82 / 107
第三章 学園の少女達
第80話 黒髪の少女
しおりを挟む
「お前、高いところは平気か?」
「……別に平気だが……」
急に容姿が変わったのにもついていけてないのに、いきなりそう聞かれた。思わず平気だと答えると、彼女は俺を雑に抱える。
「地べたを走ると遅いんでな。飛んでいく」
「飛んでいくって……」
どうやってと俺がたずねる前に、彼女は翼を広げて飛び上がる。
その翼は、龍の翼に似ていた。あくまでも憶測の域からは出ていなかったが、彼女は聖女と邪龍の娘なのは本当かもしれない。無意識にそう思っていた。
「私の姿を隠しとけ」
闇の精霊に一瞬視線を向けて、彼女が飛行する。闇の精霊が姿を隠しているので、二人が空を飛んでいることは誰も気づいていないだろう。
「通り抜けるのもめんどくさいな。壊すか」
軽く息を吐いたと思ったら、そんな声が聞こえた。
結界を壊すなんて、簡単には出来ない。何を言ってるんだという視線を向けたが、彼女は、そんな事は気にせず、左手に魔力を集める。
邪属性の魔力だ。それも、かなりの強さ。だからか、彼女は少量集めたら集めるのはやめてしまった。
彼女は、その手のひらから、魔力の塊をぶつける。すると、彼女はそのまま通る。結界に拒まれるかと思ったが、結界なんて存在しないように学園の敷地内に入った。
彼女が着陸した瞬間に、俺は雑に地面に落とされる。
「痛っ……!」
「痛がってる場合か。さっさと立て」
誰のせいだと思ってんだと思いながらも、俺は立ち上がる。
周りを見ると、こちらを見ている男達がいた。確かに、痛がってる場合ではなかった。
「五人はいるな。片づけるから、ここの生徒の救出でもしてな」
「その前に、どうやって結界を通ったんだ」
「消滅魔法で消しただけだが?」
消滅魔法!?
消滅魔法は、伝説の存在だ。語り継がれているだけで、実際に使えるという者は存在しないと言われている。
それが使えたという事は、おそらく邪属性の魔法なんだろう。邪属性は使用者が少ないから、伝説扱いされているのかもしれない。
「そんな事よりも、さっさと行け。お前を守りながらはめんどくさいんでな。精霊達に守ってもらえ」
「おいおい。はいそうですかって行かせると思ってんのかぁ!?」
男達は魔法を放ってくる。その斜線上には俺がいる。
「チッ」
舌打ちしながら、俺が避けようとする前に、彼女が俺の前に立った。
その魔法は彼女に当たった。土煙が起こったが、それが晴れたら、そこには何ともなかったように立っている彼女がいた。
「私の魔法抵抗は折り紙つきだ。そんじょそこらの人間とは比べ物にならねぇ。早く行け。お前が傷つくとカオルが悲しむからな」
カオルが悲しむ?彼女はやはりカオルではないのか。だとしたら、一体誰なんだ?顔は彼女とそっくりなのに、話し方も、性格も、何もかもが違う。
「あぁ、分かった」
俺はそれしか言えなかった。そして、後ろを振り返ると、少し微笑んでいる彼女が見えた。
ーーーーーーーーーーーーーー
校舎の中にも何人かいたが、精霊がすべて片づけていた。本当に、精霊に守られている構図が出来ている。それも、結構遠慮なくやっている。
『ルドニーク、コイ』
精霊の案内で捕まっている場所まで目指す。ここからいちばん近いのは、二年生の所だそうだ。一年生は、教師と共に捕まっているらしい。
俺は捕まっている子がいる教室まで来ると、見張りを伸ばして、教室に入る。そこには、何人かが両手が縛られた状態で結ばれていた。ほどこうとするが、一人の少女が止めてくる。
「ルドニーク・ヴァレリーフ様ですね?なぜ捕まっていないのかは知りませんが、今はほどくのはやめてください」
その子は、あまり見覚えがなかった。そして、二年生とは思えないほど大人びた表情をしている。
「それはなぜだ?」
「まだ全員が捕らえられた訳ではありませんから。私達の足は決して速くない。今の状態で捕まりでもすれば、さらに厳重に拘束される事になります。それは困りますから」
