異世界に転生したので裏社会から支配する

Jaja

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第3章 勢力増強

第50話 上位職

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 俺が時間を見つけながらながら街の外に経験値を稼ぎに行ってからしばらくが経った。

 「ふぅ。魔物相手の戦闘も慣れてきたな」

 「まだ浅い場所だけですが、この辺はなんとかなりますね」

 ボア系の魔物を倒して一息吐く。
 最近ようやく魔法を使わなくても、ボア系を倒せるようになったんだ。
 皮膚が分厚過ぎて中々打撃が効きづらかった。
 でも、レベルと能力値が上がったお陰でなんとかダメージを与えられるようになり、時間は掛かるが魔法無しで仕留めれるようになった。

 「戦い方は脳筋みたいだけどな」

 「仕方ありません。ボスがガントレットを付けるのを嫌がったのですから」

 ボアを素手で殴ると普通に痛い。
 殴ったこっちにダメージが来るほどだ。
 カタリーナはガントレットを装備して、負担を軽減したらどうかって言ってきたけど、あれ重たいんだ。魔法を使う時の邪魔になるし。
 で、どう解決したかと言うと…。

 「どらぁ!!」

 「ブモォォォ!!」

 新しく突っ込んで来たボアを躱し、顔の側面を思いっ切り殴る。
 手加減無しで殴ってるので、俺の手からミシッとした音が鳴る。
 一瞬、痛みに顔を顰めるが、そんなのお構い無しに更に殴っていく。

 「あたたたたっ!」

 前世で見た漫画の技を再現しつつ、どんどんボアを追い詰める。
 そして最後にはズシンと音を立てて倒れていった。

 「ふむ。レベルが上がっていくと、体への負担も少なくなっていくな」

 「初めは思いっきり殴ると拳が砕けてましたからね」

 あれなぁ。
 調子に乗ったとしか言えないけどさ。
 あの時は半泣きになりましたねぇ。

 「まさか回復魔法をかけながら戦うとは思いませんでしたよ」

 「そうしないとダメだったんだもん」

 俺の解決法は至ってシンプル。
 拳が砕けてもすぐに治せば良いじゃない。
 って事で、一瞬痛みに耐える必要はあるけど、常に回復魔法を使いながら戦う事になった。

 身体強化を常時使用しながら、他の魔法も常に使うのはかなり繊細な魔力操作が必要になったんだけど、これも良い練習になると思って頑張った。
 もう少し慣れたら痛いと思った瞬間だけ回復魔法を使う事も出来るようになるだろう。
 常に使い続けるのは魔力の無駄だしね。

 「そろそろ素手でベア系にも挑戦したいところだけど」

 「魔法ありでギリギリだったじゃないですか」

 「もう少しレベルと能力値を上げてからの方が良いか」

 「当然です。ベア系は冒険者の討伐ランクで言うところのC。まだ私達の実力では確実に勝てるとは言えません」

 まだCランクの魔物にひーひー言ってるのか。
 Sランク冒険者とか魔物はどれだけ強いんだよ。


 ☆★☆★☆★

 『名 前』 レイモンド
 『年 齢』 13
 『種 族』 ヒューマン
 『レベル』 51/999 

 『体 力』 E/S
 『魔 力』 C/S
 『攻撃力』 D/A
 『防御力』 D/A
 『素早さ』 D/S
 『知 力』 C/S
 『器 用』 C/A

 『恩 恵』 鑑定 複職
 『職 業』 高位暗殺者 大魔法使い 拳闘士 指揮官 道士 書記 
 『属 性』 無 光 闇

 ☆★☆★☆★

 ☆★☆★☆★

 『名 前』 カタリーナ
 『年 齢』 102
 『種 族』 エルフ
 『レベル』 67/456 

 『体 力』 D/B
 『魔 力』 B/EX
 『攻撃力』 D/C
 『防御力』 E/D
 『素早さ』 D/A
 『知 力』 C/S
 『器 用』 D/B

 『恩 恵』 精霊眼
 『職 業』 指揮官
 『属 性』 無

 ☆★☆★☆★


 「む?」

 「どうかしましたか?」

 狩りを終えてお風呂で汗を流してから、執務室に戻ってきた。
 まだまだ仕事はあるんだよ。

 憂鬱な気持ちになりながらも、今日の成果を確認しようと自分を鑑定してみると、一部の職業が変わっていた。

 「いや、職業がランクアップ? してる」

 「どういうことですか?」

 「暗殺者が高位暗殺者に、魔法使いが大魔法使いになってる」

 いつ変わったんだろ。
 特にこれといって体に変わりはないんだけど。
 いや、それよりもだ。

 「なんで俺が変わってカタリーナが変わってないんだ?」

 「……レベルは私の方が高いみたいですし、理由が分かりませんね…。職業にも熟練度があるのでしょうか?」

 「もしくは俺だけの変化なのか」

 転生特典的な? 既に貰いすぎ感はあるけどな。
 鑑定と複職だけでも充分やばいしな。

 「これはちょっと様子見かな。職業の熟練度で上がる可能性もあるし」

 他の職業はコロコロ変えたりしてたけど、暗殺者と魔法使いはずっとそのままだったし、熟練度制の可能性も充分ある。
 カタリーナもクトゥルフでずっと指揮を執ってるし熟練度が溜まってそうなもんだけど。

 「変化があるか試してみるか」

 俺はカタリーナをお供にして執務室から中庭へ向かう。
 訓練してるみんなに気にしないように言ってから、まずは魔法を使う。

 「レーザー」

 空に向かって魔法を放つ。

 「うん? なんか違和感が…」

 いや、悪い事じゃないんだけど。なんて言うか、魔力操作が滑らかすぎる。
 そこそこ魔力操作は上手い自信があったんだけど、それを嘲笑うかのような滑らかさ。
 お前は井の中の蛙だと言われてるみたいだ。

 「およよ? 意識し始めると急に身体強化とかもやり易くなったぞ?」

 「職業を意識する事が大切なんでしょうか? それなら、職業の存在すら知らない人達はどうするんでしょう?」

 分からん。さっぱり分からん。
 でもさっきまで体は普通だったんだ。
 意識すると急にこんな事になってる。

 「この分なら高位暗殺者の方も体の動かし方とか変わるかもな」

 まぁ、強くなれるなら良いか。
 原因究明はぼちぼちやっていこう。
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