3 / 10
日曜日
しおりを挟む
今日は日曜日 初めてプライベートで薫さんと会う日
「さつき大丈夫?寒くない」
僕が玄関へ出ると お母さんは心配そうな顔をしていた
「うん大丈夫ちゃんと薬も持ったし 明るいうちに帰って来るから心配しないで・・・」
「そうね もうさつきは立派な社会人だものね」
「そうだよお母さん」
「でも何かあったらすぐに連絡するのよ」
「うんわかってる じゃ~いってきます」
「いってらっしゃい 気を付けてね」
お母さんは玄関のドアを開け放ち 僕に小さく手を振った
僕も振り返り小さく手を振った
(どうしよう凄く楽しみでドキドキする だけど落ち着かないと薫さんに心配をかける事になる それだけは絶対にダメだ大丈夫いつも通り・・・ やっぱり忘年会に参加して良かった おじさんには心配かけたけど 薫さんと話が出来たし 今日は薫さんと一緒に出掛ける事になった 僕は幸せ者だ・・・)
僕は心を弾ませながら 待ち合わせ場所へと向かった
僕と薫さんが待ち合わせをした場所はショッピングモール
「片岡 待ったか?」
そう言って薫さんは僕の傍へ
「いいえ僕も今着いたところです」
「そっか良かった いや~実はちょっと迷った」
そう言って薫さんは笑っていた
(薫さんの私服姿初めて見た・・・ いつもスーツ姿でカッコイイけど 私服姿もカッコイイし新鮮だ・・・)
「片岡どこから見るか」
「そうですね あっ僕雑貨屋さんへ行きたいです」
「そうか いろいろありそうだから とりあえず歩いて探すか」
「はい」
僕と薫さんは歩き出した
「いや~片岡から連絡もらって 俺とショッピングモールへ行きたいって 正直こんなおっさんと一緒にって思ったよ まぁ~どこへ行くにしろおっさんは変わらねぇ~んだけどなぁ~」
薫さんはまたそう言って笑っていた
「薫さんはおっさんなんかじゃ~ないですよ もっと自分に自信を持って下さい」
「俺にか~」
「はい あっ薫さんあそこ見てもいいですか?」
「あぁ~行こう」
僕と薫さんは小さな雑貨屋さんへ
「もうクリスマスの物があるんだなぁ~」
「来月はもう12月ですからね」
そう言いながら雑貨屋さんを見て回っていた
「あっこれかわいいですね」
僕はサンタクロースの入った スノードームを手に取った
「薫さん見て・・・」
僕はスノードームを揺らした
サンタクロースが両手を広げ まるで雪が降っている事を 喜んでいるみたいだった
「へ~そうなるのか」
「薫さんの部屋にどうですか?」
「俺の部屋にか」
「はい 薫さんの部屋ってどんな感じなんですか?」
「何も無いよ 必要最低限の物しかねぇ~なぁ~」
「こういった小物を置いたりしないんですか?」
「いっさいねぇ~なぁ~ 季節を感じられる物は置いた事がねぇ~ カレンダーぐらいかなぁ~」
「そうなんですか じゃ~この機会にどうです お安くしておきますよ」
「どこぞの営業マンかよ」
僕と薫さんは声を出して笑っていた
(とっても楽しい・・・ 薫さんと笑顔で話が出来てる・・・)
僕は身体が弱い事を忘れ浮かれていた
あちこちと歩き回り 僕の足どりも重くなっていた
「片岡 ちょっと早いけど昼ご飯にするか・・・」
「そうですね」
僕と薫さんはレストラン街へ
「片岡は何が食べたい?」
「僕は・・・」
(早くお手洗いに行って薬を飲みたい)
「片岡大丈夫か 顔色が悪いぞ」
薫さんは僕の顔を覗き込んだ
「はい大丈夫です」
「じゃ~そこの洋食屋さんでいいか」
「はい」
店員さんに座席を案内され僕は座らず
「薫さん僕 トイレに行って来ます」
