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第三章 学園の少女達
第75話 商業ギルド
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「あの……ショウギョウギルドって何ですか?」
「商業ギルドは文字通り商業関連のギルドだ。登録すれば、店を出す事が可能になる。逆に、未登録者が物の売買をするのは禁止されている」
なら、ここにいるお店を持っている人達は、登録というのをしている人達なんだ。そういえば、私もギルドに登録していた。
「商業ギルド本部長の娘は、エルルと言う名だ」
「エルル様……ですか?」
「あんな奴に様をつける価値はない」
その言い方だと、まるで知り合いのような感じがする。
しばらく歩いていると、急にリーズの声がした。
『つけられてるぞ』
『えっ?誰に……』
『それは分からないが、後方50メートルくらいか。魔力質からして、男で人間だな』
魔力質。それは、個人によって異なる魔力の質。双子でも違いが出るって父様が言っていた。
だから、私とリーズの魔力質も少し異なるらしい。まったく同じ質なら、暴走しなかっただろうと言っていたな。
その魔力質を、リーズは感知出来るみたい。もしかして、さっきのアゼルと呼ばれた人の事も、これで知ったのかも。
「あの……誰かついてきているみたいですけど」
小声でルドニーク様に伝える。
「そんなものは気づいている。どうせエルルの手先だ。放っておけ」
振り返るような事もせずに、淡々とそう言った。
ルドニーク様はすでに気づいていたらしい。気づいていなかった私がおかしいのかな。
そのまま、私は後ろが気になりながらも、気づいていないふりをして、商業ギルドに向かった。
ーーーーーーーーーーーーーー
「ここが商業ギルド……!」
「入るぞ」
ルドニーク様はドアを開けて入っていった。私も慌てて中に入る。
品揃えがたくさん……!街に行った事はあったけど、ここまで品物があっただろうか。あったのかもしれないけど、私は覚えていない。
「おい、早く来い!」
私が辺りを見ていると、ルドニーク様が声をかけてくる。いつの間にか、ルドニーク様はどこかのドアの前まで行っていた。側には、男の人が立っている。
「今行きます!」
走ってルドニーク様の元まで向かう。
私がドアの前まで来ると、そのおじさんがドアを開けたので、私達はその中に入って、歩き始めた。
「ヴァレリーフ様。娘がご迷惑をおかけしたようで……」
「あいつが迷惑を起こすのはいつもの事だ。気にしていてはきりがない」
「それで……そちらのお嬢さんは……」
男の人が、私の方に視線を向けて、誰なのかルドニーク様にたずねている。
「カオル・テレスティリアと申します」
「あぁ、あの噂の……何やら、神殿と一悶着あったとおお聞きしましたが……」
「もう終わった事ですので」
「おや、ずいぶんと割りきっておられる。それで──」
「俺の連れにちょっかいを出すな、コジット」
男の人──名前はコジット様みたい──が何か言おうとすると、ルドニーク様が遮った。
「申し訳ありません。つい気になってしまって……」
「次やったらお前との関係もここまでだ」
「かしこまりました」
ルドニーク様は、この人よりも断然偉いみたい。まぁ、公爵家だから当然かもしれないけど。
「カオル嬢。続きは後ほど」
小さい声でささやくようにそう言った。
コジット様、すごい度胸だな……
私は、感心と呆れを交えながらにそう感じた。
「商業ギルドは文字通り商業関連のギルドだ。登録すれば、店を出す事が可能になる。逆に、未登録者が物の売買をするのは禁止されている」
なら、ここにいるお店を持っている人達は、登録というのをしている人達なんだ。そういえば、私もギルドに登録していた。
「商業ギルド本部長の娘は、エルルと言う名だ」
「エルル様……ですか?」
「あんな奴に様をつける価値はない」
その言い方だと、まるで知り合いのような感じがする。
しばらく歩いていると、急にリーズの声がした。
『つけられてるぞ』
『えっ?誰に……』
『それは分からないが、後方50メートルくらいか。魔力質からして、男で人間だな』
魔力質。それは、個人によって異なる魔力の質。双子でも違いが出るって父様が言っていた。
だから、私とリーズの魔力質も少し異なるらしい。まったく同じ質なら、暴走しなかっただろうと言っていたな。
その魔力質を、リーズは感知出来るみたい。もしかして、さっきのアゼルと呼ばれた人の事も、これで知ったのかも。
「あの……誰かついてきているみたいですけど」
小声でルドニーク様に伝える。
「そんなものは気づいている。どうせエルルの手先だ。放っておけ」
振り返るような事もせずに、淡々とそう言った。
ルドニーク様はすでに気づいていたらしい。気づいていなかった私がおかしいのかな。
そのまま、私は後ろが気になりながらも、気づいていないふりをして、商業ギルドに向かった。
ーーーーーーーーーーーーーー
「ここが商業ギルド……!」
「入るぞ」
ルドニーク様はドアを開けて入っていった。私も慌てて中に入る。
品揃えがたくさん……!街に行った事はあったけど、ここまで品物があっただろうか。あったのかもしれないけど、私は覚えていない。
「おい、早く来い!」
私が辺りを見ていると、ルドニーク様が声をかけてくる。いつの間にか、ルドニーク様はどこかのドアの前まで行っていた。側には、男の人が立っている。
「今行きます!」
走ってルドニーク様の元まで向かう。
私がドアの前まで来ると、そのおじさんがドアを開けたので、私達はその中に入って、歩き始めた。
「ヴァレリーフ様。娘がご迷惑をおかけしたようで……」
「あいつが迷惑を起こすのはいつもの事だ。気にしていてはきりがない」
「それで……そちらのお嬢さんは……」
男の人が、私の方に視線を向けて、誰なのかルドニーク様にたずねている。
「カオル・テレスティリアと申します」
「あぁ、あの噂の……何やら、神殿と一悶着あったとおお聞きしましたが……」
「もう終わった事ですので」
「おや、ずいぶんと割りきっておられる。それで──」
「俺の連れにちょっかいを出すな、コジット」
男の人──名前はコジット様みたい──が何か言おうとすると、ルドニーク様が遮った。
「申し訳ありません。つい気になってしまって……」
「次やったらお前との関係もここまでだ」
「かしこまりました」
ルドニーク様は、この人よりも断然偉いみたい。まぁ、公爵家だから当然かもしれないけど。
「カオル嬢。続きは後ほど」
小さい声でささやくようにそう言った。
コジット様、すごい度胸だな……
私は、感心と呆れを交えながらにそう感じた。
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