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宮殿
41.プリアカンタの香りの庭で
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あの恐ろしい日のあとは、ミオとシア以外の誰も、部屋には入ってこなかった。それでも、どうにもならない熱に浮かされてもがき、消耗してとろとろと眠りに落ちる合間に恐怖が首をもたげ、またはっと目覚めるということをくり返してしまい、キアラは疲れ果ててしまっていた。ヒートが治まっても数日、ベッドから起き上がれなかったほどだ。
ヒート自体は十日ほど続いていた、というのは、あとからミオに教えてもらった。ユクガに満たしてもらったときはもっと短かったはずだから、アルファがいないとオメガのヒートは辛いものだ、というのは確かなのだろう。ただ、番以外のアルファに助けてもらいたくはない。
ユクガが恋しい気持ちが、募るばかりだった。
「神子様、そろそろにいたしましょう」
「……はい」
総主に声をかけられて、キアラは精霊の気配から意識を戻した。体調はほとんど元通りで、以前のように、起きて身支度をしたら礼拝堂に向かって、お祈りをするという生活を送れている。
あれ以来、キアラの周りには常にたくさんの精霊がいてくれて、総主が近づいてきても、避けることはあってもどこかに逃げてしまうことはない。守られているような安心感のおかげで、キアラもどうにか、以前のように振る舞えていた。
差し出された総主の手を取って立ち上がり、礼拝堂の外まで来ると今度はミオに手を貸してもらう。静かに歩く廊下は他の人がまったくいなくて、少し奇妙なほどだ。
「……ミオ、シア、どうして、どなたもいらっしゃらないのですか」
以前は、キアラが近づいたら廊下の端に行ってしまってはいたが、廊下をどこかに向かって歩いている人や、何やら立ち話をしているらしい人たちがいたのだ。それが、まったくいなくなってしまっている。
「……総主様が、神子様のご予定を公開なさっているからでしょう」
「……皆、神子様のお邪魔をしてはいけないからと、ご自身の予定を調整してくれているみたいですよ」
「そうなのですか……」
キアラが通る廊下には、人が行きあったらすれ違うのが難しいような狭い場所は、ほとんどない。あったとしてもお互いに避ければいいだけの話だし、例え知らない人であっても見かけられたら嬉しいものなのだが、気づかってくれているのだったら仕方ない。
ふかふかの敷物の上を歩きながら、ふと、もう一人、姿を見せない人を思い出す。
「……ゲラルド様も、お忙しいのでしょうか」
あのときはよくわかっていなかったけれど、ヒートのキアラの前に現れたのは、ゲラルドだった。身分が釣り合うアルファがどうとかいろいろな人が言っていたから、キアラの気持ちはともかく、おかしな話ではないのだろう。
ただ、あの日ゲラルドが立ち去ってから、キアラは彼の姿を見ていない。ヒートで体調を崩すのはオメガであって、アルファには何の影響もないはずだが、どうしたのだろう。
「……ご公務が、重なっていらっしゃるようですね」
「……大変、ですね」
進んで会いたいわけではないが、できることなら、ごめんなさいをしてほしいとは思う。キアラが許せるかどうかわからないけれど、ゲラルドの心持ちがどうあるのかは、キアラの気持ちにも大事な話だ。しかし、王子というものは忙しいものらしいし、こちらも仕方ない。
体調を崩しているなら真っ先にキアラの血を求めるだろうし、あれだけちょくちょく会いに来ていたキアラのもとにも現れないのだから、本当に忙しいのだろう。マナヴィカは寂しくしていないだろうか。番になりたくないと言っていたけれど、夫婦ではあるのだし、話す時間がまったく取れていないのだったら寂しいだろう。
「今日は天気もいいですし、どこかの庭を歩いてみますか?」
「行きたい、です」
しばらく伏せっていたので今月の王都での礼拝はお休みで、そうするとキアラには特に予定がない。
