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第三章 地方視察
135.
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ハーステッドお兄さまに抱えられ、目的地の湖に到着ーーしたはずが。
「あの……私の視界には湖ではなく大穴が見えるのですが」
「大丈夫。僕たちも同じだから」
それは大丈夫じゃないですよ、お兄さま。でも、私の幻覚というわけではないのはほっとした。
そう。私たちの目の前には、謎の大穴が広がっているのだ。おそらくは、ここに水が溜まっていて湖と呼ばれていたのだろう。
周囲の草花も踏み荒らされている。色合いが赤いからフレイアかな?ルーカディルお兄さまが見頃だって言ってたし。
「妙だ」
「そりゃあ、湖の水がなくなってますから……」
何を当然のことをと思っていると、エルクトお兄さまは「そうじゃない」と否定する。
「この大穴の中には、何も残っていない。水草も、水中の生き物もいないだろう」
「ええっ!?」
私は穴の近くによって覗き込む。確かに、水草や生き物の死骸のようなものは見当たらない。言われなければ、ここが湖だったなんて思えないだろう。
それなら、湖はただ干からびたわけではないのだろう。
ま~た神器がなんか関わってるんじゃないだろうなぁ~?
『さすがの奴らも連続して問題を起こすことはねぇだろ』
『僕もそう思う』
ライとペンダントがそう言うなら信じるか。
でも、神器じゃないなら何が原因なの?さすがに人災ではないと思う。人災だとしたら、こんな芸当ができるのはアルウェルト王家くらいだろうけど、当の本人たちが知らないって言ってるし。
それなら、魔物か何かだろうか。ソウルイーターみたいな魔物がいる世界なら、湖を跡形もなく消すことができる魔物もいそうな気がする。
『いや、おそらくそれはない』
私の考えをすぐさまペンダントが否定する。
『どうして?』
『銀鐘が魔物を街に誘き寄せていただろう。それならこの周辺に魔物はいないはずだ。近場から呼び寄せただろうからな』
『ああー……なるほど』
あの時はかなりの数の魔物が街に押し寄せてきていた。あの魔物が周辺から集められたのだとするなら、この湖周辺の魔物も誘き寄せられただろう。
それなら、魔物でもないのか。だとするとますますわからない。
「一度戻るぞ。他の奴らにも情報共有をしたほうがいい」
「まためんどーー大変な事態に巻き込まれたよね」
面倒って言いかけませんでしたか?気づいて修正したみたいだから何も言わないけど。
「ほら、アナ。行くよ」
「はーい」
とりあえず、帰って作戦会議だな。
◇◇◇
屋敷に戻った私たちは留守番していたお姉さまたちに事の次第を説明する。
すると、全員がため息をついた。
「今回の地方視察は行く先々で問題が起きるわね」
ルナティーラお姉さまがはぁとため息をつく。顔のパーツが整っているから、その姿すらも絵になっている。
問題が起きてるのは、私を連れているからのような気がするけどね。美食の街のやつは神器が原因だったし。
でも、今回はきっと無関係だ。……きっとね。
「この街の領主から湖のことは聞いていないか?」
「いえ、最近は湖のほうに行く者がいなかったとのことで」
「えっ?あそこって観光地なのでは?」
湖なんて一年中見られるし、観光地なら客足が途切れるなんてことはないと思う。
馬車が通れないというだけで歩いていくことはできるだろうし。
「ええ。でも、人が寄りつかなかったんですって」
「理由はお話ししてくれなかったんですか?」
ルナティーラお姉さまはこくりと頷く。
うーむ。ますます怪しいなぁ。絶対に何か理由はあるはずだけど、なぜそれを隠す?
