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第一章 辺境の街 カルファ
9. 街に入るために
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僕の言葉に、兵士長は驚愕しているようだった。だから話したくなかったのに。
「精霊って……どういうこった?」
「そのままの意味ですよ。僕たちは双子の精霊です。珍しい人型の」
「精霊……いや、でも……」
僕の突然のカミングアウトが、あまりにも予想外だったのだろう。兵士長は、何度も確認するが、信じられない様子だった。
まぁ、わからなくもない。精霊は、下界では伝説扱いらしいから。
精霊たちはよく下界に行っているんだけど、ある事情から人間たちがいるようなところには近づけないから、出会う機会がほとんどないんだろう。
精霊メイドが下界で入手したという絵物語には、精霊は醜い化け物の姿をしていて、人々に呪いをかけたと書いてあるかと思えば、はたまた美しい女性の姿をしていて、純粋な少女の願いに答えて国を救ったとか書いてあるものもあるくらいだった。
精霊にはいろんな姿があること、強い魔法が使えることくらいしか共通してないんじゃないだろうか?
そんな伝説の種族が目の前に現れたのだ。信じろというのは無理があるだろう。
でも、信じてもらうしかない。嘘なんかついていないのだから。
「嘘だと思うなら、ここで精霊らしく浮いてみましょうか?それとも、周囲の物でも操りますか?ああ、重力をかさ増ししてあなたを地面に伏せさせるのもいいかもしれませんね」
精霊力でできそうなことを提案していると、兵士長が僕を制止する。
「待て待て!わかったから最後の提案だけはやめろ!」
「なんだ。最後のがわかりやすくておすすめなのに」
最初の二つは、ぶっちゃけると風魔法でも代用が可能なので、精霊力を使っているという証明にはなりにくい。
でも、重力のかさ増しは精霊力でしかできないので、証明するには手っ取り早い。
それに、できるできないは置いておいて、ちょっとやってみたかったのもある。精霊力を使うことはあまりなく、使いこなせてはいないので、練習しておきたかったんだけど。
「まぁ、ぐちゃって潰れるかもしれないしやめておくか……」
「さらっと恐ろしいことを言うな!何がおすすめだ!」
兵士長の鋭いツッコミが響く。
おや、声に出ていたか。胸のうちに秘めたつもりだったんだけど。
「あーっと?それで、精霊さまはなぜこちらに?」
「あっ、いいですよそのままで。今さら恭しくされても違和感しかないんで」
「……わかった」
僕が、寒気しか感じない兵士長の敬語を一蹴すると、兵士長は呆れたような視線を向けつつも了承する。
「それで、なぜこの街に来た?精霊は、人前には姿を現さないで有名らしいが」
「別に、姿を現さないわけじゃありませんよ?人間たちが集まっているところの魔力が汚れているので、大抵の精霊は近寄らないだけです」
これは、精霊になってから知ったことなんだけど、精霊は清浄な魔力を糧とするからか、汚れた魔力で汚染されているところでは、長時間活動できないそうだ。
僕たちは、精霊力が強いので耐性も強く、一ヶ月くらいは問題ないけど、並の精霊では五分くらいが限界らしい。
まぁ、それは同じ場所に居続けたらの話で、途中で清浄な魔力を取り込めば、タイムリミットはいくらでも伸ばせるけどね。
それでも、近寄らないに越したことはないし、よほど好奇心が駆り立てられなければ、毒ガスに飛び込んだりはしない。
「なら、そんな場所に来てまでお前たちは何をしに来たんだ?」
「気まぐれです。たまには街に遊びに来るのもいいかなって思いまして」
転生とか魔力の浄化を話すと、ややこしくなりそうなので、僕は表向きの理由を話す。
異世界を楽しむというのも、旅の目的の一つではあるので、間違いではない。
「街で何するんだ?」
「それはーー」
「フラッフィーのベッドで寝たいから!」
僕が理由を説明する前に、ルーナが自分の欲望を吐き出す。
黙ってるから、いつものように寝てるのかと思ってたけど、しっかりと起きていたらしい。
「ねぇねぇ、フラッフィーのベッドってどこにあるの?どこで売ってるの?どこで寝られるの?」
ルーナは、前のめりになって兵士長に詰め寄る。珍しく、かなりの興奮状態だ。
「ベッドなら寝具店に行けば売ってるだろうが……フラッフィーのベッドはそれなりに高価だが、金はあるのか?」
