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ホロトコ村
2-12.お姉ちゃんと
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火が消えると、そこにまたぽつぽつと小さな黒い火が現れた。ミューゼの瞳に輝く緑はたちまち黒紫色へと移り変わり、身体が放つ煌めきもまた翡翠から黒へ、みるみる内に変化していく。
それを目の当たりにした赤黒影は、一瞬だけ歩みを止めた。
「なんだ、お前……」
そう漏らしまた歩を進めると、いよいよ影はミューゼの前――シトレアの亡骸を挟んだ所に立った。黒い涙を流し続ける少女に鎌を突き刺し、これで村民は全滅する――はずだった。
目の前がぴかりと明るくなったと思うと、影の鎌先が消えていた。少女は立ち上がり、更に大きな破裂音と共に光った――鎌が完全に消え去る。
「ヴィルシス……ヴィルシス……」
ミューゼはただただその名前を連呼する。自分の身に何が起こっているのか、そんな事気になどしなかった。ただ、胸の底から溢れ出てくる絶大な力を、闇雲に吐き出した。
またもミューゼの身体から大きな爆発が起こる。赤黒影は一瞬にして消し飛び、更には周りの家屋を黒い炎で燃した。少女はそのまま、爆発を繰り返しながら村を歩き続ける。憎き存在、その名前を連呼しながら、叫びながら。
どこからともなくふと、彼女の前に現れたのはあの赤黒影――しかし、次に出てきたそれは影などではなかった。立体的な、赤い竜の異形としてミューゼの目に映る。緑色の竜眼が少女を睨みつけ、大きな牙の生えた口を開いた。
「……時間かけるとババアがうるせぇからな、さっさとやるぞ」
異形はミューゼの爆発など目にもくれず突っ込んでいく。そのまま少女の腹に鎌を突き刺すが、ミューゼの身体から生えだした黒い糸のようなものががっちりと鎌を固定する。ミューゼの手がすぐさま竜の眼前に翳され、莫大な魔力が解放されるように黒い光が一直線に噴き出していった。竜の身体がはるか後方にぶっ飛んでいき、固定された鎌が容易く千切れた。
「ヘヘッ」
起き上がった竜は笑った、自然と漏らした乾いた笑いだ。この一連の流れですら爆発は絶え間なく続いており、それが竜の身体に想定以上のダメージを蓄積させていたようだった。この化物には真正面からじゃ勝てない、そう悟った。そして、再生することのない鎌を見つめながら覚悟を決める。
再度立ち向かった竜は、付かず離れずの距離でミューゼの猛攻をかわしていく。しっかり見てみれば単調な動きで、怒りに任せて放っている攻撃だというのは明らかだった。
何度も攻撃を回避していくと、次第にミューゼの爆発が弱まり攻撃にも勢いがなくなっていった。爆発の切れ目が長くなり、いよいよその爆発も止まった。
魔力切れだ。絶え間なく、それも殺傷力の高い魔法を連続して放つことすら並大抵の魔力の持ち主には不可能だが、それもようやくここで尽きたようだ。
竜はすかさず懐まで潜り込む。その首を一瞬で抉り取るように爪を首に引っ掛けたところで――ミューゼの顔が、狂気じみたように喜んでいるのに気がついた。
彼の視界が瞬く間に白い光で包みこまれ、気が付けば黒い空を見ていた。
「ヴィルシス……」
その視界に、白髪の少女が現れる。身体を動かそうとしても動かず、ただ少女に語りかけることしかできなかった。
「なぁ、ミュ――」
少女の手から飛び出した黒く大きな棘が、その頭を砕いた。
はっとした少女は、村一面が黒い炎に包まれ燃えていることに気付いた。貫かれたはずの腹に手を当てると、全く傷すら残っていないことに気付く。そして、やろうと思えばまた――爆発を起こせることにも。
彼女はまず、姉が倒れている場所まで戻った。まだ僅かだが形が残っているところに、黒い糸を吐き出し、織り込んでいった。曖昧だが確かに残った先程の記憶が確かであれば、これで姉が治るはずだ。次第に姉の身体が修復されていき、彼女の綺麗な赤くて長い髪も元通りになった。ミューゼの顔がどんどん明るくなる。
