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宮殿
49.ディニラスの照らす闇
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キアラが王都の礼拝堂に行く日はたくさんの人が集まるようになっていて、礼拝堂の大きな部屋は満員になるそうだ。キアラの姿を見るだけでもごりやく、というものがあるらしいのだが、ミオとシアに説明してもらっても、キアラにはごりやくという言葉がよくわからなかった。
姿を見るだけで幸せになれるのは、心の中心にいる相手ではないのだろうか。
施療院での活動も終えて、キアラはぼんやりと馬車に揺られていた。
ゲラルドが北方に移り、マナヴィカもヴァルヴェキアに帰ってしまった。エドゥアルドにはあまり頻繁に出会うことはなく、ルガートが来られるのもヒートのときだけで、キアラが会話をする相手といえば、ミオとシアくらいしかいない。そのミオとシアも、導の灯火の仕事があればそちらに行かなければならず、お祈りのあと、キアラが一人で部屋で過ごさなければならない日もあった。
そうすると精霊たちがぽわぽわと集まってきて、心地よい気配に包まれてついうたたねをしてしまう。
その間に見る夢が、どうにも引っかかる。
どうしてか内容をはっきり覚えていられないのに、いつも同じような夢を見ている気がする。ただ、夜に眠っても同じ夢を見てはいないから、おそらく、精霊にたくさん包まれたときにだけ、見るのだと思う。
以前、書庫に初めて訪れたとき、精霊がファルファーラに関する本のところに導いてくれたように、もしかしたら、記憶にないファルファーラのことを夢に見ているのかもしれなかった。ルガートもはっきりとは言わなかったが、今は滅んでしまったというファルファーラの国と、キアラの間に、本当に関係があるのだろうか。
「神子様」
声をかけられて、キアラははっとそちらを振り向いた。気がつけば馬車はすでに止まっていて、ミオとシアが降りる支度をしている。
「も、申し訳ありません、少し……考え事をしていて」
「いいえ、準備をしていたところですので。よろしいですか?」
「はい」
先に出ていったミオの手を借りて、馬車から慎重に降りる。いつだったか、服の裾を踏んで転びそうになったことがあるのだ。王都に行くときの服は、いつもより生地が柔らかくて体にまとわりつきやすい。
降りきってひと息つき、顔を上げると、宮殿の入り口のところに誰かが立っていた。ベールをつけていると、こういうときに誰だかわからない。
「……神子様、エドゥアルド殿下です」
小さくささやくと、ミオはシアと後ろに下がってしまった。エドゥアルドは身分が高いから、ミオとシアのような侍従は、神子の後ろにいないといけない。
キアラにとっては、エドゥアルドよりミオとシアに一緒にいてほしいものだけれど。
しかし立ち止まっているわけにもいかない。そっとキアラが近づいていくと、エドゥアルドがすっと膝をついた。
「おかえりなさいませ、神子様」
「……お待ちいただいていたなら、申し訳ありません、エドゥアルド様」
膝を折って挨拶を返せば、すぐに立ち上がったエドゥアルドがまた頭を下げる。
「過日の、私の言動について謝罪を。かなり時が経ってからになってしまい、面目ありませんが……」
「……私も、失礼をいたしました。お許しくださいませ」
「とんでもない……ひとえに、私の考えが至らなかったせいです」
謝るためだけにキアラを待っていたわけではないだろうが、それでも、あのときのことについて謝罪してもらえて、キアラも一応、ごめんなさいをできて、胸のつかえがとれたような気持ちだ。あまり会うことはない相手だとしても、できれば気まずいままでいたくない。
「……少し、お話しできませんか?」
王都の礼拝堂でのお祈りが終われば、キアラには特にやることはない。うなずくと手を差し出されたので、キアラはエドゥアルドの手を借りて、宮殿の中を進むことになった。
「今の時期はディニラスの花が盛りなのですが、神子様はご覧になったことがございますか?」
「いいえ……どのような、花ですか」
「赤が多いですが……大輪を力強く咲かせる花なのです。ディニラスの庭に、ご案内しても?」
「はい」
どのような花なのかわからないが、久しぶりに庭歩きができるのは嬉しい。ミオとシアが止めようとしていないから、王子がいるならキアラが庭に行ってもいいのだろう。
しかし、連れられて歩いていく先が、足を踏み入れたことのある場所からどんどん離れていっているような気がして、キアラはおそるおそる周囲を見回した。
「エドゥアルド様、あの……こちらは、私が来ても、よいところなのですか」