それを聞いて、一理あると思った。子供の足は、大人と比べて圧倒的に遅い。それ以前に、魔法の扱いもうまいと言える者は少ない。そんなので、居場所が分かっているならともかく、居場所も知らない魔法を使う大人からは逃げきれないだろう。
「分かった。ほどきはしない。それで、全員いるのか?」
「私の記憶が正しければ、風邪で休んでいる一人を除けば全員いますね」
その少女は、周りに視線を配る。すると、目が合った子達は、次々にうなずきだした。
「それなら、他の学年の安全確認もしてくるか」
「その前に、一つお聞きしても?」
「なんだ?」
別に聞かれるようなおかしな事はしていないと思う。
彼女は、足を巧みに使って、自分の方に近づく。俺もしゃがむと、耳元で囁いてきた。
「あなたがここにすんなりと来られたという事は、誰か引きつけている者がいますね?誰ですか?」
「なんでそれを……」
「簡単な事です。いくらなんでも、ここまで一度も見つからずにというのは無理がありますし、先ほど、結界が破壊されたと言って慌てていました。それで、何人かは外に出たはずです。まだその男は何の報告も受けていなかったようなので、報告出来ない状態にあると判断しました」
正直驚いた。わずかな情報でそこまで分かるものなのかと。
「それで、誰なのでしょうか?」
「俺にも分からない」
「……は?」
今度は、少女が訳が分からないという顔をし始めた。
「テレスティリアを黒髪に黒目な状態にした感じだ」
「あぁ……リーズヴァルト様ですね。二度ほど見た事があります」
「リーズ……ヴァルト……?」
それが彼女の名前なのか。
「それなら安心ですね。すぐに蹴散らして来てくれそうです」
そんな馬鹿なと言いたかったが、今までの言動だと、あり得なくないと思っている自分がいる。
聞きたい事はそれだけかと思って立ち去ろうとするが、そとから人の気配がする。
『ルドニーク、カベ、モタレテ、スワッテロ』
精霊からそう指示されたので、言われたように壁にもたれて座った。
『……イマカラ……スガタ、ケス。オト、ケセナイカラ……コエ、ダサナイデ』
俺はうなずいた、体の周りに何かがまとわりついた。これで俺の姿は見えない。後は、声を出さないようにしていればいいだろう。
じっとしていると、女がやってきた。一瞬こちらを見てきたが、目はあっていないように感じた。気配も消しているので、滅多には気づかれないはずだが……少し、不安になった。
「さて、決心はついた?」
「何度言われても変わりません。あなた達の元にはつきませんから」
「そう……残念ね」
彼女は小さくボソッと呟く。何を言っていたのか、俺は少し遠くて聞き取れなかった。
次の瞬間、女は狂ったように笑い出す。
「あ~あ、残念残念!本当に残念!全属性のあなたが欲しかったのになぁ。無傷で手に入れられたら一番だったのに」
そこまで笑いながらそう言って、次の瞬間、彼女の腕を鷲掴みにする。
「傷がついちゃうけどしょうがないわよね」
無理やり引きずろうとしているので、隠れているのも忘れて飛び出そうとする。
「“動くな”」
そう言われた瞬間、なぜか体が動かない。彼女も抵抗していたが、すぐに動かなくなった。いや、動いてはいるが、確実に鈍くなっている。
「びっくりした?私の命令には誰も逆らえないのよ。特に……」
そこまで言うと、確実に俺の方を見た。やはり、気づかれていたようだ。
「魔力の強い子はね」
その通りだった。少しは抵抗を見せている彼女と違って、俺はまったく動かない。かろうじて、時間をかけて指一本を動かせるくらいだった。
俺は魔憑きだからそんじょそこらの人間よりも魔力が強い。それが、こんな風に枷になるとは思わなかった。
「あなたも連れ帰りたいけど、指令が下っているのはこの子だけだから、失礼するわ」
くそっ!動け!動け動け!
