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【242.5話】 リリアとメリル、ハーティとキューと ※後編※
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リリアはメリルがランディを呼び出す予定のカフェが見える建物の屋上で待機している。
手にはキューから借りたキューピットの弓(大人用)と矢(メリルの思いの丈が形になった物)。
「いいですねぇ、ワクワクしますね。お手並み拝見です」キューがリリアの肩の上でソワソワしている。
ハーティはカフェテラスで一般客に紛れて待機中。
リリアは出かけ際にコトロに注意された。
「だいたい話は聞きました。人の恋路を邪魔する程無粋ではないつもりですが、あまり褒められる行為ではないです。リリアはまったく世間から相手にされていないとはいえ。仮にも勇者なのですから、わきまえて行動してくださいね」コトロがチクっと言う。
「一言余計だよね、今度オークの矢をコトロに射るわよ!でも意外ね、絶対怒られると思っていたけど…」リリアが言う。
「きっかけはどうであれ、その後幸せになるカップルも実際はいますから… 悪い事とも言い切れませんが… とにかく使用上の注意を良く守ってください」
リリアはコトロにそう言われながら出かけて来た。
建物の屋上に上がって作戦の確認をする。
「私がランディを誘い出して、あの辺の席に連れてくる。ハーティは偶然を装って席を取っておいて。私は…こんな感じで両手をあげて伸びをしたら合図だと思って、心臓を貫いちゃって!リリア、頼んだわよ!」メリルが興奮気味に話す。
「僕はリリアと一緒に見学します。楽しみだぁ…」キューは他人事のようだ。
「正直、練習出来ていないからちょっと自信ないけど、体のどこかには当たるよ… え?…あのね…簡単に言うけど結構距離あるよこれ… わかったわよ…なんとかしてみるわよ…」
リリアが射撃のことをありのままを伝えたらメリルが怒っている。
何でも、すでにレストランを予約して、ホテルに宿をとり、めっちゃセクシーな下着を着て、高級な香水をつけ、準備万端、いつでも来い!という状態なのだそうだ。
“気が早すぎるだろ、てかそんなこと知った事か!”とリリアは言ってやりたいが、自分の思い付きに酔っているメリルは本気で怒りだしかねない勢いなので、黙っている。
「弓と矢は?ほぼぶっつけ本番だからなぁ…まぁ、がんばるけど… って、何この矢の重さ!昨日の練習の矢と全然違うじゃない!こんなの当たらないよ!ってか飛んでかないよ!」
リリアは矢を手渡されてびっくりした。
メリルから受け取った矢はメッチャ重い!なんじゃこの重さ!
こんな物飛ぶのか?
「予備は無いのよ。私の全愛情を注いで作ってもらったの。この一本に全てがかかってるから、リリア、失敗は許されないわよ」メリルが言う。
何かスゲェやべぇオーラが体からにじみ出ている。正直怖ぇ。
「キューピットの矢はその本人の想いに比例して重くなります。重くなればなるほど、飛びにくく当て難くなりますが、効果は増幅されるのです」キューが説明する。
「何なのこの重量は!愛情どころか、見栄とか虚栄心とか、性欲とか金銭欲とか、どう考えても余計な物がいっぱい入ってるでしょ。練習と全然ちがうじゃない!飛ぶかこんなもの!」リリア。
「それを飛ばして、心臓を貫くの!私、この数年間ランディだけを見て、追い続け、追いかけ回し、ボイスディテクトで盗聴して、贈り物と称してターゲットサーチまでして付け狙って来たの。わかるでしょ、この努力」メリル。