シアの誘いに顔をほころばせて、キアラは庭の一つに立ち寄った。
ひそやかな甘い香りが漂っている。どこかで花が咲いているのかもしれない。
「ベールを取っては、いけませんか」
「この庭は、どなたがいらっしゃるかわからないところですので……」
「お召しになっていたほうがいいでしょう。私のように、招かれてもいないものが現れるかもしれません」
茂みの向こうから声がして、土を踏みしめる音とともに誰かが姿を現した。途端にミオとシアが後ろに下がって膝をついたから、偉い人のうちの一人だろう。
思い当たる声を記憶から探して、念のため問いかける。
「エドゥアルド、様?」
「覚えていただけて、光栄です、神子様」
胸に手を当ててエドゥアルドが軽く会釈をしたので、キアラも膝を軽く曲げてエドゥアルドに挨拶を返した。
ゲラルドは忙しいという話だが、エドゥアルドは大丈夫なのだろうか。
「ここはプリアカンタ、という花のための庭なのです。白くて小さな花なのですが、いい香りがするでしょう?」
「はい。とても、素敵な香りです」
「昔は、王家の女性がこの香りを身にまとうために、たくさん育てていたそうですよ」
花の香りを身にまとうというのは、おしゃれな気がする。しかし、ずいぶんたくさん花が必要なのではないだろうか。
どんな花なのか、ベールの隙間から探してみようとはしたものの、やはりよく見えない。
「神子様、お手を」
「……はい」
差し出されたエドゥアルドの手に手を乗せたら、そっと裏返されて手のひらに何かを乗せられた。ベールの下から見えるように手を寄せたら、小さな花が乗っている。
「これが、プリアカンタ、ですか」
「ええ。かわいらしい花でしょう?」
手のひらにあるプリアカンタは、キアラの指先どころか、爪にすべて乗ってしまいそうなくらい小さい。その小さな花を、さらに小さく丸い花びらが五枚、触れたら取れてしまいそうな繊細さで形作っている。
「まるで神子様のようです」
聞こえた声が思ったより近くて、キアラははっと顔を上げた。エドゥアルドの体がすぐ傍にある。
怖い。
「え、エドゥアルド、様」
「……ああ、申し訳ありません」
ぱっと両手をあげて、エドゥアルドがキアラから離れていく。はっきり伝えたわけではないものの、気をつかって離れてくれたエドゥアルドに、キアラはほっと息をついた。
近くに大きな人がいるのは、恐ろしい。
おずおずと後ろに下がって、ミオとシアの傍まで戻る。
「……申し訳、ありません」
「いえ、私も不躾でした。お許しください」
さらりと謝ってくれるのも嬉しくて、キアラは小さく微笑んだ。エドゥアルドが気を悪くしたらどうしようかと思っていたのだが、少なくとも怒ってはいないだろう。
「……弟のことも、謝罪させていただけませんか」
ただ、続けられた言葉にさっと手が冷たくなって、キアラはプリアカンタの花を取り落とした。
ゲラルドに、悪気はなかった。オメガのヒートは、鎮めなければとても辛いものだから、神子様を助けようという気持ちだった。他に身分の釣り合うアルファはおらず、自分がやらなければという使命感からの行動だった。
そんなことを続けられて、キアラは爪先から冷気が這い登ってくるような気がした。よろめきそうになるのを必死でこらえて、流れていくエドゥアルドの言葉にたださらされる。
「どうか、ゲラルドを許してやってください」
「……ミオ、シア」
声は、震えてしまったかもしれなかった。けれど、必死にミオとシアを呼んで、戸惑った様子で見上げてくる二人にどうにか意思を伝える。
「部屋に、戻り、たい、です」
これ以上、エドゥアルドの話を聞いていたくない。
傷ついたキアラの気持ちを横に置いたまま、ゲラルドのことなど、聞きたくない。
踵を返し、ミオとシアがついてきているかどうかも確かめずに、庭の入口だと思われるほうへよろよろと進んで、何かにつまずいて転ぶ。服も、ぐちゃぐちゃだ。
「神子様!」
駆け寄ってきてくれた二人に助け起こされて、服についた土を払ってもらう。
「……戻り、たいです」