強く願っても、指が限界だ。
「おいおばさん、私は連れ帰らねぇのか?」
ふとそんな声が聞こえる。女も慌てて後ろを向いた。その瞬間、女の体が吹っ飛んだ。
「私は全員に欲しがられると思ったんだがなぁ」
ため息をつきながらそこに立っていたのは、外で戦っているはずの少女。
「リーズ……ヴァルト……さん」
「……別に平気だが……」
急に容姿が変わったのにもついていけてないのに、いきなりそう聞かれた。思わず平気だと答えると、彼女は俺を雑に抱える。
「地べたを走ると遅いんでな。飛んでいく」
「飛んでいくって……」
どうやってと俺がたずねる前に、彼女は翼を広げて飛び上がる。
その翼は、龍の翼に似ていた。あくまでも憶測の域からは出ていなかったが、彼女は聖女と邪龍の娘なのは本当かもしれない。無意識にそう思っていた。
「私の姿を隠しとけ」
闇の精霊に一瞬視線を向けて、彼女が飛行する。闇の精霊が姿を隠しているので、二人が空を飛んでいることは誰も気づいていないだろう。
「通り抜けるのもめんどくさいな。壊すか」
軽く息を吐いたと思ったら、そんな声が聞こえた。
結界を壊すなんて、簡単には出来ない。何を言ってるんだという視線を向けたが、彼女は、そんな事は気にせず、左手に魔力を集める。
邪属性の魔力だ。それも、かなりの強さ。だからか、彼女は少量集めたら集めるのはやめてしまった。
彼女は、その手のひらから、魔力の塊をぶつける。すると、彼女はそのまま通る。結界に拒まれるかと思ったが、結界なんて存在しないように学園の敷地内に入った。
彼女が着陸した瞬間に、俺は雑に地面に落とされる。
「痛っ……!」
「痛がってる場合か。さっさと立て」
誰のせいだと思ってんだと思いながらも、俺は立ち上がる。
周りを見ると、こちらを見ている男達がいた。確かに、痛がってる場合ではなかった。
「五人はいるな。片づけるから、ここの生徒の救出でもしてな」
「その前に、どうやって結界を通ったんだ」
「消滅魔法で消しただけだが?」
消滅魔法!?
消滅魔法は、伝説の存在だ。語り継がれているだけで、実際に使えるという者は存在しないと言われている。
それが使えたという事は、おそらく邪属性の魔法なんだろう。邪属性は使用者が少ないから、伝説扱いされているのかもしれない。
「そんな事よりも、さっさと行け。お前を守りながらはめんどくさいんでな。精霊達に守ってもらえ」
「おいおい。はいそうですかって行かせると思ってんのかぁ!?」
男達は魔法を放ってくる。その斜線上には俺がいる。
「チッ」
舌打ちしながら、俺が避けようとする前に、彼女が俺の前に立った。
その魔法は彼女に当たった。土煙が起こったが、それが晴れたら、そこには何ともなかったように立っている彼女がいた。
「私の魔法抵抗は折り紙つきだ。そんじょそこらの人間とは比べ物にならねぇ。早く行け。お前が傷つくとカオルが悲しむからな」
カオルが悲しむ?彼女はやはりカオルではないのか。だとしたら、一体誰なんだ?顔は彼女とそっくりなのに、話し方も、性格も、何もかもが違う。
「あぁ、分かった」
俺はそれしか言えなかった。そして、後ろを振り返ると、少し微笑んでいる彼女が見えた。
ーーーーーーーーーーーーーー
校舎の中にも何人かいたが、精霊がすべて片づけていた。本当に、精霊に守られている構図が出来ている。それも、結構遠慮なくやっている。
『ルドニーク、コイ』
精霊の案内で捕まっている場所まで目指す。ここからいちばん近いのは、二年生の所だそうだ。一年生は、教師と共に捕まっているらしい。
俺は捕まっている子がいる教室まで来ると、見張りを伸ばして、教室に入る。そこには、何人かが両手が縛られた状態で結ばれていた。ほどこうとするが、一人の少女が止めてくる。
「ルドニーク・ヴァレリーフ様ですね?なぜ捕まっていないのかは知りませんが、今はほどくのはやめてください」
その子は、あまり見覚えがなかった。そして、二年生とは思えないほど大人びた表情をしている。
「それはなぜだ?」
「まだ全員が捕らえられた訳ではありませんから。私達の足は決して速くない。今の状態で捕まりでもすれば、さらに厳重に拘束される事になります。それは困りますから」
それを聞いて、一理あると思った。子供の足は、大人と比べて圧倒的に遅い。それ以前に、魔法の扱いもうまいと言える者は少ない。そんなので、居場所が分かっているならともかく、居場所も知らない魔法を使う大人からは逃げきれないだろう。
