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第三章 学園の少女達
第90話 真の厄災 2
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……寝てしまっていたのかな。意識がはっきりすると、そこはどこかのベッドの上だった。
辺りをキョロキョロすると、側ですーすーと寝息をたてて眠っているリーズがいる。今がいつかは分からないけど、時間がたっても一緒にならないなら、本当に別れてしまったということなんだろう。
「……カオル?」
私が起きたのを感じ取ったのか、リーズが目を擦りながら起き上がる。
「おはよう……?」
「おはよう。もう3日も眠ってたぞ」
「3日!?」
確かに、あの時に倒れたような感じはしたけど、あれから3日も寝ていたのか……。
「えっと……母様は?」
「それも含めて、話さないといけないことがあってな。動けるか?」
「えっ、あっ、うん」
少し戸惑いながらも、リーズの案内についていく。部屋を出て気がついたけど、ここは学園の寮ではなかった。
キョロキョロと見渡した限りでは、ここはファルメール公爵家のお屋敷だ。学園に入って、そこまでの時間はかかっていないのに、なんだか懐かしく感じる……って、リーズが堂々と歩いているけど大丈夫なの!?リーズの存在は秘密なはずなのに……!
そう思いながらも、リーズの方にはついていくと、リーズは少し大きめな扉の中に入っていく。
「起きたから連れてきたぞ~!」
そんな大きな声を出す。中にいる人に声をかけたのかと思って、私がリーズの影から顔を出すと、そこにはクラウド様を筆頭に、公爵家の人達がいた。
他には、セレスティーナ様、ルドニーク様、ティレツィアことティル、ナルミス様もいる。そしてなぜか……
「やっと起きたんですか~!」
「ずいぶんと遅かったな」
父様と母様もいる。父様は人の姿になっているけど。知らない人が見れば、カッコいい男性にしか見えない。
「あの……どこまで知ってるんですか?」
私がおそるおそるそうたずねると、ルドニーク様が答えてくれる。
「リーズヴァルトからほとんどは聞いたぞ。聖女と邪龍の娘というのも、お前がフードを被っている理由もな」
「そうですか……」
全部知られていたから、リーズが堂々と出歩いていたわけね。
それで、気になっていることはもう一つある。私は、その存在に視線を向けた。
「それで、なんで父様と母様がいるんですか?」
「いたら悪いか?」
「いや、別にいなくてもいいだろ」
リーズがそう冷たく言うと、母様が少し涙を浮かべる。
「ひ、ひどいです……!」
母様の涙を見て、リーズがヤバいという表情をして、父様がリーズをじっと見つめている。
「……よし。リーズヴァルト。久しぶりに親子水入らずの会話をするとしようか」
そう言ってニコニコ笑いだした。父様のあの顔はヤバいやつだ。
リーズは、汗を浮かべながら言う。
「いやいや、私はここで話す事が……」
リーズがそこまで言うと、体がふわっと浮かぶ。私がそちらを見ると、いつの間にそこに移動したのか、父様がリーズのフードの襟を掴んでいた。
「確か、学園の近くに森があったな。行くか」
「勝手に決めるな!私は了承してねぇぞ!」
「お前に決定権などない。行くぞ」
「離せ!離せぇええええ!!!」
リーズはそう叫びながら、父様に引きずられていった。私は、母様の方に向かって、とりあえず頭を撫でて慰めた。
「母様。あまり泣かないでください。父様がああなりますので」
「うう……そうですね」
お母様は涙を拭いながら、なんとか顔を表にあげた。
「リーズちゃん……大丈夫でしょうか?」
「リーズよりも、学園が地図から消えないかを心配する必要があるのでは……」
私がそう言うと、周りが驚愕の表情を向ける。ティルとルドニーク様はピクリとも表情が変わっていないけど。
「そんなに危ないものなんですの?」
「あれ?言ってませんでしたか?ガーノルドは邪龍ですよ?その気になれば国の一つくらい滅ぼせます」