「高価っていくら?」
「少なくとも、大銀貨五枚はいるな」
ルーナは、何かを期待するようにこちらを見てくる。
まぁ、旅の準備を僕に丸投げしたルーナは、お金がいくらあるかなんて知らないだろうね。
この世界のお金は、すべての国が共通となっており、単位はR(リーゼ)。
精霊界は共産主義なところがあり、譲り合いの精神があるので、普段の生活で通貨を使用することはないけど、下界に遊びに行く用の通貨は、共有の金庫に仕舞われていて、僕が持っているお金もそこから持ってきた。
お金は、銅貨から始まり、大銅貨、銀貨、大銀貨、小金貨、金貨、白金貨となる。
中銅貨、中銀貨、大金貨もあるけど、流通している数が少なくて、使われることは滅多にない。
そして、大銀貨五枚は、日本円にするとおよそ五万円くらいの価値である。
「全然ないよ。そんなにたくさん持ってきてないし、食事とか宿を取ってたら、それに消えちゃうでしょ。通行料もあるだろうし」
お金に関しては、最低限の宿泊代があれば充分かと思って、大して持ってきていない。
その宿泊代も、ルーナの望むフラッフィーのベッドがある宿屋で一泊くらいはさせようと思って持ってきただけで、決してベッドを購入するためではない。
まぁ、小金貨三枚分は持ってきてるから、買えないこともないのだろうけど、まだお金を稼ぐ手段がない今は、無駄な出費は避けたほうがいい。節約命だ。
生きるための食事は必要なくても、生き物だから普通にお腹は空くから、食事をまったく取らないのも辛いし。少なくとも、一週間に一度くらいは食べておきたい。
ルーナは、わかりやすいくらいにショックを受けた顔をする。
ガーンという効果音が聞こえてきそうだ。
「ベッドが買えないんじゃ、何のために下界に来たかわかんないじゃん!」
「おいしいご飯を満喫すればいいじゃん」
「ご飯だけじゃ足りないよ~。ベッド買ってよ、おにいちゃああん!」
そう言って、わんわん泣き出してしまった。演技などではなく、本当に大粒の涙を流して。
いやいや、百歳越えてるのにガチ泣きしないでよ。この瞬間だけは、見た目相応の年齢に見えるんだよな。
一応、フラッフィーのベッドでルーナを釣った手前、宿で泊まるときは、なるべくフラッフィーのベッドがある宿にしようとは思っていたけど、まさか購入をねだられるとは。
おいしい食事で代用……は、できないな。ルーナの性格からして。
「そう言われても、お金がないから買えないよ」
「やだやだ!フラッフィーのベッドで寝るもん!もふもふを堪能するんだもん!」
「大きめのクッション程度なら買えるよ?」
「いや!ベッドがいいの!」
僕のどんな言葉にも、ルーナはいやだと首を振る。
こうなると、ルーナは頑なだからなぁ……困った。買ってあげると言えば解決なんだけど、お金がないのは事実だから簡単に頷けない。
今からでも精霊界にお金を取りに戻る?……いや、ルーナの前で帰ると、多分ルーナもついてくる。一度ルーナが精霊界に足を踏み入れてしまえば、二度と下界に戻ってこない可能性もある。
理由を説明すれば、ベッドを購入するまではついてくる可能性はあるけど、それだとベッドを買えば即帰宅するだろう。ベッドを買わないほうが、ルーナを下界に留めておけるかもしれない。
こりゃあ、手詰まりだなぁ……どうするべきか。
「金がないんなら、稼げばいいじゃねぇか」
さっきまで蚊帳の外だった兵士長が口を挟む。僕は、ムッとなって言い返した。
「簡単に言いますけど、僕たち見た目は子どもですよ?どこも雇ってくれないでしょう」
それができるんなら、こんなに悩まないというのに。
「いや、それなら問題ない。ついでに、身分証もなんとかしてやるよ」
「なんとかって……身分証の偽造じゃないですよね?」
さすがにお尋ね者にはなりたくないんだけど……
僕が恐々としていると、兵士長はニヤリと笑う。
「公認の抜け道ってのがあるんだ。それなら、お前たちが精霊ってのも隠し通せる。別に法に触れたりはしねぇから大丈夫だ」
「それなら……頼みます」
お尋ね者になる心配がないのなら、こちらのメリットが大きい。
今後も色んな街を訪ねることになるだろうから、身分証はあったほうがいい。それが手に入るチャンスを逃すわけにはいかない。
「よし。じゃあ、ちょっと呼んでくるから、ここで待っててくれ」
「あっ、はい」
なんか待たされてばかりだな。というか、呼んでくるって何を?
