしないわ!」
ティアは警戒心をあらわにする。リーゼの想い人を、横からかっさらおうとしている人物。黙ってはいられなかった。
「ガルルルルルルルッ!」
「嫌われたものね。彼のことを奪おうとしているわけではないわ。私は、あなたたちと仲良くなりたいだけなのよ」
「それホント?あたしたちのことを騙そうとしているわけじゃないのよね?」
「ティア様!その発言はあまりにも不敬ですよっ!」
「セシル、あなたは黙っていなさい。
――で、どうかしら?二人とも、私のことを友人として認めてくれる?」
ティアからの視線を、ソフィアは真摯に受け止めていた。分かってはいる。イルシアが慕っている人物が悪人である筈がないのだと。
リーゼが頷く。その時点でティアの答えは決まっていた。
「エドワーズが信じている人なら大丈夫。よろしく、ソフィア」
「うーん……リーゼがそう言うのなら。
いいわっ!あたしもお友達になってあげるわよ」
「フフフッ!嬉しいわ。二人とも、これから末永くよろしくね?」
「よかったです!わたくし、お姉さまがティアたちに嫌われたらどうしようって、そればかり考えていましたから」
「イルシアは心配性ね。あなたの大事なお姉さんを、あたしが嫌うわけないじゃない」
「そんなことないと思う。ティア、さっきまでソフィアのことを凄く睨みつけていた」
「す、過ぎたことよ!もうお友達になったんだから、問題ないわ。
あたし、ソフィアの隣の席に座ってあげる!」
「あら、私でいいの?イルシアには、もう飽きちゃったのかしら?」
「お姉さま!わたくしに初めてできた友人を勝手に取らないでください!」
先ほどまでとは打って変わって、楽しそうに会話を始める四人。セシルはホッと息を吐く。老将軍がこの場にいないことに安堵していた。
彼は今ごろ、軍の者たちと共にいるだろう。ここまでやって来る心配はしていない。その筈だったが……。
「アルベルド将軍!……どうしてこちらに?」
「我々もここから見させてもらいたい。
――よろしいですかな?ソフィア様、イルシア様。
「え……ええ。わたくしは構いませんけど……」
「そろそろ来る頃だろうと思っていたわ。勝手にしなさい」
ソフィアは見もせずに許可を出す。将軍の来訪を予想していた者はただ一人。
老将軍の後ろには、長身の男が立っている。軍師、へクター・サウジーク。若くして将軍の側近にまで上り詰めた天才魔術師。
その生真面目さは周知の事実であり、日頃から何かと話題に上がる『リエーナ騎士団』は目の敵にされていた。
次期『大賢者』と噂されるほどの人物。ソフィアが下した決定を快く思っていないのは確かだろう。セシルにとっては気まずい相手だ。なにせ上司であるフレアとヘクターの間で板挟みになっているのだから。
「誰なのこの人?変なお爺さんね!」
「ティア様!この方は軍の最高責任者。オストレリア王国の将軍です!」
「ショウグン?それってどれくらい強いの?」
「今まで会った人たちの中では上の方。でも、私たちよりは弱いと思う」
「そ、そんな!リーゼ様……」
セシルは顔を引きつらせる。知らなかったのだ。
大人びているように見えるリーゼの内面は年相応に子どもであるいうことを。
「あなたを前にして『弱い』と言えるなんて、大したものじゃない。アルベルド」
「この歳で言われると厳しいですな。
……二人とも口だけではないようです。日頃からしっかりとした鍛練を積んでいるように見える」
「当然。私たちの師匠はエドワーズだから」
「あたしとリーゼが協力して挑んでも、勝てたことは一度もないわ。これから戦うことになる人がかわいそうね。きっとボコボコにされるわよ?」
「この子たちはこう言ってるけど。ヘクター、あなたの意見を聞かせてもらえないかしら?」
「……何があろうと、彼が試合で勝つことは不可能です」
ソフィアは微笑む。期待していた通りの答えだった。この後の結果次第で、その評価はガラリと変わるかもしれない。
