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第四章 隣国の少女達
第93話 ラクエルシェンドへ 2
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そんな訳で、私達はラクエルシェンドに向かうために馬車に揺られている。
母様が私達の代弁のように、出ると言ってしまったから。そして、母様は引率者にもなった。私の学年の引率者なので、同じ馬車。
それぞれの学年別に移動するため、私とリーズは同じ馬車。そして、母様を除けば、ルーフェミア様とセレスティーナ様、ナルミス様がいる。
「それにしても、マリア様が教師になられるとは……」
この前のファルメール公爵家での出来事は、すでにセレスティーナ様とナルミス様には話している。
「マリア様も精霊術士だったのは知りませんでしたわ」
「わたくしも、てっきり聖女なだけかと思っておりましたもの。カオルさんもご存知なかったのですよね?」
「母様は幼い頃に亡くなりましたし、そのわずかな記憶でも、母様は精霊とは話しているだけで、精霊術を使ったりはしていませんでしたし……」
今思えば、精霊と話をしていた時点でもしかしたらと思うべきだったかもしれないけど、あの時の私は、精霊は誰にでも見えるものだと思っていたし、当然話も出来るものだと思い込んでいたから、疑問には思わなかった。
すると、さっきまでわくわくした表情で外の景色を見ていた母様が会話に参加してくる。
「必要なかったんだもの。ガーノルドが一睨みすれば大抵の魔獣は逃げていってしまったから」
「それならば、護衛として側にいてほしかったですね……」
ルーフェミア様が、少し不安そうに呟く。確かに、父様がいれば心強かったかも。父様は、強力な風魔法が使えるから。
「大丈夫ですよ。私の聖域で、ほとんどの魔獣は追っ払えますから」
「でも、母上の力は前よりも弱まってるんだろ?大丈夫なのか?」
リーズが心配しているようなセリフを言っているけど、顔は全然そんな感じがしない。
多分、ちょっとは心配しているのだろうけど、母様なら大丈夫だろうという根拠のない信頼のようなものがあるのかもしれない。
確かに、母様が負けるところは想像できない。魂が死なないというなら尚更の事。あの時に死んだのが信じられないくらいだから。
「確かに、力が半減しているから、ロードライトには効かないでしょうけど、邪神を怯ませるくらいなら出来るわよ~」
ニコニコしながらそう言っているけど、半減しているのに邪神に効くのはすごいのではないだろうか。
そういえば、あの時もナティーシャ様を追い払っていた。それなら、他の邪神にも効くのかも。……あれ?それだと、アルダ様にも効く事になるんじゃ……?この前、人間の魔力ではくたばらないって言っていた気がするけど。
「それなら、アルダ様にも効くんですかね?」
「まぁ、効くんじゃないかしら?私の聖気に当てられる事はないでしょうけど」
そういえば、アルダ様は母様を遠くから見たと言っていた。それなら、そこまで聖気の影響は受けなかったのかも。
「アルダ様が人間の魔力ではくたばらないとか言ってたのに……」
「あぁ、それは事実よ?聖域は、私とレティアの力もあるから通じるだけで、私の力だけなら、ちょっとやけどするとか、それくらいでしかないと思うわね」
「じゃあ、今の母上はどうなんだよ?隣にいるから分かるが、だんだんレティアの力が弱まってるような気がするんだ」
「えっ!?そうなんですか!?」
リーズが言った言葉に、私が驚きの声をあげる。
すると、母様は少し困ったように言った。
「そうなのよね~。多分、私の他に新たな聖女のようなものがいるのかもしれないわね。聖女は一人しかいないけど、そう呼ばれるのが一人しかいないだけであって、加護自体は与えられるから。いや、祝福になるんだったかしら?」
「祝福なんてものもあるんですか?」
