虹の魔術師~元最強の異世界出戻り冒険録~

ニシヒデ

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7章、王都奪還編

1、生まれた変化

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この国で過ごす日々に慣れてきた。
 現在寝泊まりしているのは、王城の中にある客室用の豪華な部屋ではない。城下に広がる窪地の外れ。俺が所有権を譲り受けたローレンの屋敷である。

 
 まずは室内の掃除から取り掛かることにした。無駄に広い屋敷の中には数えきれない程の部屋がある。ひとつずつ片付けていっても埒が明かない。
 ソフィアに頼んで、リエーナ騎士団の手を借りることにした。
 

 リーゼとセシルは、屋敷の内側を担当してもらう。仕事人である二人に任せておけば心配ない。他の団員たちに指示を出しながらみるみる内に作業を進めていった。
 

 問題は外の方である。屋敷の周りを囲う高い木々。倒木して、建物に被害が出ることは避けなければならない。そこでフレアとティアの出番だ。目を離すと危なっかしいので、俺はこちらの方に念のためついている。
 


 ――ドカッ!バキバキバキ!ドオォォォンッ!



 「見たか?エドワーズ。今度はまとめて三本いったぞ!」

 
 
 フレアは嬉々として破壊の限りを尽くしていた。『魔装錬成』で強化した剣を振り回せばそうなる。やりすぎないように見張っておくのが俺の役目だ。



 (そのお陰で、俺はこうして楽をすることができるけど)

 「さすがお姉さまね。あたしも負けてられないわ!」



 ティアは普通の『魔力防御』しか使えない。切り倒すペースは当然差がついている。フレアは剣の振り方について、ティアにあれこれと指導していた。
 先日おこなわれた試合を見ていて、何か思うところがあったのだろう。素直に話を聞き入れている。今ではフレアのことを「お姉さま」と呼んでいた。本人の表情はバカみたいに緩みきっている。王国最強の騎士とは思えない間抜け面だ。
 

 
 「ティアは筋がいい。基礎能力が高いから、『魔装錬成』を扱えるようになるまで大した時間はかからないだろう」
 
 「本当に?あたしでも、お姉さまみたいに凄い技を出せるようになるかしら?」

 「ああ、できるとも。王国にいる間は、私が毎日直接鍛えてやる。
 そ、それとだな……。ティアの方から、リーゼのことも誘ってやってくれないか?折角の機会をみすみす逃す手はないと思うんだが。どうだろう?」

 「その通りね!何だかあたしだけ抜け駆けしてるみたいで嫌だもの。あとでリーゼにも声を掛けておくわ!」


 
 ていよく出しに使われていた。餌を撒いたところでリーゼが簡単に靡くとは思えない。
 フレアが【闘剣魔気オーラブレイド】を習得していたことには驚かされた。剣士としては間違いなく天賦の才能を持っている。ティアにとっては良い経験になるだろう。互いに競うようにして剣を振っている。お似合いの二人だ。



 「あなたはここから見ているだけなの?」

 「仲良くやっているところを邪魔しちゃ悪い。危ないことをやらなければ放っておくさ」

 

 寒空の下、ソフィアは目の前の光景を眺めながら優雅に紅茶を飲んでいる。この数日の間に何度も屋敷を訪れに来ていた。
 目的は、ここで俺たちが不自由のない暮らしを送れるかどうか視察するため。問題があれば即刻王城にまで連れ戻される。ある意味脅しと変わらない。
 だからこそ人手を借りてまで住む環境を整えているわけだ。



 「二人とも、元気が有り余っているじゃない。もう何時間もああしているんでしょう?」

 「少しでも発散させておかないと、後々大変なことになるからな。折角綺麗にした屋敷の壁にまで穴を空けられたくはない」

 「その件に関してはあなたにも非があるじゃない。騎士団の訓練に以前よりも熱が入るようになったのは誰のせいかしら?
 考えるまでもなく、答えは出ていると思うけど?」

 

 「フレアが訓練場の施設を半壊させた」という話を、付き人として同行していたジェシカから聞かされた。それはもう酷い有り様だったらしい。修復が終わるまでにひと月以上はかかるという。
 その間、フレアたちは新たに切り開いたこの場所で鍛練をしてもらうことになるだろう。



「フレアちゃん、随分と気合いが入っているわね~」

 「俺とティアにいいところを見せたいだけです。ここに来るといつもあんな感じなんで」

 「へぇ~?『俺とティアに』……ね。本人は特別に見られている自覚あり、と。これはいい兆候だわ!」


 
 ジェシカの発言に関しては、面倒なことになりそうなので触れずにおいた。
 倒れた木々は、城からやって来た大勢の兵士たちが荷馬車に積んで運んでいく。この辺りで採れるものは内に魔力が通っているらしい。加工次第で鉄よりも丈夫な素材になるそうだ。
 使い道はいくらでもあるので無駄になることはないだろう。
 