「あぁ~本当に大丈夫か」
「はい」
僕は急いでトイレへ
カバンの中から大量の薬を出した
(ちょっとはしゃぎ過ぎてたかなぁ~)
僕はトイレの鏡に映った自分の顔を見てそう思った
僕は薬を飲み少し落ち着くまでトイレへ
(薫さんに心配かけちゃったなぁ~)
「片岡遅いなぁ~」
俺はメニューを見ながらそうつぶやいていた
「薫さんお待たせしました」
「片岡大丈夫なのか?」
「はい 薫さんは何にしたんです」
僕は明るい笑顔でそう言いながら 薫さんが見ていたメニューに目を向けた
「俺は普段食べない エビフライとハンバーグセットにする」
そう言いながら薫さんは僕の方へと メニューを渡してくれた
「うわー美味しそうですね 僕はどれにしよう・・・」
たくさんの写真とメニューがあった
(どうしよう・・・ そんなに食べられないし・・・)
「あっ僕 彩り野菜のスパゲッティにします」
薫さんは手を上げ 店員さんへ注文してくれた
僕はその時スパゲッティを少なめでお願いしますと店員さんへ告げた
薫さんは少し変な顔をしたけれど 僕がすぐに話題をふった
「薫さん 僕と旅行に行きませんか?」
「旅行?」
「はい」
「旅行かぁ~ しばらく行ってねぇ~なぁ~」
「薫さん 僕と一緒に旅行へ行ってくれるんですか?」
「いいぞ行こう」
あっさりと薫さんはそう言ってくれた
(夢みたいだ・・・ 薫さんと旅行 勇気を出して言ってみて良かった・・・ どこに行こう 薫さんってどこに行きたいんだろう 僕はあまり遠くへは行かれないんだけど 薫さんの実家ってどこなんだろう 僕は薫さんの事何も知らない)
「薫さんのご実家ってどこなんですか?」
「俺は新潟だよ 何もねぇ~新潟 冬は雪かきだ大変なんだ」
「そうなんですか でもお米は凄く美味しいですよね」
「あぁ~米は買った事がねぇ~なぁ~ やっぱふるさとの味にはかなわねぇ~な」
薫さんは笑ってそう言った
「片岡 そんな少しで大丈夫なのか?」
注文したスパゲッティが僕の前へ
「あっはい あんまりお腹はすいてないので・・・」
(これでも多いぐらいだ・・・)
「薫さん先にいただきますね」
「出来立てがうまいからなぁ~ 先に食べてくれ」
僕はゆっくりと食べ始めた
薫さんはお腹がすいていたのか 凄い勢いで食べ始めた
「あっそうだ薫さん旅行どこにします 温泉とかいいですよねぇ~」
「片岡 それおっさんの発想だぞ・・・」
「だってこれからもっと寒くなるんですよ 温泉いいじゃないですか」
「まぁ~それはそうなんだけどよ~ 片岡はそれでいいのかよ」
「むしろ温泉がいいです」
「そっか 今から宿とか予約取れるのか?」
「近場の温泉・・・」
僕は携帯電話を取り出し 薫さんに見える様に置いた
「薫さんいろいろありますよ 見て下さい」
「まだ 予約取れるのか?」
「はい大丈夫です どこにしますか?」
「たくさんあって選べねぇ~なぁ~ 片岡の行きたい温泉でいいから選んでくれ・・・」
薫さんはそう言いながらハンバーグを口に運んでいた
(薫さんとの初めての旅行だから ながめがいい所がいいなぁ~ゆっくりとくつろげて・・・ 普段忙しい薫さんに少しでも癒してもらいたいから・・・)
僕は探し切れず日付だけ決めてもらい 家でゆっくりと探す事にした
次の日 僕は会社を休んでしまった
「鈴木部長」
「あぁ~溝口君」
俺は鈴木部長のデスクへ行き片岡の様子を聞いた
「片岡は・・・」
「さつきが凄くお世話になってるみたいで・・・」
「いいえ俺は別に・・・ それで今日片岡は・・・」