何か力を与えるのは、加護だけだと思っていたから、それにも驚きだった。だけど、私はそれ以上に、この後の母様の言葉の方に驚いてしまう。
「ええ。あなたにかけられているのがそうね」
「えっ!?私に祝福があるんですか!?」
「そうよ?そうじゃなかったら、精霊と話なんて出来ないわよ。まぁ、ガーノルドの血を引いているっていうのもあるんだろうけど」
私が精霊とお話出来るのはそれが理由だったんだ……。
母様もお話出来たのなら、加護もそういう効果があったのかな。
「というか、こんなに重要そうな話をこんな場所でしていても良いものなのでしょうか……?」
「大丈夫ですよ!とやかく言えるような人はここにはいませんから!私相手では何も言えません!」
「言わないんじゃなくて、言わせないんだろ?」
リーズが、母様を呆れた目で見ている。
「そうとも言いますね」
「そうとしか言えないのでは?」
ナルミス様も、母様を呆れた目で見ている。
もう、聖女としての敬いなどはなくなっているみたい。母様の日頃の行いのせいだろうけど。
「そんな事よりも、もうすぐラクエルシェンドの王都に入るはずですよ。関所が見えてきました」
私が馬車から顔を覗かせると、確かに関所のようなものが見えている。あれが王都なんだ。そして、馬車や人も見える。王都に入るために、審査のようなものをしているらしい。
この国と違う所はあるのかな。それとも、同じような感じなのかな。
そうワクワクしながら、順番を待っていた。
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カオルとリーズがラクエルシェンドに向かっている頃、ガーノルドはアルダが封じられていた場所へと足を踏み入れていた。神殿内ではあるが、邪気で満ちているこの場所なら、何の問題もない。それ以前に、マリアとずっと一緒にいるためか、ある程度は聖気に耐性もある。
「それで、何の用だ?」
「あいつら、ラクエルシェンドに行ったんだろ?そこにロードライトがいるんだ」
「……なぜそれをあの子達に言わない?」
ガーノルドは眷属なので、本来ならアルダは主となる。だが、そんな主に今は殺気を向けていた。
ロードライトは、真の厄災と呼ばれている存在であり、今狙われているのは、カオルとリーズの二人だ。普通なら、その二人に注意するべきなのに、ガーノルドを介している。
「こっちにも事情がある。掟に、真の厄災の事は、邪神とその眷属、そして聖女以外に話してはならないといのがあるのを知っているだろ」
「そんな掟なんて無視すればいいだろ」
真剣な表情で言うガーノルドに、アルダはため息をつく。
「あのなぁ、お前らとは違うんだよ。お前らは一度消滅した存在だから、掟にはそこまで縛られない。だが、俺達は違う。掟を破ったら消滅するんでな。そうなると、存在意義が果たせなくなるだろ」
「ほう。お前にもそんな一面があったのか」
ガーノルドが感心するようにそう言うと、アルダが怪訝な目でガーノルドを見る。
「……貴様は俺をなんだと思ってやがる」
「名ばかりの邪神」
「名ばかりだったらお前を邪龍になど出来ん。話を戻すが、そこには南のやつがいてな……」
先程のロードライトの事を話した時よりも、話しにくい表情をしているアルダに、ガーノルドは疑問に思う。
「何か問題があるのか?東と北と違って、そこまで心酔してはいないだろう」
「それはそうなんだが、あいつは幼女好きだからな。顔も整っていて、幼いお前の娘達は、格好のターゲットだ」
「マリアがいるのに手出し出来るとは思えないがな」
聖女としての力は弱まりつつあるとはいえ、邪神を退けられるくらいには、まだ力は残っている。娘達に不埒な目的で近づこうものならば、容赦なく鉄槌を下すだろう。
「ならいいが」
「話が終わりなら、俺も向かうとしよう」
「ああ。神聖国なんだから、邪龍だと気づかれるんじゃないぞ。蛇もいるだろうしな」
「分かっている」
ガーノルドは、それだけ言って、マリア達が向かっている方角に転移する。
(本当に大丈夫だろうな……?)