「ええ、お部屋に戻りましょう」
「少し冷えたかもしれませんから、温かい飲み物もご用意しますね」
うまく返事ができずうなずくだけにとどめて、キアラはプリアカンタの庭をあとにした。
あの庭にはもう、行くことはないだろうと思った。
ヒート自体は十日ほど続いていた、というのは、あとからミオに教えてもらった。ユクガに満たしてもらったときはもっと短かったはずだから、アルファがいないとオメガのヒートは辛いものだ、というのは確かなのだろう。ただ、番以外のアルファに助けてもらいたくはない。
ユクガが恋しい気持ちが、募るばかりだった。
「神子様、そろそろにいたしましょう」
「……はい」
総主に声をかけられて、キアラは精霊の気配から意識を戻した。体調はほとんど元通りで、以前のように、起きて身支度をしたら礼拝堂に向かって、お祈りをするという生活を送れている。
あれ以来、キアラの周りには常にたくさんの精霊がいてくれて、総主が近づいてきても、避けることはあってもどこかに逃げてしまうことはない。守られているような安心感のおかげで、キアラもどうにか、以前のように振る舞えていた。
差し出された総主の手を取って立ち上がり、礼拝堂の外まで来ると今度はミオに手を貸してもらう。静かに歩く廊下は他の人がまったくいなくて、少し奇妙なほどだ。
「……ミオ、シア、どうして、どなたもいらっしゃらないのですか」
以前は、キアラが近づいたら廊下の端に行ってしまってはいたが、廊下をどこかに向かって歩いている人や、何やら立ち話をしているらしい人たちがいたのだ。それが、まったくいなくなってしまっている。
「……総主様が、神子様のご予定を公開なさっているからでしょう」
「……皆、神子様のお邪魔をしてはいけないからと、ご自身の予定を調整してくれているみたいですよ」
「そうなのですか……」
キアラが通る廊下には、人が行きあったらすれ違うのが難しいような狭い場所は、ほとんどない。あったとしてもお互いに避ければいいだけの話だし、例え知らない人であっても見かけられたら嬉しいものなのだが、気づかってくれているのだったら仕方ない。
ふかふかの敷物の上を歩きながら、ふと、もう一人、姿を見せない人を思い出す。
「……ゲラルド様も、お忙しいのでしょうか」
あのときはよくわかっていなかったけれど、ヒートのキアラの前に現れたのは、ゲラルドだった。身分が釣り合うアルファがどうとかいろいろな人が言っていたから、キアラの気持ちはともかく、おかしな話ではないのだろう。
ただ、あの日ゲラルドが立ち去ってから、キアラは彼の姿を見ていない。ヒートで体調を崩すのはオメガであって、アルファには何の影響もないはずだが、どうしたのだろう。
「……ご公務が、重なっていらっしゃるようですね」
「……大変、ですね」
進んで会いたいわけではないが、できることなら、ごめんなさいをしてほしいとは思う。キアラが許せるかどうかわからないけれど、ゲラルドの心持ちがどうあるのかは、キアラの気持ちにも大事な話だ。しかし、王子というものは忙しいものらしいし、こちらも仕方ない。
体調を崩しているなら真っ先にキアラの血を求めるだろうし、あれだけちょくちょく会いに来ていたキアラのもとにも現れないのだから、本当に忙しいのだろう。マナヴィカは寂しくしていないだろうか。番になりたくないと言っていたけれど、夫婦ではあるのだし、話す時間がまったく取れていないのだったら寂しいだろう。
「今日は天気もいいですし、どこかの庭を歩いてみますか?」
「行きたい、です」
しばらく伏せっていたので今月の王都での礼拝はお休みで、そうするとキアラには特に予定がない。
シアの誘いに顔をほころばせて、キアラは庭の一つに立ち寄った。
ひそやかな甘い香りが漂っている。どこかで花が咲いているのかもしれない。
「ベールを取っては、いけませんか」
「この庭は、どなたがいらっしゃるかわからないところですので……」
「お召しになっていたほうがいいでしょう。私のように、招かれてもいないものが現れるかもしれません」
