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第一章 森の少女達
第12話 薬草集めと魔獣退治
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「なかなか見つかりませんわね……」
しゃがみながら、ルーフェミア様ががさごそと探しているが、見つけられないみたい。でも、ルーフェミア様の精霊達は見つけてルーフェミア様の元に向かっている。
「また見つけてくれたんですの?ありがとうございますわ」
「多分、ルーフェミア様の精霊達はここで生まれた精霊だと思いますよ。なので、ウルエ草がどこにあるのか分かるんだと思います」
事実、私もずっとここに住んでいたから、地形やどこに何の植物があるのかなんとなく分かる。当然、どんな魔獣がいるのかも。でも、この辺りは魔獣の縄張りじゃないから、ここまで来る事はないはず。
来たらどうしようかと思っているけど。
「あなた達もあまり遠くに行かないでね」
精霊達はコクンと頷く。魔獣の中には、精霊を狙うのもいる。自分の目が届く所なら、いざとなればリーズが守ってくれるはず。
「カオルさん、もう少し奥に行きませんか?」
「この辺りの方が良いんですよ。あまり森の奥に行くと凶暴な獣や魔獣がいるものですから……」
「そうなのですね……」
「でも、私の家の近くまで行ってみましょうか。あの辺りならまだ大丈夫だと思います」
ここからなら、あまり離れていないし、大丈夫だと思うけど……今の時期は魔獣が一番活発になる時期。襲われたらレナード様だけで勝てるとは思えない。
「あなた達は戦える?」
「トーゼン!」
「カオルサマ、ワタシタチ、マモルカラ」
「ありがとう」
少し歩いていくと、懐かしい景色が見えてくる。まだ一日しか経っていないのに、不思議な感じ。
「この辺りのはほぼ採ってしまっているので、裏口の方にまわりましょうか」
「分かりましたわ」
南側にある入り口の方が日に当たっているので、大きく、多くの薬草や山菜が育っているけど、裏口はあまりない。でも、今なら数だけはあちら側の方が多いはず。
予想通り、裏口側にはウルエ草は多かった。
「たくさんありますわね」
「こちら側には来た事がないので、たくさん残ってるんですよ。でも、採りすぎないでくださいね」
「分かっておりますわ」
依頼のためとはいえ、自然を壊すのは良くない。なので、だいたい1/5くらいは残しておかないといけない。
『おい。周りには気をつけろよ?この辺りまで来てもおかしくないからな』
『分かってる。ちゃんと気をつけてるよ』
リーズの言葉に答えながら、ルーフェミア様はどんな調子かなと思い、ルーフェミア様の方を見ると、魔獣の姿が見える。幸い、こちらには気づいていないように思える。たまたま近くにルクスがいたから、ルーフェミア様をこちらに連れてくるように頼む。
私の予想が正しければ、多分ルーフェミア様は、声を聞く事は出来ない。なので、ルクスはジェスチャーで伝えようとしている。ルーフェミア様にはちゃんと伝わったみたいで、音をたてないようにこちら側に来る。当然、魔獣の存在にはレナード様は気づいている。
「ルーフェミア様、大丈夫ですか?」
「ええ、助かりましたわ」
「お嬢様は、カオルと一緒にいてください」
大丈夫かな?いくら護衛で強いからって、魔獣相手に一人は大変なんじゃないかな?でも、私が助けようとした所で、足手まといになってしまうのは分かりきっている。
あっ、なら……
「あなた達、レナード様を助けてくれない?」
「わ、わたくしもお願い致しますわ。わたくしには魔法がありますから……」
私と同じように、ルーフェミア様も自分の精霊達に頼んでいる。精霊達はちょっと話し合っていたけど、すぐに了承してくれた。
私達に危険があるといけないからという事で、一部は私達の周りに残っている。他は、レナード様の方に飛んでいく。レナード様が魔獣に攻撃を受けそうになった時、ルクスが何か透明なものを張って攻撃を防いだ。
あれは結界?母様が良く使っていて、私も入り口を隠すために使っている。精霊も使えるのは知らなかった。
レナード様は、攻撃が空中で止まった事を不思議に思っている様子だったけど、すぐに精霊がやったと気づいたようで、私達の方を向いて頭を軽く下げてきた。
「でも、精霊達が一緒でもキリがありませんわ」
あの魔獣は手強いようで、ルクスが防いではいるけど、決定打を与える事が出来ていない。私も良い方法は思いつかない。今まで動物は元々死んでいるものを浄化して食べていたし、狩りなんてした事がない。だから、どうすれば良いのかなんて分からない。
『首を切れば良い』
いきなりリーズが話しかけてきて、ちょっとビクッとなる。
『他にも殺す方法はあるが、一番苦しまないのは、首を切る事だ』
『なら、その方が良いよね。でも、レナード様の持っている剣で切れるの?』
『切れなくはないだろうが、風の精霊の魔法の方が確実だと思うぞ』
風の精霊の魔法?風は吹くもので切るものではないと思うんだけど……