ただ、姉は起きてくれなかった。そのまま修復を続けるも、ただ糸が嵩張っていくだけでこれ以上は何もすることができなかった。
「姉、ちゃー? ねぇ、姉ちゃー」
呼びかけるも返事はない。ミューゼは眠ったままの姉の身体を抱えて、自分の家へと戻った。しかし既に家は黒い炎で焼かれており、とても入れるような状態ではない。
ミューゼはただ黙ったまま、起きない姉を抱えて村を去った。
~~~ ~~~ ~~~~~~~
「ヴィルシスー!? ヴィールーシースー!」
暗く深い森の中で、高い少女の叫び声が響き渡った。彼女が偶然見つけた洞穴に足を踏み入れると、山羊鎧の男が壁にもたれるようにして倒れているのを目にする。
「ヴィルシスッ! なんでこんな所で寝てるんですかっ!?」
少女が男を揺さぶると、男はすぐにその手を跳ね除ける。
「別になんでもねぇよ。ところでよ、ちょっと村の方に戻ってもいいか? 忘れ物したんだけど」
「何を言うのですか、あなた手ぶらでしょう!? いくら村が恋しくても戻っちゃダメですからね!?」
「どうしても戻りてぇんだ、頼む」
「ダメです! 行きますよっ!」
ぐいっと引っ張る少女の手に抵抗しながら、男は言葉を続けた。
「じゃあ他の事を聞きてぇんだけどよ、黒い炎の魔法って知ってる――」
「……ヴィルシス?」
「ん?」
普段は特に口もきかないようなぶっきらぼうな息子の、その奇妙な口ぶりが彼女にはとても引っかかった。
「たまに気になるんですけど、私に何か隠してたりしてませんか?」
「別に何も隠してねぇよ」
「……そう、ですか」
少女はそのまま男を洞穴から引っ張り出す。二人はそのまま森の中を更に、更に歩いていった。
~~~ ~~~ ~~~~~~~
――杜湊誕自が目を開けると、また真っ暗だった。あの灰色の世界に再度身を投じているらしい。誕自はあの老人の声をふたたび聞きたいと思っていた。ひどく懐かしく、それでいて落ち着くあの声を。
退屈な世界の中で灰砂の上に座り込みその到着を待つと、後ろから肩を叩かれた。誕自は嬉々としながらかけられる言葉を待つ。
「タジくん、だよね?」
意外にもそこで聞こえたのは幼さを感じる高い女性の声だった。目を丸くして、すぐさまその正体を確かめるために振り向く。
「――フーク?」
「わぁ、憶えててくれてたんだ」
それを目の当たりにした赤黒影は、一瞬だけ歩みを止めた。
「なんだ、お前……」
そう漏らしまた歩を進めると、いよいよ影はミューゼの前――シトレアの亡骸を挟んだ所に立った。黒い涙を流し続ける少女に鎌を突き刺し、これで村民は全滅する――はずだった。
目の前がぴかりと明るくなったと思うと、影の鎌先が消えていた。少女は立ち上がり、更に大きな破裂音と共に光った――鎌が完全に消え去る。
「ヴィルシス……ヴィルシス……」
ミューゼはただただその名前を連呼する。自分の身に何が起こっているのか、そんな事気になどしなかった。ただ、胸の底から溢れ出てくる絶大な力を、闇雲に吐き出した。
またもミューゼの身体から大きな爆発が起こる。赤黒影は一瞬にして消し飛び、更には周りの家屋を黒い炎で燃した。少女はそのまま、爆発を繰り返しながら村を歩き続ける。憎き存在、その名前を連呼しながら、叫びながら。
どこからともなくふと、彼女の前に現れたのはあの赤黒影――しかし、次に出てきたそれは影などではなかった。立体的な、赤い竜の異形としてミューゼの目に映る。緑色の竜眼が少女を睨みつけ、大きな牙の生えた口を開いた。
「……時間かけるとババアがうるせぇからな、さっさとやるぞ」
異形はミューゼの爆発など目にもくれず突っ込んでいく。そのまま少女の腹に鎌を突き刺すが、ミューゼの身体から生えだした黒い糸のようなものががっちりと鎌を固定する。ミューゼの手がすぐさま竜の眼前に翳され、莫大な魔力が解放されるように黒い光が一直線に噴き出していった。竜の身体がはるか後方にぶっ飛んでいき、固定された鎌が容易く千切れた。
「ヘヘッ」
起き上がった竜は笑った、自然と漏らした乾いた笑いだ。この一連の流れですら爆発は絶え間なく続いており、それが竜の身体に想定以上のダメージを蓄積させていたようだった。この化物には真正面からじゃ勝てない、そう悟った。そして、再生することのない鎌を見つめながら覚悟を決める。
