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第四章 隣国の少女達
第94話 ラクエルシェンドへ 3
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しばらく並んで、私達の番になった。
「王立学園の者です。対抗戦に参加するために参りました」
御者の人が、なにやら目的を伝えている。
そして、そのまま荷物検査をする事になった。私達も身体検査を受けて、問題なしと通される。
「マリア様の事は気づいていない様子でしたね」
「ええ。この国で私の事を知っているのは、お父様とオーくんと神殿関係者のみ。何の問題もありませんよ」
神聖国と呼ばれていても、聖女の素顔を知る人はあまりいないらしい。それもそれでどうなんだろうと思うけど。
ラクエルシェンドの王都に入った私達は、対抗戦の相手の学園に向かう。
対抗戦には、他の国からも来ているみたいで、何台か馬車が見える。そして、学園の校舎も見えてきた。
「白くてきれいですね~」
「白と青がほとんどですわね」
「神聖国のラクエルシェンドでは、白と青が神聖な色とされているので、建物によく使われるんですよ」
セレスティーナ様が呟いた言葉に、母様が説明する。
そうだったんだ。私も知らなかったな。
「逆に忌避される色はあるのですか?」
「そうですね……。黒と赤がよく忌避されますね」
「それでは、リーズヴァルト様は危険なのでは……?」
「あっ。そういえば、リーズは黒髪だよね」
普段はリーズの容姿なんてあまり気にしていないから分からなかった。
リーズは父様譲りの黒髪に黒目だ。黒が忌避されるなら、リーズも……。
「黒髪以前に、私は邪龍の娘なんだからこんな所じゃ偏見で見られるのは当たり前だろ。邪眼は赤くなるから、余計に忌避対象だろうさ」
「大丈夫よリーズちゃん。あなたにひどい事をするような人は私が粛清しますから!いつでも言ってください!」
「いや、そうなるとそいつがこの世から存在ごと消えかねないから言わねぇよ」
リーズの発言を否定出来ない自分が悲しい。いや、そんな両親に呆れているのかな?
父様は、どちらかといえば母様が悲しむから報復しているような感じだけど、母様はやる時は本気でやる人だ。
聖女は、心が清らかな人がなるものというイメージがある。多分、私達のような子供が出来る前は、物語とかによく出てくる聖女そのものだったはず。でも、母様は聖女らしく愛に溢れていた。その溢れていた愛が、私とリーズだけに向けられるようになってしまったのだ。
「まったく……私をなんだと思っているんですか!」
「聖女の皮を被った娘狂い」
「さ、さすがにひどすぎません……?」
「いや、そうだろ。なぁ?」
リーズは、同意を求めるように周りを見る。私は、答えられずに目をそらした。他のみんなも、苦笑を浮かべるか目をそらしている。
「ほら、誰も否定しない」
「肯定もしていないでしょう!?」
「カオルにいたっては視線までそらしてるんだ。そうですって認めているようなものだろう」
「ち、違うわよね?そんなこと思ってないわよね?」
母様は、私の方を見て訴えてくる。これは、違うと言ってほしいという訴えの視線だった。
母様には申し訳ないけど……
「リーズの言い方はひどいと思いますが、はっきりと……否定は出来ません」
「そ、そんな……!」
母様は、明らかにショックを受けたような顔をしている。
そんな母様の心情もむなしく、学園に着いたようだった。
「ほら、着いたぞ」
「そうですよ。行きましょう、母様」
「母様ではなく、マリア先生、ですよ」
「は、はい。すみません」
どうやら、私にそうやって注意出来るくらいの元気は残っていたみたい。
やっぱり、母様はこうでなくっちゃね。
ーーーーーーーーーーーーーー
ラクエルシェンド王国のある一角。ボロボロの外観に、昼間とは思えないような薄暗い建物。そこに、一人の人物が立っていた。
黒髪赤目という、この国では忌避されるような外観をしており、そのためか、フードを目深に被っている。
その人物は、建物の中に足を踏み入れる。すると、奥の方から声が聞こえた。
「あら?あなたが来るとは、珍しい事もあるものですわね」
その声は、声の大きさは、自分の正面の遠くから発せられたもののはずなのに、声の主は自分の真横から現れた。
その姿は、妖艶な女。
「何のご用ですの?レギウス。……いや、北の邪神と言うべきかしら?」
「お前に会いに来た以外にこんな場所に来る理由などあるか。カナエ」
レギウスと呼ばれたのは、北の邪神。本来なら、ここから離れた場所にいるが、今回はカナエと呼んだものに会いに来た。……いや、話をしに来た。
わざわざ自分が来たというのに、その女はクスクス笑っている。
「わたくしに会いに来た?本当に珍しいですわね」
