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第二章 神殿の少女達
第38話 救出
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「セレスティーナ様、なぜここに……?」
「あなたを助けに来たに決まっておりますわ。次はルーフェミア様の所に行きますわよ」
「は、はい!」
何でここが分かったの?ルーフェミア様がどこにいるのか知ってるの?
聞きたい事はたくさんあるけど、今はルーフェミア様を助ける方が先!
「カオルサマ!」
「ダイジョウブ?」
セレスティーナ様についていっているうちに、精霊達が近くに寄ってきた。
そうか。今は枷をつけてないから近寄れるんだ。
「私なら大丈夫。まずは、ルーフェミア様を助けないと」
「こちらですわ」
まるで、そこにいる事が分かっているように案内している。
何で私達の居場所を知っていたの?そもそも、セレスティーナ様は私達が連れ去られた事も知らなかったはず。一体、この数日の間に何があったんだろう?
「あの……何で私達がここにいると?」
「……ナルミス神官に聞きましたわ。わたくしもたずねたいのですが、カオルさんはナルミス神官の事をどう思っているのですか?」
「ナルミス様ですか?」
本当にナルミス様がセレスティーナ様に私達の事を教えてくれたのだとしたら、少しは信用出来ると思うけど……
でも、他人から見たら、ナルミス様は私だけでなく、公爵令嬢も誘拐した誘拐犯。それも含めて、どう思うかは……正直、分からない。一般的に見たら、許されない行いだけど、ナルミス様も自分から望んでやった訳ではない事は今までの行動で分かる。
「信じたいですが、信じきれないという感じです」
「そうですか……」
そう答えると、黙り込んでしまった。ダメな答えだったのかな?
「……もうすぐでルーフェミア様の所ですわ。助けたら、すぐに逃げますわよ」
「……はい」
その言葉は、他の人は無視するという事なの?私達を助けたナルミス様は……どうなってしまうの?助けたいと思ってしまう私はおかしいのかな?
「ルーフェミア様」
「セレスティーナ様。カオルさんも!」
「どうしてここに?」と言って、ルーフェミア様が駆け寄ってくる。セレスティーナ様は、ナルミス様から聞いた事を伝えると、ルーフェミア様は少し考え込む。
「それと、ファルメール公爵がおりましたよ」
ファルメール公爵……クラウド様の事だ。何でここにいるのかな?
……誰かが知らせたのかもしれない。今落ち着いて考えてみれば、私とルーフェミア様が同じタイミングでいなくなれば、何かあった事は想像出来る。そこから、ナルミス様が疑わしいとなって、クラウド様に連絡が行ったんなら、つじつまが合う。
「では、お父様の所に向かいましょう」
先に向かった二人の後を私はついていけなかった。
本当に、私達だけで外に出ても良いの?ナルミス様は……ううん、ナルミス様は誘拐犯だから……だから、そこまで気にしなくても……
「……カオルさん?どうしたのですか?」
「早く行かないと捕まってしまいますわよ」
「……はい、今行きます」
自分の気持ちに蓋をして、二人の後についていく。
こんな騒動があるからか、あの時私を見張っていた人達はいない。誰がこんな騒動を起こしたんだろう?
『カオル、聞こえますね』
いきなり声が聞こえてきて、思わず足を止めてしまう。この声は……レティア神。
『はい、聞こえますが……』
『近くにまだ囚われている者がいます。助けてあげてくれませんか?神官ナルミスの関係者です』
ナルミス様の関係者……?そんな人が捕まっているなんて、ナルミス様は一言も言っていなかった。
『一体、誰が……』
『それは、行けば分かります』
そう言われても、勝手に離れても良いのか分からない。振り返って、急に止まった私に対して、不思議に思っている感じ。やっぱり、レティア神の声は私にしか聞こえていないんだ。
「……すみません。少し用事を思い出したので」
二人が止めるのも聞かないで、私は来た道を戻る。レティア神の案内で、捕まっているという人の元に向かう。
『そこに隠し階段があります。その者は、その階段を下りた地下牢にいます』
隠し階段と言われても、どこにあるのか分からない。どの辺りにあるんだろう?
近くを探っていると、追ってきたのか、二人がこっちに近づいてきた。
「カオルさん、急にどうされたんですの?」
「そうですわ。早く行かないと危ないですわよ」
そう言われても、他にも捕まっている人がいると聞いて、放っておく事は出来ない。でも、レティア神が言っていたなんて言う事は出来ない。どうしたら、納得して貰えるかな?
「ナ、ナルミス様に聞いたんです。この近くに、誰かが捕まっているって」
「そうですか……」
「ここに隠し階段があるそうなんですが……」
「それなら、壁にある事が多いですわ。おそらく、この絵の裏ですわね。異常に高さが低いですし」
セレスティーナ様が動かそうとするけど、思いのかあまり動かない。私達も一緒にやるけど、やっぱり動かなかった。
「みんなも手伝って」
「ン!」
精霊は、私達よりも体が小さいから、力は弱いけど、何百人もいるので、結構な力になる。精霊達の力も合わさって、絵が動く。セレスティーナ様の予想通り、絵の裏に道があった。
精霊達に絵を支えて貰って、中に入る。階段は、おそらく木製で、ギシギシ言っている。二人以上乗ったら崩れてしまうかもしれない。
「ずいぶんと古いみたいですわね」
「階段は一人ずつ行った方が良さそうです」
そう言って、再び歩きだそうとすると、またもや大きな揺れが起こって、階段から落ちてしまうと同時に、大きな物音がした。
「イタタタ……」
思ったよりも高さは低かったので、少し体が痛いくらいで済んだ。回復魔法で、傷を治す。ふと上の方を見ると、入り口が塞がっていた。さっきの揺れで塞がってしまったのかもしれない。
傷は治ったけど、まだ痛みは残っている。精霊達は一部しかついてきていない。さっきのではぐれてしまったのかもしれない。
「暗いな……明かりをつけてくれる?」
光の精霊に頼む。すると、光の珠が輝き始める。どうやら、一本道みたいなので、道なりに進んでいく。そのまま進んでいくと、牢屋が見えてきた。そこには、ボロボロな少女がいる。
この子は……?
『彼女は、ナルミスの身内です。以前、彼は契約を破棄する意志がない事をお話ししたと思いますが、理由は彼女です』
この子が理由……?という事は、この子は、ナルミス様にとっての……
『人質……ですか?』
『そうです。あくまで保険という事みたいですが、人質という立場に変わりはありません。彼女がここにいるために、ナルミスは逆らえないのです』
本当にひどい。レティア神に仕えているというから、神官は、良い人達だと思っていたのに。
ひとまず、彼女を今すぐ助けないと。でも、鍵がかかっている。鍵がないと開かないけど、どうすれば……
『私が出ようか?』
『ううん、リーズが出られるのは数分だけなんでしょ?なら、無理するのは良くないし、もしかしたら、もっと大変な事も起こるかもしれないし……』
『……分かった。だが、足音が微かに聞こえるから、早くしないと見つかるかもしれないぞ』
足音が聞こえる?もしかして、他にも入り口があるの?そこから、人が入ってきているの?なら、隠れないと!
近くに良い隠れ場所は……
『隠れるなら、闇の精霊を使えば良いですよ。姿を隠す魔法が使えますから』
『は、はい』
闇の精霊は……いた。すぐ側にフワフワ浮いている。
「ねぇ、私の姿を隠してくれる?」
そう聞くと、こくりとうなずく。
闇の精霊が私に手をかざした時、何か黒いものが私に纏わりつく。黒いもやとはまた違う感じ。闇の魔力かもしれない。
「コレデ……ミエナイ」
「ありがとう」
「デモ……オト、ケセナイ」
「分かった。音は立てないようにするね」
一度深呼吸して、座り込む。数分たつと、確かに足音が聞こえる。それは、こちらに近づいてきている。この地下空間では、音がよく響いている。足音がすぐ側まで近づいた時に、姿が見えた。
「気分はどうかな?」
そう言って、牢屋にいる少女に話しかけているのは、私が知っている人だった。
ダルジス司教様……?