なぜか誇らしげに母様が説明すると、ルーフェミア様とセレスティーナ様が震え出す。
国が滅ぶとなれば、自分達の事なんて相手にもならないから、ああなるのは当然だろう。
「さて、二人はいなくなりましたけど、皆さんは他に聞きたいことはないのですか?」
パンと手を叩いて母様が仕切り直す。
「それなら、真の厄災とはなんなのでしょうか?」
母様に、クラウド様がそう聞いた。母様は聖女でもあって王女でもあるからか、クラウド様も敬語を使っている。
「真の厄災は、邪神の上の存在と思っていただけていいと思いますわ。詳しく説明しても理解できるものではありませんし。ですが、従っているのは東と北のみで、西と南はあまり従っていませんね」
西って、アルダ様の事だよね?確かに、あの時に学園長の姿をして現れた存在には、従っていないように感じた。もしかして、邪神の存在意義も分かってないってナティーシャ様が言っていたのは、真の厄災に従っていないからというのもあるかもしれない。
それにしても、別に詳しく話しても構わないのではないだろうか。それをしないという事は……。
「……母様。今さらですけど、レティア神から話す許可はもらってるんですか?」
「いいえ?」
私の質問に、母様はニコニコしながら答える。
母様は笑っているけど、私は苦笑いしか出来ない。そんな気はしてたよ!真の厄災ともなれば、レティア神の許可がないと話せないだろうし。
「別に、言っておけば怒らないと思うし、大丈夫よ」
「こんな人が聖女で大丈夫なんですか……?」
私も同じ事を思いました。なんで母様が聖女をやれたんだろうか。
なんか、母様の性格が変わったような気がする。家族第一なのは変わらないけど、それがさらに悪化したような感じだ。
「レティアが私を選んだんですもの。大丈夫ですよ」
「そういえば、なんで母様は聖女になろうと思ったのですか?」
「王位継承権争いから抜け出したかったからね。オーくんは優秀だから、オーくんの方が国王に向いているもの」
母様のこの言葉に疑問を感じたのか、セレスティーナ様が手を上げて言う。
「オーくんって誰ですか?それに、王位継承権争いって……」
「あぁ、言ってませんでしたね。私の旧姓はマリア・フォルスト。ラクエルシェンド王国の王女でしたから。オーくんというのはアウノールの事です。本人は照れ隠しなのか、そうやって呼ぶなと言うんですけどね~」
多分、本当に嫌だという意味でそう言っていると思う。私は、心の中でそう思ったけど、それを声に出す事はしなかった。
※やっと第三章終了です。次の第四章が最終章となります。それで終わり?と思われるかもしれませんが、完結させるために本来よりも短めにしました。(みなさんのせいではありませんよ!)
そして、近況ボードにも書いたように、聖女と邪龍の娘が終われば、一旦下げたスローライフ、辺境の少女、侍女で魔導師で騎士を時期を見て順番に公開します。ちょこちょこ改稿しているので、前回との違いをお楽しみください。内容は変わっていません。
辺りをキョロキョロすると、側ですーすーと寝息をたてて眠っているリーズがいる。今がいつかは分からないけど、時間がたっても一緒にならないなら、本当に別れてしまったということなんだろう。
「……カオル?」
私が起きたのを感じ取ったのか、リーズが目を擦りながら起き上がる。
「おはよう……?」
「おはよう。もう3日も眠ってたぞ」
「3日!?」
確かに、あの時に倒れたような感じはしたけど、あれから3日も寝ていたのか……。
「えっと……母様は?」
「それも含めて、話さないといけないことがあってな。動けるか?」
「えっ、あっ、うん」
少し戸惑いながらも、リーズの案内についていく。部屋を出て気がついたけど、ここは学園の寮ではなかった。
キョロキョロと見渡した限りでは、ここはファルメール公爵家のお屋敷だ。学園に入って、そこまでの時間はかかっていないのに、なんだか懐かしく感じる……って、リーズが堂々と歩いているけど大丈夫なの!?リーズの存在は秘密なはずなのに……!