再度立ち向かった竜は、付かず離れずの距離でミューゼの猛攻をかわしていく。しっかり見てみれば単調な動きで、怒りに任せて放っている攻撃だというのは明らかだった。
何度も攻撃を回避していくと、次第にミューゼの爆発が弱まり攻撃にも勢いがなくなっていった。爆発の切れ目が長くなり、いよいよその爆発も止まった。
魔力切れだ。絶え間なく、それも殺傷力の高い魔法を連続して放つことすら並大抵の魔力の持ち主には不可能だが、それもようやくここで尽きたようだ。
竜はすかさず懐まで潜り込む。その首を一瞬で抉り取るように爪を首に引っ掛けたところで――ミューゼの顔が、狂気じみたように喜んでいるのに気がついた。
彼の視界が瞬く間に白い光で包みこまれ、気が付けば黒い空を見ていた。
「ヴィルシス……」
その視界に、白髪の少女が現れる。身体を動かそうとしても動かず、ただ少女に語りかけることしかできなかった。
「なぁ、ミュ――」
少女の手から飛び出した黒く大きな棘が、その頭を砕いた。
はっとした少女は、村一面が黒い炎に包まれ燃えていることに気付いた。貫かれたはずの腹に手を当てると、全く傷すら残っていないことに気付く。そして、やろうと思えばまた――爆発を起こせることにも。
彼女はまず、姉が倒れている場所まで戻った。まだ僅かだが形が残っているところに、黒い糸を吐き出し、織り込んでいった。曖昧だが確かに残った先程の記憶が確かであれば、これで姉が治るはずだ。次第に姉の身体が修復されていき、彼女の綺麗な赤くて長い髪も元通りになった。ミューゼの顔がどんどん明るくなる。
ただ、姉は起きてくれなかった。そのまま修復を続けるも、ただ糸が嵩張っていくだけでこれ以上は何もすることができなかった。
「姉、ちゃー? ねぇ、姉ちゃー」
呼びかけるも返事はない。ミューゼは眠ったままの姉の身体を抱えて、自分の家へと戻った。しかし既に家は黒い炎で焼かれており、とても入れるような状態ではない。
ミューゼはただ黙ったまま、起きない姉を抱えて村を去った。
~~~ ~~~ ~~~~~~~
「ヴィルシスー!? ヴィールーシースー!」
暗く深い森の中で、高い少女の叫び声が響き渡った。彼女が偶然見つけた洞穴に足を踏み入れると、山羊鎧の男が壁にもたれるようにして倒れているのを目にする。
「ヴィルシスッ! なんでこんな所で寝てるんですかっ!?」
少女が男を揺さぶると、男はすぐにその手を跳ね除ける。
「別になんでもねぇよ。ところでよ、ちょっと村の方に戻ってもいいか? 忘れ物したんだけど」
「何を言うのですか、あなた手ぶらでしょう!? いくら村が恋しくても戻っちゃダメですからね!?」
「どうしても戻りてぇんだ、頼む」
「ダメです! 行きますよっ!」
ぐいっと引っ張る少女の手に抵抗しながら、男は言葉を続けた。
「じゃあ他の事を聞きてぇんだけどよ、黒い炎の魔法って知ってる――」
「……ヴィルシス?」
「ん?」
普段は特に口もきかないようなぶっきらぼうな息子の、その奇妙な口ぶりが彼女にはとても引っかかった。
「たまに気になるんですけど、私に何か隠してたりしてませんか?」
「別に何も隠してねぇよ」
「……そう、ですか」
少女はそのまま男を洞穴から引っ張り出す。二人はそのまま森の中を更に、更に歩いていった。
~~~ ~~~ ~~~~~~~
――杜湊誕自が目を開けると、また真っ暗だった。あの灰色の世界に再度身を投じているらしい。誕自はあの老人の声をふたたび聞きたいと思っていた。ひどく懐かしく、それでいて落ち着くあの声を。
退屈な世界の中で灰砂の上に座り込みその到着を待つと、後ろから肩を叩かれた。誕自は嬉々としながらかけられる言葉を待つ。
「タジくん、だよね?」
意外にもそこで聞こえたのは幼さを感じる高い女性の声だった。目を丸くして、すぐさまその正体を確かめるために振り向く。
「――フーク?」
「わぁ、憶えててくれてたんだ」
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