そう思っている間に、兵士長はどこかに行ってしまった。
「精霊って……どういうこった?」
「そのままの意味ですよ。僕たちは双子の精霊です。珍しい人型の」
「精霊……いや、でも……」
僕の突然のカミングアウトが、あまりにも予想外だったのだろう。兵士長は、何度も確認するが、信じられない様子だった。
まぁ、わからなくもない。精霊は、下界では伝説扱いらしいから。
精霊たちはよく下界に行っているんだけど、ある事情から人間たちがいるようなところには近づけないから、出会う機会がほとんどないんだろう。
精霊メイドが下界で入手したという絵物語には、精霊は醜い化け物の姿をしていて、人々に呪いをかけたと書いてあるかと思えば、はたまた美しい女性の姿をしていて、純粋な少女の願いに答えて国を救ったとか書いてあるものもあるくらいだった。
精霊にはいろんな姿があること、強い魔法が使えることくらいしか共通してないんじゃないだろうか?
そんな伝説の種族が目の前に現れたのだ。信じろというのは無理があるだろう。
でも、信じてもらうしかない。嘘なんかついていないのだから。
「嘘だと思うなら、ここで精霊らしく浮いてみましょうか?それとも、周囲の物でも操りますか?ああ、重力をかさ増ししてあなたを地面に伏せさせるのもいいかもしれませんね」
精霊力でできそうなことを提案していると、兵士長が僕を制止する。
「待て待て!わかったから最後の提案だけはやめろ!」
「なんだ。最後のがわかりやすくておすすめなのに」
最初の二つは、ぶっちゃけると風魔法でも代用が可能なので、精霊力を使っているという証明にはなりにくい。
でも、重力のかさ増しは精霊力でしかできないので、証明するには手っ取り早い。
それに、できるできないは置いておいて、ちょっとやってみたかったのもある。精霊力を使うことはあまりなく、使いこなせてはいないので、練習しておきたかったんだけど。
「まぁ、ぐちゃって潰れるかもしれないしやめておくか……」
「さらっと恐ろしいことを言うな!何がおすすめだ!」
兵士長の鋭いツッコミが響く。
おや、声に出ていたか。胸のうちに秘めたつもりだったんだけど。
「あーっと?それで、精霊さまはなぜこちらに?」
「あっ、いいですよそのままで。今さら恭しくされても違和感しかないんで」
「……わかった」
僕が、寒気しか感じない兵士長の敬語を一蹴すると、兵士長は呆れたような視線を向けつつも了承する。
「それで、なぜこの街に来た?精霊は、人前には姿を現さないで有名らしいが」
「別に、姿を現さないわけじゃありませんよ?人間たちが集まっているところの魔力が汚れているので、大抵の精霊は近寄らないだけです」
これは、精霊になってから知ったことなんだけど、精霊は清浄な魔力を糧とするからか、汚れた魔力で汚染されているところでは、長時間活動できないそうだ。
僕たちは、精霊力が強いので耐性も強く、一ヶ月くらいは問題ないけど、並の精霊では五分くらいが限界らしい。
まぁ、それは同じ場所に居続けたらの話で、途中で清浄な魔力を取り込めば、タイムリミットはいくらでも伸ばせるけどね。
それでも、近寄らないに越したことはないし、よほど好奇心が駆り立てられなければ、毒ガスに飛び込んだりはしない。
「なら、そんな場所に来てまでお前たちは何をしに来たんだ?」
「気まぐれです。たまには街に遊びに来るのもいいかなって思いまして」
転生とか魔力の浄化を話すと、ややこしくなりそうなので、僕は表向きの理由を話す。
異世界を楽しむというのも、旅の目的の一つではあるので、間違いではない。
「街で何するんだ?」
「それはーー」
「フラッフィーのベッドで寝たいから!」
僕が理由を説明する前に、ルーナが自分の欲望を吐き出す。
黙ってるから、いつものように寝てるのかと思ってたけど、しっかりと起きていたらしい。
「ねぇねぇ、フラッフィーのベッドってどこにあるの?どこで売ってるの?どこで寝られるの?」
ルーナは、前のめりになって兵士長に詰め寄る。珍しく、かなりの興奮状態だ。
「ベッドなら寝具店に行けば売ってるだろうが……フラッフィーのベッドはそれなりに高価だが、金はあるのか?」
「高価っていくら?」
「少なくとも、大銀貨五枚はいるな」
ルーナは、何かを期待するようにこちらを見てくる。
まぁ、旅の準備を僕に丸投げしたルーナは、お金がいくらあるかなんて知らないだろうね。