『父上が使っていた魔法があるだろ。風の力を集めて刃みたいに切るやつ』
そう言えば、幼い頃に父様が使っていた気がする。父様はお肉を食べるために、出来るだけ苦しめないように殺していたらしい。それに、何か魔法を使っていた気はする。でも、それが風の魔法とは思わなかった。
『何でリーズはそれが風魔法だって知ってるの?』
『記憶伝達だ。邪龍の能力で、親の記憶は親が死んだ時に子供に受け継がれるらしい。邪龍の力が使えるのは私だけだから、カオルには受け継がれなかったみたいだな』
つまり、リーズは父様の記憶を受け継いでいるのか。私よりも、父様の事を知っているって事だよね。多分、母様の事も……そう考えたら、何かずるい感じがする。私達は、双子みたいなものなのに。
『……?カオル、どうした?』
『……何でもないよ。教えてくれてありがとう』
『あっ、おい──』
リーズが何か言っていたような気がするけど、私は無理やりリーズを奥に引っ込めた。なぜか、リーズの声を聞きたくないから。何なんだろう、この気持ち。
今は、魔獣の事に集中しないと。
「ねぇ、誰でも良いから、向こうにいる風の精霊に伝えて欲しい事があるんだけど」
リーズから聞いた事をそのまま伝える。すると、この中から一人の精霊が、戦っている精霊の元に向かう。
風の精霊はしっかり伝言を受け取ったようで、魔獣の死角となる位置から、風魔法で魔獣の首を切った。
「倒したのですか?」
「はい。風の精霊がやってくれたみたいです。レナード様、大丈夫ですか?」
レナード様の方に駆け寄って、怪我をしていないか確認する。
「大丈夫だ」
レナード様は、私の頭を撫でてくる。
そう言えば、母様も良く撫でてくれたっけ……父様も人型になって側にいた。良く考えれば、人型になる魔法だったのかな?それとも、邪龍の能力なのかな?それも、リーズは知ってるんだろうな……
ハッとなって、頭を左右に振ってしまう。こんな事考えちゃダメ。違う事を考えないと。気を剃らすために、再び薬草採取を始める。
そのままギリギリまで採取して、ギルドに戻る事にした。途中で魔獣が出た時は驚いたけど、レナード様と精霊達が助けてくれて、リーズの出番はなかった。その事に安心した。リーズが表に出てきてしまったら、私達の事がばれてしまうから。
それは良かった。でも……
やっぱり、私は嫌な子なのかな?子供みたいに拗ねてる。それは分かってるのに、そう考えてしまう。リーズも怒ってしまうかもしれない。きっと、自分だけ引き継ぎたかった訳ではないはずなのに。
リーズは好き。でも、嫌い。こんな自分が嫌になってしまう。
もう、自分の気持ちが分からない───。
しゃがみながら、ルーフェミア様ががさごそと探しているが、見つけられないみたい。でも、ルーフェミア様の精霊達は見つけてルーフェミア様の元に向かっている。
「また見つけてくれたんですの?ありがとうございますわ」
「多分、ルーフェミア様の精霊達はここで生まれた精霊だと思いますよ。なので、ウルエ草がどこにあるのか分かるんだと思います」
事実、私もずっとここに住んでいたから、地形やどこに何の植物があるのかなんとなく分かる。当然、どんな魔獣がいるのかも。でも、この辺りは魔獣の縄張りじゃないから、ここまで来る事はないはず。
来たらどうしようかと思っているけど。
「あなた達もあまり遠くに行かないでね」
精霊達はコクンと頷く。魔獣の中には、精霊を狙うのもいる。自分の目が届く所なら、いざとなればリーズが守ってくれるはず。
「カオルさん、もう少し奥に行きませんか?」
「この辺りの方が良いんですよ。あまり森の奥に行くと凶暴な獣や魔獣がいるものですから……」
「そうなのですね……」
「でも、私の家の近くまで行ってみましょうか。あの辺りならまだ大丈夫だと思います」
ここからなら、あまり離れていないし、大丈夫だと思うけど……今の時期は魔獣が一番活発になる時期。襲われたらレナード様だけで勝てるとは思えない。
「あなた達は戦える?」
「トーゼン!」
「カオルサマ、ワタシタチ、マモルカラ」
「ありがとう」
少し歩いていくと、懐かしい景色が見えてくる。まだ一日しか経っていないのに、不思議な感じ。
「この辺りのはほぼ採ってしまっているので、裏口の方にまわりましょうか」
「分かりましたわ」
南側にある入り口の方が日に当たっているので、大きく、多くの薬草や山菜が育っているけど、裏口はあまりない。でも、今なら数だけはあちら側の方が多いはず。
予想通り、裏口側にはウルエ草は多かった。
「たくさんありますわね」
「こちら側には来た事がないので、たくさん残ってるんですよ。でも、採りすぎないでくださいね」
「分かっておりますわ」
依頼のためとはいえ、自然を壊すのは良くない。なので、だいたい1/5くらいは残しておかないといけない。
『おい。周りには気をつけろよ?この辺りまで来てもおかしくないからな』
『分かってる。ちゃんと気をつけてるよ』
リーズの言葉に答えながら、ルーフェミア様はどんな調子かなと思い、ルーフェミア様の方を見ると、魔獣の姿が見える。幸い、こちらには気づいていないように思える。たまたま近くにルクスがいたから、ルーフェミア様をこちらに連れてくるように頼む。