それを見て、アルダは不安が芽生えた。
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そんな訳で、私達はラクエルシェンドに向かうために馬車に揺られている。
母様が私達の代弁のように、出ると言ってしまったから。そして、母様は引率者にもなった。私の学年の引率者なので、同じ馬車。
それぞれの学年別に移動するため、私とリーズは同じ馬車。そして、母様を除けば、ルーフェミア様とセレスティーナ様、ナルミス様がいる。
「それにしても、マリア様が教師になられるとは……」
この前のファルメール公爵家での出来事は、すでにセレスティーナ様とナルミス様には話している。
「マリア様も精霊術士だったのは知りませんでしたわ」
「わたくしも、てっきり聖女なだけかと思っておりましたもの。カオルさんもご存知なかったのですよね?」
「母様は幼い頃に亡くなりましたし、そのわずかな記憶でも、母様は精霊とは話しているだけで、精霊術を使ったりはしていませんでしたし……」
今思えば、精霊と話をしていた時点でもしかしたらと思うべきだったかもしれないけど、あの時の私は、精霊は誰にでも見えるものだと思っていたし、当然話も出来るものだと思い込んでいたから、疑問には思わなかった。
すると、さっきまでわくわくした表情で外の景色を見ていた母様が会話に参加してくる。
「必要なかったんだもの。ガーノルドが一睨みすれば大抵の魔獣は逃げていってしまったから」
「それならば、護衛として側にいてほしかったですね……」
ルーフェミア様が、少し不安そうに呟く。確かに、父様がいれば心強かったかも。父様は、強力な風魔法が使えるから。
「大丈夫ですよ。私の聖域で、ほとんどの魔獣は追っ払えますから」
「でも、母上の力は前よりも弱まってるんだろ?大丈夫なのか?」
リーズが心配しているようなセリフを言っているけど、顔は全然そんな感じがしない。
多分、ちょっとは心配しているのだろうけど、母様なら大丈夫だろうという根拠のない信頼のようなものがあるのかもしれない。
確かに、母様が負けるところは想像できない。魂が死なないというなら尚更の事。あの時に死んだのが信じられないくらいだから。
「確かに、力が半減しているから、ロードライトには効かないでしょうけど、邪神を怯ませるくらいなら出来るわよ~」
ニコニコしながらそう言っているけど、半減しているのに邪神に効くのはすごいのではないだろうか。
そういえば、あの時もナティーシャ様を追い払っていた。それなら、他の邪神にも効くのかも。……あれ?それだと、アルダ様にも効く事になるんじゃ……?この前、人間の魔力ではくたばらないって言っていた気がするけど。
「それなら、アルダ様にも効くんですかね?」
「まぁ、効くんじゃないかしら?私の聖気に当てられる事はないでしょうけど」
そういえば、アルダ様は母様を遠くから見たと言っていた。それなら、そこまで聖気の影響は受けなかったのかも。
「アルダ様が人間の魔力ではくたばらないとか言ってたのに……」
「あぁ、それは事実よ?聖域は、私とレティアの力もあるから通じるだけで、私の力だけなら、ちょっとやけどするとか、それくらいでしかないと思うわね」
「じゃあ、今の母上はどうなんだよ?隣にいるから分かるが、だんだんレティアの力が弱まってるような気がするんだ」
「えっ!?そうなんですか!?」
リーズが言った言葉に、私が驚きの声をあげる。
すると、母様は少し困ったように言った。
「そうなのよね~。多分、私の他に新たな聖女のようなものがいるのかもしれないわね。聖女は一人しかいないけど、そう呼ばれるのが一人しかいないだけであって、加護自体は与えられるから。いや、祝福になるんだったかしら?」
「祝福なんてものもあるんですか?」
何か力を与えるのは、加護だけだと思っていたから、それにも驚きだった。だけど、私はそれ以上に、この後の母様の言葉の方に驚いてしまう。
「ええ。あなたにかけられているのがそうね」