そう思いながらも、リーズの方にはついていくと、リーズは少し大きめな扉の中に入っていく。
「起きたから連れてきたぞ~!」
そんな大きな声を出す。中にいる人に声をかけたのかと思って、私がリーズの影から顔を出すと、そこにはクラウド様を筆頭に、公爵家の人達がいた。
他には、セレスティーナ様、ルドニーク様、ティレツィアことティル、ナルミス様もいる。そしてなぜか……
「やっと起きたんですか~!」
「ずいぶんと遅かったな」
父様と母様もいる。父様は人の姿になっているけど。知らない人が見れば、カッコいい男性にしか見えない。
「あの……どこまで知ってるんですか?」
私がおそるおそるそうたずねると、ルドニーク様が答えてくれる。
「リーズヴァルトからほとんどは聞いたぞ。聖女と邪龍の娘というのも、お前がフードを被っている理由もな」
「そうですか……」
全部知られていたから、リーズが堂々と出歩いていたわけね。
それで、気になっていることはもう一つある。私は、その存在に視線を向けた。
「それで、なんで父様と母様がいるんですか?」
「いたら悪いか?」
「いや、別にいなくてもいいだろ」
リーズがそう冷たく言うと、母様が少し涙を浮かべる。
「ひ、ひどいです……!」
母様の涙を見て、リーズがヤバいという表情をして、父様がリーズをじっと見つめている。
「……よし。リーズヴァルト。久しぶりに親子水入らずの会話をするとしようか」
そう言ってニコニコ笑いだした。父様のあの顔はヤバいやつだ。
リーズは、汗を浮かべながら言う。
「いやいや、私はここで話す事が……」
リーズがそこまで言うと、体がふわっと浮かぶ。私がそちらを見ると、いつの間にそこに移動したのか、父様がリーズのフードの襟を掴んでいた。
「確か、学園の近くに森があったな。行くか」
「勝手に決めるな!私は了承してねぇぞ!」
「お前に決定権などない。行くぞ」
「離せ!離せぇええええ!!!」
リーズはそう叫びながら、父様に引きずられていった。私は、母様の方に向かって、とりあえず頭を撫でて慰めた。
「母様。あまり泣かないでください。父様がああなりますので」
「うう……そうですね」
お母様は涙を拭いながら、なんとか顔を表にあげた。
「リーズちゃん……大丈夫でしょうか?」
「リーズよりも、学園が地図から消えないかを心配する必要があるのでは……」
私がそう言うと、周りが驚愕の表情を向ける。ティルとルドニーク様はピクリとも表情が変わっていないけど。
「そんなに危ないものなんですの?」
「あれ?言ってませんでしたか?ガーノルドは邪龍ですよ?その気になれば国の一つくらい滅ぼせます」
なぜか誇らしげに母様が説明すると、ルーフェミア様とセレスティーナ様が震え出す。
国が滅ぶとなれば、自分達の事なんて相手にもならないから、ああなるのは当然だろう。
「さて、二人はいなくなりましたけど、皆さんは他に聞きたいことはないのですか?」
パンと手を叩いて母様が仕切り直す。
「それなら、真の厄災とはなんなのでしょうか?」
母様に、クラウド様がそう聞いた。母様は聖女でもあって王女でもあるからか、クラウド様も敬語を使っている。
「真の厄災は、邪神の上の存在と思っていただけていいと思いますわ。詳しく説明しても理解できるものではありませんし。ですが、従っているのは東と北のみで、西と南はあまり従っていませんね」
西って、アルダ様の事だよね?確かに、あの時に学園長の姿をして現れた存在には、従っていないように感じた。もしかして、邪神の存在意義も分かってないってナティーシャ様が言っていたのは、真の厄災に従っていないからというのもあるかもしれない。
それにしても、別に詳しく話しても構わないのではないだろうか。それをしないという事は……。
「……母様。今さらですけど、レティア神から話す許可はもらってるんですか?」
「いいえ?」
私の質問に、母様はニコニコしながら答える。
母様は笑っているけど、私は苦笑いしか出来ない。そんな気はしてたよ!真の厄災ともなれば、レティア神の許可がないと話せないだろうし。
「別に、言っておけば怒らないと思うし、大丈夫よ」
「こんな人が聖女で大丈夫なんですか……?」
私も同じ事を思いました。なんで母様が聖女をやれたんだろうか。
なんか、母様の性格が変わったような気がする。家族第一なのは変わらないけど、それがさらに悪化したような感じだ。
「レティアが私を選んだんですもの。大丈夫ですよ」
「そういえば、なんで母様は聖女になろうと思ったのですか?」
「王位継承権争いから抜け出したかったからね。オーくんは優秀だから、オーくんの方が国王に向いているもの」
母様のこの言葉に疑問を感じたのか、セレスティーナ様が手を上げて言う。
「オーくんって誰ですか?それに、王位継承権争いって……」
「あぁ、言ってませんでしたね。私の旧姓はマリア・フォルスト。ラクエルシェンド王国の王女でしたから。オーくんというのはアウノールの事です。本人は照れ隠しなのか、そうやって呼ぶなと言うんですけどね~」
多分、本当に嫌だという意味でそう言っていると思う。私は、心の中でそう思ったけど、それを声に出す事はしなかった。
※やっと第三章終了です。次の第四章が最終章となります。それで終わり?と思われるかもしれませんが、完結させるために本来よりも短めにしました。(みなさんのせいではありませんよ!)
そして、近況ボードにも書いたように、聖女と邪龍の娘が終われば、一旦下げたスローライフ、辺境の少女、侍女で魔導師で騎士を時期を見て順番に公開します。ちょこちょこ改稿しているので、前回との違いをお楽しみください。内容は変わっていません。
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