イルシアですら、どちらかと聞かれれば「フレアの方が勝利する」と答えるだろう。
「接近された場合、魔術師である彼に打つ手はありません。相手は王国が誇る最強の騎士。生半可な攻撃手段が通じるわけがない。
早い段階で決着がつくと思われます」
「はぁ?なによあなた。そんなのやってみないと分からないじゃない!」
「ティア様。ヘクター殿は、既にこの若さで上級魔法を習得されています。彼ほどの使い手であっても、団長を相手にした場合はまったく歯が立たないでしょう。
優れた攻撃手段であるが故の、魔法の欠点。『魔力防御』を極めた者に、速度で勝てるはずがありません」
セシルの言葉を聞いたリーゼは首を傾げた。意味は理解できる。しかし分からなかった。その程度では、自分とエドワーズが持つ実力には遠く及ばないからである。
敵に近づかれたらどうするか?そのまま迎え撃てばいい。リーゼにとってはそれが当たり前の感覚だった。
会場内がにわかに騒がしくなる。待ち望んでいた黒髪の少年の姿を捉えたリーゼとティアは目を輝かせた。
数百人の人々が集う大舞台。エドワーズは普段と変わらない様子でそこに立つ。魔装具は『永久貯蔵魔石』の指輪だけ。他は一切装備をしていない。
「やっちゃいなさーい!!エドワーズー!」
ティアは声援を送る。リーゼの心境は複雑だ。何故なら、フレアのことも大切に想っているからである。
(二人とも……頑張って!)
続いてフレアが現れた。右手に握られた鞘を目にして、ギョッとした者は少なくない。セシルもその内の一人だった。
――まさか魔剣を?本気でやり合うつもりですか!
すぐにそれは間違いであると気づく。慌てた様子で走り寄る団員の姿が見えたのだ。
普通の木剣でも、フレアに持たせれば十分な武器となり得る。
――キャー!フレア様!!
フレアが魔剣を引き抜き、頭上に掲げる。会場内の一角が大いに沸いた。英雄と呼ばれているフレアの人気は非常に高い。強さという能力だけを見れば、彼女より優れた者はいないだろう。
しかし、それ以外のことに関しては……。
「お姉さま。なぜフレアは、もう剣を抜いているのでしょうか?」
「あなたはよく知っているでしょう?それはあの子がアホだからよ」
「どうしたの?セシルの顔、真っ青じゃない!具合が悪いなら、どこかで休んできなさいよ」
「ティア様……お気遣いありがとうございます」
表には出さなかったが、ソフィアは珍しく高揚していた。整えた舞台。その中央に立つ少年が、客席にいる者たちを驚かせる様子が目に浮かぶ。
(さあ!ようやく本当のあなたの姿を見せつけることができるわね?)
リーゼとティアは、初めて感じた雰囲気に圧倒された。中はコロシアムさながらの造りとなっている。高い壁が辺りを囲う、円形の巨大建造物。
「人が大勢いるわね!この場所にいるだけで、体がゾクゾクしてくるわ!」
「私とティアは見ているだけでいいけど、エドワーズは違うから。放っておくと、また無茶をするかもしれないし……」
「心配には及びませんよ、リーゼ様。相手はうちのフレアなので、エドワーズ様には万が一にも怪我を負わせるようなことはないはずです」
「フッフーン!逆はどうかしら?言っておくけど、エドワーズは強いわよー。この場所にいる誰よりもね。断言できるわっ!」
「そうなのですか?それは楽しみです。私は、離宮で起きた出来事を直接目にしたわけではありませんから。報告を受けるのと実際に目にするのとでは違いますし。このような感覚は久しぶりです。
……一介の騎士として好奇心が抑えられません」
セシルが見渡す限り、視察用の席は全て埋められていた。その光景は、彼らの向ける関心がそれほど高いものであるということを表している。
王国に仕える高官や貴族たち、軍の主要な関係者。その他、希望する者は例外なく観覧することを認められていた。
リエーナ騎士団を率いる団長の力量は、王国中の誰もが認めるところである。規格外の強さ。その一点においては、老将軍ですら絶対の信頼を寄せるほど。