この世界のお金は、すべての国が共通となっており、単位はR(リーゼ)。
精霊界は共産主義なところがあり、譲り合いの精神があるので、普段の生活で通貨を使用することはないけど、下界に遊びに行く用の通貨は、共有の金庫に仕舞われていて、僕が持っているお金もそこから持ってきた。
お金は、銅貨から始まり、大銅貨、銀貨、大銀貨、小金貨、金貨、白金貨となる。
中銅貨、中銀貨、大金貨もあるけど、流通している数が少なくて、使われることは滅多にない。
そして、大銀貨五枚は、日本円にするとおよそ五万円くらいの価値である。
「全然ないよ。そんなにたくさん持ってきてないし、食事とか宿を取ってたら、それに消えちゃうでしょ。通行料もあるだろうし」
お金に関しては、最低限の宿泊代があれば充分かと思って、大して持ってきていない。
その宿泊代も、ルーナの望むフラッフィーのベッドがある宿屋で一泊くらいはさせようと思って持ってきただけで、決してベッドを購入するためではない。
まぁ、小金貨三枚分は持ってきてるから、買えないこともないのだろうけど、まだお金を稼ぐ手段がない今は、無駄な出費は避けたほうがいい。節約命だ。
生きるための食事は必要なくても、生き物だから普通にお腹は空くから、食事をまったく取らないのも辛いし。少なくとも、一週間に一度くらいは食べておきたい。
ルーナは、わかりやすいくらいにショックを受けた顔をする。
ガーンという効果音が聞こえてきそうだ。
「ベッドが買えないんじゃ、何のために下界に来たかわかんないじゃん!」
「おいしいご飯を満喫すればいいじゃん」
「ご飯だけじゃ足りないよ~。ベッド買ってよ、おにいちゃああん!」
そう言って、わんわん泣き出してしまった。演技などではなく、本当に大粒の涙を流して。
いやいや、百歳越えてるのにガチ泣きしないでよ。この瞬間だけは、見た目相応の年齢に見えるんだよな。
一応、フラッフィーのベッドでルーナを釣った手前、宿で泊まるときは、なるべくフラッフィーのベッドがある宿にしようとは思っていたけど、まさか購入をねだられるとは。
おいしい食事で代用……は、できないな。ルーナの性格からして。
「そう言われても、お金がないから買えないよ」
「やだやだ!フラッフィーのベッドで寝るもん!もふもふを堪能するんだもん!」
「大きめのクッション程度なら買えるよ?」
「いや!ベッドがいいの!」
僕のどんな言葉にも、ルーナはいやだと首を振る。
こうなると、ルーナは頑なだからなぁ……困った。買ってあげると言えば解決なんだけど、お金がないのは事実だから簡単に頷けない。
今からでも精霊界にお金を取りに戻る?……いや、ルーナの前で帰ると、多分ルーナもついてくる。一度ルーナが精霊界に足を踏み入れてしまえば、二度と下界に戻ってこない可能性もある。
理由を説明すれば、ベッドを購入するまではついてくる可能性はあるけど、それだとベッドを買えば即帰宅するだろう。ベッドを買わないほうが、ルーナを下界に留めておけるかもしれない。
こりゃあ、手詰まりだなぁ……どうするべきか。
「金がないんなら、稼げばいいじゃねぇか」
さっきまで蚊帳の外だった兵士長が口を挟む。僕は、ムッとなって言い返した。
「簡単に言いますけど、僕たち見た目は子どもですよ?どこも雇ってくれないでしょう」
それができるんなら、こんなに悩まないというのに。
「いや、それなら問題ない。ついでに、身分証もなんとかしてやるよ」
「なんとかって……身分証の偽造じゃないですよね?」
さすがにお尋ね者にはなりたくないんだけど……
僕が恐々としていると、兵士長はニヤリと笑う。
「公認の抜け道ってのがあるんだ。それなら、お前たちが精霊ってのも隠し通せる。別に法に触れたりはしねぇから大丈夫だ」
「それなら……頼みます」
お尋ね者になる心配がないのなら、こちらのメリットが大きい。
今後も色んな街を訪ねることになるだろうから、身分証はあったほうがいい。それが手に入るチャンスを逃すわけにはいかない。
「よし。じゃあ、ちょっと呼んでくるから、ここで待っててくれ」
「あっ、はい」
なんか待たされてばかりだな。というか、呼んでくるって何を?
そう思っている間に、兵士長はどこかに行ってしまった。
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