異世界に転生したので裏社会から支配する

Jaja

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第5章 クトゥルフ再始動

第101話 野営

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 「おお。ありがちな展開」

 「ボスの世界は平和だったんでしょう? こんな展開もあるの?」

 「物語の中ではね」

 アジトについた俺達はとりあえず生き残りを捕縛した。ほとんどの人員が襲撃に出てたらしく僅な数しか居なかったけど。
 この盗賊団のボスも襲撃に参加してたらしい。
 燃やしたけど。一体どいつだったんだろう。
 全員似たようなステータスだったから分からないな。

 「どうするか。いや、契約してアジトに送るか」

 「そうね。ボスの目標を達成するなら、人員はどんどん増やさないとダメだわ」

 アジトには捕えられている人が居た。
 主に女性。まぁ、何をされてたかはお察しだよねぇ。少数捕えられてる男もそういう扱いだったんだろうか。顔が整ってるし。

 「この世界にもBLの概念があるのか」

 「BL?」

 「ああBLってのは-」

 衆道的な? 俺はノーマルなので、そういうのに興味はないけど。まぁ、人の好みはそれぞれだから好きにしたらって感じ。

 「男同士、女同士っていうのは結構一般的よ?」

 「へぇー。そうなんだ」

 アンジーに説明すると、この世界ではよくある事だと教えられた。
 なんか、男娼や娼婦の地位がそこまで低くなかったり、そういうのが一般的って聞くと違和感があるよね。現代では忌避の目で見られがちだし。
 エロゲーの世界みたい。

 「まぁ、この人達はすぐに使い物にはならないか。メンタルケアが必要だろうし。アジトに送って、後はカタリーナに任せよう」

 「そうねぇ。この人達を保護するなら捕えた盗賊は始末した方が良いかしら? 一緒に働きたくないでしょう?」

 「だな。殺して燃やしておいて」

 さて、俺は契約と鑑定だな。
 その後にアジトに送ってから、メンタルケアをしてもらって向こうで働いてもらおう。



 「むむっ。結構溜め込んでるな。臨時収入ありがてぇ」

 「ボス。これを」

 契約鑑定してからアジトに捕えられていた人を送った。残った盗賊の始末はアンジーに任せて、盗賊団の拠点を漁る。
 俺は結構溜められていたお金にご満悦である。
 お金はいくらあってもいいからねぇ。

 「おおー。真っ黒」

 情報部の男が持ってきたのは契約書。
 国境の兵士何人かと結託して、この街道を襲ってるらしい。やーねぇ。俺達が国境についてからも一悶着ありそうじゃんか。

 「盗賊団はここだけじゃないみたいっすね。何日か進んだ所にも二つぐらいあって、ここと合わせて三つの盗賊団が結託して、この街道を支配してるみたいっす」

 「おお。臨時収入が増えるのか」

 ゴドウィンみたいな化け物が居ない限り、盗賊団なんてただの財布である。
 しかも人員補給もさせてくれるかもしれない、俺達からしたらかなり有用な存在だ。

 「これからの道中の楽しみが出来たなぁ」




 「よーし。今日はこの辺で野営しようか」

 盗賊団の拠点で根こそぎ回収して旅を再開。
 魔物は殆ど居らず、盗賊にだけ注意しておけばいいかなり楽な展開だ。
 で、日も落ちてきたしそろそろ野営。

 「キャンプ飯ー。キャンプ飯ー」

 俺はエリザベスと協力して野営グッズはたくさん作ったんだ。アイテムボックスや魔法鞄が無かったら無駄な荷物でしかないけどね。

 「まずはこれ。 BBQセット」

 「野営なんて携帯食料とか干し肉が一般的よ?」

 「贅沢出来るのにしない訳がない」

 それに携帯食料って美味しくないし。
 俺は出来るだけ不便とかしたくないし、少しでも楽出来るならそっちの道に走るのは当たり前だ。

 「ボス。先にテントを設営しないと」

 「あ、そうか」

 野営と言ったらキャンプ飯でしょと先走りすぎたな。 BBQが楽しみだったとも言う。

 「じゃじゃーん! 俺とエリザベスの合作! 空間拡張テント~!」

 異世界でこういうのはお約束だよね。
 深層の恐竜の皮素材をふんだんに使ったかなり贅沢なテントだ。

 「目立つわよ? この街道は人通りが少ないからなんとかなるけど…」

 「このレイモンドに抜かりはありませぬ。ちゃんと一般用のテントを用意してるゆえに」

 空間拡張テントは見た目こそ普通の大きさだが、かなりの高級品に見える。
 深層の恐竜素材を使ってるから当たり前なんだけど。だから人が居ない場所でしか使えない。
 今後の課題ですな。

 「凄いわねぇ。屋敷の一室と大差ないじゃない」

 中を見たアンジーのテンションは爆上がりである。お風呂トイレ付き。勿論フカフカのキングサイズのベッドもある。くんずほぐれつも出来ますぜ。

 勿論俺達のだけではなく、他の人員達用にも用意してある。豪華さはちょっと劣るけどね。
 それでも狭いノーマルテントよりは100倍過ごしやすいだろう。

 「まぁ、夜番とかもあるから全員寝るわけにはいかないけどさ」

 「それでも贅沢だわ。ありがとうね」

 おっと。頬にキスを頂いてしまった。
 そんな事されちゃうとどんどん調子に乗っちゃいますよ?

 「ささっ。 BBQの準備だ」

 それはさておき晩飯である。
 アイテムボックスの中に既に串に刺した肉やら野菜やらの準備は出来てるんだ。
 アジトにいる料理人にやってもらいました。
 至れり尽くせりである。

 「旅1日目無事終了を祝して! かんぱーい!」

 肉とお酒を片手に乾杯。
 盗賊に襲われて無事とは言い難いかもしれないけどね。特に問題なかったし良いだろう。
 お金と人員が増えたから、むしろプラスである。
 うむうむ。幸先の良いスタートだな。

 
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