私の予想が正しければ、多分ルーフェミア様は、声を聞く事は出来ない。なので、ルクスはジェスチャーで伝えようとしている。ルーフェミア様にはちゃんと伝わったみたいで、音をたてないようにこちら側に来る。当然、魔獣の存在にはレナード様は気づいている。
「ルーフェミア様、大丈夫ですか?」
「ええ、助かりましたわ」
「お嬢様は、カオルと一緒にいてください」
大丈夫かな?いくら護衛で強いからって、魔獣相手に一人は大変なんじゃないかな?でも、私が助けようとした所で、足手まといになってしまうのは分かりきっている。
あっ、なら……
「あなた達、レナード様を助けてくれない?」
「わ、わたくしもお願い致しますわ。わたくしには魔法がありますから……」
私と同じように、ルーフェミア様も自分の精霊達に頼んでいる。精霊達はちょっと話し合っていたけど、すぐに了承してくれた。
私達に危険があるといけないからという事で、一部は私達の周りに残っている。他は、レナード様の方に飛んでいく。レナード様が魔獣に攻撃を受けそうになった時、ルクスが何か透明なものを張って攻撃を防いだ。
あれは結界?母様が良く使っていて、私も入り口を隠すために使っている。精霊も使えるのは知らなかった。
レナード様は、攻撃が空中で止まった事を不思議に思っている様子だったけど、すぐに精霊がやったと気づいたようで、私達の方を向いて頭を軽く下げてきた。
「でも、精霊達が一緒でもキリがありませんわ」
あの魔獣は手強いようで、ルクスが防いではいるけど、決定打を与える事が出来ていない。私も良い方法は思いつかない。今まで動物は元々死んでいるものを浄化して食べていたし、狩りなんてした事がない。だから、どうすれば良いのかなんて分からない。
『首を切れば良い』
いきなりリーズが話しかけてきて、ちょっとビクッとなる。
『他にも殺す方法はあるが、一番苦しまないのは、首を切る事だ』
『なら、その方が良いよね。でも、レナード様の持っている剣で切れるの?』
『切れなくはないだろうが、風の精霊の魔法の方が確実だと思うぞ』
風の精霊の魔法?風は吹くもので切るものではないと思うんだけど……
『父上が使っていた魔法があるだろ。風の力を集めて刃みたいに切るやつ』
そう言えば、幼い頃に父様が使っていた気がする。父様はお肉を食べるために、出来るだけ苦しめないように殺していたらしい。それに、何か魔法を使っていた気はする。でも、それが風の魔法とは思わなかった。
『何でリーズはそれが風魔法だって知ってるの?』
『記憶伝達だ。邪龍の能力で、親の記憶は親が死んだ時に子供に受け継がれるらしい。邪龍の力が使えるのは私だけだから、カオルには受け継がれなかったみたいだな』
つまり、リーズは父様の記憶を受け継いでいるのか。私よりも、父様の事を知っているって事だよね。多分、母様の事も……そう考えたら、何かずるい感じがする。私達は、双子みたいなものなのに。
『……?カオル、どうした?』
『……何でもないよ。教えてくれてありがとう』
『あっ、おい──』
リーズが何か言っていたような気がするけど、私は無理やりリーズを奥に引っ込めた。なぜか、リーズの声を聞きたくないから。何なんだろう、この気持ち。
今は、魔獣の事に集中しないと。
「ねぇ、誰でも良いから、向こうにいる風の精霊に伝えて欲しい事があるんだけど」
リーズから聞いた事をそのまま伝える。すると、この中から一人の精霊が、戦っている精霊の元に向かう。
風の精霊はしっかり伝言を受け取ったようで、魔獣の死角となる位置から、風魔法で魔獣の首を切った。
「倒したのですか?」
「はい。風の精霊がやってくれたみたいです。レナード様、大丈夫ですか?」
レナード様の方に駆け寄って、怪我をしていないか確認する。
「大丈夫だ」
レナード様は、私の頭を撫でてくる。
そう言えば、母様も良く撫でてくれたっけ……父様も人型になって側にいた。良く考えれば、人型になる魔法だったのかな?それとも、邪龍の能力なのかな?それも、リーズは知ってるんだろうな……
ハッとなって、頭を左右に振ってしまう。こんな事考えちゃダメ。違う事を考えないと。気を剃らすために、再び薬草採取を始める。
そのままギリギリまで採取して、ギルドに戻る事にした。途中で魔獣が出た時は驚いたけど、レナード様と精霊達が助けてくれて、リーズの出番はなかった。その事に安心した。リーズが表に出てきてしまったら、私達の事がばれてしまうから。
それは良かった。でも……
やっぱり、私は嫌な子なのかな?子供みたいに拗ねてる。それは分かってるのに、そう考えてしまう。リーズも怒ってしまうかもしれない。きっと、自分だけ引き継ぎたかった訳ではないはずなのに。
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もう、自分の気持ちが分からない───。
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