「あなたを助けに来たに決まっておりますわ。次はルーフェミア様の所に行きますわよ」
「は、はい!」
何でここが分かったの?ルーフェミア様がどこにいるのか知ってるの?
聞きたい事はたくさんあるけど、今はルーフェミア様を助ける方が先!
「カオルサマ!」
「ダイジョウブ?」
セレスティーナ様についていっているうちに、精霊達が近くに寄ってきた。
そうか。今は枷をつけてないから近寄れるんだ。
「私なら大丈夫。まずは、ルーフェミア様を助けないと」
「こちらですわ」
まるで、そこにいる事が分かっているように案内している。
何で私達の居場所を知っていたの?そもそも、セレスティーナ様は私達が連れ去られた事も知らなかったはず。一体、この数日の間に何があったんだろう?
「あの……何で私達がここにいると?」
「……ナルミス神官に聞きましたわ。わたくしもたずねたいのですが、カオルさんはナルミス神官の事をどう思っているのですか?」
「ナルミス様ですか?」
本当にナルミス様がセレスティーナ様に私達の事を教えてくれたのだとしたら、少しは信用出来ると思うけど……
でも、他人から見たら、ナルミス様は私だけでなく、公爵令嬢も誘拐した誘拐犯。それも含めて、どう思うかは……正直、分からない。一般的に見たら、許されない行いだけど、ナルミス様も自分から望んでやった訳ではない事は今までの行動で分かる。
「信じたいですが、信じきれないという感じです」
「そうですか……」
そう答えると、黙り込んでしまった。ダメな答えだったのかな?
「……もうすぐでルーフェミア様の所ですわ。助けたら、すぐに逃げますわよ」
「……はい」
その言葉は、他の人は無視するという事なの?私達を助けたナルミス様は……どうなってしまうの?助けたいと思ってしまう私はおかしいのかな?
「ルーフェミア様」
「セレスティーナ様。カオルさんも!」
「どうしてここに?」と言って、ルーフェミア様が駆け寄ってくる。セレスティーナ様は、ナルミス様から聞いた事を伝えると、ルーフェミア様は少し考え込む。
「それと、ファルメール公爵がおりましたよ」
ファルメール公爵……クラウド様の事だ。何でここにいるのかな?
……誰かが知らせたのかもしれない。今落ち着いて考えてみれば、私とルーフェミア様が同じタイミングでいなくなれば、何かあった事は想像出来る。そこから、ナルミス様が疑わしいとなって、クラウド様に連絡が行ったんなら、つじつまが合う。
「では、お父様の所に向かいましょう」
先に向かった二人の後を私はついていけなかった。
本当に、私達だけで外に出ても良いの?ナルミス様は……ううん、ナルミス様は誘拐犯だから……だから、そこまで気にしなくても……
「……カオルさん?どうしたのですか?」
「早く行かないと捕まってしまいますわよ」
「……はい、今行きます」
自分の気持ちに蓋をして、二人の後についていく。
こんな騒動があるからか、あの時私を見張っていた人達はいない。誰がこんな騒動を起こしたんだろう?
『カオル、聞こえますね』
いきなり声が聞こえてきて、思わず足を止めてしまう。この声は……レティア神。
『はい、聞こえますが……』
『近くにまだ囚われている者がいます。助けてあげてくれませんか?神官ナルミスの関係者です』
ナルミス様の関係者……?そんな人が捕まっているなんて、ナルミス様は一言も言っていなかった。
『一体、誰が……』
『それは、行けば分かります』
そう言われても、勝手に離れても良いのか分からない。振り返って、急に止まった私に対して、不思議に思っている感じ。やっぱり、レティア神の声は私にしか聞こえていないんだ。
「……すみません。少し用事を思い出したので」
二人が止めるのも聞かないで、私は来た道を戻る。レティア神の案内で、捕まっているという人の元に向かう。
『そこに隠し階段があります。その者は、その階段を下りた地下牢にいます』
隠し階段と言われても、どこにあるのか分からない。どの辺りにあるんだろう?