精霊たちは変わらず傍にいてくれているが、やはり普段と廊下の装飾が違う気がする。ミオとシアの傍にいるのも、いつもの温かな気配の精霊ではなくて、楽しげな気配の精霊に変わっている。
エドゥアルドは穏やかな様子だし、だめというわけではないのだろうが、庭に入ったキアラとエドゥアルドのあとに、誰もついてこようとしない。
「本来は王族のみが立ち入りを許可される場所ですが、私がお招きしているので、神子様が遠慮なさることはございません」
促されて庭の奥に進むが、ミオもシアも、エドゥアルドの傍にいた人たちもついてこない。いけないことなのではないかと思いつつ、見えてきた絢爛な赤にキアラは目を奪われた。ミオとシアがいないのをいいことにそっとベールを外してみると、ひらひらとした飾りのような花びらをいくつもまとって、大輪の花々がお日様のように庭を明るくしている。
「きれい……」
「お気に召していただけたようでよかった」
エドゥアルドの声にはっとして、キアラは手に持ったベールと彼の顔を交互に見比べた。
すでにエドゥアルドはキアラの顔を見知っているはずだが、今はベールを取ってはいけないはずで、けれどディニラスの花はちゃんと見てみたい。
キアラが思い悩んでいるのが伝わったのか、エドゥアルドが小さく笑って、指を立てて唇に押し当てた。秘密、にしてくれるということだろうか。
「神子様、どうぞこちらへ」
「は、はい」
手を引かれて茂みに近づくと、ちょうどキアラによく見える高さのディニラスがあった。顔を寄せてみると少しすっぱいような匂いがして、触れてみた花びらは思っていたより力強い。温かな気配の精霊がぽわぽわと遊んでいるようだから、好きな花なのかもしれない。
「ディニラスは、カガルトゥラードの紋章にも使われている花なのです」
「もんしょう、ですか」
「ええ。導の灯火の紋章は、炎そのものですが」
もんしょうという言葉はわからなかったが、キアラはエドゥアルドに尋ねることは避けた。カガルトゥラードの人は、質問をされることが好きではない。それに、エドゥアルドが話したいのは、もんしょうのことではないだろう。
どうしたものかと考えているうちに、キアラを茂みと自分の体で挟むようにして、エドゥアルドが身を寄せてくる。
「申し訳ありません、内密の話をするには、この庭が最も信頼できるものですから」
「……そう、なのですか」
少し恐ろしいが、エドゥアルドにひどいことをするつもりはなさそうなのはわかる。エドゥアルドの傍にいるのは、穏やかな気配の精霊たちと、涼しげな気配の精霊たちだ。
「……導の灯火には、あまり御心をお寄せになりませんよう。彼らは……神子様がお考えになるよりずっと、闇が深い」
「闇……?」
うなずいたエドゥアルドが地面に膝をついて、キアラと視線を合わせてきた。キアラがおそるおそる傍に寄ると、真剣なまなざしで声を潜める。
「以前からあった傾向ではありますが……特に今の総主殿は、王家を踏み越えんとしているようにすら感じられる」
「そのような、ことは……」
「ないと言いきれますか」
答えられず、キアラは目を伏せた。
総主には、確かに欲が深いところはあると思う。けれど、食べるものに困っている人や、病やけがで苦しんでいる人を助けている一面もあるのだ。悪い人とも、言いきれない。
「侍従の二人にもお気をつけください」
「っ……ミオとシアは、よい人たちです……!」
少し強めの口調で言い返してしまって、キアラはおずおずとエドゥアルドから後ずさった。しかしすぐディニラスの茂みに背中が当たって、あまり後ろに余裕がなかったことを思い出す。
「そうして神子様に取り入り、利用する目的かもしれません」
「ミオと、シアは、そのような人ではありません……!」
立ち上がったエドゥアルドに距離を詰められたものの、キアラは懸命に言葉を返した。
大柄な人に、逃げ場のないところへ追いつめられるのは恐ろしい。けれど、ミオとシアを悪く言われるままにはしておけない。総主には申し訳ないけれど、ミオとシアは、キアラを大切にしてくれているし、キアラが大切にしたい人たちだ。
キアラがじっと見上げていると、エドゥアルドがふっと目を伏せて表情を緩めた。それからわずかに体を離して、キアラの手のベールにそっと手を伸ばしてくる。
「……そろそろ戻りましょうか、神子様」
「は、はい……」
ベールを着けさせてくれる手つきは丁寧で、怒っているわけではないらしい。そのまま手を貸してくれて、庭の入り口まで一緒に歩く。
「それでは、私はここで。何かございましたら、お気兼ねなくお声がけください」
「はい……ありがとうございます、エドゥアルド様」
礼儀正しく挨拶をして去っていくエドゥアルドは、悪い人とは思えなかった。キアラの知らないところで、導の灯火とエドゥアルドの間に何かあったのかもしれないし、わざわざ秘密の話としてキアラに知らせようとしてくれたのも、親切心だろう。