「えっ!?私に祝福があるんですか!?」
「そうよ?そうじゃなかったら、精霊と話なんて出来ないわよ。まぁ、ガーノルドの血を引いているっていうのもあるんだろうけど」
私が精霊とお話出来るのはそれが理由だったんだ……。
母様もお話出来たのなら、加護もそういう効果があったのかな。
「というか、こんなに重要そうな話をこんな場所でしていても良いものなのでしょうか……?」
「大丈夫ですよ!とやかく言えるような人はここにはいませんから!私相手では何も言えません!」
「言わないんじゃなくて、言わせないんだろ?」
リーズが、母様を呆れた目で見ている。
「そうとも言いますね」
「そうとしか言えないのでは?」
ナルミス様も、母様を呆れた目で見ている。
もう、聖女としての敬いなどはなくなっているみたい。母様の日頃の行いのせいだろうけど。
「そんな事よりも、もうすぐラクエルシェンドの王都に入るはずですよ。関所が見えてきました」
私が馬車から顔を覗かせると、確かに関所のようなものが見えている。あれが王都なんだ。そして、馬車や人も見える。王都に入るために、審査のようなものをしているらしい。
この国と違う所はあるのかな。それとも、同じような感じなのかな。
そうワクワクしながら、順番を待っていた。
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カオルとリーズがラクエルシェンドに向かっている頃、ガーノルドはアルダが封じられていた場所へと足を踏み入れていた。神殿内ではあるが、邪気で満ちているこの場所なら、何の問題もない。それ以前に、マリアとずっと一緒にいるためか、ある程度は聖気に耐性もある。
「それで、何の用だ?」
「あいつら、ラクエルシェンドに行ったんだろ?そこにロードライトがいるんだ」
「……なぜそれをあの子達に言わない?」
ガーノルドは眷属なので、本来ならアルダは主となる。だが、そんな主に今は殺気を向けていた。
ロードライトは、真の厄災と呼ばれている存在であり、今狙われているのは、カオルとリーズの二人だ。普通なら、その二人に注意するべきなのに、ガーノルドを介している。
「こっちにも事情がある。掟に、真の厄災の事は、邪神とその眷属、そして聖女以外に話してはならないといのがあるのを知っているだろ」
「そんな掟なんて無視すればいいだろ」
真剣な表情で言うガーノルドに、アルダはため息をつく。
「あのなぁ、お前らとは違うんだよ。お前らは一度消滅した存在だから、掟にはそこまで縛られない。だが、俺達は違う。掟を破ったら消滅するんでな。そうなると、存在意義が果たせなくなるだろ」
「ほう。お前にもそんな一面があったのか」
ガーノルドが感心するようにそう言うと、アルダが怪訝な目でガーノルドを見る。
「……貴様は俺をなんだと思ってやがる」
「名ばかりの邪神」
「名ばかりだったらお前を邪龍になど出来ん。話を戻すが、そこには南のやつがいてな……」
先程のロードライトの事を話した時よりも、話しにくい表情をしているアルダに、ガーノルドは疑問に思う。
「何か問題があるのか?東と北と違って、そこまで心酔してはいないだろう」
「それはそうなんだが、あいつは幼女好きだからな。顔も整っていて、幼いお前の娘達は、格好のターゲットだ」
「マリアがいるのに手出し出来るとは思えないがな」
聖女としての力は弱まりつつあるとはいえ、邪神を退けられるくらいには、まだ力は残っている。娘達に不埒な目的で近づこうものならば、容赦なく鉄槌を下すだろう。
「ならいいが」
「話が終わりなら、俺も向かうとしよう」
「ああ。神聖国なんだから、邪龍だと気づかれるんじゃないぞ。蛇もいるだろうしな」
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ガーノルドは、それだけ言って、マリア達が向かっている方角に転移する。
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