観光地がダメになったこと以上に不都合なことが何かあるのだろうか。
「では、私たちで調べてみましょう!」
まだ神器が関わっていないと断定できるわけではなさそうだし、しっかりと調べなければ。
まずは街の人たちに聞き込みをして、もう一度湖をしっかりと調べよう。何か手がかりが残っていたかもしれない。
「でも、これ以上視察の日程を遅らせるわけにはいかないのよ。本来は領地の問題は領主が解決するべきだから」
美食の街とは訳が違うとルナティーラお姉さまに突き放される。
でも、お姉さまの言うことも一理ある。塩の買い占めの件は街の近隣で行われたことで、他の街も関わっていたことや、領主も把握していたけど解決できていなかったから王族が介入してもそうおかしなことではなかった。
でも、今回はこの領地だけの問題であり領主も把握できていなかった状態。解決しようとしてもできなかったというのは通じない。
それに、この視察のそもそもの目的は魔力枯渇事件を調べることだ。時間が経つと痕跡は残らなくなっていくものだし、私の使命とも深く関係していることだから、後回しにし続けるわけにはいかない。
でも、なんかモヤモヤするんだよなぁ。これはそのまま放っておいていいものじゃないような気がしてならない。
それに、美食の街では美食を味わえなかったから、この街のきれいな湖くらいは見たい!
『そっちが本音だろ』
『そ、そんなことないよ?』
ちょっぴり。ちょっぴりそんな気持ちがあるくらいで、嫌な感じがしてるのも確かなんだから。私のこういう直感はよく当たるんだよ。
『当たってるところ一回も見たことないんだけど』
『俺も』
『何を~!』
そんなに言うなら私の直感があってるかどうか確かめようじゃないか!
湖をしっかりと調べて、手がかりを見つけてやる!
『何の会話をしてるかは知らんが、そろそろ百面相はやめておけ。奴らが怪しむ』
エルクトお兄さまの声が突如脳内に響き、私はこの場に他の兄姉たちがいたことを思い出す。
兄姉たちは口にこそ出してないものの、何してんだこいつ?的な顔で私を見ている。
ヤバイヤバイ。ただでさえヴィオレーヌお姉さまにほとんど勘づかれているのに、これ以上そんな相手を増やすわけにはいかない。
「で、では!私は湖の調査に行ってきます!」
「ちょっと!それはまだ許してなーー」
ルナティーラお姉さまが引き留めようとしていたけど、私は逃げるようにして部屋を出た。
「あの……私の視界には湖ではなく大穴が見えるのですが」
「大丈夫。僕たちも同じだから」
それは大丈夫じゃないですよ、お兄さま。でも、私の幻覚というわけではないのはほっとした。
そう。私たちの目の前には、謎の大穴が広がっているのだ。おそらくは、ここに水が溜まっていて湖と呼ばれていたのだろう。
周囲の草花も踏み荒らされている。色合いが赤いからフレイアかな?ルーカディルお兄さまが見頃だって言ってたし。
「妙だ」
「そりゃあ、湖の水がなくなってますから……」
何を当然のことをと思っていると、エルクトお兄さまは「そうじゃない」と否定する。
「この大穴の中には、何も残っていない。水草も、水中の生き物もいないだろう」
「ええっ!?」
私は穴の近くによって覗き込む。確かに、水草や生き物の死骸のようなものは見当たらない。言われなければ、ここが湖だったなんて思えないだろう。
それなら、湖はただ干からびたわけではないのだろう。
ま~た神器がなんか関わってるんじゃないだろうなぁ~?