「神子様、お疲れではないですか」
「……いいえ。ありがとうございます、ミオ」
「では、お部屋に戻りましょうか」
「はい」
もやもやとしたものが胸に渦巻いて、キアラはミオと触れあっている手にきゅっと力を込めた。
姿を見るだけで幸せになれるのは、心の中心にいる相手ではないのだろうか。
施療院での活動も終えて、キアラはぼんやりと馬車に揺られていた。
ゲラルドが北方に移り、マナヴィカもヴァルヴェキアに帰ってしまった。エドゥアルドにはあまり頻繁に出会うことはなく、ルガートが来られるのもヒートのときだけで、キアラが会話をする相手といえば、ミオとシアくらいしかいない。そのミオとシアも、導の灯火の仕事があればそちらに行かなければならず、お祈りのあと、キアラが一人で部屋で過ごさなければならない日もあった。
そうすると精霊たちがぽわぽわと集まってきて、心地よい気配に包まれてついうたたねをしてしまう。
その間に見る夢が、どうにも引っかかる。
どうしてか内容をはっきり覚えていられないのに、いつも同じような夢を見ている気がする。ただ、夜に眠っても同じ夢を見てはいないから、おそらく、精霊にたくさん包まれたときにだけ、見るのだと思う。
以前、書庫に初めて訪れたとき、精霊がファルファーラに関する本のところに導いてくれたように、もしかしたら、記憶にないファルファーラのことを夢に見ているのかもしれなかった。ルガートもはっきりとは言わなかったが、今は滅んでしまったというファルファーラの国と、キアラの間に、本当に関係があるのだろうか。
「神子様」
声をかけられて、キアラははっとそちらを振り向いた。気がつけば馬車はすでに止まっていて、ミオとシアが降りる支度をしている。
「も、申し訳ありません、少し……考え事をしていて」
「いいえ、準備をしていたところですので。よろしいですか?」
「はい」
先に出ていったミオの手を借りて、馬車から慎重に降りる。いつだったか、服の裾を踏んで転びそうになったことがあるのだ。王都に行くときの服は、いつもより生地が柔らかくて体にまとわりつきやすい。
降りきってひと息つき、顔を上げると、宮殿の入り口のところに誰かが立っていた。ベールをつけていると、こういうときに誰だかわからない。
「……神子様、エドゥアルド殿下です」
小さくささやくと、ミオはシアと後ろに下がってしまった。エドゥアルドは身分が高いから、ミオとシアのような侍従は、神子の後ろにいないといけない。
キアラにとっては、エドゥアルドよりミオとシアに一緒にいてほしいものだけれど。
しかし立ち止まっているわけにもいかない。そっとキアラが近づいていくと、エドゥアルドがすっと膝をついた。
「おかえりなさいませ、神子様」
「……お待ちいただいていたなら、申し訳ありません、エドゥアルド様」
膝を折って挨拶を返せば、すぐに立ち上がったエドゥアルドがまた頭を下げる。
「過日の、私の言動について謝罪を。かなり時が経ってからになってしまい、面目ありませんが……」
「……私も、失礼をいたしました。お許しくださいませ」
「とんでもない……ひとえに、私の考えが至らなかったせいです」
謝るためだけにキアラを待っていたわけではないだろうが、それでも、あのときのことについて謝罪してもらえて、キアラも一応、ごめんなさいをできて、胸のつかえがとれたような気持ちだ。あまり会うことはない相手だとしても、できれば気まずいままでいたくない。
「……少し、お話しできませんか?」
王都の礼拝堂でのお祈りが終われば、キアラには特にやることはない。うなずくと手を差し出されたので、キアラはエドゥアルドの手を借りて、宮殿の中を進むことになった。
「今の時期はディニラスの花が盛りなのですが、神子様はご覧になったことがございますか?」
「いいえ……どのような、花ですか」
「赤が多いですが……大輪を力強く咲かせる花なのです。ディニラスの庭に、ご案内しても?」
「はい」
どのような花なのかわからないが、久しぶりに庭歩きができるのは嬉しい。ミオとシアが止めようとしていないから、王子がいるならキアラが庭に行ってもいいのだろう。
しかし、連れられて歩いていく先が、足を踏み入れたことのある場所からどんどん離れていっているような気がして、キアラはおそるおそる周囲を見回した。
「エドゥアルド様、あの……こちらは、私が来ても、よいところなのですか」
精霊たちは変わらず傍にいてくれているが、やはり普段と廊下の装飾が違う気がする。ミオとシアの傍にいるのも、いつもの温かな気配の精霊ではなくて、楽しげな気配の精霊に変わっている。
エドゥアルドは穏やかな様子だし、だめというわけではないのだろうが、庭に入ったキアラとエドゥアルドのあとに、誰もついてこようとしない。
「本来は王族のみが立ち入りを許可される場所ですが、私がお招きしているので、神子様が遠慮なさることはございません」