「そんなにおかしな事か。邪神同士が会ってはいけないとでも?」
カナエと呼ばれた女は、南の邪神。南北なのも相まってか、二人はお世辞にも仲が良いとは言えない。
北の邪神であるレギウスは真の厄災であるロードライト様に従っているが、カナエはよくも悪くも自分勝手。ロードライト様に従う事もあれば、ロードライト様に逆らう事もある。
「さて、冗談はこれくらいにしまして。わたくしに話があるのでしょう?恐らくは……理外者についてですわね」
「知ってたのか」
レギウスは、すでにロードライト様とナティーシャから話を聞いていたが、カナエもすでに情報を手に入れていたらしい。
大方、西の邪神であるアルダが話したのだろう。西と南は頻繁に連絡を取るくらいには交流があるから。
「単刀直入に言う。理外者達を始末しろ。あの方もお望みだ」
「あなたがやれば良いのではなくて?わたくしに彼女達を始末する理由はありませんわ」
「あの方の命でもなければ、担当区域以外の生物を始末出来ないのは知っているだろう」
「それでは、なぜ東はあのような事が出来たのでしょうね?」
本来は、東の邪神であるナティーシャは、理外者達を始末してはならなかった。
ロードライト様に気に入られようとする一心で行った事だ。アルダに邪魔されたと憤慨していたが、レギウスからしてみれば、自分の領域で狩られそうになったのだから、割り込みをしてくるのは当然の事だ。
ナティーシャは、アルダに邪神の存在意義を分かっていないと言っていたが、それもレギウスからしてみれば、ナティーシャの方が分かっていない。ロードライト様に対する忠誠は買うが、物事には限度というものがある。
「あいつの独断だ。そうでなければ、あの方が自ら足をお運びになる訳がない」
「ああ。森から出たのを聞いて、あの方が会いに行かれたのでしたわね。アルダの視界を共有して知ったのでしょう」
ロードライト様と邪神の五感は全て共有している。東西南北の邪神が見聞きした事は、全てロードライト様の耳に入る。
「ですが、わたくしはすでにあの方への忠義は果たしましたわ。聖女を始末するというね」
カナエは、妖艶な笑みを浮かべる。それに、レギウスは怪訝な顔を浮かべた。
「聖女が蘇ったと知っていて言っているのか?」
「蘇ったのではありませんわ。体を貰っただけでしょう。所詮は死人。常世に足をつける事など出来ませんわ」
「それはそうだろうが……」
それでも、きちんと魂を始末しておいて欲しかった。魂を消せないのであれば、傷をつけるくらいは。
カナエが直接出向けば、それくらいは容易だったはずなのに。
「とにかく、わたくしはしばらくは中立におりますわ。わたくしの担当区域でも活動してもいいように、あの方にかけあうくらいはして差し上げますが……」
「いや、必要ない。やらないなら用はないので失礼する」
レギウスは、カナエに冷たい視線を向けながら、その場を立ち去った。
「う~ん……素直じゃないですわよね~」
そんなレギウスを、カナエはクスクス笑いながら見ていた。
「王立学園の者です。対抗戦に参加するために参りました」
御者の人が、なにやら目的を伝えている。
そして、そのまま荷物検査をする事になった。私達も身体検査を受けて、問題なしと通される。
「マリア様の事は気づいていない様子でしたね」
「ええ。この国で私の事を知っているのは、お父様とオーくんと神殿関係者のみ。何の問題もありませんよ」
神聖国と呼ばれていても、聖女の素顔を知る人はあまりいないらしい。それもそれでどうなんだろうと思うけど。
ラクエルシェンドの王都に入った私達は、対抗戦の相手の学園に向かう。
対抗戦には、他の国からも来ているみたいで、何台か馬車が見える。そして、学園の校舎も見えてきた。
「白くてきれいですね~」
「白と青がほとんどですわね」
「神聖国のラクエルシェンドでは、白と青が神聖な色とされているので、建物によく使われるんですよ」
セレスティーナ様が呟いた言葉に、母様が説明する。
そうだったんだ。私も知らなかったな。
「逆に忌避される色はあるのですか?」
「そうですね……。黒と赤がよく忌避されますね」
「それでは、リーズヴァルト様は危険なのでは……?」
「あっ。そういえば、リーズは黒髪だよね」
普段はリーズの容姿なんてあまり気にしていないから分からなかった。
リーズは父様譲りの黒髪に黒目だ。黒が忌避されるなら、リーズも……。
「黒髪以前に、私は邪龍の娘なんだからこんな所じゃ偏見で見られるのは当たり前だろ。邪眼は赤くなるから、余計に忌避対象だろうさ」
「大丈夫よリーズちゃん。あなたにひどい事をするような人は私が粛清しますから!いつでも言ってください!」
「いや、そうなるとそいつがこの世から存在ごと消えかねないから言わねぇよ」
リーズの発言を否定出来ない自分が悲しい。いや、そんな両親に呆れているのかな?