茂みの向こうから声がして、土を踏みしめる音とともに誰かが姿を現した。途端にミオとシアが後ろに下がって膝をついたから、偉い人のうちの一人だろう。
思い当たる声を記憶から探して、念のため問いかける。
「エドゥアルド、様?」
「覚えていただけて、光栄です、神子様」
胸に手を当ててエドゥアルドが軽く会釈をしたので、キアラも膝を軽く曲げてエドゥアルドに挨拶を返した。
ゲラルドは忙しいという話だが、エドゥアルドは大丈夫なのだろうか。
「ここはプリアカンタ、という花のための庭なのです。白くて小さな花なのですが、いい香りがするでしょう?」
「はい。とても、素敵な香りです」
「昔は、王家の女性がこの香りを身にまとうために、たくさん育てていたそうですよ」
花の香りを身にまとうというのは、おしゃれな気がする。しかし、ずいぶんたくさん花が必要なのではないだろうか。
どんな花なのか、ベールの隙間から探してみようとはしたものの、やはりよく見えない。
「神子様、お手を」
「……はい」
差し出されたエドゥアルドの手に手を乗せたら、そっと裏返されて手のひらに何かを乗せられた。ベールの下から見えるように手を寄せたら、小さな花が乗っている。
「これが、プリアカンタ、ですか」
「ええ。かわいらしい花でしょう?」
手のひらにあるプリアカンタは、キアラの指先どころか、爪にすべて乗ってしまいそうなくらい小さい。その小さな花を、さらに小さく丸い花びらが五枚、触れたら取れてしまいそうな繊細さで形作っている。
「まるで神子様のようです」
聞こえた声が思ったより近くて、キアラははっと顔を上げた。エドゥアルドの体がすぐ傍にある。
怖い。
「え、エドゥアルド、様」
「……ああ、申し訳ありません」
ぱっと両手をあげて、エドゥアルドがキアラから離れていく。はっきり伝えたわけではないものの、気をつかって離れてくれたエドゥアルドに、キアラはほっと息をついた。
近くに大きな人がいるのは、恐ろしい。
おずおずと後ろに下がって、ミオとシアの傍まで戻る。
「……申し訳、ありません」
「いえ、私も不躾でした。お許しください」
さらりと謝ってくれるのも嬉しくて、キアラは小さく微笑んだ。エドゥアルドが気を悪くしたらどうしようかと思っていたのだが、少なくとも怒ってはいないだろう。
「……弟のことも、謝罪させていただけませんか」
ただ、続けられた言葉にさっと手が冷たくなって、キアラはプリアカンタの花を取り落とした。
ゲラルドに、悪気はなかった。オメガのヒートは、鎮めなければとても辛いものだから、神子様を助けようという気持ちだった。他に身分の釣り合うアルファはおらず、自分がやらなければという使命感からの行動だった。
そんなことを続けられて、キアラは爪先から冷気が這い登ってくるような気がした。よろめきそうになるのを必死でこらえて、流れていくエドゥアルドの言葉にたださらされる。
「どうか、ゲラルドを許してやってください」
「……ミオ、シア」
声は、震えてしまったかもしれなかった。けれど、必死にミオとシアを呼んで、戸惑った様子で見上げてくる二人にどうにか意思を伝える。
「部屋に、戻り、たい、です」
これ以上、エドゥアルドの話を聞いていたくない。
傷ついたキアラの気持ちを横に置いたまま、ゲラルドのことなど、聞きたくない。
踵を返し、ミオとシアがついてきているかどうかも確かめずに、庭の入口だと思われるほうへよろよろと進んで、何かにつまずいて転ぶ。服も、ぐちゃぐちゃだ。
「神子様!」
駆け寄ってきてくれた二人に助け起こされて、服についた土を払ってもらう。
「……戻り、たいです」
「ええ、お部屋に戻りましょう」
「少し冷えたかもしれませんから、温かい飲み物もご用意しますね」
うまく返事ができずうなずくだけにとどめて、キアラはプリアカンタの庭をあとにした。
あの庭にはもう、行くことはないだろうと思った。
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