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第一章 森の少女達
第18話 誘拐
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「う…ん……」
目が覚めて辺りを見渡す。全体的に暗くて、精霊達は周りにいない。みんなどこに行ったんだろう?動いてみようかと体を動かそうとするけど、上手く動かない。手足が縛られているみたい。それに、何か気分が悪い。
「目が覚めたか」
声が聞こえた方を見ると、見覚えがある顔だった。
「あなたは、あの時の……」
「あぁ、そうだ。お前には世話になったな」
この人は、私の事をリーズだと思ってるんだ。良く見れば、髪や瞳の色が違う事なんて分かると思うのに。
「何だ、その目は!」
目つきが気に入らなかったみたいで、胸ぐらを掴まれる。
「気に入らなかったならすみません。なぜここに連れてきたのですか?」
自分でもびっくりするほど冷静だ。あの時、レナード様に剣を向けられた時の方がよっぽど怖かった。盗賊に会うとこういう事が多かったから、強い言い方には慣れてしまったのかもしれない。
「急に敬語なんか使いやがって……気持ち悪いんだよ!」
そう言って私を放り投げる。
まだリーズだと思ってるのか。今の衝撃で縛られている縄が緩んだし、ここを脱出してみようかな。リーズはまだ起きないし、私が一人でやるしかない。戦闘力はないから、隙をついて逃げるしかない。
でも、この人は私から目を離さない。大人と子供の私では、この状態で逃げても捕まるのが必然。それに、さっきよりも気分が悪くなってきた。
どうしようかな……
「おい、お前に聞く事がある」
「……何ですか?」
「お前のその強さの秘密は何だ?」
「さぁ?知りません」
それはリーズに聞いて欲しい。リーズはまだ起きないけれど。多分、龍としての力が大人の男の力を越えたんだろうけど、そうだとは言いきれない。
「知らねぇ訳ないだろ!お前みたいなガキに俺らが力で負ける訳ないだろうが!」
「それでも知らないものはしりません」
このまま時間を稼いでみよう。ルーフェミア様達が気づいてくれれば、いずれこの場所に来てくれるはず。
……それにしても、何でさっきからこんなに気持ち悪いんだろう?頭痛もしてきたし……
「だが、心当たりくらいはあるだろ?」
「ありません」
「嘘つけ!」
話が進まないまま、時間だけが過ぎていこうとした時、近くにいた他の男の人が「あっ」という声をあげる。
「見覚えがあると思ったんだ。こいつ、あの時ギルドに登録しに来た奴じゃないか?その後薬草採取の依頼を受けてた奴」
「あぁ、薬草を何百本も持ってきてたガキ二人の片割れか」
あの査定をして貰った時に近くにいたんだ。あの時の私は上の空で周りは見てなかったからな。
「でもあの時は白いフードだっただろ。俺らがハッキリと見た時は黒だったぞ?」
「どうせこのフードを裏返しているんだろ。見れば分かる事だ」
一人の男がそう言って私のフードに手をかける。
───ダメ!これは脱いじゃいけない!
脱がされないように全力で抵抗する。
「そんなに嫌がるなんて、余計に怪しいな」
「これを脱がせるなら、命の保証はしませんよ」
このフードは母様の“聖”の力と父様の“邪”の力を分けている。分けないと私の命が危ないから。
でも、危ないのは周りも同じ事。“聖”の力と“邪”の力がお互いを打ち消そうとしあって、暴走する。そうなったら、下手したらこの辺り一帯が消し飛んでしまう。
「あぁ?何言ってんだてめえ」
「バカかお前。やめて欲しいならもっとマシな言い訳をするんだな」
本当にこれはダメ。意地でも渡さない。
あまりにも脱がせようと手を伸ばしてくるから、近くに来た腕におもいっきり噛みついた。
「いってぇ!てめえ何しやがる!」
自分でも思ったよりも強く噛んでいたようで、その腕からは血が出ている。
意地でも脱がせようとしてくるなら、少しでも時間を稼がないと。少なくとも、リーズが起きるまでは。
腕に力を入れてロープを引きちぎる。まだ足はしっかりと縛られているから、この場から動く事は出来ない。
「ロープを引きちぎりやがったか」
「やっぱりかなりの馬鹿力だな」
確かに、私は龍の血を引いているから、普通の人間よりは力があるだろう。
それにしても、まだ来ないのかな?ルーフェミア様達はともかく、精霊達は私の事を見つけてもおかしくないのに。と思ったら、近くに数人いた。
「ここが分かったの?」
「ツイテキタカラ」
「じゃあ、何で今まで出てこなかったの?」
「ココ、チカク、ショウキ、アル。ナカマ、タオレテルノイル」
ショウキ……瘴気か!