「あぁ~大丈夫だ元気 溝口君に心配しない様に言ってくれって 伝言頼まれてたのすっかり忘れていたよ・・・」
そう言って鈴木部長は笑っていた
「昨日は俺とちょっと出掛けたんです カゼですか?」
「いや~たいした事はない さつきも凄く楽しかったと聞いているよ すまないねぇ~心配かけて これからもさつきと仲良くしてやってくれ・・・」
「はい 俺も凄く嬉しくて あぁ~やって俺にしたってくれる後輩って 今まで居なかったので俺の方こそなんですよ」
「そうか さつきなら明日元気に出社するよ そしたらまた頼むよ」
「そうですかそれを聞いて安心しました 失礼します」
俺は鈴木部長に頭を下げ外回りへと出掛けた
(おじさんうまく話くれたかなぁ~ 薫さんからのメッセージに 何て返事を返したらいいのかわからないよ)
僕は薫さんのメッセージを見ながら ベッドへと横になっていた
(つづく)
「さつき大丈夫?寒くない」
僕が玄関へ出ると お母さんは心配そうな顔をしていた
「うん大丈夫ちゃんと薬も持ったし 明るいうちに帰って来るから心配しないで・・・」
「そうね もうさつきは立派な社会人だものね」
「そうだよお母さん」
「でも何かあったらすぐに連絡するのよ」
「うんわかってる じゃ~いってきます」
「いってらっしゃい 気を付けてね」
お母さんは玄関のドアを開け放ち 僕に小さく手を振った
僕も振り返り小さく手を振った
(どうしよう凄く楽しみでドキドキする だけど落ち着かないと薫さんに心配をかける事になる それだけは絶対にダメだ大丈夫いつも通り・・・ やっぱり忘年会に参加して良かった おじさんには心配かけたけど 薫さんと話が出来たし 今日は薫さんと一緒に出掛ける事になった 僕は幸せ者だ・・・)
僕は心を弾ませながら 待ち合わせ場所へと向かった
僕と薫さんが待ち合わせをした場所はショッピングモール
「片岡 待ったか?」
そう言って薫さんは僕の傍へ
「いいえ僕も今着いたところです」
「そっか良かった いや~実はちょっと迷った」
そう言って薫さんは笑っていた
(薫さんの私服姿初めて見た・・・ いつもスーツ姿でカッコイイけど 私服姿もカッコイイし新鮮だ・・・)
「片岡どこから見るか」
「そうですね あっ僕雑貨屋さんへ行きたいです」
「そうか いろいろありそうだから とりあえず歩いて探すか」
「はい」
僕と薫さんは歩き出した
「いや~片岡から連絡もらって 俺とショッピングモールへ行きたいって 正直こんなおっさんと一緒にって思ったよ まぁ~どこへ行くにしろおっさんは変わらねぇ~んだけどなぁ~」
薫さんはまたそう言って笑っていた
「薫さんはおっさんなんかじゃ~ないですよ もっと自分に自信を持って下さい」
「俺にか~」
「はい あっ薫さんあそこ見てもいいですか?」
「あぁ~行こう」
僕と薫さんは小さな雑貨屋さんへ
「もうクリスマスの物があるんだなぁ~」
「来月はもう12月ですからね」
そう言いながら雑貨屋さんを見て回っていた
「あっこれかわいいですね」
僕はサンタクロースの入った スノードームを手に取った
「薫さん見て・・・」
僕はスノードームを揺らした
サンタクロースが両手を広げ まるで雪が降っている事を 喜んでいるみたいだった
「へ~そうなるのか」
「薫さんの部屋にどうですか?」
「俺の部屋にか」
「はい 薫さんの部屋ってどんな感じなんですか?」
「何も無いよ 必要最低限の物しかねぇ~なぁ~」
「こういった小物を置いたりしないんですか?」
「いっさいねぇ~なぁ~ 季節を感じられる物は置いた事がねぇ~ カレンダーぐらいかなぁ~」
「そうなんですか じゃ~この機会にどうです お安くしておきますよ」
「どこぞの営業マンかよ」
僕と薫さんは声を出して笑っていた
(とっても楽しい・・・ 薫さんと笑顔で話が出来てる・・・)
僕は身体が弱い事を忘れ浮かれていた
あちこちと歩き回り 僕の足どりも重くなっていた
「片岡 ちょっと早いけど昼ご飯にするか・・・」
「そうですね」
僕と薫さんはレストラン街へ
「片岡は何が食べたい?」
「僕は・・・」
(早くお手洗いに行って薬を飲みたい)
「片岡大丈夫か 顔色が悪いぞ」
薫さんは僕の顔を覗き込んだ
「はい大丈夫です」
「じゃ~そこの洋食屋さんでいいか」
「はい」
店員さんに座席を案内され僕は座らず
「薫さん僕 トイレに行って来ます」
「あぁ~本当に大丈夫か」
「はい」
僕は急いでトイレへ
カバンの中から大量の薬を出した
(ちょっとはしゃぎ過ぎてたかなぁ~)
僕はトイレの鏡に映った自分の顔を見てそう思った
僕は薬を飲み少し落ち着くまでトイレへ
(薫さんに心配かけちゃったなぁ~)
「片岡遅いなぁ~」
俺はメニューを見ながらそうつぶやいていた
「薫さんお待たせしました」
「片岡大丈夫なのか?」
「はい 薫さんは何にしたんです」
僕は明るい笑顔でそう言いながら 薫さんが見ていたメニューに目を向けた
「俺は普段食べない エビフライとハンバーグセットにする」
そう言いながら薫さんは僕の方へと メニューを渡してくれた
「うわー美味しそうですね 僕はどれにしよう・・・」
たくさんの写真とメニューがあった
(どうしよう・・・ そんなに食べられないし・・・)
「あっ僕 彩り野菜のスパゲッティにします」
薫さんは手を上げ 店員さんへ注文してくれた
僕はその時スパゲッティを少なめでお願いしますと店員さんへ告げた
薫さんは少し変な顔をしたけれど 僕がすぐに話題をふった
「薫さん 僕と旅行に行きませんか?」
「旅行?」
「はい」
「旅行かぁ~ しばらく行ってねぇ~なぁ~」
「薫さん 僕と一緒に旅行へ行ってくれるんですか?」
「いいぞ行こう」
あっさりと薫さんはそう言ってくれた
(夢みたいだ・・・ 薫さんと旅行 勇気を出して言ってみて良かった・・・ どこに行こう 薫さんってどこに行きたいんだろう 僕はあまり遠くへは行かれないんだけど 薫さんの実家ってどこなんだろう 僕は薫さんの事何も知らない)
「薫さんのご実家ってどこなんですか?」
「俺は新潟だよ 何もねぇ~新潟 冬は雪かきだ大変なんだ」
「そうなんですか でもお米は凄く美味しいですよね」
「あぁ~米は買った事がねぇ~なぁ~ やっぱふるさとの味にはかなわねぇ~な」
薫さんは笑ってそう言った
「片岡 そんな少しで大丈夫なのか?」
注文したスパゲッティが僕の前へ
「あっはい あんまりお腹はすいてないので・・・」
(これでも多いぐらいだ・・・)
「薫さん先にいただきますね」
「出来立てがうまいからなぁ~ 先に食べてくれ」
僕はゆっくりと食べ始めた
薫さんはお腹がすいていたのか 凄い勢いで食べ始めた
「あっそうだ薫さん旅行どこにします 温泉とかいいですよねぇ~」
「片岡 それおっさんの発想だぞ・・・」
「だってこれからもっと寒くなるんですよ 温泉いいじゃないですか」
「まぁ~それはそうなんだけどよ~ 片岡はそれでいいのかよ」
「むしろ温泉がいいです」
「そっか 今から宿とか予約取れるのか?」
「近場の温泉・・・」
僕は携帯電話を取り出し 薫さんに見える様に置いた
「薫さんいろいろありますよ 見て下さい」
「まだ 予約取れるのか?」
「はい大丈夫です どこにしますか?」
「たくさんあって選べねぇ~なぁ~ 片岡の行きたい温泉でいいから選んでくれ・・・」
薫さんはそう言いながらハンバーグを口に運んでいた
(薫さんとの初めての旅行だから ながめがいい所がいいなぁ~ゆっくりとくつろげて・・・ 普段忙しい薫さんに少しでも癒してもらいたいから・・・)
僕は探し切れず日付だけ決めてもらい 家でゆっくりと探す事にした
次の日 僕は会社を休んでしまった
「鈴木部長」
「あぁ~溝口君」
俺は鈴木部長のデスクへ行き片岡の様子を聞いた
「片岡は・・・」
「さつきが凄くお世話になってるみたいで・・・」
「いいえ俺は別に・・・ それで今日片岡は・・・」
「あぁ~大丈夫だ元気 溝口君に心配しない様に言ってくれって 伝言頼まれてたのすっかり忘れていたよ・・・」
そう言って鈴木部長は笑っていた
「昨日は俺とちょっと出掛けたんです カゼですか?」
「いや~たいした事はない さつきも凄く楽しかったと聞いているよ すまないねぇ~心配かけて これからもさつきと仲良くしてやってくれ・・・」
「はい 俺も凄く嬉しくて あぁ~やって俺にしたってくれる後輩って 今まで居なかったので俺の方こそなんですよ」
「そうか さつきなら明日元気に出社するよ そしたらまた頼むよ」
「そうですかそれを聞いて安心しました 失礼します」
俺は鈴木部長に頭を下げ外回りへと出掛けた
(おじさんうまく話くれたかなぁ~ 薫さんからのメッセージに 何て返事を返したらいいのかわからないよ)
僕は薫さんのメッセージを見ながら ベッドへと横になっていた
(つづく)
0
あなたにおすすめの小説
愛してやまなかった婚約者は俺に興味がない
了承
BL
卒業パーティー。
皇子は婚約者に破棄を告げ、左腕には新しい恋人を抱いていた。
青年はただ微笑み、一枚の紙を手渡す。
皇子が目を向けた、その瞬間——。
「この瞬間だと思った。」
すべてを愛で終わらせた、沈黙の恋の物語。
IFストーリーあり
誤字あれば報告お願いします!
【16話完結】あの日、王子の隣を去った俺は、いまもあなたを想っている
キノア9g
BL
かつて、誰よりも大切だった人と別れた――それが、すべての始まりだった。
今はただ、冒険者として任務をこなす日々。けれどある日、思いがけず「彼」と再び顔を合わせることになる。
魔法と剣が支配するリオセルト大陸。
平和を取り戻しつつあるこの世界で、心に火種を抱えたふたりが、交差する。
過去を捨てたはずの男と、捨てきれなかった男。
すれ違った時間の中に、まだ消えていない想いがある。
――これは、「終わったはずの恋」に、もう一度立ち向かう物語。
切なくも温かい、“再会”から始まるファンタジーBL。
お題『復縁/元恋人と3年後に再会/主人公は冒険者/身を引いた形』設定担当AI /チャッピー
AI比較企画作品
片想いの相手が「そろそろ恋愛したい」と言ったので、用済みの俺はニートになることにしました。
はぴねこ
BL
高校生の頃、片想いの親友に告白した。
彼はノンケだったから玉砕して友人関係も終わるものだと思っていた。
もしかすると気持ち悪いと軽蔑される覚悟までしていたのに、彼は「今は恋愛をしている時間がないんだ」と自分の夢を語ってくれた。
彼は会社を興した祖父のことをとても尊敬していて、自分も起業したいと熱く語ってくれた。
そして、俺の手を握って「できれば親友のお前には俺の右腕になってほしい」と言われた。
同性愛者の俺のことを気持ち悪いと遠ざけることもせずに、親友のままでいてくれた彼に俺は感謝して、同じ大学に進学して、大学の頃に彼と一緒にゲームを作成する会社を起業した。
あれから二十年間、本当に二人三脚で駆け抜けてきた。
そして、昨年売り出したVRMMOが世界的に大ヒットし、ゲーム大賞を取ったことを祝うパーティーで親友が語った言葉に俺の覚悟も決まった。
「俺もそろそろ恋愛したい」
親友のその言葉に、俺は、長年の片想いを終わらせる覚悟をした。
不憫な拗らせアラフォーが”愛”へと踏み出すお話です。
【WEB版】監視が厳しすぎた嫁入り生活から解放されました~冷徹無慈悲と呼ばれた隻眼の伯爵様と呪いの首輪~【BL・オメガバース】
古森きり
BL
【書籍化決定しました!】
詳細が決まりましたら改めてお知らせにあがります!
たくさんの閲覧、お気に入り、しおり、感想ありがとうございました!
アルファポリス様の規約に従い発売日にURL登録に変更、こちらは引き下げ削除させていただきます。
政略結婚で嫁いだ先は、女狂いの伯爵家。
男のΩである僕には一切興味を示さず、しかし不貞をさせまいと常に監視される生活。
自分ではどうすることもできない生活に疲れ果てて諦めた時、夫の不正が暴かれて失脚した。
行く当てがなくなった僕を保護してくれたのは、元夫が口を開けば罵っていた政敵ヘルムート・カウフマン。
冷徹無慈悲と呼び声高い彼だが、共に食事を摂ってくれたりやりたいことを応援してくれたり、決して冷たいだけの人ではなさそうで――。
カクヨムに書き溜め。
小説家になろう、アルファポリス、BLoveにそのうち掲載します。
30歳の誕生日、親友にプロポーズされました。
凪
BL
同性婚が認められて10年。世間では同性愛に対する偏見は少なくなってきた。でも結婚自体、俺には関係ないけど…
缶ビール片手に心を許せる親友と一緒に過ごせればそれだけで俺は満たされる。こんな日々がずっと続いてほしい、そう思っていた。
30歳の誕生日、俺は親友のガンちゃんにプロポーズをされた。
「樹、俺と結婚してほしい」
「樹のことがずっと好きだった」
俺たちは親友だったはずだろ。結婚に興味のない俺は最初は断るがお試しで結婚生活をしてみないかと提案されて…!?
立花樹 (30) 受け 会社員
岩井充 (ガンちゃん)(30) 攻め
小説家
君に望むは僕の弔辞
爺誤
BL
僕は生まれつき身体が弱かった。父の期待に応えられなかった僕は屋敷のなかで打ち捨てられて、早く死んでしまいたいばかりだった。姉の成人で賑わう屋敷のなか、鍵のかけられた部屋で悲しみに押しつぶされかけた僕は、迷い込んだ客人に外に出してもらった。そこで自分の可能性を知り、希望を抱いた……。
全9話
匂わせBL(エ◻︎なし)。死ネタ注意
表紙はあいえだ様!!
小説家になろうにも投稿
番解除した僕等の末路【完結済・短編】
藍生らぱん
BL
都市伝説だと思っていた「運命の番」に出逢った。
番になって数日後、「番解除」された事を悟った。
「番解除」されたΩは、二度と他のαと番になることができない。
けれど余命宣告を受けていた僕にとっては都合が良かった。
2026/02/14 累計30万P突破御礼バレンタインSS追加しました
2026/02/15 累計いいね♡7777突破御礼SS 19時に公開します。
様々な形での応援ありがとうございます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる