異世界転生したら女の子でした。しかも魔王の抑止力とか何?

さらさ

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③えぇぇぇぇぇぇっ!!!!

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すっかり辺りが暗くなった頃にユリアンさんの家に到着した。

家?違うよね?お城だよね?
すんごいでかいんだけど、何ここーって感動していると、ユリアンさんが手を差し出す。
俺、馬に乗った事ないから乗り方わかんなくて、ユリアンさんに抱き上げられて乗せてもらっらったんだけど、同じく降り方も分かんないよ。馬って意外と高い。

「降りれない。」

「私の肩に両手を乗せてください。」

ユリアンさんの言葉に従うと、また軽々と抱き上げられて降ろしてくれた。
同じ男にこんなに軽々と抱き上げられるなんて、ちょっと屈辱・・・

「ありがとう。」




「お帰りなさいませ。ユリアン様。」

ユリアンさんに連れられてお屋敷に入るとメイドさんがずらりと並んで挨拶してくれる。
イヤ、俺にじゃなくて、ユリアンさんのお出迎え。
生メイドだ~わーい。

「ユリアン様、そのお方は?」

俺に気がついた偉そうな人がユリアンさんに問いかける。

「メイリン、この子に部屋を用意して風呂に入れてやってくれ。」

「かしこまりました。すぐに用意致します。」

メイリンと言われた人はメイドさんにテキパキと指示を出す。俺、明らかに怪しいのに、深くは追求しないで坊ちゃんに従うとか、使用人の鏡だな。

「俺、どうすればいいの?」

風呂とか言ってたけど、この世界の風呂ってどんなの?わからんよ。

「心配しなくても大丈夫ですよ。」

ユリアンさんがくすくす笑いながら俺をエスコートして二階に連れてってくれる。
イケメンの行動スムーズすぎて違和感なくエスコートされて来てしまった。

てか、俺、男なんだけどね、扱いもうちょっと雑でもいいよ。

とか思っていたら一つの扉に案内されて、メイドさんが開けてくれる。
中はお姫様の部屋か?と思うくらい広くてゴージャスな部屋だった。
えっと・・・これ天蓋付きのベッドだよね、3番目のねーちゃんが欲しいって言って買ってた簡単なのとは比べちゃ失礼なくらい大きな天蓋付きベッドが置いてある。
あと、ソファーセットと、テーブル、クローゼットが置いてある。

すっごい!こんな部屋見た事ない。

「ここ、ユリアンさんの部屋?」

俺が隣に立つユリアンさんを見上げると、ユリアンさんはまたクスクスと笑う。

「違いますよ。あなたの為に用意させた部屋です。」

「ええ???」

びっくりしすぎて口をぱくぱくさせて部屋を見る。

うちの家族この部屋で暮らせるんじゃないの?ってくらい広い。

「イヤイヤ、俺、何処の馬の骨とも分からん奴だよ?俺、こんな部屋いい。もっと小さな部屋でいいです!」

慌ててユリアンさんに訴えたけど、ユリアンさんはにこにこ笑う。

「ここを使ってください。どうせ誰も使っていない部屋なんですから、いいですよね。」

そんな事言われても・・・こんな部屋落ち着かない・・・
でも、ご好意は有難く受け取れってねーちゃん言ってたし・・・

「う、うん・・・」

仕方なくだからな!別にこんな部屋いらないし、なんならその辺の床に雑魚寝でいいんだけど!

「良かった。」

ユリアンさんが微笑む。イケメンいいなー俺もこんな顔に生まれたかった・・・

「ユリアン様、お湯の用意が整いました。」

俺が部屋を使うことを承諾したのを待っていたようにメイドさんが声をかけてくる。

「ありがとう。頼む。」

そう言ってユリアンさんは俺の背中に手をやるとそっと前に押し出す。

「ちょっと待って、お風呂ってどんな感じ?ちょっと見せて!」

現代日本みたいなシャワー付きのお風呂ならいいけど、確認しないと入り方わかんなくて恥かくかもしんない。

「彼女達が手伝うので大丈夫ですよ。」

そう言って紹介されたのは5人の可愛いメイドさん。

「手伝う?何を?」

「お着替えとお体を洗うのは彼女達に任せれば大丈夫ですよ。」

ユリアンさん、ニッコリ笑ってる場合じゃないよ!
女の子に身体洗ってもらうとか、そんな恥ずかしいことできるかー!

「イヤイヤ、俺一人で入れるから大丈夫。遠慮します。」

俺は待ち構える5人のメイドさん達に丁寧に頭を下げる。

「何か気に入らないことでも?」

ユリアンさんが不思議そうに俺を見つめる。

「あのね、俺もう十六なんだよ?手伝ってもらわなくても一人で入れるよ!」

ユリアンさん、天然さんなのかな?そんなこと聞かなくても分かると思うけど・・・?

「そうでしたか・・・でも、一人で大丈夫ですか?」

そうだ、入り方わかんないかもしれない・・・
女の人に裸を見られるくらいなら、男同士の方がいい。

「じゃあ、ユリアンさん一緒に入ろう?」

俺はこんな事ユリアンさんに頼んでいいのか、少し不安になりながらユリアンさんを見上げた。
見上げないと目が合わないんだよー。なんか屈辱・・・

「なっ、」

ユリアンさんは俺の言葉に驚いて顔を真っ赤にする。

「そ、それは出来ません!」

ん?なんで?ユリアンさんは男同士でも肌を見せたくない人なのかな?

首を傾げて考えていると、鏡が目に入った。
鏡だー!
俺は慌てて鏡に駆け寄る。

俺どんな顔になってるのかなー?
身長は変えられなくても、顔はイケメンになってないかな?
って思って鏡見たのに・・・
一緒かーーーい!!

顔変わってないじゃん。髪も黒髪。あれ?ん?あ、変わってるところはっけーん!
後ろで束ねられてたからわかんなかったけど、髪が伸びてる!腰まで!
なんで?
ねぇ、神様、何でそこ?俺、長い髪なんて別に嬉しくないけど・・・
全然気に入らないよ!

「何で百面相してるんですか?」

気が付くと、ユリアンさんが後ろに立っていた。

「お嬢様、わたくし達がお付き合い致しますので、ユリアン様にはここでお待ちいただきましょう。」

ユリアンさんの横からメイドさんが話しかけてきて、俺は手を引かれてそのままバスルームへ放り込まれた。

え、えぇぇぇぇっっ!!!!
ちょっと待ってーって言ってるのにメイドさん達がテキパキと俺の服を脱がせる。

やーめーてーーーっ!!

「お嬢様、浴槽に入れますか?」

スッポンポンにされてオドオドする俺の手を取って浴槽につれてかれる。

ん?お嬢様?俺男だけど、確かに髪長くて背が低いから間違うのも分かるけど、屈辱・・・

そう思って項垂うなだれると、・・・ん?あれ?

ええぇぇえ???

ない!俺の大事なヤツが無い!!

俺が股を大股に開いて確認しようとしたら、タオルをかけられた。

「お嬢様、なんてはしたない格好をされているのですか!」

「いや、だから俺お嬢様じゃないし、男だし。」

いい加減気付いてくれって思って言ったら、みんなの目が点にってる。

あれ?

そういえば、俺の大事なヤツが見当たらなかった。てかツルツルだった。

んんん???どういう事?

「お嬢様は女の子ですよ?何をおっしゃってるんですか?」

メイドさん達が呆れたように俺を見る。

俺の胸、見るとぷっくりふくれてる。
身体も心無しか華奢になってる。
えっちょっと待って、周りのメイドさん達より俺、ちっちゃくない?背も低くなってるの??

そして、産まれてから十六年間相棒だった俺の大事なヤツは無い・・・

「え?・・・え、・・・ええぇぇぇぇ!!!!」






    
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