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前編
13.ギガント誘導作戦
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自分が宙に浮かんでいることを半ば他人事のように感心しつつ、でもやりたいのはこれじゃないんだよな、とレーネは口を尖らせた。何か物に乗って空を飛ぶのではなく、人がそのまま空を飛ぶのがレーネの理想だ。
「セシルくん、大丈夫かい」
「だ、だいじょぶ、です」
大丈夫な人の返事ではないような気もしたが、すでに十分な高度を稼いでしまっている。降りるのにも時間がかかるから、今回は耐えてもらうしかない。
念のため、足場にしているマントが不安定に揺らめかないよう、レーネはさらに魔力を流しておいた。
ひとまず、今後この魔法をさらに研究するとしたら、高いところが苦手な人というのも考慮に入れておかなければいけないだろう。板みたいに固いもののほうが、安心できるだろうか。
でもその場合、風にあおられたときが大変だ。自分の周囲の風も調整するとなると、一度に意識しなければいけないものが多すぎて、一般的な魔法として普及させるのが難しくなる。
「動かすよ」
「は、ふぁ、はい……っ」
魔法の改善はともかく、先にギガントの偵察をしなければいけない。オルランドに借りたマントに二人で乗ったまま、方向を調整して空を飛んで近づく。レーネが最初に確認してからもう何日も経っているのに、ギガントたちは飽きもせず戦い続けているらしい。
殴り合う音の合間に、唸りというか鳴き声というか、おそらくギガントが喉から発しているだろう音がまぎれているから、ギガントなりに会話はしているだろう、というのがレーネの予想だ。それをセシルに聞き取ってもらい、内容を把握したうえでギガントの誘導作戦を立てる。
食料の争いなら何かを餌にして二体を引っ張っていけそうだが、厄介なのは単に喧嘩したくて喧嘩している、ような場合だ。そうなるとギガントたちが殴り合いに満足するまで、人間にはどうしようもない。
「何かわかるかい」
聞き耳を立てているらしいセシルに声をかけて、レーネは軽く首を傾げた。レーネに視線を向けたセシルが、少し困ったような顔をしている。
「わかったはわかったんですけど……」
「けど?」
どこか話しにくそうなセシルを促して、続きを待つ。
「なんというか……その……女の子を巡って、争っているみたいで……」
「……なるほど」
何もなるほどではないのだが、話しにくい気持ちはわかった。
魔物に恋愛感情があるのかどうか知らないが、一人の女性を巡って争っている、ようだ。子孫を残したいという本能は、人も獣も魔物も変わらない、のもわかる。
「その……メス、でいいのかな……メスはどこにいるのかわかるかい」
「隊長たちとは反対方向、あっち側の森にいるみたいです。えーっと……愛の巣が何とか言ってるので、女の子が家で待ってる、みたいな感じですかね……」
セシルと二人、微妙な沈黙を共有してしまった。
「……いったん戻ろうか」
「……はい」
レーネはほぼ自由に動き回っていい、と許可をもらっているので好き勝手動いているが、リーダーに報告して判断を仰ぐのが個人の行動としては適切だ。これを聞かされたオルランドがどういう気持ちになるかは、ひとまず置いておく。原因が色恋なら、まあ、欲の一種ではあるので、誘導しようと思えば何とかなるかもしれない。
お互いに何とも言えない空気のまま、オルランドたちが待っている森へ向かう。
「おかえり、二人とも」
「何かわかったか?」
セシルが魔物の言葉を解する、というのは、彼の実家でも大騒ぎになった話らしい。家に居場所がなくなるまで追いつめられそうになってしまい、一度ほとぼりが冷めるまで北の砦に離れて過ごし、落ちついてから戻る、という段取りになっているそうだ。魔物と関わりがあるなんてそれだけで忌避されることだし、他の貴族に利用されて実家の不利になるかもわからない。だから秘密にしておいてほしい、というのがセシルの話で、レーネも了承した。人が困りそうなことを、わざわざ吹聴するような趣味もない。
そのためオルランドたちには、セシルが魔物の生態について独自に研究を重ねていて詳しいので、ギガントについても何かわかれば助かるから連れていく、という話を作り上げた。サンサあたりは何か勘づいているかもしれないが、言わないだけの分別がある、と信じている。
「愛をかけた戦い、らしくて」
「……は?」
適当に二人で口裏を合わせつつ、一体のメスがいて、それを巡って二体のオスが争っているらしい、ということを一応伝える。案の定オルランドたちも困惑したようだが、レーネたちとてどう話したものか悩んだ結果、事実を伝えただけだ。