フレア・シーフライトを正面から相手にして、持ち堪えることは不可能だ。彼女の副官であるセシルですら、五秒がいいところだろう。本気を出せばたったの一振りで決着がつく。
(『ローレン』様がお認めになられた方とはいえ、彼はまだまだ子どもです。ましてや近接戦闘が苦手な魔術師。
これから行われる試合がどう転んでも、結果は分かりきっているはずですが……)
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「ありがとうセシル。ご苦労様です。
――リーゼ、ティア!二人ともよく来てくれました。あなたたちの席は用意してありますよ」
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迎えたのは女王だけではない。その姉であるソフィアの姿もある。
「こうして直接話をするのは『地下迷宮』ぶりかしら?」
「あなた、いつもエドワーズに言い寄ってくる人ね!教えてあげる。エドワーズは、リーゼのことを一番に想っているわ。あなたが入り込む隙間はないのよ。だから諦めなさい!」
「ティア、やめて。私は気にしていないから……」
「ダメよ、リーゼ。そんな弱気でどうするの?この子は敵。イルシアのお姉さんだとしても容赦はしないわ!」
ティアは警戒心をあらわにする。リーゼの想い人を、横からかっさらおうとしている人物。黙ってはいられなかった。
「ガルルルルルルルッ!」
「嫌われたものね。彼のことを奪おうとしているわけではないわ。私は、あなたたちと仲良くなりたいだけなのよ」
「それホント?あたしたちのことを騙そうとしているわけじゃないのよね?」
「ティア様!その発言はあまりにも不敬ですよっ!」
「セシル、あなたは黙っていなさい。
――で、どうかしら?二人とも、私のことを友人として認めてくれる?」
ティアからの視線を、ソフィアは真摯に受け止めていた。分かってはいる。イルシアが慕っている人物が悪人である筈がないのだと。
リーゼが頷く。その時点でティアの答えは決まっていた。
「エドワーズが信じている人なら大丈夫。よろしく、ソフィア」
「うーん……リーゼがそう言うのなら。
いいわっ!あたしもお友達になってあげるわよ」
「フフフッ!嬉しいわ。二人とも、これから末永くよろしくね?」
「よかったです!わたくし、お姉さまがティアたちに嫌われたらどうしようって、そればかり考えていましたから」
「イルシアは心配性ね。あなたの大事なお姉さんを、あたしが嫌うわけないじゃない」
「そんなことないと思う。ティア、さっきまでソフィアのことを凄く睨みつけていた」
「す、過ぎたことよ!もうお友達になったんだから、問題ないわ。
あたし、ソフィアの隣の席に座ってあげる!」
「あら、私でいいの?イルシアには、もう飽きちゃったのかしら?」
「お姉さま!わたくしに初めてできた友人を勝手に取らないでください!」
先ほどまでとは打って変わって、楽しそうに会話を始める四人。セシルはホッと息を吐く。老将軍がこの場にいないことに安堵していた。
彼は今ごろ、軍の者たちと共にいるだろう。ここまでやって来る心配はしていない。その筈だったが……。
「アルベルド将軍!……どうしてこちらに?」
「我々もここから見させてもらいたい。
――よろしいですかな?ソフィア様、イルシア様。
「え……ええ。わたくしは構いませんけど……」
「そろそろ来る頃だろうと思っていたわ。勝手にしなさい」
ソフィアは見もせずに許可を出す。将軍の来訪を予想していた者はただ一人。
老将軍の後ろには、長身の男が立っている。軍師、へクター・サウジーク。若くして将軍の側近にまで上り詰めた天才魔術師。
その生真面目さは周知の事実であり、日頃から何かと話題に上がる『リエーナ騎士団』は目の敵にされていた。