母様から聞いた事がある。精霊と仲良くしている私を見て、瘴気が満ちている所には連れていってはならないと言っていた。
母様いわく、精霊はきれいな所にしか存在できないらしい。空気はもちろん、そこに集まっている人の心にも影響される。今思えば、ギルドに入りたがらなかったのもそれが理由だろう。
瘴気は、その空気が穢れている場所に発生する。私は母様の“聖”の力を受け継いでいるから、精霊達と同じように気分が悪くなったんだろう。それどころか、現在進行形で気持ち悪い。頭痛に加えてめまいもしてきた。
「さっきから何をぶつぶつ言ってんだ?」
「何かこいつ、顔色が悪くなってないか?」
「別に良いだろ」
三人の男達はじわじわとこっちに来る。私の反応を楽しんでいるのかもしれない。でも、今は気分が悪くてそれどころじゃない。少し過呼吸にもなってきている。
「お前、このフードを取ったら俺らの命が危ないとか言ってたな」
男の人がぐいぐいとフードを引っ張ってくるので、手で抑える。でも、上手く力が入らない。入らなすぎて、その場に静かに倒れ混む。
「ダメ……これだけは…ダメ……」
相手に聞こえているかも分からないくらい小さい声しか出ない。精霊達も応戦してくれるけど、瘴気が満ちているからか、本来の力が発揮出来ないみたい。
「俺ら素直じゃないからさ~、そんな事を言われたら余計に脱がせたくなるんだよ!」
「お前、あの時俺らが自分に教える事は出来ないって感じの事言ってただろ?じゃあ、お前が俺らに教育してくれよ。このフードを取ったらどうなるのか」
フードを抑えていた私の腕を力ずくで離し、フードを取られる。
その瞬間、何かが燃えているような感覚になる。
「うっ……!」
熱い熱い熱い!!痛い痛い痛い!!
何かが内側で暴れている。
「ううう……ゲホッ!ゲホッ!」
咳き込んだら血が出てくる。体内で出血もしているみたい。これ以上は本当にヤバい。そう思っている間にも、熱さと痛みは強くなっていく。何かが爆発したような感覚に襲われると、周りにいた男の人が吹っ飛んだ。
「早く……フード……返して……」
そう言っても、男の人達は返してくれない。聞こえてないのかもしれない。もしかしたら、さっきの衝撃で気絶してしまったのかもしれない。
「ねぇ……他の子達に……知らせて……」
精霊にそう言うと、首を横にブンブンと振る。
「お願い……知らせて……ううっ!」
痛い痛い痛い!!心臓がすごく痛い!!さっきから血がいっぱい出てる。リーズは!?リーズはまだ起きないの!?