「……やるとしたら……そのメスをどうにかしたら、オスもどうにかできるかも、ってとこか」
「そうだね」
自分とだいたい同じ結論にたどりついたオルランドに頷き、その先を考える。
例えばメスを倒したとしたら、怒り狂ったオス二体を相手にしなければいけなくなる、かもしれない。他のギガントのオスを探し出してきて、メスにけしかける、というわけにもいかない。そもそもギガントなど、通常はそうそう何体も同じ場所にいるような魔物ではないのだ。繁殖時期なのか何なのか、この狭い範囲に三体もいるほうが異常で、普通は単独生活をしているはずである。
とにかく、メスを何かで誘導して別のところに連れていけば、オスもそれにつられて移動するかもしれない、くらいしか、今のところ思いつかない。
「それじゃ、行ってくる」
「は? あっ、おい待て、レーネ!」
拝借したオルランドのマントは、まだ返していない。その上に乗ってひょいと高度を上げ、レーネはメスのギガントがいるらしい森に向かった。また怒られることはわかっているが、説明する時間が惜しい。
こうしている間にも、砦が魔物に攻め込まれ続けていることくらい、レーネの意識にだってある。
ユッダ山脈の向こう側は人の住まない領域で、森も切り拓かれることなく、人が大陸に上陸する前の姿を残していると言われている。それゆえ見たこともないような巨木が立ち並んでいて、合間を縫って飛ぶ間に、レーネは探知の魔法に引っかかるものを見つけた。慎重に飛んでいった先では小枝でたき火でも作るように巨木が組み合わされていて、その下にギガントが一体座り込んでいる。あれがギガントの巣で、おそらくメスだろう。
ギガントの美醜の基準は知らないが、幻影の魔法を使って自分の周りにギガントの見た目を作り出す。これがオスかメスか、どうやって判断しているのかもよく知らない。それからなるべく自然に見えそうな速度でメスに近づき、気づかれる前に急いで幻覚をかける。においや音、視覚以外の情報も足しておかなければ怪しまれるかもしれない。立ち上がったので、そっと向きを変えて砦と逆方向に動いてみる。
ずしん、と音がした。
肩越しに振り返ると、ギガントが立ち上がってこちらに踏み出した音らしい。ごまかされてくれたのか不審に思われたのか、どちらにせよレーネを追うという判断になったようだ。この物音がオスのギガントに届くのかわからないが、メスがここにいる限りあの二体は争い続けるだろう。
追いつかれないように、しかし離れすぎないように調整しながら、森の中を飛ぶ。ギガントの行動範囲がどのくらいになるのか、他のギガントがいないか、どこまで連れていけば元の場所に戻らないか。おびき寄せながら考えなければいけないことが多くて、少し忙しい。
後ろから大きな唸り声がして、レーネは急いで近くの巨木で幻影の背中をかばった。何かが飛んできて別の木にぶつかる。オスを見かけて追いかけてきたというよりは、メスを見かけて排除に動いている、といったところだろうか。思ったより危険になってしまった。探知の魔法の範囲を広げ、周囲の地形を確認する。かなり広大な森のようだが、切れ目があるのがわかった。
そちらに向きを変えて、レーネはさらにジグザグと動いた。単純な逃げ方をすると、ギガントの攻撃に当たる可能性がある。さすがに幻影に自然な怪我をさせるのは難しい。遠くからも何かの唸り声が響いてきた。ギガントのオスが釣れたのならいいが、確認している余裕がない。メスを引きつけて攻撃をよけつつ、幻影と幻覚、探知、飛翔の魔法を使い続け、さらに幻影でありもしない地面を見せる。レーネが作り出したギガントが先を行き、追ってきたメスのギガントが、幻の地面へ一歩踏み出す。
「やっ、た」
大きな声とともに湖へ落ちていったギガントを見送り、レーネは幻影を消して自分の姿を隠した。オスが追いかけてきているのか、地鳴りのような音が続いている。高く上がった水しぶきを慌ててよけて、森のほうへ目を凝らす。
来た。
オスのギガント二体が、ばしゃばしゃと水面を叩いているメスを見下ろしている。ギガントが泳げるのかどうか知らないが、少なくともあのメスは泳げないようだ。オスが助けようとするなら妨害しなければいけないし、できればオスも両方、少なくともどちらか片方は巻き込みたい。ギガントの立っている崖を壊すわけにはいかないし、すでに地面はここまでと認識されてしまっているから、幻影の地面を作っても意味がない。
他の手段、と少し考えてから、レーネはギガント二体の尻に炎をつけた。
野太い叫びをあげたギガントが、我先にと湖に飛び込んでいく。今度はメスも混ざって三体が相手を掴んで伸び上がり、自分が一番上になろうと必死になっている。どれも泳げそうになく足を引っ張り合う今の状態からすると、このまま見張り続けて岸に戻る妨害をする必要もないだろう。