『さすがの奴らも連続して問題を起こすことはねぇだろ』
『僕もそう思う』
ライとペンダントがそう言うなら信じるか。
でも、神器じゃないなら何が原因なの?さすがに人災ではないと思う。人災だとしたら、こんな芸当ができるのはアルウェルト王家くらいだろうけど、当の本人たちが知らないって言ってるし。
それなら、魔物か何かだろうか。ソウルイーターみたいな魔物がいる世界なら、湖を跡形もなく消すことができる魔物もいそうな気がする。
『いや、おそらくそれはない』
私の考えをすぐさまペンダントが否定する。
『どうして?』
『銀鐘が魔物を街に誘き寄せていただろう。それならこの周辺に魔物はいないはずだ。近場から呼び寄せただろうからな』
『ああー……なるほど』
あの時はかなりの数の魔物が街に押し寄せてきていた。あの魔物が周辺から集められたのだとするなら、この湖周辺の魔物も誘き寄せられただろう。
それなら、魔物でもないのか。だとするとますますわからない。
「一度戻るぞ。他の奴らにも情報共有をしたほうがいい」
「まためんどーー大変な事態に巻き込まれたよね」
面倒って言いかけませんでしたか?気づいて修正したみたいだから何も言わないけど。
「ほら、アナ。行くよ」
「はーい」
とりあえず、帰って作戦会議だな。
◇◇◇
屋敷に戻った私たちは留守番していたお姉さまたちに事の次第を説明する。
すると、全員がため息をついた。
「今回の地方視察は行く先々で問題が起きるわね」
ルナティーラお姉さまがはぁとため息をつく。顔のパーツが整っているから、その姿すらも絵になっている。
問題が起きてるのは、私を連れているからのような気がするけどね。美食の街のやつは神器が原因だったし。
でも、今回はきっと無関係だ。……きっとね。
「この街の領主から湖のことは聞いていないか?」
「いえ、最近は湖のほうに行く者がいなかったとのことで」
「えっ?あそこって観光地なのでは?」
湖なんて一年中見られるし、観光地なら客足が途切れるなんてことはないと思う。
馬車が通れないというだけで歩いていくことはできるだろうし。
「ええ。でも、人が寄りつかなかったんですって」
「理由はお話ししてくれなかったんですか?」
ルナティーラお姉さまはこくりと頷く。
うーむ。ますます怪しいなぁ。絶対に何か理由はあるはずだけど、なぜそれを隠す?
観光地がダメになったこと以上に不都合なことが何かあるのだろうか。
「では、私たちで調べてみましょう!」
まだ神器が関わっていないと断定できるわけではなさそうだし、しっかりと調べなければ。
まずは街の人たちに聞き込みをして、もう一度湖をしっかりと調べよう。何か手がかりが残っていたかもしれない。
「でも、これ以上視察の日程を遅らせるわけにはいかないのよ。本来は領地の問題は領主が解決するべきだから」
美食の街とは訳が違うとルナティーラお姉さまに突き放される。
でも、お姉さまの言うことも一理ある。塩の買い占めの件は街の近隣で行われたことで、他の街も関わっていたことや、領主も把握していたけど解決できていなかったから王族が介入してもそうおかしなことではなかった。
でも、今回はこの領地だけの問題であり領主も把握できていなかった状態。解決しようとしてもできなかったというのは通じない。
それに、この視察のそもそもの目的は魔力枯渇事件を調べることだ。時間が経つと痕跡は残らなくなっていくものだし、私の使命とも深く関係していることだから、後回しにし続けるわけにはいかない。
でも、なんかモヤモヤするんだよなぁ。これはそのまま放っておいていいものじゃないような気がしてならない。
それに、美食の街では美食を味わえなかったから、この街のきれいな湖くらいは見たい!
『そっちが本音だろ』
『そ、そんなことないよ?』
ちょっぴり。ちょっぴりそんな気持ちがあるくらいで、嫌な感じがしてるのも確かなんだから。私のこういう直感はよく当たるんだよ。
『当たってるところ一回も見たことないんだけど』
『俺も』
『何を~!』
そんなに言うなら私の直感があってるかどうか確かめようじゃないか!
湖をしっかりと調べて、手がかりを見つけてやる!
『何の会話をしてるかは知らんが、そろそろ百面相はやめておけ。奴らが怪しむ』
エルクトお兄さまの声が突如脳内に響き、私はこの場に他の兄姉たちがいたことを思い出す。
兄姉たちは口にこそ出してないものの、何してんだこいつ?的な顔で私を見ている。
ヤバイヤバイ。ただでさえヴィオレーヌお姉さまにほとんど勘づかれているのに、これ以上そんな相手を増やすわけにはいかない。
「で、では!私は湖の調査に行ってきます!」
「ちょっと!それはまだ許してなーー」
ルナティーラお姉さまが引き留めようとしていたけど、私は逃げるようにして部屋を出た。
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