次期『大賢者』と噂されるほどの人物。ソフィアが下した決定を快く思っていないのは確かだろう。セシルにとっては気まずい相手だ。なにせ上司であるフレアとヘクターの間で板挟みになっているのだから。
「誰なのこの人?変なお爺さんね!」
「ティア様!この方は軍の最高責任者。オストレリア王国の将軍です!」
「ショウグン?それってどれくらい強いの?」
「今まで会った人たちの中では上の方。でも、私たちよりは弱いと思う」
「そ、そんな!リーゼ様……」
セシルは顔を引きつらせる。知らなかったのだ。
大人びているように見えるリーゼの内面は年相応に子どもであるいうことを。
「あなたを前にして『弱い』と言えるなんて、大したものじゃない。アルベルド」
「この歳で言われると厳しいですな。
……二人とも口だけではないようです。日頃からしっかりとした鍛練を積んでいるように見える」
「当然。私たちの師匠はエドワーズだから」
「あたしとリーゼが協力して挑んでも、勝てたことは一度もないわ。これから戦うことになる人がかわいそうね。きっとボコボコにされるわよ?」
「この子たちはこう言ってるけど。ヘクター、あなたの意見を聞かせてもらえないかしら?」
「……何があろうと、彼が試合で勝つことは不可能です」
ソフィアは微笑む。期待していた通りの答えだった。この後の結果次第で、その評価はガラリと変わるかもしれない。
イルシアですら、どちらかと聞かれれば「フレアの方が勝利する」と答えるだろう。
「接近された場合、魔術師である彼に打つ手はありません。相手は王国が誇る最強の騎士。生半可な攻撃手段が通じるわけがない。
早い段階で決着がつくと思われます」
「はぁ?なによあなた。そんなのやってみないと分からないじゃない!」
「ティア様。ヘクター殿は、既にこの若さで上級魔法を習得されています。彼ほどの使い手であっても、団長を相手にした場合はまったく歯が立たないでしょう。
優れた攻撃手段であるが故の、魔法の欠点。『魔力防御』を極めた者に、速度で勝てるはずがありません」
セシルの言葉を聞いたリーゼは首を傾げた。意味は理解できる。しかし分からなかった。その程度では、自分とエドワーズが持つ実力には遠く及ばないからである。
敵に近づかれたらどうするか?そのまま迎え撃てばいい。リーゼにとってはそれが当たり前の感覚だった。
会場内がにわかに騒がしくなる。待ち望んでいた黒髪の少年の姿を捉えたリーゼとティアは目を輝かせた。
数百人の人々が集う大舞台。エドワーズは普段と変わらない様子でそこに立つ。魔装具は『永久貯蔵魔石』の指輪だけ。他は一切装備をしていない。
「やっちゃいなさーい!!エドワーズー!」
ティアは声援を送る。リーゼの心境は複雑だ。何故なら、フレアのことも大切に想っているからである。
(二人とも……頑張って!)
続いてフレアが現れた。右手に握られた鞘を目にして、ギョッとした者は少なくない。セシルもその内の一人だった。
――まさか魔剣を?本気でやり合うつもりですか!
すぐにそれは間違いであると気づく。慌てた様子で走り寄る団員の姿が見えたのだ。
普通の木剣でも、フレアに持たせれば十分な武器となり得る。
――キャー!フレア様!!
フレアが魔剣を引き抜き、頭上に掲げる。会場内の一角が大いに沸いた。英雄と呼ばれているフレアの人気は非常に高い。強さという能力だけを見れば、彼女より優れた者はいないだろう。
しかし、それ以外のことに関しては……。
「お姉さま。なぜフレアは、もう剣を抜いているのでしょうか?」
「あなたはよく知っているでしょう?それはあの子がアホだからよ」
「どうしたの?セシルの顔、真っ青じゃない!具合が悪いなら、どこかで休んできなさいよ」
「ティア様……お気遣いありがとうございます」
表には出さなかったが、ソフィアは珍しく高揚していた。整えた舞台。その中央に立つ少年が、客席にいる者たちを驚かせる様子が目に浮かぶ。
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