「怖ぇよ!それってもうストーカーじゃない!犯罪だよ!やりたくなくなってきたよ!重すぎて破局だよ!ってか矢が飛ばないよ!想いが重いよ!」リリアがマジでビビっている。
「女神の弓ならなんとかなると思います。神は偉大なり」キュー。
「リリア、あなたねぇ、ここで辞めさせるものですか…一生恨んで付け狙ってやるわよ」メリルが怖い…。
「… わかったよ… 何だか自信無くなって来たけど、この一回だけだよ… やれやれ…」
リリアは渋々承諾。
本当にこちらがとばっちりを受けかねない様子。
メリル怖いよ…
とにかく作戦を開始。
・リリアが屋上で待機しているとメリルがランディを連れて出してきた(ランディは鎧を着ている)
・偶然を装って、ハーティが待っていた席に座る(メッチャわざとらしい)
・理由をつけて鎧を着ているランディに脱がせようとする
メリルはどうにか連れ出して来たがランディは鎧を装備して登場。
少し話とは違うが、とにかく何とか出てきてもらったようだ。
どうするのかと思ってリリアが成り行きを見ていると業を煮やしたメリルがカフェテラスでランディを強引に脱がせようとしている。
「ぅわ… メッチャ目立っている」
カフェで女が男に理由をつけて鎧を脱がそうとしているのだ、目立つ。
ランディはメリルの勢いに少々ビビッている。ハーティはやばいと思ったのか退却を開始。
「わぁ… 恋は盲目って言うけど… 本当だね…」リリアは様子を伺いながら呟く。
ランディは公衆の面前で騒ぐのが気まずいのか、大人しく鎧を外した。
置き場所があまりないため、普段着にヘルメット姿。少々間抜けた姿だが、さすが色男であり、たくましく鍛え抜かれた肉体はリリアにも魅力的に見える。
メリルが両手をあげて万歳ポーズをしている。合図?
「… あれ、合図かな?… 喜んでるのかな? 射てよいのかな?…」
メリルは両手を挙げてポーズしているが、脱がせて喜んで、はしゃいでいるのかちょっとわからない。
良くわからんけど…もう何だか面倒だやっちまえ… リリアの結論。
「よくわからんけど射るわよ」リリア。
「サクっとやっちゃいましょう」キューが言う。
リリアは壁際になるべく身を隠しながら弓を構えると狙いをつける。
矢がやたらと重いが、弓にかけて引くと重量はそれほど気にならなくなった。
“射撃補正かしら?さすが恋の女神の弓”
ちらちらとそんなことを思いながらランディの胸を狙う。
“こんな感じかな…”
狙ってみるが普段使いの弓と違い、感覚がわからない。
“お… こんな感じかな?…”
集中に入ると、何となくだが、着矢地点が見える気がする。
ますます、集中し、偏差に入る。
“なるほど… 補正効果ね…”
さらに集中力を高めていくと、孔を描く矢道のイメージが出来てきた。
“こんな感じか…”
矢が重いせいか、リリアは軌道を上に修正しなおす。
“ランディのハートを捉えた”リリアの感覚。
下らん色恋沙汰だと思っていたが、射撃となるとプライドにかかわる。
リリアも集中モード。真剣勝負。
「さすがです…すぐにコツを掴まれたみたいですね。僕は名手の射撃を間近に見てきます」
建物の淵に座ってリリアと通りを交互に見ていたキューは尻の穴を見せびらかしながらカフェテラス周辺へ下りていく。
リリアは完全に世界に入った。後はランディの動きを読むのみ…
メリルが変にランディの動きを制しているのが逆に邪魔になっている。
“… 父さん、母さん… ……に、願う程の事でもないか…”
リリアは息を肺いっぱいに吸い込むと…
「あら?」
リリアは一度集中を解いた。
ソフィーナがあらわれた。
ランディとメリルがカフェで何やら騒いでいるのを見つけてソフィーナが騒ぎに加わった。
メリルとソフィーナが街中でエンカウント!