大きくため息をついて肩の力を抜き、少しよれっとして戻ったレーネは、オルランドのみならずサンサにもモリスにも、ティノールトたちにさえ厳しく叱られたのだった。
「セシルくん、大丈夫かい」
「だ、だいじょぶ、です」
大丈夫な人の返事ではないような気もしたが、すでに十分な高度を稼いでしまっている。降りるのにも時間がかかるから、今回は耐えてもらうしかない。
念のため、足場にしているマントが不安定に揺らめかないよう、レーネはさらに魔力を流しておいた。
ひとまず、今後この魔法をさらに研究するとしたら、高いところが苦手な人というのも考慮に入れておかなければいけないだろう。板みたいに固いもののほうが、安心できるだろうか。
でもその場合、風にあおられたときが大変だ。自分の周囲の風も調整するとなると、一度に意識しなければいけないものが多すぎて、一般的な魔法として普及させるのが難しくなる。
「動かすよ」
「は、ふぁ、はい……っ」
魔法の改善はともかく、先にギガントの偵察をしなければいけない。オルランドに借りたマントに二人で乗ったまま、方向を調整して空を飛んで近づく。レーネが最初に確認してからもう何日も経っているのに、ギガントたちは飽きもせず戦い続けているらしい。
殴り合う音の合間に、唸りというか鳴き声というか、おそらくギガントが喉から発しているだろう音がまぎれているから、ギガントなりに会話はしているだろう、というのがレーネの予想だ。それをセシルに聞き取ってもらい、内容を把握したうえでギガントの誘導作戦を立てる。
食料の争いなら何かを餌にして二体を引っ張っていけそうだが、厄介なのは単に喧嘩したくて喧嘩している、ような場合だ。そうなるとギガントたちが殴り合いに満足するまで、人間にはどうしようもない。
「何かわかるかい」
聞き耳を立てているらしいセシルに声をかけて、レーネは軽く首を傾げた。レーネに視線を向けたセシルが、少し困ったような顔をしている。
「わかったはわかったんですけど……」
「けど?」
どこか話しにくそうなセシルを促して、続きを待つ。
「なんというか……その……女の子を巡って、争っているみたいで……」
「……なるほど」
何もなるほどではないのだが、話しにくい気持ちはわかった。
魔物に恋愛感情があるのかどうか知らないが、一人の女性を巡って争っている、ようだ。子孫を残したいという本能は、人も獣も魔物も変わらない、のもわかる。
「その……メス、でいいのかな……メスはどこにいるのかわかるかい」
「隊長たちとは反対方向、あっち側の森にいるみたいです。えーっと……愛の巣が何とか言ってるので、女の子が家で待ってる、みたいな感じですかね……」
セシルと二人、微妙な沈黙を共有してしまった。
「……いったん戻ろうか」
「……はい」
レーネはほぼ自由に動き回っていい、と許可をもらっているので好き勝手動いているが、リーダーに報告して判断を仰ぐのが個人の行動としては適切だ。これを聞かされたオルランドがどういう気持ちになるかは、ひとまず置いておく。原因が色恋なら、まあ、欲の一種ではあるので、誘導しようと思えば何とかなるかもしれない。
お互いに何とも言えない空気のまま、オルランドたちが待っている森へ向かう。
「おかえり、二人とも」
「何かわかったか?」
セシルが魔物の言葉を解する、というのは、彼の実家でも大騒ぎになった話らしい。家に居場所がなくなるまで追いつめられそうになってしまい、一度ほとぼりが冷めるまで北の砦に離れて過ごし、落ちついてから戻る、という段取りになっているそうだ。魔物と関わりがあるなんてそれだけで忌避されることだし、他の貴族に利用されて実家の不利になるかもわからない。だから秘密にしておいてほしい、というのがセシルの話で、レーネも了承した。人が困りそうなことを、わざわざ吹聴するような趣味もない。
そのためオルランドたちには、セシルが魔物の生態について独自に研究を重ねていて詳しいので、ギガントについても何かわかれば助かるから連れていく、という話を作り上げた。サンサあたりは何か勘づいているかもしれないが、言わないだけの分別がある、と信じている。
「愛をかけた戦い、らしくて」
「……は?」
適当に二人で口裏を合わせつつ、一体のメスがいて、それを巡って二体のオスが争っているらしい、ということを一応伝える。案の定オルランドたちも困惑したようだが、レーネたちとてどう話したものか悩んだ結果、事実を伝えただけだ。
「……やるとしたら……そのメスをどうにかしたら、オスもどうにかできるかも、ってとこか」
「そうだね」
自分とだいたい同じ結論にたどりついたオルランドに頷き、その先を考える。