「分かった。ほどきはしない。それで、全員いるのか?」
「私の記憶が正しければ、風邪で休んでいる一人を除けば全員いますね」
その少女は、周りに視線を配る。すると、目が合った子達は、次々にうなずきだした。
「それなら、他の学年の安全確認もしてくるか」
「その前に、一つお聞きしても?」
「なんだ?」
別に聞かれるようなおかしな事はしていないと思う。
彼女は、足を巧みに使って、自分の方に近づく。俺もしゃがむと、耳元で囁いてきた。
「あなたがここにすんなりと来られたという事は、誰か引きつけている者がいますね?誰ですか?」
「なんでそれを……」
「簡単な事です。いくらなんでも、ここまで一度も見つからずにというのは無理がありますし、先ほど、結界が破壊されたと言って慌てていました。それで、何人かは外に出たはずです。まだその男は何の報告も受けていなかったようなので、報告出来ない状態にあると判断しました」
正直驚いた。わずかな情報でそこまで分かるものなのかと。
「それで、誰なのでしょうか?」
「俺にも分からない」
「……は?」
今度は、少女が訳が分からないという顔をし始めた。
「テレスティリアを黒髪に黒目な状態にした感じだ」
「あぁ……リーズヴァルト様ですね。二度ほど見た事があります」
「リーズ……ヴァルト……?」
それが彼女の名前なのか。
「それなら安心ですね。すぐに蹴散らして来てくれそうです」
そんな馬鹿なと言いたかったが、今までの言動だと、あり得なくないと思っている自分がいる。
聞きたい事はそれだけかと思って立ち去ろうとするが、そとから人の気配がする。
『ルドニーク、カベ、モタレテ、スワッテロ』
精霊からそう指示されたので、言われたように壁にもたれて座った。
『……イマカラ……スガタ、ケス。オト、ケセナイカラ……コエ、ダサナイデ』
俺はうなずいた、体の周りに何かがまとわりついた。これで俺の姿は見えない。後は、声を出さないようにしていればいいだろう。
じっとしていると、女がやってきた。一瞬こちらを見てきたが、目はあっていないように感じた。気配も消しているので、滅多には気づかれないはずだが……少し、不安になった。
「さて、決心はついた?」
「何度言われても変わりません。あなた達の元にはつきませんから」
「そう……残念ね」
彼女は小さくボソッと呟く。何を言っていたのか、俺は少し遠くて聞き取れなかった。
次の瞬間、女は狂ったように笑い出す。
「あ~あ、残念残念!本当に残念!全属性のあなたが欲しかったのになぁ。無傷で手に入れられたら一番だったのに」
そこまで笑いながらそう言って、次の瞬間、彼女の腕を鷲掴みにする。
「傷がついちゃうけどしょうがないわよね」
無理やり引きずろうとしているので、隠れているのも忘れて飛び出そうとする。
「“動くな”」
そう言われた瞬間、なぜか体が動かない。彼女も抵抗していたが、すぐに動かなくなった。いや、動いてはいるが、確実に鈍くなっている。
「びっくりした?私の命令には誰も逆らえないのよ。特に……」
そこまで言うと、確実に俺の方を見た。やはり、気づかれていたようだ。
「魔力の強い子はね」
その通りだった。少しは抵抗を見せている彼女と違って、俺はまったく動かない。かろうじて、時間をかけて指一本を動かせるくらいだった。
俺は魔憑きだからそんじょそこらの人間よりも魔力が強い。それが、こんな風に枷になるとは思わなかった。
「あなたも連れ帰りたいけど、指令が下っているのはこの子だけだから、失礼するわ」
くそっ!動け!動け動け!
強く願っても、指が限界だ。
「おいおばさん、私は連れ帰らねぇのか?」
ふとそんな声が聞こえる。女も慌てて後ろを向いた。その瞬間、女の体が吹っ飛んだ。
「私は全員に欲しがられると思ったんだがなぁ」
ため息をつきながらそこに立っていたのは、外で戦っているはずの少女。
「リーズ……ヴァルト……さん」
0
あなたにおすすめの小説
1人生活なので自由な生き方を謳歌する
さっちさん
ファンタジー
大商会の娘。
出来損ないと家族から追い出された。
唯一の救いは祖父母が家族に内緒で譲ってくれた小さな町のお店だけ。
これからはひとりで生きていかなくては。
そんな少女も実は、、、
1人の方が気楽に出来るしラッキー
これ幸いと実家と絶縁。1人生活を満喫する。
才がないと伯爵家を追放された僕は、神様からのお詫びチートで、異世界のんびりスローライフ!!