ランディを挟んで何やらもめている。
メリルがソフィーナを攻撃
ソフィーナが仲間を呼んだ
ソフィーナの仲間が買い物袋を持って現れた
メリルはランディにしがみついている
ソフィーナと仲間はメリルに攻撃
カフェのお客は混乱した
通りの人は興味深々
ランディは混乱した
ハーティは様子を見ている
キューは面白がって様子を見ているようだ
リリアも様子を見ている
「ぅわ… なんか… ドロドロしてる…」
「こうなりゃ、プランBよ!」
メリル→道具→使う→媚薬
「おまえ、何やらかそうとしやがんだ!」
ソフィーナの攻撃
「衛兵さぁぁん!この女、条令違反です!やべぇ薬キメてます」
ソフィーナの仲間は衛兵を呼んだ
「お姉さん!お会計!俺、帰ります」
ランディはウェイトレスを呼んだ
「リ、リリアァァァーーー!今よ!今、射て!お願い!私ごと射て!じゃなきゃ、ソフィーナをマジで射殺して」
ソフィーナはランディに飛びつきながらリリアを呼んだ
「ヴェ!あいつ何どさくさに紛れてリリアの名前を… 不法侵入がばれるじゃない!」
リリアはビックリ!秘密の作戦がモロバレしている。
「ウェイトレスさあぁぁん!チェックお願いします!」
「ちょっと、あんた私のランディから離れなさいよ」
「衛兵さあぁぁん!この女やべぇっす!」
「リリアーーーー、早く!早く!」
カフェテラスは大混乱だ!
「ぅわぁ… リリアの名前連呼して… もう、知らない… どうにでもなりやがれ」
リリアは素早くランディの胸を狙うと矢を放った…
「ぁ… メリルの矢がソフィーナに刺さっちゃった… 大騒ぎしてるからよ… まぁ、いいか…」
メリルの想いの丈が詰まった矢は大騒ぎしているソフィーナのお尻に刺さったようだ。
「…… メリルーーー! 大好きーー! 結婚してぇえ!」ソフィーナがメリルに抱き着いている
「ちょ、やだ!私はランディと… 私そんな趣味ないから… 放してよ!」メリルはランディにしがみついている。
「お姉さん!お会計!」
「衛兵さん!おかしな女がいます!」
「何だかスゲェ事になっちゃてるわね… あ、ここに居るの見つかったら怒られちゃう」
リリアは狙撃の痕跡を消すと素早く建物から撤収した。
手にはキューから借りたキューピットの弓(大人用)と矢(メリルの思いの丈が形になった物)。
「いいですねぇ、ワクワクしますね。お手並み拝見です」キューがリリアの肩の上でソワソワしている。
ハーティはカフェテラスで一般客に紛れて待機中。
リリアは出かけ際にコトロに注意された。
「だいたい話は聞きました。人の恋路を邪魔する程無粋ではないつもりですが、あまり褒められる行為ではないです。リリアはまったく世間から相手にされていないとはいえ。仮にも勇者なのですから、わきまえて行動してくださいね」コトロがチクっと言う。
「一言余計だよね、今度オークの矢をコトロに射るわよ!でも意外ね、絶対怒られると思っていたけど…」リリアが言う。
「きっかけはどうであれ、その後幸せになるカップルも実際はいますから… 悪い事とも言い切れませんが… とにかく使用上の注意を良く守ってください」
リリアはコトロにそう言われながら出かけて来た。
建物の屋上に上がって作戦の確認をする。
「私がランディを誘い出して、あの辺の席に連れてくる。ハーティは偶然を装って席を取っておいて。私は…こんな感じで両手をあげて伸びをしたら合図だと思って、心臓を貫いちゃって!リリア、頼んだわよ!」メリルが興奮気味に話す。
「僕はリリアと一緒に見学します。楽しみだぁ…」キューは他人事のようだ。
「正直、練習出来ていないからちょっと自信ないけど、体のどこかには当たるよ… え?…あのね…簡単に言うけど結構距離あるよこれ… わかったわよ…なんとかしてみるわよ…」
リリアが射撃のことをありのままを伝えたらメリルが怒っている。
何でも、すでにレストランを予約して、ホテルに宿をとり、めっちゃセクシーな下着を着て、高級な香水をつけ、準備万端、いつでも来い!という状態なのだそうだ。
“気が早すぎるだろ、てかそんなこと知った事か!”とリリアは言ってやりたいが、自分の思い付きに酔っているメリルは本気で怒りだしかねない勢いなので、黙っている。
「弓と矢は?ほぼぶっつけ本番だからなぁ…まぁ、がんばるけど… って、何この矢の重さ!昨日の練習の矢と全然違うじゃない!こんなの当たらないよ!ってか飛んでかないよ!」
リリアは矢を手渡されてびっくりした。
メリルから受け取った矢はメッチャ重い!なんじゃこの重さ!
