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初めての会員制の場外馬券

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「駅の近くに南関東の馬券が買える場所があるぞ、俺、会員になったぞ」

正月に会った父はもう競馬をとっくにやめていたと思ったのだが、いまだに続けていたことがわかった。

桜木町駅の近くには馬券が買える場所はWINS横浜だけだと私は思っていたが、どこで知ったかはわからないが私の知らない情報源を父が知っていた。

競輪のグレードレースなどの決勝戦もインターネットを通じて視聴したり、スピードチャンネルなどで観戦するが何チャンネルの何時からゲストはだれだれというふうに私の知らないことを数多く知っている。

このような情報源にはめっぽう詳しいのだが、肝心の競馬の馬券や競輪の車券などはなかなか的中できないのはなぜだろうと疑問に思うことがよくあるものだ。

桜木町駅近くの会員制の場外馬券の会費は3000円でWINS横浜やほかの一般の場外馬券売り場に比べると人が少ない。

南関東と言えばいちばん最初に出会ったのが川崎や船橋だが、この頃は大井で大穴も的中していたことや大井の夜のイルミネーションを見たいという気持ちもあった。

この頃の南関東は、大井がよく穴馬券が出ていてほかの船橋などの3か所は比較的本命サイドの馬券でレースが決まることが多かったため感覚のズレが出てしまうことも懸念はしていたが初めての会員制の場外馬券ということもあって会員になり数回ではあったが馬券を購入した。

あの頃は大井が際立って大穴がよく出ていたものだが、最近の南関東では大井だけではなくほかの3か所でも3連複の穴馬券も出ており、少しずつではあるがいま現在は馬券検討をしている最中だ。

この時は資金がまだある方だったが、いまは競馬などに使える資金が非常に少ないため少ない資金をどのようにしたら増やすことができるのかという方法を開発中だ。

2010年の有馬と小倉の最終が終わった時にこのようなことを考えて馬券検討をしていればベストだったのだが、それは後の祭りで自分に運が向いてきたときほど謙虚にならなければいけないと思う今日この頃だ。

「決して暴走してはならぬ」
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