何か大きなものが体の中から溢れそう。これは、本当の意味で暴走する寸前の状態だ。
「早く……お願い……!」
ここまで頼んだら、さすがに精霊もここから離れた。途中でチラチラとこっちを見ていたけど、何とか行ってくれた。これで、精霊達を巻き込まずに済む。
何とかフードを取り返せないかと男の人達に這いずっていくけど、間に合いそうもない。
「うっ……あっ……ああっ!」
力が暴走し始める。ダメだ。もう……制御出来ない……
気が遠くなっていく。
もう痛みも……何も感じない。
目が覚めて辺りを見渡す。全体的に暗くて、精霊達は周りにいない。みんなどこに行ったんだろう?動いてみようかと体を動かそうとするけど、上手く動かない。手足が縛られているみたい。それに、何か気分が悪い。
「目が覚めたか」
声が聞こえた方を見ると、見覚えがある顔だった。
「あなたは、あの時の……」
「あぁ、そうだ。お前には世話になったな」
この人は、私の事をリーズだと思ってるんだ。良く見れば、髪や瞳の色が違う事なんて分かると思うのに。
「何だ、その目は!」
目つきが気に入らなかったみたいで、胸ぐらを掴まれる。
「気に入らなかったならすみません。なぜここに連れてきたのですか?」
自分でもびっくりするほど冷静だ。あの時、レナード様に剣を向けられた時の方がよっぽど怖かった。盗賊に会うとこういう事が多かったから、強い言い方には慣れてしまったのかもしれない。
「急に敬語なんか使いやがって……気持ち悪いんだよ!」
そう言って私を放り投げる。
まだリーズだと思ってるのか。今の衝撃で縛られている縄が緩んだし、ここを脱出してみようかな。リーズはまだ起きないし、私が一人でやるしかない。戦闘力はないから、隙をついて逃げるしかない。
でも、この人は私から目を離さない。大人と子供の私では、この状態で逃げても捕まるのが必然。それに、さっきよりも気分が悪くなってきた。
どうしようかな……
「おい、お前に聞く事がある」
「……何ですか?」
「お前のその強さの秘密は何だ?」
「さぁ?知りません」
それはリーズに聞いて欲しい。リーズはまだ起きないけれど。多分、龍としての力が大人の男の力を越えたんだろうけど、そうだとは言いきれない。
「知らねぇ訳ないだろ!お前みたいなガキに俺らが力で負ける訳ないだろうが!」
「それでも知らないものはしりません」
このまま時間を稼いでみよう。ルーフェミア様達が気づいてくれれば、いずれこの場所に来てくれるはず。
……それにしても、何でさっきからこんなに気持ち悪いんだろう?頭痛もしてきたし……
「だが、心当たりくらいはあるだろ?」
「ありません」
「嘘つけ!」
話が進まないまま、時間だけが過ぎていこうとした時、近くにいた他の男の人が「あっ」という声をあげる。
「見覚えがあると思ったんだ。こいつ、あの時ギルドに登録しに来た奴じゃないか?その後薬草採取の依頼を受けてた奴」
「あぁ、薬草を何百本も持ってきてたガキ二人の片割れか」
あの査定をして貰った時に近くにいたんだ。あの時の私は上の空で周りは見てなかったからな。
「でもあの時は白いフードだっただろ。俺らがハッキリと見た時は黒だったぞ?」
「どうせこのフードを裏返しているんだろ。見れば分かる事だ」
一人の男がそう言って私のフードに手をかける。
───ダメ!これは脱いじゃいけない!
脱がされないように全力で抵抗する。
「そんなに嫌がるなんて、余計に怪しいな」
「これを脱がせるなら、命の保証はしませんよ」
このフードは母様の“聖”の力と父様の“邪”の力を分けている。分けないと私の命が危ないから。
でも、危ないのは周りも同じ事。“聖”の力と“邪”の力がお互いを打ち消そうとしあって、暴走する。そうなったら、下手したらこの辺り一帯が消し飛んでしまう。
「あぁ?何言ってんだてめえ」
「バカかお前。やめて欲しいならもっとマシな言い訳をするんだな」
本当にこれはダメ。意地でも渡さない。
あまりにも脱がせようと手を伸ばしてくるから、近くに来た腕におもいっきり噛みついた。
「いってぇ!てめえ何しやがる!」
自分でも思ったよりも強く噛んでいたようで、その腕からは血が出ている。
意地でも脱がせようとしてくるなら、少しでも時間を稼がないと。少なくとも、リーズが起きるまでは。
腕に力を入れてロープを引きちぎる。まだ足はしっかりと縛られているから、この場から動く事は出来ない。
「ロープを引きちぎりやがったか」
「やっぱりかなりの馬鹿力だな」
確かに、私は龍の血を引いているから、普通の人間よりは力があるだろう。
それにしても、まだ来ないのかな?ルーフェミア様達はともかく、精霊達は私の事を見つけてもおかしくないのに。と思ったら、近くに数人いた。
「ここが分かったの?」
「ツイテキタカラ」
「じゃあ、何で今まで出てこなかったの?」
「ココ、チカク、ショウキ、アル。ナカマ、タオレテルノイル」
ショウキ……瘴気か!
母様から聞いた事がある。精霊と仲良くしている私を見て、瘴気が満ちている所には連れていってはならないと言っていた。
母様いわく、精霊はきれいな所にしか存在できないらしい。空気はもちろん、そこに集まっている人の心にも影響される。今思えば、ギルドに入りたがらなかったのもそれが理由だろう。
瘴気は、その空気が穢れている場所に発生する。私は母様の“聖”の力を受け継いでいるから、精霊達と同じように気分が悪くなったんだろう。それどころか、現在進行形で気持ち悪い。頭痛に加えてめまいもしてきた。
「さっきから何をぶつぶつ言ってんだ?」
「何かこいつ、顔色が悪くなってないか?」
「別に良いだろ」
三人の男達はじわじわとこっちに来る。私の反応を楽しんでいるのかもしれない。でも、今は気分が悪くてそれどころじゃない。少し過呼吸にもなってきている。
「お前、このフードを取ったら俺らの命が危ないとか言ってたな」
男の人がぐいぐいとフードを引っ張ってくるので、手で抑える。でも、上手く力が入らない。入らなすぎて、その場に静かに倒れ混む。
「ダメ……これだけは…ダメ……」
相手に聞こえているかも分からないくらい小さい声しか出ない。精霊達も応戦してくれるけど、瘴気が満ちているからか、本来の力が発揮出来ないみたい。
「俺ら素直じゃないからさ~、そんな事を言われたら余計に脱がせたくなるんだよ!」
「お前、あの時俺らが自分に教える事は出来ないって感じの事言ってただろ?じゃあ、お前が俺らに教育してくれよ。このフードを取ったらどうなるのか」
フードを抑えていた私の腕を力ずくで離し、フードを取られる。
その瞬間、何かが燃えているような感覚になる。
「うっ……!」
熱い熱い熱い!!痛い痛い痛い!!
何かが内側で暴れている。
「ううう……ゲホッ!ゲホッ!」
咳き込んだら血が出てくる。体内で出血もしているみたい。これ以上は本当にヤバい。そう思っている間にも、熱さと痛みは強くなっていく。何かが爆発したような感覚に襲われると、周りにいた男の人が吹っ飛んだ。
「早く……フード……返して……」
そう言っても、男の人達は返してくれない。聞こえてないのかもしれない。もしかしたら、さっきの衝撃で気絶してしまったのかもしれない。
「ねぇ……他の子達に……知らせて……」
精霊にそう言うと、首を横にブンブンと振る。
「お願い……知らせて……ううっ!」
痛い痛い痛い!!心臓がすごく痛い!!さっきから血がいっぱい出てる。リーズは!?リーズはまだ起きないの!?
何か大きなものが体の中から溢れそう。これは、本当の意味で暴走する寸前の状態だ。
「早く……お願い……!」
ここまで頼んだら、さすがに精霊もここから離れた。途中でチラチラとこっちを見ていたけど、何とか行ってくれた。これで、精霊達を巻き込まずに済む。
何とかフードを取り返せないかと男の人達に這いずっていくけど、間に合いそうもない。
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