例えばメスを倒したとしたら、怒り狂ったオス二体を相手にしなければいけなくなる、かもしれない。他のギガントのオスを探し出してきて、メスにけしかける、というわけにもいかない。そもそもギガントなど、通常はそうそう何体も同じ場所にいるような魔物ではないのだ。繁殖時期なのか何なのか、この狭い範囲に三体もいるほうが異常で、普通は単独生活をしているはずである。
とにかく、メスを何かで誘導して別のところに連れていけば、オスもそれにつられて移動するかもしれない、くらいしか、今のところ思いつかない。
「それじゃ、行ってくる」
「は? あっ、おい待て、レーネ!」
拝借したオルランドのマントは、まだ返していない。その上に乗ってひょいと高度を上げ、レーネはメスのギガントがいるらしい森に向かった。また怒られることはわかっているが、説明する時間が惜しい。
こうしている間にも、砦が魔物に攻め込まれ続けていることくらい、レーネの意識にだってある。
ユッダ山脈の向こう側は人の住まない領域で、森も切り拓かれることなく、人が大陸に上陸する前の姿を残していると言われている。それゆえ見たこともないような巨木が立ち並んでいて、合間を縫って飛ぶ間に、レーネは探知の魔法に引っかかるものを見つけた。慎重に飛んでいった先では小枝でたき火でも作るように巨木が組み合わされていて、その下にギガントが一体座り込んでいる。あれがギガントの巣で、おそらくメスだろう。
ギガントの美醜の基準は知らないが、幻影の魔法を使って自分の周りにギガントの見た目を作り出す。これがオスかメスか、どうやって判断しているのかもよく知らない。それからなるべく自然に見えそうな速度でメスに近づき、気づかれる前に急いで幻覚をかける。においや音、視覚以外の情報も足しておかなければ怪しまれるかもしれない。立ち上がったので、そっと向きを変えて砦と逆方向に動いてみる。
ずしん、と音がした。
肩越しに振り返ると、ギガントが立ち上がってこちらに踏み出した音らしい。ごまかされてくれたのか不審に思われたのか、どちらにせよレーネを追うという判断になったようだ。この物音がオスのギガントに届くのかわからないが、メスがここにいる限りあの二体は争い続けるだろう。
追いつかれないように、しかし離れすぎないように調整しながら、森の中を飛ぶ。ギガントの行動範囲がどのくらいになるのか、他のギガントがいないか、どこまで連れていけば元の場所に戻らないか。おびき寄せながら考えなければいけないことが多くて、少し忙しい。
後ろから大きな唸り声がして、レーネは急いで近くの巨木で幻影の背中をかばった。何かが飛んできて別の木にぶつかる。オスを見かけて追いかけてきたというよりは、メスを見かけて排除に動いている、といったところだろうか。思ったより危険になってしまった。探知の魔法の範囲を広げ、周囲の地形を確認する。かなり広大な森のようだが、切れ目があるのがわかった。
そちらに向きを変えて、レーネはさらにジグザグと動いた。単純な逃げ方をすると、ギガントの攻撃に当たる可能性がある。さすがに幻影に自然な怪我をさせるのは難しい。遠くからも何かの唸り声が響いてきた。ギガントのオスが釣れたのならいいが、確認している余裕がない。メスを引きつけて攻撃をよけつつ、幻影と幻覚、探知、飛翔の魔法を使い続け、さらに幻影でありもしない地面を見せる。レーネが作り出したギガントが先を行き、追ってきたメスのギガントが、幻の地面へ一歩踏み出す。
「やっ、た」
大きな声とともに湖へ落ちていったギガントを見送り、レーネは幻影を消して自分の姿を隠した。オスが追いかけてきているのか、地鳴りのような音が続いている。高く上がった水しぶきを慌ててよけて、森のほうへ目を凝らす。
来た。
オスのギガント二体が、ばしゃばしゃと水面を叩いているメスを見下ろしている。ギガントが泳げるのかどうか知らないが、少なくともあのメスは泳げないようだ。オスが助けようとするなら妨害しなければいけないし、できればオスも両方、少なくともどちらか片方は巻き込みたい。ギガントの立っている崖を壊すわけにはいかないし、すでに地面はここまでと認識されてしまっているから、幻影の地面を作っても意味がない。
他の手段、と少し考えてから、レーネはギガント二体の尻に炎をつけた。
野太い叫びをあげたギガントが、我先にと湖に飛び込んでいく。今度はメスも混ざって三体が相手を掴んで伸び上がり、自分が一番上になろうと必死になっている。どれも泳げそうになく足を引っ張り合う今の状態からすると、このまま見張り続けて岸に戻る妨害をする必要もないだろう。
大きくため息をついて肩の力を抜き、少しよれっとして戻ったレーネは、オルランドのみならずサンサにもモリスにも、ティノールトたちにさえ厳しく叱られたのだった。
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