近くを探っていると、追ってきたのか、二人がこっちに近づいてきた。
「カオルさん、急にどうされたんですの?」
「そうですわ。早く行かないと危ないですわよ」
そう言われても、他にも捕まっている人がいると聞いて、放っておく事は出来ない。でも、レティア神が言っていたなんて言う事は出来ない。どうしたら、納得して貰えるかな?
「ナ、ナルミス様に聞いたんです。この近くに、誰かが捕まっているって」
「そうですか……」
「ここに隠し階段があるそうなんですが……」
「それなら、壁にある事が多いですわ。おそらく、この絵の裏ですわね。異常に高さが低いですし」
セレスティーナ様が動かそうとするけど、思いのかあまり動かない。私達も一緒にやるけど、やっぱり動かなかった。
「みんなも手伝って」
「ン!」
精霊は、私達よりも体が小さいから、力は弱いけど、何百人もいるので、結構な力になる。精霊達の力も合わさって、絵が動く。セレスティーナ様の予想通り、絵の裏に道があった。
精霊達に絵を支えて貰って、中に入る。階段は、おそらく木製で、ギシギシ言っている。二人以上乗ったら崩れてしまうかもしれない。
「ずいぶんと古いみたいですわね」
「階段は一人ずつ行った方が良さそうです」
そう言って、再び歩きだそうとすると、またもや大きな揺れが起こって、階段から落ちてしまうと同時に、大きな物音がした。
「イタタタ……」
思ったよりも高さは低かったので、少し体が痛いくらいで済んだ。回復魔法で、傷を治す。ふと上の方を見ると、入り口が塞がっていた。さっきの揺れで塞がってしまったのかもしれない。
傷は治ったけど、まだ痛みは残っている。精霊達は一部しかついてきていない。さっきのではぐれてしまったのかもしれない。
「暗いな……明かりをつけてくれる?」
光の精霊に頼む。すると、光の珠が輝き始める。どうやら、一本道みたいなので、道なりに進んでいく。そのまま進んでいくと、牢屋が見えてきた。そこには、ボロボロな少女がいる。
この子は……?
『彼女は、ナルミスの身内です。以前、彼は契約を破棄する意志がない事をお話ししたと思いますが、理由は彼女です』
この子が理由……?という事は、この子は、ナルミス様にとっての……
『人質……ですか?』
『そうです。あくまで保険という事みたいですが、人質という立場に変わりはありません。彼女がここにいるために、ナルミスは逆らえないのです』
本当にひどい。レティア神に仕えているというから、神官は、良い人達だと思っていたのに。
ひとまず、彼女を今すぐ助けないと。でも、鍵がかかっている。鍵がないと開かないけど、どうすれば……
『私が出ようか?』
『ううん、リーズが出られるのは数分だけなんでしょ?なら、無理するのは良くないし、もしかしたら、もっと大変な事も起こるかもしれないし……』
『……分かった。だが、足音が微かに聞こえるから、早くしないと見つかるかもしれないぞ』
足音が聞こえる?もしかして、他にも入り口があるの?そこから、人が入ってきているの?なら、隠れないと!
近くに良い隠れ場所は……
『隠れるなら、闇の精霊を使えば良いですよ。姿を隠す魔法が使えますから』
『は、はい』
闇の精霊は……いた。すぐ側にフワフワ浮いている。
「ねぇ、私の姿を隠してくれる?」
そう聞くと、こくりとうなずく。
闇の精霊が私に手をかざした時、何か黒いものが私に纏わりつく。黒いもやとはまた違う感じ。闇の魔力かもしれない。
「コレデ……ミエナイ」
「ありがとう」
「デモ……オト、ケセナイ」
「分かった。音は立てないようにするね」
一度深呼吸して、座り込む。数分たつと、確かに足音が聞こえる。それは、こちらに近づいてきている。この地下空間では、音がよく響いている。足音がすぐ側まで近づいた時に、姿が見えた。
「気分はどうかな?」
そう言って、牢屋にいる少女に話しかけているのは、私が知っている人だった。
ダルジス司教様……?
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