促されて庭の奥に進むが、ミオもシアも、エドゥアルドの傍にいた人たちもついてこない。いけないことなのではないかと思いつつ、見えてきた絢爛な赤にキアラは目を奪われた。ミオとシアがいないのをいいことにそっとベールを外してみると、ひらひらとした飾りのような花びらをいくつもまとって、大輪の花々がお日様のように庭を明るくしている。
「きれい……」
「お気に召していただけたようでよかった」
エドゥアルドの声にはっとして、キアラは手に持ったベールと彼の顔を交互に見比べた。
すでにエドゥアルドはキアラの顔を見知っているはずだが、今はベールを取ってはいけないはずで、けれどディニラスの花はちゃんと見てみたい。
キアラが思い悩んでいるのが伝わったのか、エドゥアルドが小さく笑って、指を立てて唇に押し当てた。秘密、にしてくれるということだろうか。
「神子様、どうぞこちらへ」
「は、はい」
手を引かれて茂みに近づくと、ちょうどキアラによく見える高さのディニラスがあった。顔を寄せてみると少しすっぱいような匂いがして、触れてみた花びらは思っていたより力強い。温かな気配の精霊がぽわぽわと遊んでいるようだから、好きな花なのかもしれない。
「ディニラスは、カガルトゥラードの紋章にも使われている花なのです」
「もんしょう、ですか」
「ええ。導の灯火の紋章は、炎そのものですが」
もんしょうという言葉はわからなかったが、キアラはエドゥアルドに尋ねることは避けた。カガルトゥラードの人は、質問をされることが好きではない。それに、エドゥアルドが話したいのは、もんしょうのことではないだろう。
どうしたものかと考えているうちに、キアラを茂みと自分の体で挟むようにして、エドゥアルドが身を寄せてくる。
「申し訳ありません、内密の話をするには、この庭が最も信頼できるものですから」
「……そう、なのですか」
少し恐ろしいが、エドゥアルドにひどいことをするつもりはなさそうなのはわかる。エドゥアルドの傍にいるのは、穏やかな気配の精霊たちと、涼しげな気配の精霊たちだ。
「……導の灯火には、あまり御心をお寄せになりませんよう。彼らは……神子様がお考えになるよりずっと、闇が深い」
「闇……?」
うなずいたエドゥアルドが地面に膝をついて、キアラと視線を合わせてきた。キアラがおそるおそる傍に寄ると、真剣なまなざしで声を潜める。
「以前からあった傾向ではありますが……特に今の総主殿は、王家を踏み越えんとしているようにすら感じられる」
「そのような、ことは……」
「ないと言いきれますか」
答えられず、キアラは目を伏せた。
総主には、確かに欲が深いところはあると思う。けれど、食べるものに困っている人や、病やけがで苦しんでいる人を助けている一面もあるのだ。悪い人とも、言いきれない。
「侍従の二人にもお気をつけください」
「っ……ミオとシアは、よい人たちです……!」
少し強めの口調で言い返してしまって、キアラはおずおずとエドゥアルドから後ずさった。しかしすぐディニラスの茂みに背中が当たって、あまり後ろに余裕がなかったことを思い出す。
「そうして神子様に取り入り、利用する目的かもしれません」
「ミオと、シアは、そのような人ではありません……!」
立ち上がったエドゥアルドに距離を詰められたものの、キアラは懸命に言葉を返した。
大柄な人に、逃げ場のないところへ追いつめられるのは恐ろしい。けれど、ミオとシアを悪く言われるままにはしておけない。総主には申し訳ないけれど、ミオとシアは、キアラを大切にしてくれているし、キアラが大切にしたい人たちだ。
キアラがじっと見上げていると、エドゥアルドがふっと目を伏せて表情を緩めた。それからわずかに体を離して、キアラの手のベールにそっと手を伸ばしてくる。
「……そろそろ戻りましょうか、神子様」
「は、はい……」
ベールを着けさせてくれる手つきは丁寧で、怒っているわけではないらしい。そのまま手を貸してくれて、庭の入り口まで一緒に歩く。
「それでは、私はここで。何かございましたら、お気兼ねなくお声がけください」
「はい……ありがとうございます、エドゥアルド様」
礼儀正しく挨拶をして去っていくエドゥアルドは、悪い人とは思えなかった。キアラの知らないところで、導の灯火とエドゥアルドの間に何かあったのかもしれないし、わざわざ秘密の話としてキアラに知らせようとしてくれたのも、親切心だろう。
「神子様、お疲れではないですか」
「……いいえ。ありがとうございます、ミオ」
「では、お部屋に戻りましょうか」
「はい」
もやもやとしたものが胸に渦巻いて、キアラはミオと触れあっている手にきゅっと力を込めた。
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