 

 「あなたは今や国中の注目を集めているわ。ローレン様の意思を継いだ、史上最年少の『大賢者』。あの試合で、誰もがあなたのことを認めた筈よ。
 これでようやく、晴れて王国軍トップの座に就くことができたわね?」
 
 「ごめん。まったく嬉しくない」

 「あら、そんなこと言ってもいいの?だったらアルベルドに伝えておこうかしら。
 『彼はどうやら、あなたと同列に扱われたくないらしいわよ?』って」

 「ヒャッホウッ!!ソフィアに仕えられるなんて、俺は幸せ者だなぁ!」

 「じゃあ早速、今日から地下迷宮でおこなわれる会議に参加してもらおうかしら。私と一緒に王城まで来てもらうわよ。今後のことで話しておきたいことが山ほどあるし」

 「……喜んでお供させて頂きます」

 「エドワーズちゃんの目、死んだ魚みたいになっているわよ?」



 あんな目にあえば疲れもする。一部を除いて、俺に接する者たちの態度が百八十度変わったからだ。大半は良い方向に。よそ者ではなく、信頼できる仲間として受け入れてもらえたことは有り難い。
 しかし、そのせいで今の俺は少々困った状況に陥っていた。



 「ソフィア様。先ほど付近にある街道の整備が全て完了いたしました」

 (ゲッ!)

 「流石ね、ヘクター。あなたに任せると仕事が早くて助かるわ」

 「本日はエドワーズ様を王城にまでお連れするとのことでしたので。道中で不快な思いをされぬように、石ころのひとつまで残らず掃除いたしました」

 「殊勝な心がけじゃない。師匠思い・・・・の優秀な弟子ができて良かったわね?エドワーズ」

 

 オストレリア王国軍師、へクター・サウジーク。地下迷宮では、こちらに隠すことなく敵意を向けてきた。なのにどうだろう?まったくの別人に見えるほどの変わり様だ。



 (誰だよこいつ!?)

 (あなたの新しい忠犬よ。嫌なら話を断ればよかったじゃない?)

 (できたらそうしたさ!でもな、あのおっかないアルベルドジジイを相手にして、俺が文句を言えるわけないだろ)

 (でしょうね。それが分かっていたから彼に命じておいたのよ)

 (……は?)



 コソコソとソフィアが耳打ちしてくる。話の内容に唖然とした。全ては彼女が仕組んだことらしい。
 そのせいでヘクターには毎日付きまとわれている。挙げ句の果てに、弟子として俺の身の回りの世話まですると言い出した。逃げたらどこまでも追ってくる姿は恐怖でしかない。
 

 屋敷に来ている騎士団員たちの間で噂になっているのだそうだ。曰く「エドワーズ様と、サウジーク卿の二人はできている」。
 こうしている今も、俺の方にピタリと体を寄せてきていた。無論、その気はない。これでは要らぬ誤解が生まれるだけである。
 


 「エドワーズ様。この私に手伝えることがあれば、何なりと命じてください」

 「じゃあ早速。俺の傍からもう少し離れて欲しいんだけど?」

 「申し訳ありません。それはできかねます」

 「(なんでだよ!)なら、明日からもう屋敷までは来ないでくれないか?」

 「弟子として、師匠の傍を離れるわけにはいきませんので。それについては断固拒否させていただきます」

 「サウジーク卿は、エドワーズちゃんのことが大好きなのね。……やっぱり噂は本当だったのかしら?」

 

 ソフィアは必死に笑うのを堪えている。ジェシカの発言に対しては、しっかりと否定をしておいた。
 これ以上おかしな噂を広められたら、街中を歩くこともできなくなってしまうだろう。



 「あちらが騒がしいですね。私が様子を見に行ってまいりましょうか?」

 「ダメダメ!お前が行くと、絶対にフレアたちあいつらと喧嘩になるから」

 「……ジェシカ。エドワーズの口を今すぐ塞いでしまいなさい」

 「ごめんね~?エドワーズちゃん。ソフィア様の命令だから仕方がないのよ」

 「ムガッ!モガモガ!!」

 

 俺の口元を、ジェシカの柔らかな手が覆う。背中に感じる圧倒的戦力。羽毛のような感触と異性の匂いに頭がやられる。
 


 (せっかく面白いことになりそうなのに、止めさせるなんて勿体ないわ!)そうね。あなたの言う通り、ちょっと騒ぎ過ぎかしら?
 私たちはここで見ているから、あの子たちに注意をしてきてくれる?」

 「お任せください」



 ヘクターは頷くと、真っ直ぐフレアたちの元まで歩いていった。俺はその背中を黙って見ていることしかできない。
 それから一分も経たないうちに、尻から火を噴いたフレアが物凄い速度で走ってきた。