父様は、どちらかといえば母様が悲しむから報復しているような感じだけど、母様はやる時は本気でやる人だ。
聖女は、心が清らかな人がなるものというイメージがある。多分、私達のような子供が出来る前は、物語とかによく出てくる聖女そのものだったはず。でも、母様は聖女らしく愛に溢れていた。その溢れていた愛が、私とリーズだけに向けられるようになってしまったのだ。
「まったく……私をなんだと思っているんですか!」
「聖女の皮を被った娘狂い」
「さ、さすがにひどすぎません……?」
「いや、そうだろ。なぁ?」
リーズは、同意を求めるように周りを見る。私は、答えられずに目をそらした。他のみんなも、苦笑を浮かべるか目をそらしている。
「ほら、誰も否定しない」
「肯定もしていないでしょう!?」
「カオルにいたっては視線までそらしてるんだ。そうですって認めているようなものだろう」
「ち、違うわよね?そんなこと思ってないわよね?」
母様は、私の方を見て訴えてくる。これは、違うと言ってほしいという訴えの視線だった。
母様には申し訳ないけど……
「リーズの言い方はひどいと思いますが、はっきりと……否定は出来ません」
「そ、そんな……!」
母様は、明らかにショックを受けたような顔をしている。
そんな母様の心情もむなしく、学園に着いたようだった。
「ほら、着いたぞ」
「そうですよ。行きましょう、母様」
「母様ではなく、マリア先生、ですよ」
「は、はい。すみません」
どうやら、私にそうやって注意出来るくらいの元気は残っていたみたい。
やっぱり、母様はこうでなくっちゃね。
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ラクエルシェンド王国のある一角。ボロボロの外観に、昼間とは思えないような薄暗い建物。そこに、一人の人物が立っていた。
黒髪赤目という、この国では忌避されるような外観をしており、そのためか、フードを目深に被っている。
その人物は、建物の中に足を踏み入れる。すると、奥の方から声が聞こえた。
「あら?あなたが来るとは、珍しい事もあるものですわね」
その声は、声の大きさは、自分の正面の遠くから発せられたもののはずなのに、声の主は自分の真横から現れた。
その姿は、妖艶な女。
「何のご用ですの?レギウス。……いや、北の邪神と言うべきかしら?」
「お前に会いに来た以外にこんな場所に来る理由などあるか。カナエ」
レギウスと呼ばれたのは、北の邪神。本来なら、ここから離れた場所にいるが、今回はカナエと呼んだものに会いに来た。……いや、話をしに来た。
わざわざ自分が来たというのに、その女はクスクス笑っている。
「わたくしに会いに来た?本当に珍しいですわね」
「そんなにおかしな事か。邪神同士が会ってはいけないとでも?」
カナエと呼ばれた女は、南の邪神。南北なのも相まってか、二人はお世辞にも仲が良いとは言えない。
北の邪神であるレギウスは真の厄災であるロードライト様に従っているが、カナエはよくも悪くも自分勝手。ロードライト様に従う事もあれば、ロードライト様に逆らう事もある。
「さて、冗談はこれくらいにしまして。わたくしに話があるのでしょう?恐らくは……理外者についてですわね」
「知ってたのか」
レギウスは、すでにロードライト様とナティーシャから話を聞いていたが、カナエもすでに情報を手に入れていたらしい。
大方、西の邪神であるアルダが話したのだろう。西と南は頻繁に連絡を取るくらいには交流があるから。
「単刀直入に言う。理外者達を始末しろ。あの方もお望みだ」
「あなたがやれば良いのではなくて?わたくしに彼女達を始末する理由はありませんわ」
「あの方の命でもなければ、担当区域以外の生物を始末出来ないのは知っているだろう」
「それでは、なぜ東はあのような事が出来たのでしょうね?」
本来は、東の邪神であるナティーシャは、理外者達を始末してはならなかった。
ロードライト様に気に入られようとする一心で行った事だ。アルダに邪魔されたと憤慨していたが、レギウスからしてみれば、自分の領域で狩られそうになったのだから、割り込みをしてくるのは当然の事だ。
ナティーシャは、アルダに邪神の存在意義を分かっていないと言っていたが、それもレギウスからしてみれば、ナティーシャの方が分かっていない。ロードライト様に対する忠誠は買うが、物事には限度というものがある。
「あいつの独断だ。そうでなければ、あの方が自ら足をお運びになる訳がない」
「ああ。森から出たのを聞いて、あの方が会いに行かれたのでしたわね。アルダの視界を共有して知ったのでしょう」
ロードライト様と邪神の五感は全て共有している。東西南北の邪神が見聞きした事は、全てロードライト様の耳に入る。
「ですが、わたくしはすでにあの方への忠義は果たしましたわ。聖女を始末するというね」
カナエは、妖艶な笑みを浮かべる。それに、レギウスは怪訝な顔を浮かべた。
「聖女が蘇ったと知っていて言っているのか?」
「蘇ったのではありませんわ。体を貰っただけでしょう。所詮は死人。常世に足をつける事など出来ませんわ」
「それはそうだろうが……」
それでも、きちんと魂を始末しておいて欲しかった。魂を消せないのであれば、傷をつけるくらいは。
カナエが直接出向けば、それくらいは容易だったはずなのに。
「とにかく、わたくしはしばらくは中立におりますわ。わたくしの担当区域でも活動してもいいように、あの方にかけあうくらいはして差し上げますが……」
「いや、必要ない。やらないなら用はないので失礼する」
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