こんな物飛ぶのか?
「予備は無いのよ。私の全愛情を注いで作ってもらったの。この一本に全てがかかってるから、リリア、失敗は許されないわよ」メリルが言う。
何かスゲェやべぇオーラが体からにじみ出ている。正直怖ぇ。
「キューピットの矢はその本人の想いに比例して重くなります。重くなればなるほど、飛びにくく当て難くなりますが、効果は増幅されるのです」キューが説明する。
「何なのこの重量は!愛情どころか、見栄とか虚栄心とか、性欲とか金銭欲とか、どう考えても余計な物がいっぱい入ってるでしょ。練習と全然ちがうじゃない!飛ぶかこんなもの!」リリア。
「それを飛ばして、心臓を貫くの!私、この数年間ランディだけを見て、追い続け、追いかけ回し、ボイスディテクトで盗聴して、贈り物と称してターゲットサーチまでして付け狙って来たの。わかるでしょ、この努力」メリル。
「怖ぇよ!それってもうストーカーじゃない!犯罪だよ!やりたくなくなってきたよ!重すぎて破局だよ!ってか矢が飛ばないよ!想いが重いよ!」リリアがマジでビビっている。
「女神の弓ならなんとかなると思います。神は偉大なり」キュー。
「リリア、あなたねぇ、ここで辞めさせるものですか…一生恨んで付け狙ってやるわよ」メリルが怖い…。
「… わかったよ… 何だか自信無くなって来たけど、この一回だけだよ… やれやれ…」
リリアは渋々承諾。
本当にこちらがとばっちりを受けかねない様子。
メリル怖いよ…
とにかく作戦を開始。
・リリアが屋上で待機しているとメリルがランディを連れて出してきた(ランディは鎧を着ている)
・偶然を装って、ハーティが待っていた席に座る(メッチャわざとらしい)
・理由をつけて鎧を着ているランディに脱がせようとする
メリルはどうにか連れ出して来たがランディは鎧を装備して登場。
少し話とは違うが、とにかく何とか出てきてもらったようだ。
どうするのかと思ってリリアが成り行きを見ていると業を煮やしたメリルがカフェテラスでランディを強引に脱がせようとしている。
「ぅわ… メッチャ目立っている」
カフェで女が男に理由をつけて鎧を脱がそうとしているのだ、目立つ。
ランディはメリルの勢いに少々ビビッている。ハーティはやばいと思ったのか退却を開始。
「わぁ… 恋は盲目って言うけど… 本当だね…」リリアは様子を伺いながら呟く。
ランディは公衆の面前で騒ぐのが気まずいのか、大人しく鎧を外した。
置き場所があまりないため、普段着にヘルメット姿。少々間抜けた姿だが、さすが色男であり、たくましく鍛え抜かれた肉体はリリアにも魅力的に見える。
メリルが両手をあげて万歳ポーズをしている。合図?
「… あれ、合図かな?… 喜んでるのかな? 射てよいのかな?…」
メリルは両手を挙げてポーズしているが、脱がせて喜んで、はしゃいでいるのかちょっとわからない。
良くわからんけど…もう何だか面倒だやっちまえ… リリアの結論。
「よくわからんけど射るわよ」リリア。
「サクっとやっちゃいましょう」キューが言う。
リリアは壁際になるべく身を隠しながら弓を構えると狙いをつける。
矢がやたらと重いが、弓にかけて引くと重量はそれほど気にならなくなった。
“射撃補正かしら?さすが恋の女神の弓”
ちらちらとそんなことを思いながらランディの胸を狙う。
“こんな感じかな…”
狙ってみるが普段使いの弓と違い、感覚がわからない。
“お… こんな感じかな?…”
集中に入ると、何となくだが、着矢地点が見える気がする。
ますます、集中し、偏差に入る。
“なるほど… 補正効果ね…”
さらに集中力を高めていくと、孔を描く矢道のイメージが出来てきた。
“こんな感じか…”
矢が重いせいか、リリアは軌道を上に修正しなおす。
“ランディのハートを捉えた”リリアの感覚。
下らん色恋沙汰だと思っていたが、射撃となるとプライドにかかわる。
リリアも集中モード。真剣勝負。
「さすがです…すぐにコツを掴まれたみたいですね。僕は名手の射撃を間近に見てきます」
建物の淵に座ってリリアと通りを交互に見ていたキューは尻の穴を見せびらかしながらカフェテラス周辺へ下りていく。
リリアは完全に世界に入った。後はランディの動きを読むのみ…
メリルが変にランディの動きを制しているのが逆に邪魔になっている。
“… 父さん、母さん… ……に、願う程の事でもないか…”
リリアは息を肺いっぱいに吸い込むと…
「あら?」
リリアは一度集中を解いた。
ソフィーナがあらわれた。
ランディとメリルがカフェで何やら騒いでいるのを見つけてソフィーナが騒ぎに加わった。
メリルとソフィーナが街中でエンカウント!
ランディを挟んで何やらもめている。
メリルがソフィーナを攻撃
ソフィーナが仲間を呼んだ
ソフィーナの仲間が買い物袋を持って現れた
メリルはランディにしがみついている
ソフィーナと仲間はメリルに攻撃
カフェのお客は混乱した
通りの人は興味深々
ランディは混乱した
ハーティは様子を見ている
キューは面白がって様子を見ているようだ
リリアも様子を見ている
「ぅわ… なんか… ドロドロしてる…」
「こうなりゃ、プランBよ!」
メリル→道具→使う→媚薬
「おまえ、何やらかそうとしやがんだ!」
ソフィーナの攻撃
「衛兵さぁぁん!この女、条令違反です!やべぇ薬キメてます」
ソフィーナの仲間は衛兵を呼んだ
「お姉さん!お会計!俺、帰ります」
ランディはウェイトレスを呼んだ
「リ、リリアァァァーーー!今よ!今、射て!お願い!私ごと射て!じゃなきゃ、ソフィーナをマジで射殺して」
ソフィーナはランディに飛びつきながらリリアを呼んだ
「ヴェ!あいつ何どさくさに紛れてリリアの名前を… 不法侵入がばれるじゃない!」
リリアはビックリ!秘密の作戦がモロバレしている。
「ウェイトレスさあぁぁん!チェックお願いします!」
「ちょっと、あんた私のランディから離れなさいよ」
「衛兵さあぁぁん!この女やべぇっす!」
「リリアーーーー、早く!早く!」
カフェテラスは大混乱だ!
「ぅわぁ… リリアの名前連呼して… もう、知らない… どうにでもなりやがれ」
リリアは素早くランディの胸を狙うと矢を放った…
「ぁ… メリルの矢がソフィーナに刺さっちゃった… 大騒ぎしてるからよ… まぁ、いいか…」
メリルの想いの丈が詰まった矢は大騒ぎしているソフィーナのお尻に刺さったようだ。
「…… メリルーーー! 大好きーー! 結婚してぇえ!」ソフィーナがメリルに抱き着いている
「ちょ、やだ!私はランディと… 私そんな趣味ないから… 放してよ!」メリルはランディにしがみついている。
「お姉さん!お会計!」
「衛兵さん!おかしな女がいます!」
「何だかスゲェ事になっちゃてるわね… あ、ここに居るの見つかったら怒られちゃう」
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