 「アツツツツツッ!!」

 「大丈夫?お姉さま!」



 ティアもあとに続いてやって来る。こちらは何ともないが、明らかに逃げ出してきた様子だ。真下に積もっている雪を利用して、フレアの尻についた火を消そうとしている。



 「ど、どうだ?ティア?私の服に穴は空いていないだろうか?」

 「ちょっと焦げてるけど大丈夫みたい。
 ヘクターあの人、お姉さまに向かっていきなり魔法を撃ってきたのよ?許せないわ!」

 「ああ、まったくだ!まさかサウジーク卿がこのような真似をするとは。騎士の風上にもおけん!」

 「ヘクターは魔術師だからな?それと、フレアを相手に正面切って仕掛けるようなアホはいないだろ」

 「何だっていい!とにかくあの卑怯者には、相応の報いを受けさせるべきだ。私の尻に火をつけたことを必ず後悔させてやる!」

 「あたしも一緒に手伝うわ!お姉さま!」

 「フレアちゃん。言っておくけど、剣は使っちゃダメだからね~?」



 吠えるフレア。ジェシカが惨事にならないよう釘を刺しておく。どちらにせよ拳で語り合えば結果は同じだ。ティアと二人がかりでは、ヘクターに勝ち目はないと断言できる。



 (仮にもあなたの弟子でしょう?このまま見捨ててもいいのかしら?
 ほら!迷ってる暇はあまり残されていないわよ)
 

 
 ソフィアの視線の先にいるヘクターは、これから自分の身に起こることを微塵も想像していないだろう。考えている余裕はない。



 (どうにでもなりやがれ!)



 俺は、今にも駆け出していきそうなフレアの背中にドロップキックをお見舞いした。その体が数メートル離れた分厚い雪の層の中にブスリと突き刺さる。



 「ヘクター、屋敷に戻って、すぐにリーゼを呼んでこい!――ブホッ!?」

 「捕まえたわ!お姉さまに向かって何てことしてくれるのよ!」

 
 
 俺は、飛び掛かってきたティアによって上から押さえつけられた。冷たい雪の中に頭を埋められ、息がつまる。



 (し……死ぬ……!)



 しかし、すぐにその手が離された。近くで誰かが取っ組み合っている。見ると、ティアの絞め技を受けたヘクターが苦悶の表情を浮かべていた。身を挺して俺を助けてくれたらしい。迷わず逃げ出す。
 口で言ってどうにかなる相手ではないからだ。



 「あっ!待ちなさい!」

 「彼女は私が食い止めておきます。どうかお逃げください!」

 「言われなくてもそうするよ!」

 「……ほう?そんなに急いでどこに行くつもりだ?エドワーズ」

 「ウワッ!?」
 

 
 笑顔を浮かべたフレアがそこにいた。あの状態からもう抜け出してきたらしい。
 掴まれた肩の骨がミシミシと軋みを上げる。



 「あのー……どれくらい怒っていらっしゃるのでしょうか?」

 「お前の頭に生えた毛を、全部むしりたいくらいだな!」

 「頼むソフィア!俺を助けてくれー!」

 「今日は一段と辺りが冷えるわね。
 ジェシカ、屋敷に行って、膝にかける毛布を貰ってきてくれないかしら?」

 「そういうわけだから。あとは頑張ってね~!(大丈夫、ちゃんと助けは呼んできてあげるわよ!)」

 「フンッ!ようやく観念したか。
 さーて、エドワーズ。お前には先ほどのお返しを……フゴッ!?」

 (冗談じゃない!そんなに待っていられるか!)
 
 
 
 俺は、油断しきっていたフレアの鼻の穴に二本の指を突き入れた。こいつの場合は本気でやりかねない。拘束の力が緩んだ隙に、全力でその場からの脱出を図る。
 


 「クッ、クソッ!?卑劣な手を……!
 ――ティア、もうヘクターそいつのことは放っておいていい。何としてもエドワーズを捕まえるんだッ!!」

 「わかったわ!ぜーったいに逃がさないわよ!」

 「ハアハア……!弟子として、少しでもエドワーズ様のお役に立たねば……」
 
 「ウワアアアアッ!リーゼ、早く来てくれー!!」

 「……まったく。みんな揃いも揃って、子どもみたいにはしゃぐんだから」
 
 

 ソフィアが見守る中、俺は無我夢中で三人の追手から逃れるために木々の間を駆け抜けた。背後では幾度となく、ヘクターの魔法による大きな爆発音が鳴り響く。
 それから暫くして、騒ぎを聞きつけたリーゼが辺りの惨状を目にしてボソリと口にした。



 「もう……全部むちゃくちゃ」

 
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