にのまえ
ファンタジー
剣や魔法に才能がないカストール伯爵家の次男、ノエール・カストールは家族から追放され、辺境の別荘へ送られることになる。しかしノエールは追放を喜ぶ、それは彼に異世界の神様から、お詫びにとして貰ったチートスキルがあるから。
そう、ノエールは転生者だったのだ。
そのスキルを駆使して、彼の異世界のんびりスローライフが始まる。
追放された荷物持ちですが、実は滅んだ竜族の末裔でした~のんびり暮らしたいのに、なぜかそうならない~
ソラリアル
ファンタジー
目が覚めたら、俺は孤児だった。 家族も、家も、居場所もない。
そんな俺を拾ってくれたのは、優しいSランク冒険者のパーティだった。
「荷物持ちでもいい、仲間になれ」
その言葉を信じて、俺は必死についていった。
だけど、自分には何もできないと思っていた。
それでも少しでも役に立ちたくて、夜な夜な一人で力を磨いた。
だけどある日、彼らは言った。
『ここからは危険だ。荷物持ちは、もう必要ない』
それは、俺の身を案じた「優しさ」からの判断だった。
俺も分かっていた。
だから、黙ってそれを受け入れ、静かにパーティを離れた。
「もう誰にも必要とされなくてもいい。一人で、穏やかに生きていこう」
そう思っていた。そのはずだった。
――だけど。
ダンジョンの地下で出会った古代竜の魂と、
“様々な縁”が重なり、騒がしくなった。
「最強を目指すべくして生まれた存在」
「君と一緒に行かせてくれ。」
「……オリオンを辞めさせた、本当の理由を知っている」
穏やかなスローライフ生活を望んだはずなのに、
世界はまた、勝手に動き出してしまったらしい――
◇小説家になろう・カクヨムでも同時連載中です◇
この子、貴方の子供です。私とは寝てない? いいえ、貴方と妹の子です。
サイコちゃん
恋愛
貧乏暮らしをしていたエルティアナは赤ん坊を連れて、オーガスト伯爵の屋敷を訪ねた。その赤ん坊をオーガストの子供だと言い張るが、彼は身に覚えがない。するとエルティアナはこの赤ん坊は妹メルティアナとオーガストの子供だと告げる。当時、妹は第一王子の婚約者であり、現在はこの国の王妃である。ようやく事態を理解したオーガストは動揺し、彼女を追い返そうとするが――
#密売じゃありません!ミツバイギフトで最高に美味しい果物作ったら、領主令息が夫になった件について
国府知里
ファンタジー
「がんばっても報われなかったあなたに」“スローライフ成り上がりファンタジー”
人生に疲れ果てた北村めぐみは、目覚めると異世界の農村で少女グレイスとして転生していた。この世界では6歳で神から“ギフト”を授かるという。グレイスが得た謎の力「ミツバイ」は、果物を蜜のように甘くするという奇跡の力だった!村を、領地を、やがて王国までも変えていく果樹栽培の物語がいま始まる――。美味しさが未来を育てる、異世界農業×スローライフ・ファンタジー!
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?
来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。
そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった!
亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。
「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」
「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」
おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。
現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。
お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、
美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
学生時代、私をいじめていた女と一緒に異世界召喚されたけど、無能扱いされた私が実は本物の聖女で、いじめていた女は災厄を呼ぶ魔女でした。
さら
恋愛
いじめていた女と一緒に異世界召喚された私。
聖女として選ばれたのは彼女で、私は無能扱いされ追放された。
だが、辺境の村で暮らす中で気づく。
私の力は奇跡を起こすものではなく、
壊れた世界を“元に戻す”本物の聖女の力だった。
一方、聖女として祭り上げられた彼女は、
人々の期待に応え続けるうち、
世界を歪め、災厄を呼ぶ魔女へと変わっていく――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる