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第七章
マタニティブルー 13
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千早さんの仕事は、勤務時間はもちろんのこと休日も不規則なため、こんなふうに飛びこんでくる予定を合わせるのは難しい。
きっと私の地元で出産するなら、安産祈願も地元のほうがいいと考えた上での発言であろう。
「私たちは、明後日は無理だから、行くならお父さんたちと行っておいでよ」
姉夫婦はそう言って、私と両親で安産祈願へ行くように勧めた。
「梢子も滅多にこっちへ帰ってこないんだから、それくらい、いいんじゃない?」
両親は千早さんのご両親に気遣っているのか、自分たちが私と安産祈願に行っていいのか迷っているようだったけれど、千早さんからも「一緒に行ってあげてください」とダメ押しをされ、明後日に両親と三人で安産祈願へ行くことが決まった。
姉夫婦たちは食事が終わると内子へ戻り、私たちは実家で滞在することになった。
私の部屋のシングルベッドはそのまま置いていたので、私はそれを使い、千早さんの布団は私の部屋に敷いてもらうことになった。
千早さんは明日東京に戻るので、少しでも疲れないよう私のベッドを使ってもらうように話をしても、妊婦の身体優先だからと言って聞いてくれなかった。
電気を消してしばらくの間、私たちはベッドと布団の上に横たわっていたけれど、どちらからともなく起き上がると、千早さんが私を自分の布団に招き入れてくれたので、私は自分の掛け布団を持って千早さんの布団の中に潜り込む。
寒い夜だから、風邪をひかないようお互いの身体で暖を取るように、肩を寄せ合って眠った。
翌日、千早さんは午後の便で東京へ戻り、私もその翌日、両親と一緒に安産祈願のため石手寺へ向かう。
里帰り出産の受け入れ可能な病院をネットで検索し、自宅近くにある大きな病院へ電話で問い合わせすると、紹介状を持って受診してくれれば受け入れ可能だと回答を得た。受け入れ先が見つかって一安心だ。
これで今回の帰省の目的をすべて達成した私は、久しぶりに以前勤務していた職場へケーキを買いに行った。
お店に入ると、みんながびっくりした表情を見せたので、ドッキリ大成功だ。
ケーキを買うどころか逆に手土産まで持たされる始末で、申し訳なく思うけれど、オーナーの気遣いが嬉しかった。
里帰りで充実した時間を過ごした私は、当初の予定通り午後の便で東京へ戻った。
帰りの便は、なんと千早さんが操縦桿を握る便というサプライズがあった。加えて乗務員に桜田さんがいたので、私はこっそりオーナーからもらった焼き菓子のお裾分けをした。
千早さんは、羽田到着から今度は大阪便に乗務するとのことで、帰りは夜遅くになる。私は空港で荷物を手にすると、そのまま自宅へ向かった。
きっと私の地元で出産するなら、安産祈願も地元のほうがいいと考えた上での発言であろう。
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私の部屋のシングルベッドはそのまま置いていたので、私はそれを使い、千早さんの布団は私の部屋に敷いてもらうことになった。
千早さんは明日東京に戻るので、少しでも疲れないよう私のベッドを使ってもらうように話をしても、妊婦の身体優先だからと言って聞いてくれなかった。
電気を消してしばらくの間、私たちはベッドと布団の上に横たわっていたけれど、どちらからともなく起き上がると、千早さんが私を自分の布団に招き入れてくれたので、私は自分の掛け布団を持って千早さんの布団の中に潜り込む。
寒い夜だから、風邪をひかないようお互いの身体で暖を取るように、肩を寄せ合って眠った。
翌日、千早さんは午後の便で東京へ戻り、私もその翌日、両親と一緒に安産祈願のため石手寺へ向かう。
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